タトゥー・刺青除去の4つの方法を医師の見解により徹底解説! 除去法ごとの失敗例、値段など。話題のピコレーザーの効果は!?
2017.05.27 更新

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欧米ではファッション感覚で入れる人が多いのに対し、日本ではまだまだタブー視されている部分があるタトゥー。若いころに勢いで入れ墨・タトゥーを入れてしまったという人も多いのでは? しかし、結婚や就職といった人生の転機が訪れると入れ墨・タトゥーの除去を考える人も少なくないようです。ここでは、入れ墨・タトゥーを除去する方法と、それぞれのメリット・デメリットを医師の見解を元にまとめました。 2016年12月14日更新

目次

1.タトゥーを除去する4つの方法

ひとことでタトゥーといっても、大きさや使用している色、彫りの深さなどによって適した除去方法は異なります。現在、行われているタトゥー除去の施術にはどんなものがあるのでしょうか。

神戸中央クリニックの馬場先生によると、入れ墨除去には4つの方法があるそうです。

一概にタトゥー・刺青と言っても、器械彫・手彫り・色・深さ・部位など、除去法は4つに分けられます。

タトゥーを除去する4つの方法

出典 神戸中央クリニック

切除術、皮膚剥削術、皮膚移植(植皮)は1回で終わることも多いそうです。そのかわりメスを使うので、傷跡が残りやすいのだとか。レーザーは傷跡が残りにくいそうですが、何回も繰り返し施術が必要なうえ、レーザーでは除去できない色もあるそう。

続いて、それぞれのメリット・デメリットについて、医師の見解を交えながら確認していきましょう。

1-1.レーザー治療のメリット・デメリット

レーザー治療のメリット・デメリット

出典 https://visualhunt.com/

若い方のなかには「いざとなったらタトゥーはレーザーで消せばいい」と考えている方もいるかもしれません。レーザーで消すことができるタトゥーの種類は限られていますが、切開しない分、うまく消すことができれば跡が残りにくいというメリットがあります。東京美容皮膚科クリニックの二宮先生は、レーザー除去によるメリットをこのように紹介しています。

・深く染料の入っていないタトゥーには比較的短時間で目立ちにくくなる。
・手術に比べて皮膚の侵襲が少なく傷跡がのこらない。
・タトゥーが広範囲でも治療できる。
・手術をした場合のような、傷口の開きや抜糸等、日常生活への制限が少ない。

出典 東京美容皮膚科クリニック

レーザーで消しやすいのはシンプルな黒のタトゥー。特に絵柄が鮮やかであれば皮膚の浅いところに色が入っていると推測できるので、レーザーで消しやすいと言われています。これまで青や黄色、オレンジといったタトゥーは反応するレーザーがないため、「反応する色だけレーザーで消し、それ以外の部分は切除術で除去」という方法が選ばれていました。

しかし、最近はピコレーザーというあらゆる色のタトゥーに対応できるレーザーが登場しています。このレーザーなら、緑や青だけではなく、これまでほぼ消せないと言われていたオレンジや黄色といったタトゥーにも効果が期待できるのだそう。

ピコレーザー

出典 湘南美容外科クリニック

「今までの治療は単色のタトゥーは対応できましたが全色のタトゥーには対応できず、何回治療しても消えないタトゥーがありました。 PicoSureの最新テクノロジーによって、消しにくいとされる『青』や『緑』などのインクも細かい粒子へと破壊することが出来るようになり、除去後の皮膚は自然で正常な皮膚に生まれ変わります。さらに、従来の治療よりも回数を減らすことができるため、皮膚への負担も軽減することが可能です」

