毎度反響が高い人気企画「美人女医インタビュー」第四十二回は、表参道と銀座に展開するBIANCAクリニックの南寿美(みなみ すみ)先生です。
美容外科、美容皮膚科問わず豊富な施術メニューを取り揃えているBIANCAクリニックでは、ドクター陣が、オールマイティに施術対応できるのが基本方針。その中でも、お顔の脂肪吸引やバッカルファット除去などの小顔にする治療、ヒアルロン酸注入を得意とする南先生。
プライベートもほとんど美容に費やす、大の美容好き。とても柔らかいトークで周りを癒してくれる雰囲気が、みんなが落ち着ける空間を作ってくれます。
BIANCAクリニックで働くきっかけや、メンテナンスでしている施術、オフの過ごし方などたくさん聞いてきました!

目次

  • ・医師を志した理由
  • ・大学卒業後の経歴
  • ・美容医療を志した理由
  • ・得意な施術について
  • ・BIANCAクリニックの特徴について
  • ・来られる患者様に多いお悩みについて
  • ・痛み対策について
  • ・女性のエイジングケア開始時期について
  • ・自身で結果が出た美容医療施術について
  • ・BIANCAクリニックの将来像
  • ・オフ、休みの過ごし方について
  • ・ワークライフバランス、働き方について
  • ・憧れの医師について

手に職をつけた職業に就きたいと考えていました。医療関係か法律関係で迷いましたが、より人と関わる仕事が好きでしたので、医学の道を選びました

BIANCAクリニック南医師

ー南先生が医師を志した理由を教えてください。

南先生(以下M):親戚に消化器内科の医師がおりまして、患者様に感謝されている姿を身近で見て素晴らしいと思い、私も人の役に立つお仕事に就きたいと思ったのがきっかけです。父も背中を押してくれました。

ー人の役に立つ職業ということですが、他の選択肢は考えていましたか。

M:手に職をつけた職業に就きたいと考えていました。兄が弁護士なので、医療関係か法律関係で迷いましたが、より人と関わる仕事が好きでしたので、医学の道を選びました。

もともと見た目をきれいにすることが好きでしたので、外見を整えることで患者様がとても喜ぶ姿を目の当たりにできる形成外科や皮膚科にすごく惹かれました

ーでは、大学ご卒業後の経歴を教えてください。

M:大学卒業後は大学病院の皮膚科に入局し保険診療を学んだ上で、手術も行える美容医療を究めたいと思い、BIANCAクリニックに入職しました。今は美容皮膚科と美容外科の治療をメインにしております。

ー数ある科の中から皮膚科を選ばれたのはなぜですか。

M:学生時代に一通りいろいろな科を勉強しますが、もともと見た目をきれいにすることが好きでしたので、外見を整えることで患者様がとても喜んでる姿を目の当たりにできる形成外科や皮膚科にすごく惹かれました。皮膚科はいっけん表面だけのイメージがありますが、全身の臓器と関わっています。

内臓からの病気で皮膚に疾患が出たり、手術もたくさんします。病理といって顕微鏡で覗いて、その病理像から診断したりなど幅広くできることが面白いと感じました。あとは美容とも直結している診療科なので、まずは保険診療の皮膚科を学んだ上で美容医療に行こうと思い皮膚科を選びました。

ー皮膚科にいらっしゃったときから美容医療に進もうと考えていたのですね。

M:そうです。最終的には美容医療も勉強したいと思っていましたが、皮膚科を勉強しているときに外勤先で美容クリニックでバイトをさせていただく機会が多かったです。早く最先端の美容の手技を学びたいと考え、専門的な治療をしている美容クリニックに進みました。

私はナチュラル志向なので、ときには「あまりやりすぎない感じでこれぐらいにしたほうがいいです」と止めます。やらないほうがいい施術はしっかり止めさせていただいています

BIANCAクリニック南医師

ー分かりました。南先生の得意な施術は何でしょうか。

M:今小顔の相談をたくさんいただいておりまして、糸リフトや、脂肪吸引です。フェイスラインの脂肪吸引をしたり、バッカルファットなど頬の奥のほうにある脂肪を取るような手術などを行っています。あとヒアルロン酸注入でもとても多くの方にご指名をいただいています。

