その他の刺青(タトゥー)除去

  • レーザー除去(刺青・タトゥー除去)とは

    レーザーでの入れ墨除去治療は、色の深さと面積により、1回~数回に渡りレーザーを照射して徐々に刺青の色素を除去していきます。使用するレーザーはQスイッチルビーレーザーやピコレーザーなどがあります。

    レーザーを極短時間に照射するQスイッチルビーレーザーは、肌の深部へ到達してターゲットとなる色素細胞を破壊することができます。黒や紺、濃い茶色などの入れ墨には効果が出やすくなっていますが、赤やオレンジ、黄色といった明るい色には反応しにくい性質があります。一方、ピコレーザーは長い波長をもつレーザーで黒や茶色といった色の他、赤、黄色、青、紫などさまざまな色素を破壊することが可能です。

    レーザーでの刺青除去治療は色素細胞のみをターゲットにできるため、正常な部分の肌に与える影響が少ないのがメリットです。ただし、レーザーは徐々に刺青を薄くしていく治療であるため、1回の照射で除去することが難しくなっています。

    結婚や就職をなどを前に刺青を消したいなど治療時間に制限がある場合は、事前にどのくらいの回数と期間が必要になるかカウンセリングで確認してから治療をスタートさせることをお勧めします。

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    BIANCAクリニック銀座
    堀田和亮医師が監修しています。

  • アートメイクを除去したい場合に知っておくこととは?

    3.まとめ 1.アートメイク除去、どこまできれいに消せる? ファッション感覚で眉やアイラインのアートメイクを受ける人が増えていますが、アートメイクは自分で消すことができません。アートメイクの除去は医療機関でレーザーを使って行われています。 1-1.アートメイク除去の方法 ■Qスイッチヤグレーザーによる施術 アートメイクの色は黒や茶色などの色がほとんどなので、メラニン色素に反応するQスイッチヤグレーザーなどによってかなり薄くすることが可能です。 このレーザーは濃い色に反応しやすいので、人によっては1回の施術でだいぶ薄くなります。アートメイクの色を入れた深さや色の濃さによっても変わりますが、3回程度施術を受けることで、ほぼ元通りの状態の肌に戻すことも可能です。 ■Qスイッチヤグレーザーでアートメイクが消えるメカニズム しみの治療にも用いられるレ

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    いなばクリニック
    稲葉岳也医師が監修しています。

  • 切除術(紡錘型切除法)(刺青・タトゥー除去)とは

    刺青の入った部分の皮膚を切り取り、縫い合わせる手法です。比較的小さな刺青を、確実に少ない通院で除去したい方にお勧めです。完全に元のきれいな肌に戻すわけではなく、刺青が傷跡に置き換わる治療です。

    小さな刺青で周囲の皮膚に余裕があれば、一回ですべてを切除する「単純切除法」、大きな刺青では複数回に分けて行う「分割切除法」で切除します。分割切除法では術後、皮膚が回復し、伸びるまで手術の期間を3~6カ月、空ける必要があります。

    どちらの方法で行うかは刺青がある部位、大きさ、向きによって変わります。
    また、切除法で重要なのは最小限の傷跡、かつ目立ちにくい傷跡にするためどのようなデザインで切除するかという点です。技量が高く治療経験が豊富な医師に相談するようにしましょう。

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    BIANCAクリニック銀座
    服部有美医師が監修しています。

  • 植皮法(刺青・タトゥー除去)とは

    広範囲にわたる刺青除去に適した手術法です。刺青部分の皮膚を除去し、その部分にお尻や太もも、背中などから採取した自分の皮膚を移植する治療方法です。1回の治療で刺青を除去したい方に適しています。
    除去する刺青部分は色素が入っている深さに合わせて削皮します。色素が入っている部分を取り残してしまうと、術後皮膚の上から透けて見えることがあるので色が完全に除去できる層まで慎重に皮膚を削皮していきます。

    植皮の方法は、ふたつあります。採取した皮膚をそのまま剥皮した部分に植皮する方法を「シート植皮」、採取した皮膚をメッシュ状に加工して引き延ばしてから、剥皮部分を覆う「メッシュ植皮」の2つがあります。
    刺青のサイズにもよりますが、大きく採皮できるお尻や背中、太ももなどから皮膚をもらってくることが一般的です。

    刺青部分だけではなく皮膚を採取してくる部分も傷つけることになりダウンタイムも長くなります。採皮部分は約2週間程度で上皮化します。 植皮部も約2週間程度で上皮化します。シート植皮とメッシュ植皮を比較すると、メッシュ植皮はメッシュの跡がはっきりとのこるため、シート植皮のほうが仕上がりが綺麗ですが、採皮が必要となる面積は大きくなります。

    採皮部の傷跡はうすく色素沈着や赤みが残ることがありますが、数年かけて目立ちにくくなります。植皮部は、傷跡が消えることはありませんが、こちらも数年かけて術直後よりは馴染んでいきます。
    刺青の色素が入っていた層が深いほど除去するために深く削皮が必要となるため、周囲の皮膚との質感の差が大きく出て目立つ傷跡となります。

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    ビスポーククリニック 福岡院
    五反田希和子医師が監修しています。

  • 皮膚削除(削皮・皮膚剥削・アブレーション)(刺青・タトゥー除去)とは

    刺青が入っている部分の皮膚を、カミソリのような特殊な機械で削り取る方法です。墨と皮膚を削り取る方法で削皮、皮膚剥削、アブレーションとも呼ばれます。刺青を消すというより、とにかく刺青であることを分からないようにしたい、どんな傷になってもいいという方が選ぶ術法です。

    削皮した部分は擦り傷のような状態になります。その傷が治癒する過程で残った墨も薄くなります。この状態でさらにレーザーの治療をプラスするとさらに刺青であったことが分かりにくくなります。術後、2カ月くらい経過すると新しい皮膚が再生されはじめ、数年かけて傷が落ち着いていきます。

    どんな色の刺青でも対応できるのがメリットですが、色素が肌の深い層まで入っている場合、その分、皮膚を深く削らなければならず、術後に植皮などをしなければならないこともあります。削皮だけで済むのは肌の浅い層に色素が入っている場合になります。また、痛みや赤みが落ち着くまでに時間がかかるケースもあります。

    この記事は、
    よだ形成外科クリニック
    依田拓之医師が監修しています。

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