出典 湘南美容外科クリニック

とはいえ、短期間できれいにタトゥーが消えるというわけではなさそうです。同じ湘南美容外科クリニックの新明先生は、レーザーの落とし穴について、こう説明しています。

レーザーの良い所は 傷あとが少ないということですが、「少ない」ということで「できない」ということではないんですね。

レーザーがタトゥーの色にぶつかると反応して、必ずヤケドしている感じになります。
通常はミミズバレから水ぶくれ程度の軽めのヤケドなので、傷あとの量も少なく短期間で治ってくれます。
傷あとの量が少ないから傷あとができたように目立たないと言うことになります。

しかし、反応が強くやけどの程度が強い場合は傷あとがはっきりしてきます。レーザーのリスクです。レーザーの出力が同じなら、色が濃い方が反応は強く出ます。
また、同じ色の濃さならレーザーの出力が強い方が反応は強く出ます。

レーザーで早く、少ない回数でタトゥーを消したい場合、強く照射することになりますが、ヤケドの傷あとが残りやすい、リスクの高い照射になってしまいます。

レーザーでのタトゥー除去

出典 形成外科学会認定専門医のベテラン美容外科医、SBC(湘南美容外科)上野院院長のブログ

また、ほぼ全色に対応できるように言われているピコレーザーでも白い色素を使ったタトゥーは消しにくく、変色しやすいというデメリットがあるようです。タトゥー除去の症例数が多い六本木境クリニックの境先生はピコレーザーの導入に慎重になっているようです。

「また、白のようにレーザー自体と相性の悪い色はピコ系のレーザーであっても相性が悪いのではないかと思います。ご指摘通り、含まれている成分次第でしょうが…どのようなレーザーを用いても白いタトゥーは変色のリスクがあると思います。(中略)」

出典 六本木境クリニック

実際に芸能人の方がレーザーでタトゥー除去にチャレンジしているブログもありますが、強力なレーザーを当てるため施術後数日で水泡になり、麻酔が切れたあとは激痛が走るという声も。やけどに近い状態になることもあり、施術は2カ月に1回が限度。タトゥーが消えるまではかなりの長丁場になると言えます。途中であきらめてしまう人も少なくないそうです。

また、タトゥーで使用している色素の種類によって肌が受けるダメージが変わってくることも。レーザーでのタトゥー除去は繰り返し施術を受けなければならないため、実は肌へのダメージも少なくないのです。

色素に金属類が混ざっているとレーザーで黒色変化を起こします。高い熱が発生しヤケドしやすく、組織のダメージが強く出ます。
また、普通の墨より色が落ちにくいため照射回数が必要になります。(中略)
消えにくいのは確かですが、複数回照射していくと、徐々に色素量が少なくはなっていきます。
消えるまで何回かかるかはわかりませんし、消えない可能性もありますので、レーザー照射の場合、心が折れずにどこまで頑張れるかがカギになります。
また、アートメイクには鉄分が含まれていることが多いようですので注意が必要です。

出典 形成外科学会認定専門医のベテラン美容外科医、SBC(湘南美容外科)上野院院長のブログ

また、レーザーを当てたあと、タトゥーそのものが消えても肌が白ぬけしてしまうことがあります。白ぬけは白斑(はくはん)とも呼ばれ、メラニン色素を合成する機能が低下することで起こるもの。タトゥー除去以外のレーザー治療でも起こり得る症状です。数カ月で元に戻ることもありますが、そのまま白く残ってしまうこともあります。

白斑は皮膚病のなかでも治癒が難しい症状として知られていますが、池袋のルーチェ東京美容クリニックでは、リジェネラという肌組織再生注射で白ぬけの治療も行っているそうです。費用は1回25万円前後と高額ですが、他院のレーザー治療でタトゥー除去をして肌に白斑ができてしまったという方はこうした治療を考えてみてもいいのではないでしょうか。

「肌色ではなく、白く抜けてしまった部分は『色素脱失』『白斑』等と呼ばれます。3か月から半年の間で改善が見られない場合、肌色に戻らなくなる可能性があります。ですが、当院では『色素脱失』『白斑』を治すことが可能です。『リジェネラ』という医療機器を用いて治療を行います」

