「このシミさえなければ……」
「毎朝コンシーラーでシミを隠すのが面倒くさい!」
こんなお悩みを持つあなた、いっそレーザーでシミをキレイにしませんか?
レーザーでシミをキレイにするって、どんな原理なのでしょうか?
つかはらクリニックの塚原院長はブログでこのように紹介しています。
レーザーでシミを取ることができる原理は、選択的光熱融解理論という少々堅苦しい物理理論に基づいて考えられました。
その理論とは、”レーザー光の照射時間はターゲット内で発生した熱エネルギーがターゲットを破壊する時間(照射時間)が、周囲組織に移行する時間(熱緩和時間)よりも短いことが要求される”というものです。
きわめて短い時間でレーザーを照射すれば、目的とするターゲット、つまりシミだけを破壊して、周囲の組織を傷つけることがないということです。
出典:http://www.tsukahara-clinic.com/blog/inchoblog/?p=1216
シミのタイプによっても治療が異なるんですね。
ピュアメディカルクリニック西大寺院院長の小川先生は、レーザーでシミをとるメリット・デメリットについてこのように紹介しています。
やはりQルビーというのは、出力が強いし、届く深さも深く、やはり効果という面では最も高いレーザーですね。
で、どうしてもこのレーザーを使わなければ治療できない深いシミもありますので。
ま、そういったターゲットを絞ったピンポイントの治療には、Qルビーレーザーは一番最適だと言えますね。
ただ反面は、やはり刺激が強い分、赤みが出たりだとか、ダウンタイムが気になってしまいます。
出典:https://youtu.be/aIPGve064dI
高須先生でおなじみの高須クリニックの公式サイトに、分かりやすい図解がありましたのでご紹介します。
出典:http://www.takasu.co.jp/operation/common_ope_collect/shimi.html
なお、レーザーを照射した箇所が、ほかの皮膚の色となじむまでに半年程度かかるようです。
マグノリア皮膚科クリニックの池上先生によると、シミの種類に合わせた治療が重要とのことです。
シミには色々な種類があり、それぞれ治療法が異なります。治療法を誤ると、シミをかえって悪化させてしまうこともありますので、正確に診断することがとても大切です。
出典:http://www.mg-clinic.com/blemish/
以下は、池上先生が考えるシミの種類別治療法です。レーザー以外も混ざっていますが、参考にしてください。
雀卵斑 (そばかす)
そばかすは子供の頃から存在して、思春期に濃くなります。紫外線の影響で数が増え、濃くなります。
(中略)
~雀卵斑 (そばかす)の治療法~
フォトRF、レーザートーニング、トレチノイン・ハイドロキノン併用療法 など
出典:http://www.mg-clinic.com/blemish/
肝斑 (かんぱん)
肝斑(かんぱん)は頬や眼の下、額などに広範囲に拡がるしみです。境界はハッキリせず、左右対称にみられることが多く、目のキワには認めません。
30代以上の女性に好発し、ホルモンバランスのくずれや不適切なマッサージ、肌に合わない化粧品などが原因と言われています。
(中略)
~肝斑 (かんぱん)の治療法~
レーザートーニング、内服剤、ルミキシル、ハイドロキノン、ケミカルピーリング、フラクショナルCO2レーザー
出典:http://www.mg-clinic.com/blemish/
ADM (後天性真皮メラノサイトーシス)
頬上部や眼の下などにみられる青味がかった色素斑で、アザの一種です。ADM、後天性真皮メラノサイトーシス、遅発性両側性太田母斑などの呼び名があります。
(中略)
~ADM (後天性真皮メラノサイトーシス)の治療法~
Qスイッチレーザー
出典:http://www.mg-clinic.com/blemish/
炎症後色素沈着
火傷、にきび、怪我などの跡。
(中略)
~炎症後色素沈着の治療法~
トレチノイン・ハイドロキノン併用療法、ルミキシル、ケミカルピーリングなど
出典:http://www.mg-clinic.com/blemish/
肌の状態やアレルギーなどによっては、レーザー治療を受けることができません。あなたは大丈夫?
レーザー治療が受けられないケースについて、むやスキンクリニックの撫養先生が分かりやすくまとめていました。
・日焼けしている方、あるいは、これからする予定の方
・光線過敏体質(通勤程度の日光でブツブツができる)の方
・妊娠中、あるいは、授乳中の方
・免疫異常のある方
・シミの部分が悪性腫瘍の疑いのある方
・照射部位に皮膚疾患のある方
・照射部位にヒアルロン酸注射やアートメイク等、何らかの異物を入れている方
・慢性疾患のある方
・ペースメーカーを装着している方
出典:http://www.web-know.com/muya-sc/shimi_cure01.htm
レーザーをあてたところが、周囲の皮膚の色となじむまで約半年……と考えると、ずいぶん気の長い治療にも感じます。ですが、一度で効果が出ることも多く、皮膚の色さえ戻ってしまえば、コンシーラー要らず。メイクの時間も減らせますし、すっぴんでも安心かも!?
またここで紹介した内容は、あくまでも各医師の見解によるものです。個人のシミや肌の状態によっても異なってきますので、詳しいことはカウンセリング時に確認してくださいね。
美容医療系ライター
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