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しわやシミと違って美容液やサプリメントなどで改善しにくいエイジングサインである、たるみ。本気でたるみを改善したいなら、美容外科・美容皮膚科で施術を受けるしかないとも言われています。ではクリニックではどんな技術を用いて、たるみにアプローチしているのでしょうか? ここで「リフトアップの施術を受けるのは不安」という方のために今、多くのクリニックで採用されているたるみ医療機器に搭載のHIFU(ハイフ)、VELO-HIFU(ベロハイフ)という技術について詳しく説明しましょう。
切らずにたるみを改善させることはできるのか
たるみを改善する一番効果的な方法は外科手術であると言われています。しかし、外科手術は顔にメスを入れるだけではなく施術後、高額なメンテナンスを続けなければならないという大きなデメリットがあります。その他にも細い糸を挿入してリフトアップするという切らない手術がありますが「顔に異物を入れるのは怖い」と感じる人も少なくないでしょう。
これらの点を改善したのが、現在「切らないフェイスリフト施術」として知られるようになったHIFU(High Intensity Focused Ultrasound高密度焦点式超音波)を採用したウルセラシステムです。
切らないフェイスリフトHIFUのウルセラシステムとは
HIFU(High Intensity Focused Ultrasound高密度焦点式超音波)とは高密度の超音波を照射して皮膚と脂肪を支えている表情筋の筋膜に直接、熱エネルギーを与え、リフトアップさせていくというもの。
これまで美容外科で使用されていた、サーマクールやフォトフェイシャルが肌の引き締めやコラーゲン生成を促進することでたるみを改善するという原理であったのに対し、HIFUでは外科手術で引き上げるしかなかった筋膜に直接アプローチできるため高い効果が期待できるとして一躍、注目を集めたのです。
筋膜と肌の両方にアプローチできるHIFU
もう少し具体的に説明しましょう。約60~70℃の熱エネルギーが肌に照射されると、筋膜のたんぱく質は熱によって損傷をうけます。すると損傷を与えられた部分の筋膜が収縮し、たるみがリフトアップ。さらに損傷した部分が時間とともに修復される際にコラーゲンが大量に作られることによって、皮膚の部分も引き締め効果を期待できます。
このHIFUを採用し、日本の厚生労働省にあたるアメリカのFDAで初めてリフティングの分野で承認を受けた画期的なマシンがウルセラシステムです。サーマクールやテノールといった従来のマシンはリフティングの分野においてFDA承認を受けられなかったことを考えると、ウルセラの効果のほどが理解できると言えるでしょう。
HIFUの後発機器として韓国製のものも登場していますが、日本国内の美容外科ではFDAの認可を受けたウルセラシステムを導入しているクリニックが多くなっているようです。
HIFUのメリット
- ・切らなくていい
- これまで外科手術でしかアプローチできなかった筋膜に高密度著音波を当てることができるため、顔にメスを入れる必要がありません。
- ・即効性と持続性のある効果
-
高密度超音波によって筋膜が引き締められることで、施術直後からリフトアップ効果が実感できます。また損傷を受けた組織が1〜2カ月かけて修復される際に大量のコラーゲンが作られることで、筋肉が支えている皮膚にもハリが生まれシワも改善していきます。
また持続性も長く、半年から1年以上効果が継続します。長期的なアンチエイジング効果が望めるのも大きなメリットでしょう。
施術直後の変化はそれほど目立ちませんが、時間をかけてゆっくりとたるみが改善されていくため、より自然なリフトアップ効果を得ることができます。「いかにもリフトアップした!という不自然な仕上がりはイヤ」という方にも向いています。 - ・ダウンタイムがほとんどない
- 施術直後は赤みや腫れが出ることもありますが、軽度ですみ、メイクをして帰宅できるほど。外見的なダウンタイムもほとんどなく、仕事を休む必要がありません。
HIFUのデメリット
- ・費用が高額
- ウルセラの顔全体への施術は30〜40万円程度が相場。1度の施術で持続性があるとはいえ安い金額ではありませんね。
