出典 https://visualhunt.com/
若い方はもちろん、成人してからでもニキビで悩んでいる方は多いです。
ニキビを悪化させてしまうと、クレーター状になる恐れがあり、治るまで長引いてしまう可能性があります。
今回はクレーターの治療をアプローチ別にお話します。みなさんもクリニックで最適な治療法を選択されてくださいね。
肌にニキビ跡のクレーター・凹みという状態ができるのは、
で、できてきます。
顎の下のほうから首にかけてはできにくいです。顎下から首にかけては、ニキビケロイドといって盛り上がったあとが残りやすいのです。ニキビ痕のクレーターはそれ以外の部分はどこにでもできやすいです。
出典 https://visualhunt.com/
フラクショナルレーザーは、肌に目に見えない微小な穴を無数に開けます。この小さな傷を修復しようとする自分の治癒能力でコラーゲンを作ります。
フラクショナルレーザーにはCO2フラクショナルレーザー、パールフラクショナルレーザー、フラクセル、ブリッジセラピー(アンコア)などがあり、機種により穴の深さや、一度に傷のつくパーセンテージなどが違います。一度に傷つく量が少なく、ダウンタイムはほとんどありませんが多いとかさぶたができてきます。
肌全体のコラーゲン線維を作りやすくします。肌全体にハリが出ます。
皮膚表面を削って、滑らかな感じにします。レーザー照射直後の皮膚はかさぶた状になるので2~3週間ほどは、軟膏の塗布やテープ、ガーゼ による患部の保護が必要です。
酸化アルミニウムの微粒子を肌に高圧で吹きつけ角質を削るピーリングです。
ダイヤモンドの微粒子が付着したソフトスポンジで皮膚の表面を研磨するピーリングです。
ベースはトリクロロ酢酸で、クリニックによりオリジナルで薬液を作っています。ひとつずつの凹みに対してその形どおりに細かく液を埋め込んでいきます。そうすることで埋め込んだ部分のみ線維が増生されて、周りとの段差がなくなってきます。
当クリニックではこの薬液を毎回患者さんの状態を見て調整していきます。
凹んだ部分に直接注入して盛り上げていきます。しかし、傷跡や、クレーター部分はフィラーがすぐに吸収されてしまいやすいので一時的な治療になります。
PRP(自分の血液から抽出した血小板を凝縮させた成分)や、EGF(線維芽細胞増殖因子)を凹みの気になる部分に戻し、そこの細胞を増殖させる治療法です。
滑らかな感じで目立たなくなるだけでいいというのであれば、肌全体に対する治療でも滑らかになります。しかし、肌全体への治療ですと都合良く凹みの場所だけ盛り上がるということはありません。ですから、クレーターの段差をなくしていきたい場合はその凹み部分へのピンポイントの治療が一番効果的になります。しかし、ピンポイントの治療はどうしても手間、治療時間、費用がかかります。
また、同じようなレーザーを使うのと異なり、薬液などの作り方や、クレーター部分への埋め込み方などで、クリニックに差がでてきます。ピンポイントの治療の場合は、クレーター治療の症例を多く扱っているクリニックがいいでしょう。
あとは、時間やコストをかけてもしっかり治していきたいか、2〜3回でちょっと目立たなくさせたいのか、など人それぞれ異なります。ちょっと目立たなくさせたいぐらいであればレーザー治療などでもいいかもしれません。
*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税抜きです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。
六本木スキンクリニック
東京慈恵会医科大学医学部卒業。大学病院にて皮膚科医として勤務後、六本木スキンクリニックを開院する。
不自然になるような施術は行わないことをモットーに自然な美しさを意識しているそうです。学生時代から美しいものに対する意識を高く持ち、人の見た目をきれいにしたい、ハッピーにしたいという気持ちから、エイジング治療、美肌治療には力を注ぎ、様々な角度から治療のアプローチをおこなっています。
医学博士
日本医師会スポーツ認定医など
東京慈恵会医科大学医学部卒
同大皮膚科
国立大蔵病院皮膚科
六本木スキンクリニック院長
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