出典 ルーチェ東京美容クリニック

レーザーはメスを使わないので傷跡が残りにくいのですが、あくまでも「残りにくい」だけで、意外とデメリットも多いようですね。また、繰り返し照射しなければならないので、時間もコストもかかります。入れ墨のサイズが小さい場合、切除法のほうが早く安く除去できることから、切除法を勧める医師もいるようです。

1-2.切除術(切開法)のメリット・デメリット

切除法とは肌を切開して入れ墨部分を切除する手術。指でつまめる程度の大きさのタトゥーなら、この方法の方がキレイに除去できることも多いようです。ただ、皮膚を切開して取り除くというのはやはりレーザーに比べると恐怖感がありますよね。藤沢美容外科クリニックの妙見先生は、切除術(切開法)のメリット・デメリットについてこのように説明しています。

メリット
・通常1回の治療で除去できる
・色素の深さ、色に関係なく確実に除去できる
・手術中の痛みがない(局所麻酔を行うため)
・早期治療に適している

デメリット
・メスで切開するのでダウンタイムが必要
・レーザーに比べて手術時間がかかる
・皮膚が伸びるまでつれた感じがする
・抜糸や経過観察など、通院が複数回かかる

出典 藤沢美容外科クリニック

確かに切開して縫合するわけですから、手術時間はそれなりにかかりそうです。

なお六本木境クリニックの境先生は、除去法を選ぶ場合、部位によって注意が必要だと言っています。

切除可能な幅は部位によって大きく異なりますので
特に手足や首・背骨の近くのような部位では要注意です。

出典 六本木境クリニック

確かに、関節の近くで皮膚が引っ張られると、関節の可動域にも影響が出そうです。また、切除後にどのように縫合されるかもポイントとなりそうですね。手術後、多方向から皮膚が引っ張られるような感覚になり、辛い思いをする人もいるのだとか。

切除術によるタトゥー切除は難易度の高い手術。それだけに、クリニック選びには慎重になる必要があります。費用や施術内容の詳細について、セカンドオピニオンを受けるべきと警鐘を鳴らしている先生も。レーザー治療が主流だったころからタトゥー除去のための切除術を行っているアロマ美容外科の院長・鈴木先生は以下のように説明しています。

「皮膚を切って縫うだけならカンタンと思うと大間違いです。(切って縫うだけなら、美容外科医、形成外科医であれば、誰でもできます)刺青の形、大きさ、入っている部位、皮膚の緊張や余裕を見ながら、最良、最大の切除デザインをしなければなりません。実は、この切除デザインにセンスと豊富な経験が必要なのです」

出典 アロマ美容外科クリニック

1-3.皮膚移植(植皮)のメリット・デメリット

皮膚移植(植皮)のメリット・デメリット

出典 http://free-photos.gatag.net/

ある程度の大きさのあるタトゥーは健康な皮膚を移植する植皮という方法がとられることもあります。植皮はやけどの治療などにも用いられる方法です。

ただし、移植した皮膚が必ず生着するとは限らず、壊死してしまった場合、再手術が必要になります。タトゥー除去のための皮膚移植は安全性と成功率の比較的高いメッシュ法という方法が選ばれることが多いようです。東京イセアクリニックのサイトではタトゥー除去のための皮膚移植の手順を以下のように説明しています。

1)切除を併用するかどうか検討します。皮膚移植の範囲を最低限に抑えるデザインを決定します。
2)移植皮膚を採取する部位と必要な範囲を決定します。メッシュ植皮術であれば、タトゥー範囲よりかなり小さめの採取で移植可能です。
3)タトゥー(刺青)を削っていきます。このときに皮膚移植せずとも皮膚が再生可能な浅さであれば、削皮+術中レーザーに変更です。
4)特殊な器具で移植皮膚を採取します。シート植皮術ではそのまま使用しますが、メッシュ植皮術では採取した皮膚を専用の器具でメッシュ状に加工して大きくします。
5)タトゥーを削った部位に移植皮膚を吸収される糸で縫い付けます。
6)採取部位と移植部位に軟膏を塗布し、採取した部位には人工皮膚を貼り付けます。それぞれガーゼで被覆し手術終了です。