ーヒアルロン酸注入はどのような施術をよくされていますか。

M:鼻のヒアルロン酸や顎など輪郭を整えたりです。あと額のヒアルロン酸注入もとても多いです。

ー年代別でご提案やご要望は違いますか。

M:お若い20歳前後の方は涙袋にヒアルロン酸注入をしてお目元をクールに見せたい方が多いです。年齢を重ねると口元や額が痩せてきますが、額に丸みを出したり、唇をプックリさせることで若返りの効果があるので、多少年齢によってご希望の人気の部位は分かれてきます。あとほうれい線や頬こけをヒアルロン酸で埋める施術もご年配の方には人気があります。

ー若返り治療で難しいと思われることはありますか。

M:私の場合は綿密に患者様のご希望を確認しながら、注入しています。こちらがいいなと思っていても、患者様にとってはやりすぎと感じることもあると思いますので、すり合わせをすることで意見が一致して、治療結果にとてもご満足いただいています。あとは症例写真や、気に入っているお写真を持ってきていただき、なるべくこちらのイメージと患者様のイメージが違わないように意識して治療しています。

ー芸能人などのお顔に寄せたいご希望もありますか。

M:はい。あまりにも理想像と現実のすり合わせが難しい場合は代替案をご提案しています。

ー形など工夫していることはありますか。

M:オーバー気味なのが好きな方もいらっしゃいますが、私はナチュラル志向なので、ときには「あまりやりすぎない感じでこれぐらいにしたほうがいいです」と止めます。やらないほうがいい施術はしっかり止めさせていただいています。

ー南先生がヒアルロン酸の技術で参考にしている先生はいらっしゃいますか。

M:やはり当院の堀田理事長です。もともとBIANCAクリニックのインスタグラムのファンで、その中でも堀田先生のインスタは症例がきれいでしっかり変わっています。ナチュラルな仕上がりが私の理想の形ですので、それを目標に頑張っています。

堀田理事長より「BIANCAクリニックのドクターは何かの施術に特化するより、オールマイティにできてその方に一番合った施術を提供できるドクターになることが目標です」と言われていました

BIANCAクリニック南医師

ー自然な若返りですね。では、貴院の特徴を教えてください。

M:BIANCAクリニックは、患者様に何をしたらきれいになれるかをご提案しています。美しさはトータルで見て健康的であるのも大切です。例えば目はもともと大きく、お肌はそばかすがたくさんある方が、目を大きくする手術をご希望される場合「目よりもお肌のほうにフォーカスするともっときれいになれます」とアドバイスさせていただいたり、ご年配の方でシミの治療は終わってシミは薄いのにシミの相談で来られたが、実はたるみのほうが強い場合は、「シミよりもむしろフェイスラインの治療やお目元のこのたるみの治療をされたほうがきれいになります」とお伝えしてます。トータルで見てその方がどうすれば自然にきれいになれるかを提案できるクリニックを目指しています。

ー所属されている先生方もそのような方針でされているのですね。

M:はい。入職するときに、堀田理事長より「BIANCAクリニックのドクターは何かの施術に特化するより、オールマイティにできてその方に一番合った施術を提供できるドクターになることが目標です」と言われていました。

ーなるほど。女性の先生は4名いらっしゃいますが施術の分担はされていますか。

M:特に分担はしておらず皆一通りで対応できます。ですが、それぞれ好きな治療、得意分野はあります。例えば形成外科専門医の服部先生は、切開系のオペをメインに、前職でクマの治療を5年間されていた松田先生はクマの治療が得意なので、メインで治療されています。

患者様のお母様やお嬢さんを紹介したいなど、大切なご家族を紹介したいと言ってくださるのはとても信頼されてる証拠だと思いうれしく感じます

ー患者様も先生の得意な施術を調べてご指名でいらっしゃる方が多いですか。

M:最近はそういう方も増えてきました。やはり得意で、多く担当している治療がおのずと増えていきます。小顔治療が増えてくると、モニター症例写真も増えて、それをご覧になった患者様が小顔治療をご希望されるという流れです。

ー分かりました。では、先生が美容医療の医師をしていてよかったことや掛けてもらった言葉で嬉しかったことはありますか?

