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ムダ毛処理は、一つのマナーとも言えるものです。女性のうちの73パーセント近くがムダ毛の処理をしています。また、夏場はワキの処理をする、という人の割合は90パーセントを超えており、ムダ毛対策は多くの人にとっての関心事だと言えるでしょう。
今回は、この「ムダ毛処理」、特に医療脱毛で広まりつつある新しい理論での医療脱毛器「メディオスター」に着目してお話していきましょう。
目次
- 1.専門機関での脱毛とそれ以外の処理の違い
- 2.脱毛クリニックと脱毛エステサロンでの脱毛
- 3.医療レーザー脱毛の種類について
- 4.3つの脱毛レーザーの特徴
- 5.異色?!メディオスターとはどういうものか
- 6.まだまだある!メディオスターの魅力とは
- 7.メディオスターの利用方法とデメリット、そして費用感
- 8.まとめ
1.専門機関での脱毛とそれ以外の処理の違い
メディオスターについて知る前に、まずは「脱毛」と「それ以外のムダ毛処理方法」の違いについて見ていかなければなりません。
脱毛がメジャーになってきたとは言われていますが、もっとも多いムダ毛処理方法はやはりカミソリによるものです。鼻毛を除くどの部位でも、「カミソリで剃って処理をする」という声がもっとも多く、エステやクリニックでの脱毛は1割以下です。
家でやるムダ毛処理は、
・人に見られない
・安価である
というメリットがあるので、多くの人に取り入れられているのでしょう。
では、専門機関での脱毛はどうなのでしょうか。
専門機関での脱毛は、「人に見られること」「料金が高くつくこと」「痛みがあること」などのデメリットがあります。しかし数度(エステサロンでは6回が、脱毛クリニックでは3回が一つの目安です)通い続けることによって徐々に「毛の再生率」自体が下がっていきます。また、ワキならば5分程度で施術を終わらせることができるのも大きな魅力です。
もちろん場所や回数にもよりますが、「永続性(医療脱毛)」「肌へのダメージが少ないこと」がメリットだと言えるでしょう。
2.脱毛クリニックと脱毛エステサロンでの脱毛
脱毛クリックでの脱毛と脱毛エステサロンの脱毛は違います。両方とも専門施設での脱毛であり、黒い色素に働きかける光を使って施術していることは同じです。しかし、脱毛エステサロンで使っている脱毛機器は「光」によるものであり、脱毛クリニックで使っている機械は「レーザー」です。(電気針での脱毛もあります)
光による脱毛は、レーザーほどの威力はありません。レーザーは医師免許を有する人間がいる「クリニック」「病院」でしか使うことのできないものだからです。出力を上げ過ぎて、毛乳頭を破壊してしまえば法律に触れてしまうため、脱毛エステサロンの脱毛は、脱毛クリニックのそれよりも威力が劣ることになるのです。
3.医療レーザー脱毛の種類について
「多少お金がかかってもいいので、ツルツルピカピカにしたい」
「痛みには耐えられるし、信頼のおける医療機関で脱毛を受けたい」
「当方は男。髭の脱毛は光脱毛では厳しいと言われた」
このような考えで、医療脱毛に踏み切る人もいるでしょう。
そんな人に、より細かい知識をお伝えしたいと思います。
それが、「医療レーザー脱毛の種類」です。
(なお、ここでは電気針による脱毛は除外し、レーザーでの脱毛だけについてお話します)
医療レーザー脱毛には、大きく分けて3つの種類があります。
「ダイオードレーザー」「アレキサンドライトレーザー」「ヤグレーザー(ロングパルスヤグレーザー)」です。
すべて同じようにレーザーを利用していますが、その特徴はそれぞれに違います。それについて見ていきましょう。
4.3つの脱毛レーザーの特徴
ダイオードレーザーは非常によく知られているレーザーです。もっとも広く使われている脱毛機器でもあり、多くのところで広く愛されています。
レーザーは黒い色素に反応するため、産毛の処理は難しいとも言われていました。しかしダイオードレーザーは産毛にもよく反応します。また、照射範囲が広いため、一度に多くのところを処理できるのも魅力です。
アレキサンドライトレーザーもダイオードレーザーと同じようによく使われているものです。現在のアレキサンドライトレーザーは産毛にも反応するようになってきた、と言われています。照射範囲の狭さがネックになっていますが、日本人にもっとも向いている波長の光を扱えると言われています。
ヤグレーザーは「ロングパルスヤグレーザー」「YAGレーザー」のようにも表記されます。アレキサンドライトレーザーやダイオードレーザーに比べると知名度は高くありませんが、近年広がりを見せています。
ヤグレーザーの一番大きな魅力は、「今までのレーザー脱毛機器では処理できなかった肌質であっても、きちんと対応できる」ということです。何度か繰り返していますが、レーザーは黒い色素に反応します。そのため、地黒の人には使えませんでした。
しかしヤグレーザーならばそのようなケースでも対応可能です。
5.異色!? メディオスターとはどういうものか
新しく出てきたものが、「メディオスター(メディオスターNext、メディオスターNext Pro)」と呼ばれるレーザー機器です。これは、ドイツのアスクレピオン社という光学機器メーカーの脱毛機器で、日本では湘南美容外科クリニックが大々的に導入し、KM新宿クリニックではハヤブサ(HAYABUSA)脱毛の名で施術されています。ダブルパルステクノロジーといわれる810nm(ナノメートル)と940nmの2つの異なる波長を使用します。