出典 東京イセアクリニック

メッシュ法で移植した後の皮膚の見た目は通常の健康な皮膚のようになめらかではありません。見る人によってはうろこのように見えるということも。タトゥーの色やデザインは見えなくなっても、そこにタトゥーがあったことは明らか……という意見もあります。
また、健康な自分の皮膚を採取する必要があるため、採取部位と移植部位の2カ所、ダメージがかかることも覚えておきたいポイント。背中や太ももなどから皮膚を採取する場合、一定の安静期間が必要になるため、時間もかかる手術です。

ガーデンクリニックの丸山先生のブログによると、入れ墨・タトゥーの入り方が深い場合は、皮膚移植(植皮)が良いようです。プロの彫り氏に入れてもらったタトゥーは深い部分に色素が入っていることが多くなっています。

まず、手術前ですがしっかりと入っていますので皮膚の深い層まで切除します。
そうすると、自然治癒は見込めないために、植皮が必要になります。

出典 ガーデンクリニックのドクターブログ(丸山統括院長)

ただし、ガーデンクリニックの中先生によれば、皮膚移植だと傷が目立ちやすいとの指摘もあります。

植皮を行えばもっと手術回数を減らすことはできるので短期間で消せます。
タトゥーの部分の皮膚を削って別のところからもってきた皮膚を植えるわけですので面状の傷が2か所にできることになります。

切除の場合は線状の傷です。一般的には切除の傷のほうが目立ちません。
面積が比較的小さく、消すまでの期間にゆとりがある方は切除を選ばれた方が最終的な仕上がりはきれいだと思います。

出典 ガーデンクリニックのドクターブログ(中横浜院院長)

切除法(切開法)も、入れ墨の深さに関係なく入れ墨を除去できる方法です。入れ墨を除去したい場所や大きさによって、除去方法を選ぶことも重要でしょう。大きい入れ墨の場合は、切除法(切開法)が向かないこともあるそうです。

1-4.皮膚剥削術のメリット・デメリット

皮膚剥削術とは皮膚の深い部分まで削ってタトゥーを薄くする方法です。削皮(さくひ)、アブレーションなどと呼ばれることもあります。皮膚を削っても色素が残っている場合、レーザーをプラスすることも。この治療方法も完全にタトゥーが消えるわけではなく、やけどの傷跡のような跡が残ることになります。

六本木境クリニックの境先生は、皮膚剥削術とそのメリットをこのように紹介しています。

削皮とは、皮膚に刻まれている墨の約90%を削り取る治療法です。削った部分は擦り傷となり、その傷を治すために全身から自分の細胞が集まり、治癒へと導き、同時に残りの墨を食べて薄くしてくれます。皮膚の自然治癒力を活かした治療法です。削皮の利点は、ツッパリ感や痛みなどの症状が少なく、背中いっぱいの大きな刺青も除去できるということです。削皮によって墨が薄くなった状態に後日レーザーを当てるとさらに効果的です。

出典 六本木境クリニック

墨を食べてくれるというのは驚きですが、つっぱり感などがないというのは快適そうです。ただ、やり直しの効かない非常に難易度の高い手術であるため、執刀医にヤケドの手術経験がないと、なかなか難しいようです。削皮を検討するときは熱傷外科、創傷外科などの経験がある医師が在籍するクリニックを探してみるといいでしょう。

もちろん、タトゥー除去の症例が多いかどうかも必ず確認しなければなりません。症例数が少ない病院で削皮を受けて、滲出液が出続けるため、手術後3カ月以上患部をガーゼで覆っておかなければならなかったという例や強い痛み止めを数カ月使用しなければならなかったという人もいます。