M:やはり患者様のうれしそうな顔を見たときです。治療を終えて鏡を見て「わーっ、きれい」と感動されているときが一番やっててよかったと思います。
また「先生に全てお任せします」のお言葉は信頼してもらえてるのだなとすごく感じますし、患者様のお母様やお嬢さんを紹介したいなど、大切なご家族を紹介したいと言ってくださるのはとても信頼されてる証拠だと思いうれしく感じます。

ーとてもうれしい言葉ですね。次に貴院の患者様で多いお悩みは何ですか。また男性の患者様もいらっしゃいますか。

M:やはりヒアルロン酸やボトックスの注入治療が多いと思います。男性も最近すごく増えています。もちろん割合は女性が多いですが、男性も一定数いらっしゃいます。

ーでは、南先生の痛みの対策を教えてください。

M:まず、リラックスしていただくことです。緊張すると痛みは倍増しますので、家にいるかのようにリラックスしていただきます。気持ちの通じ合い・信頼感を意味する「ラポール形成」を築くことで、空間になれていただいています。

また施術の前、麻酔の前もしっかりお冷やしをしています。最近はブルブル棒といって骨を振動させ、麻酔の痛みを軽減する棒も開発されていますのでそれを持っていただいたり、アラガン社から出ているボールを握って緊張を解いていただいたり、麻酔はなるべく細い針を使い「大丈夫ですか」とお声掛けし、リラックスした状態で施術を進めています。

ー鼻や唇など皮膚が薄い箇所はすごく痛いイメージがあります。

M:顔のセンターラインは神経が過敏な部位が集まっています。鼻、口も中心部分が特に痛いです。ですので、そこは徹底的に冷やしてから麻酔をしています。私の施術は結構しっかり冷やすので「驚くほど痛くない」と言っていただくことが多く、それはうれしいです。

エイジングケアは早ければ早いほどいいと思います。いつからとなると、20代後半がベストだと思います

BIANCAクリニック南医師

ー南先生は、女性はいつからエイジングケアをしたほうがいいとお考えですか。

M:実は10代後半から老化が始まり、コラーゲンの減少も始まっています。25歳ぐらいから、たるみ始めてしまいます。

ー早いですね。

M:エイジングケアは早ければ早いほどいいと思います。いつからとなると、20代後半がベストだと思います。お若くてもエイジングケアをされる方はいらっしゃいますが、美容医療は高額ですので、なかなか現実的ではないところがあります。20代後半になり、自分で施術代金を支払うことができるようになったときがベストかと思います。

私はもともと美容が好きでしたので、イオン導入やピーリングは20代半ば、ハイフは20代後半に、ボトックスは30代前半からしています

BIANCAクリニック南医師

ー先生はいつからエイジングケアを始められましたか。

M:私はもともと美容が好きでしたので、イオン導入やピーリングは20代半ば、ハイフは20代後半に、ボトックスは30代前半からしています。

ー今もそれ以外にされている施術、結果が出た施術はありますか。

M:1年に1回糸リフトのメンテナンス、半年に1回ハイフをしてます。どちらもたるみ予防です。あとは月1回トーニングとハイドラフェイシャルをしていて、ボトックスを4カ月に1回しています。

ーメンテナンス等の施術はBIANCAクリニックの先生にしていただくのでしょうか、それともご自身でされてるんですか。

M:ボトックスは自分で注入していて、糸リフトは堀田先生にメンテナンスしてもらっています。ハイフ、トーニング、ハイドラフェイシャルはナース施術になりますので、ナースさんにしてもらっています。ナースさんの施術はすごい上手です。

ーしっかりと研修をされているのですね。

M:ナースさんたちが、すごく練習熱心で、終業後も「先生、練習したいので、顔貸してください」みたいな感じで声を掛けてくださるので、自動的にメンテナンスしてもらえています。

ーエイジングケアの関連で、フェイスリフトについて、先生は切開によるフェイスリフトについてはどのようにお考えですか。

M:たるみが強い方で糸ではなかなか効果が感じられない方は、最終的にフェイスリフトかなと思います。

ー南先生から積極的に勧められますか。

M:私はそこまで積極的に勧めていないです。糸でなるべくナチュラルに仕上げてもご納得いかない場合は、患者様にお任せします。多少傷跡も残りますので、無理に勧めたりはしないです。

今、美容クリニックがたくさん増えてきてるので「BIANCAクリニックはやはり、他のクリニックと違う」と思ってもらえるようなクリニックにしたいです

BIANCAクリニック南医師

ーでは、南先生はBIANCAクリニックを今後どのようなクリニックにされていきたいですか。

M:今、美容クリニックがたくさん増えてきていますので「BIANCAクリニックはやはり、他のクリニックと違う」と思ってもらえるようなクリニックにしたいです。施術はもちろんですが、患者様に対してのスタッフの対応や受付のあいさつを見て、来院された際に感動して帰ってもらえるようなイメージです。ほかとは少し違うところを感じてもらいたいです。あとはサードプレイスを目指しています。

ーサードプレイスとは?

