ちまたには医療レーザー脱毛に関する様々なウワサがあります。
「エステより高いらしい」
「かなり痛いらしい」
などなど……。
医療レーザー脱毛のウワサに関するウソ・ホントを、医師目線でご紹介します!
少々高くても、少ない回数で終わるなら、結果的にコストパフォーマンスが良さそうですね。でも、なんで少ない回数で済むのでしょうか?
有名な高須先生がいる高須クリニックでは、このように説明されていました。
また、毛根を確実に焼灼するには、レーザーや光の出力を適切に出さなければ、破壊されません。出力(ジュール数で表します)を上げていくと、今度はまた、熱を産生するためヤケドの心配が起こります。
(中略)
エステなどの機械では、機械の性能が違ううえに、冷却装置も付いていないものが殆どのため、無理な出力を出してヤケドなどのトラブルが起こったり、逆にヤケドが怖くて出力を上げることができずに、満足のいく結果が得られないケースが多いようです。
出典 http://www.takasu.co.jp/operation/epi/epi.html
「ウソ」です。山手皮フ科クリニックの豊福先生は、医療レーザー脱毛マシンについて、このように説明しています。
クリニックで使用するレーザー脱毛機器は優れた冷却装置を持ち、疼痛を緩和し最小限にします。
出典 http://www.yamate-clinic.com/doctor.html
http://www.yamate-clinic.com/razer.html
痛みに関しては「輪ゴムをパチンとはじいた程度」と説明する医師が多かったです。「輪ゴムをパチン」なら、エステと同じくらいですよね。
ただし、痛みの感じやすさは部位によっても異なります。マグノリア皮膚科クリニックの池上先生によると、男性のヒゲ脱毛は痛みを感じやすい場所だそうですよ。
ひげが濃いうちはレーザーが強く反応しますので、痛みを伴います。
痛みを軽減するクリーム麻酔をお使いになると、痛みに弱い方や、痛みで他の病院やメンズエステでひげの永久脱毛を断念なさった男性も楽にひげ脱毛をお受け頂けます。
出典 http://www.mg-clinic.com/depilate/men01.html
ちょっと前までは「ホント」でした。しかし今では白髪も脱毛できるマシンがあるんですって。小田先生が院長を務めるシエル美容クリニックで紹介されていました。
コメットは、ダイオードレーザー(光エネルギー)とRF(高周波)を組み合わせた新しい脱毛治療器です。
(中略)
コメットのRF(高周波)エネルギーは光とは異なる選択性を持ち、メラニン量に関わりなく3~4mmの深さに到達し、毛の周辺組織にダメージを与えます。したがって表皮のメラニン量に影響されずに効果的に真皮層へ熱エネルギーを与えることができます。レーザー脱毛で難しいとされる白色の薄い毛や白髪にも効果が確認されていますので、うぶ毛や軟毛の脱毛も可能です。
出典 http://www.ciel-cl.com/doctor/
http://www.ciel-cl.com/menu/laser/
「ホント」です。美容形成外科川崎中央クリニックの南部先生の説明をご紹介します。
脱毛レーザーは黒い色に反応します。日焼けで黒くなった肌にレーザーをあてると、レーザーが肌に反応して「やけど」を起こすことがあります。
したがって日焼けがある程度落ち着いてからレーザー脱毛をするようにお勧めします。
日焼けした状態でレーザー脱毛をする場合は、やけどを予防するためレーザーの出力を落とさなければならず、脱毛効果は弱くなります。
出典 http://www.kawasaki-datsumou.com/faq/
ただ、コメットのような新しい機械も出てきているので、将来的には大丈夫かも!?
医療レーザー脱毛は、これまで単価の高さや高出力ゆえの痛みがネックと言われてきました。しかし脱毛マシンの進化により、より痛くなくスピーディーに脱毛できるようになっているため、結果的にエステよりもコストパフォーマンスが良くなるケースが多いようです。
クリニックの医療レーザー脱毛で痛い部位は、エステサロンでも痛いんです。だったらいっそ、麻酔の使えるクリニックで、痛みをおさえつつムダ毛とサヨナラしませんか?
またここで紹介した内容は、各医師の見解によるものです。毛や肌の状態によっても状況は変わってきますから、カウンセリング時に「自分だとどうなのか?」を確認してくださいね。
美容医療系ライター
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