浜松中央クリニックの佐藤先生は、皮膚剥削術のデメリットについてこのように説明しています。手術後も化膿や炎症を防ぐために通院が必要ということですね。この処置も保険適用ではないため、費用もその分かさむことになります。

治療後はこまめに消毒する必要があり2〜3カ月かけて徐々に創部乾燥していくため、皮膚の再生・上皮下に時間がかかります。

皮膚剥削術断面図

出典 浜松中央クリニック

2.タトゥー除去の治療をする前に知っておきたいこと

タトゥー除去の治療をする前に知っておきたいこと

出典 http://gahag.net/

タトゥーを除去するための方法はいろいろありますが、どれも完全にタトゥーがなかったころのような肌に戻すことはほぼ不可能です。事前にきちんとその点を強調している医師もいますが、なかには「完全に消える」と安易に説明する医師もいるようです。ここからは、タトゥー除去の施術を受けるために知っておきたいことについて医師の見解をもとに紹介していきます。

2-1.タトゥーを消すことはできる? タトゥー除去の失敗例と限界

タトゥー除去はその難易度の高さ、医師の考え方と患者の満足度の間にある温度差などから、トラブルが多い施術でもあります。皮膚の切除が怖いのでレーザーを選択したものの、思うような効果が得られずに結局、皮膚切除を勧められたという例も。切除手術を受けて、傷が残っただけでほとんど入れ墨・タトゥーに変化がないというひどい例すらあるのです。

「また、最初はレーザー治療を勧めておいて、10回くらいレーザー治療を行ってから、『あなたの刺青はレーザーでは消えない。あなたは体質的にレーザー治療に向かない。やっぱり、皮膚切除しましょう』というクリニックがあります。こうなると、患者さまにとっては、レーザー治療に使ったお金と時間はいったい何だったのかということになります。(クリニックにとっては、収益が倍増しますので、好都合です)」

出典 アロマ美容外科

また、患者さんは「タトゥーが消える」と思って治療を開始しても、医師の方ではタトゥーが薄くなった、傷跡はあるもののタトゥー自体は見えなくなったという段階で治療が終わりと考えるケースも。六本木境クリニックの境先生はその温度差を以下のように指摘をされています。

「レーザーにはレーザー特有の‘消え方’というものがあります。レーザーをやっている医者は『消えた』『消えた』と連呼したり『1回でこんなに消えます』『10回で消えるでしょう』などと『消える』という言葉を多用します。でも、受ける側・患者さんは、『全然消えていない』『全く消えない』と思っている……といった特徴があります」

出典 六本木境クリニック 

もちろん、この温度差はレーザーに限らず、皮膚移植や削皮などでも起こり得ること。痛みが数カ月続く、1年経っても患部を動かすと痛い、皮膚が引きつれたような感覚がある、タトゥー自体は見えなくなっても、明らかにそこになにかがあったことが分かる……。このような結果に悩んでいる方も少なくないのです。

患者さん本人にとってもそれが手術の失敗なのか、治療の限界なのか判断がつきづらく、手術後、長年悩んでいるという方もいます。

タトゥー除去の施術を考えている方は、タトゥー除去の症例が多い複数のクリニックでカウンセリングを受けるようにしましょう。よくタトゥーの画像や大きさだけを伝えて、いくらかかるか?と質問しているケースがありますが、色の種類や彫りの深さなどによって適切な治療方法が変わってきます。

実際に皮膚の切除、移植を受けたある患者さんはブログでこんな風に注意を促しています。

「手術してからもう10年程経ちますが、いまだにかぶれが生じる時があります。お酒を飲むと、切除跡が赤く、皮膚を削り取った箇所がさらに盛り上がり、切除の交差部は蚊に刺されたように膨れます。(中略)