- ・痛みがある
- もうひとつのデメリットが施術時の痛みです。美容外科の中にはサイトで「HIFUは痛みをほとんど感じない」と書いているところもありますが、ウルセラを使用した施術ではかなり強い痛みを感じるというのが現実のようです。
クリニックによっては冷却麻酔や振動を与えながら照射することで痛みを感じにくくする処置をとっているところも。施術中だけではなく施術後も痛みが続くことがあるので、どのくらいの痛みが生じるのか、どの程度痛みが続くのか、施術前に必ず医師から説明を受けるようにしましょう。
ウルセラのデメリットをカバーする新しいVELO-HIFUとは
従来のウルセラの「費用が高額」「痛みが強い」といったデメリットをカバーするべく、誕生したのが新しいHIFUとも言える、VELO-HIFU(ヴェロ・ハイフ)です。
原理は同じ? ウルセラとVELO-HIFUとの違い
高濃度超音波を肌に当てて筋膜を収縮させ、リフトアップさせるというしくみはVELO-HIFUもウルセラと同様です。違いはウルセラがライン状に超音波を当てていくのに対し、VELO-HIFUでは点状に当ててしていくというところにあります。
最大の特徴はウルセラと比較して痛みが3分の1程度であること。照射エネルギーが低いので、リフトアップ効果も低くなりますが、施術回数を増やせばOK。これまでウルセラやサーマクールの痛みが耐えられなかったという人でも照射しやすいというのは嬉しいポイントでしょう。
VELO-HIFUのメリット
- ・痛みが少ない
-
VELO-HIFUではハンドピースを肌に滑らせるようにして高周波を当てていきます。額やアゴ周辺などは熱感を覚えることがありますが、痛みに関しては麻酔が必要なほどではなく、痛みに弱い人でも耐えられると言われています。
痛みが弱い分、1回あたりの効果はウルセラよりも低いのですが、VELO-HIFU は月に1度のペースで施術を受けることができます。1年に1度ウルセラを受けるよりもVELO-HIFUを月イチで受けたほうがリフトアップの変化を実感しやすいという意見もあります。
- ・お手頃価格で受けられる
-
VELO-HIFUの施術料金はウルセラの10分の1程度。クリニックによって差はあるものの、1回あたり36,000円程度が相場と、かなり値ごろ感があります。
高い効果を実感するためには5〜6回施術を受けるのがベターですが、1回でも効果が実感できる人もいるのだとか。満足度によって自分で回数を決めてもいいでしょう。
- ・サーマクールなどを合わせることで更さらなる若返り効果が!?
- ウルセラは1度施術を受けると次の施術は最低でも半年、期間をあけなければなりません。しかしVELO-HIFUなら月に1度施術可能で、サーマクールなど他の施術と合わせてケアすることもできるのです。VELO-HIFUのリフトアップにサーマクールの小顔・引き締め効果が合わされば、さらに若々しいフェイスラインを手に入れられるでしょう。
HIFUのウルセラ・VELO-HIFUの違い・まとめ
リフトアップ効果は高いものの、痛みが強く、費用が高額であることから、これまでセレブが受ける施術というイメージがあったHIFUのウルセラシステム。新しいVELO-HIFUはウルセラの10分の1に近い費用で受けることができ、痛みも比較して少ないとして話題を集めています。
たるみは本格的にフェイスラインがゆるんでしまってからよりも、たるむ前のケアが肝心とも言われています。月イチでVELO-HIFUを受けてたるみを防ぐことで10年後も若々しいフェイスラインがキープできるかもしれません!
*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込です。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

Emiri
美容系全般得意なライター。自身でも美容医療を実践。
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監修:
アンチエイジング、美肌治療が受けられるクリニック
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