もちろんレーザーを使った脱毛方法であり、かつ上でもあげた「ダイオードレーザー」の一種でもあるのですが、その原理はとても特徴的です。
メディオスターはとても新しい機械です。このメディオスターは、単純に「黒い色素」「毛乳頭」に働きかけるのではなく、「ムダ毛に栄養を供給している因子に働きかける」という原理で成り立っています。
ムダ毛に栄養を供給している因子は、「バルジ」という名前で呼ばれます。このバルジを壊してしまえば、ムダ毛が育たない、という理屈です。
毛乳頭に働きかける方法は、非常に効果的な処置方法です。しかしこの方法の場合、痛みが強いというデメリットがありました。これこそが、レーザー脱毛を選ぶリスクでもあったのです。
しかしメディオスターの場合、毛乳頭を直接攻撃するわけではなく、この「バルジ」に対して働きかけます。そのため、痛みがとても少ないという特徴があるのです。
この方式は、現在徐々に世界で広まりつつあると言われています。
6.まだまだある!メディオスターの魅力とは
メディオスターの魅力は、まだまだたくさんあります。
そのうちの一つが、「産毛の脱毛も可能だ」ということです。
上でもお話しましたが、脱毛をするための機械の場合、黒い色素に反応します。そのため従来型では、産毛への反応が芳しくありませんでした。しかしメディオスターの場合、「産毛にも反応できること」をメリットとしているダイオードレーザーの一種であるため、これも効率よく対応できます。
加えて、いろいろな毛質に対応できるというメリットもあります。そのうえ、ヤグレーザーの魅力であった「地黒の人でも施術ができる」というメリットも兼ね備えています。
メディオスターNext Proは、照射するための窓も大きく効率のよい処理も可能となっています。広範囲部分の脱毛も、5分とかからず終わることすらあります。
またメディオスターは、保険や福祉に関するアメリカの政府機関(FDA)から認可されている機械でもあります。安心して受けられるということも、メリットのうちの一つでしょう。
ちなみに、よく話題にのぼる「痛み」「肌へのダメージ」についても、メディオスターは優れた対応力を発揮すると言われています。
今までのレーザー脱毛は、強い光をあてて処理をしていましたが、メディオスターは温度が高くない熱を次々に送り、熱をためていきます。これは蓄熱式脱毛(SHR方式)と言われます。脱毛機器ソプラノもこの方式です。
このような特性上、「痛みの種類」も、今までのレーザー脱毛とは異なります。熱いものが入った食器を触ったときのような、「熱さ」による痛みが感じられると言われており、痛みの種類も特徴的です。ただ、クーリングシステムで肌を冷やして施術することで、痛みは軽減できると考えられています。また、VIO脱毛、男性の髭脱毛など、痛みが特に強くなる部分に関しては、表面麻酔、笑気麻酔が受けられるかどうかを相談してみてもよいでしょう。
7.メディオスターの利用方法とデメリット、そして費用感
メディオスターはダイオードレーザーの一種類でありながら、そのアプローチ方法が従来のそれとは異なります。痛みが少ない照射方法であるため、男性の髭脱毛にも効果的です。
加えて、レーザーによる美肌効果も期待できるため、女性にも合っている機械と言えるでしょう。「痛みが少なく、かつ確実に脱毛をしたい」ということであれば、メディオスターを扱っているところを選ぶのもよいかもしれません。
ただし、メディオスターは新しい機械であるため、扱っているところは少ないというデメリットもあります。口コミなどがなかなか得られないため、自分自身で体験してみないとその真価が分からない、という点には注意が必要でしょう。
また、「毛周期には関係しないので脱毛が早くすむ」と考えるところと、「毛周期にそって脱毛しなければならないので、脱毛期間は従来型と同じ」と考えるところがありますので、この点についても注意が必要です。まだ出てきたばかりの機械であるため、このように考え方が分かれているのかもしれません。
費用に関しても注意が必要です。医療脱毛は保険がきかないため、それぞれのクリニックで自由に値段をつけることができます。そのため、クリニックごとに違いがあります。
ただ、一つの基準として、全身脱毛6回分で40万円~45万円程度が相場になると思われます。なかには、月額で払っていけるプランを用意しているところもあるのでチェックしてみるとよいでしょう。
また、「お試し脱毛」として、ワキや腕下などを5000円以下で脱毛してくれる医療機関もあります。全身脱毛を行う前に、このような「お試し脱毛」を行って、その実力を確かめるのも一つの手です。
8.まとめ
剃る、抜く、抑える……。さまざまなムダ毛処理方法があるなかでも、レーザーによる脱毛は「効果」「信頼度」の面で抜きんでています。
かつては「痛み」が問題になっていたレーザー脱毛ですが、現在はメディオスターという痛みの少ない機械があるので、これを選んでみてもよいでしょう。
*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込です。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

moeko
美容系全般に造詣が深いライター。
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医療脱毛が受けられるクリニック
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