ただ、もう少し、というか徹底的に病院選びはするべきでした。カウンセリング時点で、刺青柄に切除する、皮膚移植する、と確認して手術の同意書にも署名したのですから文句は言えません。
※誤解しないで頂きたいのですが、皮膚移植がダメという訳ではありません。切除できないような大きい刺青を除去するには効果的な方法です。
文句が言えないからこそ、面倒臭がらずに徹底的に自分が納得した方法で行なうべきだったのです。特に、特にです、最低限は刺青除去の実績が豊富な病院を選ぶべきです。私の行った病院はHPには刺青除去やります、みたいな事は書かれていましたが、そんな豊富な経験があるようではありません」

出典 刺青消したい!(刺青除去失敗ブログ)

2-2.タトゥー除去の料金って?

タトゥー除去の料金って?

出典 http://free-photos.gatag.net/

タトゥー除去の料金は除去する方法によって大きく異なります。また、入れ墨・タトゥーの色や大きさ、色素がどのくらい深く入っているかによっても料金が変わってくるのです。

レーザーの場合、1回1cm当たり1~2.7万円が相場。1回のみよりも5回セットなど、複数回受けた方が割安になるプランを設けているクリニックもあります。

皮膚移植や切除は入れ墨・タトゥーの大きさによって金額が変わります。皮膚移植は5万円~、切除の場合2.5~20万円と大きさによってかなり開きがあるようです。

削皮では、極小さいものでも20~30万円かかるのが相場。はがきくらいの大きさでは50万円以上になるのが一般的です。いずれのケースでもモニター料金を設定しているクリニックを選べば費用をかなり抑えることができます。

2-3.入れ墨・タトゥーを入れる前に考えたいこと

除去を考えている方にとっては耳が痛い話になるかもしれませんが、入れ墨・タトゥーを入れた方の多くが、就職や結婚、離婚といった人生の転機を迎えた際に入れ墨・タトゥーを入れたことを後悔するといいます。確かに欧米と比較して日本では入れ墨・タトゥーがあるというだけで制限を受けることも少なくありません。公務員の場合、せっかく試験に受かっても就職をあきらめなければならないという事態になることすらあるのです。

入れ墨・タトゥー除去の治療を行っているクリニックの先生方の中にも「入れ墨・タトゥーを入れるときにはよく考えて」「入れるなら黒一色で。彼氏や旦那の名前はダメ」というような注意を促しています。これもいろいろな症例の患者さんを診ているからなのでしょう。

みやた形成外科の宮田先生は以下のように入れ墨・タトゥー除去の現状と患者さんの悩みを説明しています。

「(タトゥーは)よく雑誌などの広告で言われているようには簡単に除去できるものではありません。全く除去できない色もあります。大変時間もかかります。また、社会的にはまだまだ認められたものではありませんし、就職に制限もあります。結婚前に相手の親に知られたくないとか、子供ができたが子供達とプールに行けない、近所づきあいが上手くいかない、PTAで問題になったなどなど、当院には後悔して、除去を切望される患者様が沢山いらっしゃっています。たったワンポイントでも入れ墨があるとないでは大違いなのです。だからこそ、よく考えるために、是非内容をご理解いただきたいと思います。入れるのは簡単でも取るのは大変なのです(金銭的にも時間的にも)。入れる場合はそれ相応の覚悟をするべきです。昔からのプロの彫り師の人はそう言っていますし、その覚悟を持っているのであれば私自身は入れ墨否定派ではありません。ただ、気軽に、おしゃれ感覚で、などということは現代日本という土壌では考え直した方が良いでしょう」

出典 みやた形成外科・皮ふクリニック

まとめ

入れ墨除去を行う場合は、入れ墨の入っている部位や色、ダウンタイムの許容期間など総合的に考えて除去方法を選ぶ必要がありそうです。単純に「メスが嫌だからレーザーだけでなんとかしたい!」と考えるよりも、適切な方法を医師と相談したほうがきれいに除去できそうですね。

*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。また価格は変更になる場合があります。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

yuki

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美容医療系ライター

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