レーザー除去(刺青・タトゥー除去)とは(概要・基礎知識)
レーザーでの入れ墨除去治療は、色の深さと面積により、1回~数回に渡りレーザーを照射して徐々に刺青の色素を除去していきます。使用するレーザーはQスイッチルビーレーザーやピコレーザーなどがあります。レーザーを極短時間に照射するQスイッチルビーレーザーは、肌の深部へ到達してターゲットとなる色素細胞を破壊することができます。黒や紺、濃い茶色などの入れ墨には効果が出やすくなっていますが、赤やオレンジ、黄色といった明るい色には反応しにくい性質があります。一方、ピコレーザーは長い波長をもつレーザーで黒や茶色といった色の他、赤、黄色、青、紫などさまざまな色素を破壊することが可能です。
レーザーでの刺青除去治療は色素細胞のみをターゲットにできるため、正常な部分の肌に与える影響が少ないのがメリットです。ただし、レーザーは徐々に刺青を薄くしていく治療であるため、1回の照射で除去することが難しくなっています。
結婚や就職をなどを前に刺青を消したいなど治療時間に制限がある場合は、事前にどのくらいの回数と期間が必要になるかカウンセリングで確認してから治療をスタートさせることをお勧めします。
レーザー除去(刺青・タトゥー除去)が向いている人(こんなお悩みに)
・刺青を切らずに消したい方・なるべく傷跡を残したくない方
ダウンタイム/経過
腫れや痛みが数日~1週間程度、残ります。痛みが引いたあともかゆみや乾燥が残ることがあります。刺青の色や大きさによりますが、3カ月に1回の治療を数回繰り返す必要があります。
費用
10,000~18,000円程度(面積1cm×1cm)リスク・副作用
施術後、数日から1週間程度、腫れ、痛みがあります。本来あるべきの色素の恒久的喪失、ケロイドの発生、皮膚の深いところまで達している場合は、黒単色でも消えないことがあります。色によって効果に差があります。
*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。
監修:
堀田和亮医師
BIANCAクリニック銀座
日本大学医学部卒業。形成外科、皮膚科、麻酔科にて美容外科医として必要なスキルを学び、その後大手美容外科に勤務。2014年東京・渋谷にクリニックを立ち上げて全国に分院を展開。現在は2018年東京・銀座に美容クリニックBIANCAクリニックを開院し院長に就任。
豊富な知識を数多くの施術に活かしています。特にヒアルロン酸注入、ボトックス注入治療では、アラガン社のドクター向け注入指導講師も務めています。
日本大学医学部卒業
大手美容クリニックにて分院長として勤務
2014年 東京・渋谷に新たなコンセプトのクリニックを立ち上げる
2018年 東京・銀座に「BIANCA cosmetic surgery & medical spa」を開院し院長に就任、現在に至る
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