M:サードプレイスというのは、家や職場ではなく、自然と行きたくなる(自分らしくいられる)ような第三の場所という意味です。例えば、スタバなど特に理由がなくても行きたくなるような場所があると思います。

海外に行ける時は海外で美容クリニック回りをするのが好きです

BIANCAクリニック南医師

ーでは、プライベートなことについですが、南先生のオフの過ごし方や趣味・特技があれば教えてください。

M:休日はメンテナンスデーで、美容クリニックに行って、美容施術を体験することもあります。海外に行ける時は海外で美容クリニック回りをするのが好きです。

ー海外の美容クリニックはどの国に行かれるんですか。

M:韓国に行きます。今は出かけられる時期ではないので、体を鍛えています。あとは知人のドクターの施術を見学に行かせていただくこともあります。

ーBIANCAクリニック以外のクリニックに行って施術をされることもあるのですね。

M:知り合いのクリニックに伺って、勉強も兼ねて美容情報収集しています。

ーではワークライフバランスについて教えてください。

M:美容外科は診療時間が決まっていて、仕事後は私生活も充実して過ごせますので、他科のドクターと比べるとワークライフバランスはとても充実していると思います。

ーお休みもしっかりと頂けているんでしょうか。

M:週に2回しっかりと休んで、切り替えができています。

堀田理事長はカリスマ性と求心力がある方なので、一緒に働きたいという声がとても多いです。人を集める力がある方なのが、身近で見ててよくわかります

BIANCAクリニック南医師

ーでは、憧れの医師はいらっしゃいますか。

M:堀田理事長です。

ーどんなところを尊敬されてるんですか。

M:センスがとてもいいし、患者様思いなところです。スタッフ思いでもあり、普段からスタッフにも気を遣ってくださいます。心配りが行き届いています。カリスマ性と求心力がある方なので、一緒に働きたいという声がとても多いです。人を集める力がある方なのが、身近で見ててよくわかります。

ー堀田先生と知り合うきっかけは何でしょうか。

M:一方的にインスタグラムの症例を見て知った感じです。

ーどのようにアプローチをしたのでしょうか?

M:「見学に行かせてください」と私から声をかけさせてもらいました。見学に行かせてもらったところ、堀田理事長から「働いてみたら?」とお声掛けをいただいて入らせていただきました。

ー実際に一緒に働いてみて堀田先生の印象は変わりましたか。

M:クールで怖そうな印象がありましたが、実はとてもフレンドリーで優しい方です。周りで思われてる第一印象よりもかなり話しやすい方です。

ー本日は貴重なお時間ありがとうございました。

プラス5(南先生をよく知るための5つの質問)

Q:海外と日本の美容医療の違いを一言で

A:海外の美容医療は日本より進んでいる部分が多く、日本の美容医療も今後もっと発展していき、より美容医療が普及して皆様にとって身近なものになっていくと思います

Q:好きな本、好きな雑誌は?

A:BEAUTY

Q:好きな芸人教えてください

A:特にありません

Q:好きな洋服のブランドは?

A:ブランドにとらわれず、気に入ったものや良いものを買います

Q:銀座のこの店がなくなったら困る!

A:農家の台所、蝋燭屋

▼BIANCAクリニック他の医師のインタビュー記事はこちら



*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込です。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

BIANCAクリニック南医師

BIANCAクリニック銀座
住所:東京都中央区銀座1-5-6 銀座レンガ通り福神ビル 4F
電話番号:03-6263-2690
診療時間:10:00〜19:00 休診日:不定休
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※南先生の診察をご希望の場合、ご予約時にその旨お伝え下さい。
撮影:Take Ohta(SIMA)

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監修:

南寿美 医師

BIANCAクリニック銀座

埼玉医科大学医学部卒業。皮膚科医として勤務を経て、2019年にBIANCAクリニックへ。
様々な美容外科施術をおこなっていますが、特に皮膚科医としての知識を活かして美容皮膚科施術にあたり、ドクターズコスメの知識も豊富。 またヒアルロン酸注入の症例がSNSに多く掲載されており、特に涙袋形成には患者様の魅力を最大限に引き出せるように工夫をしています。

埼玉医科大学医学部 卒業
東邦大学医療センター大橋病院 勤務
2018年 東京慈恵会医科大学皮膚科 勤務
2019年 BIANCAクリニック入職



この記事の監修ドクターが所属するクリニック

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