肌を露出する服を着ることが多くなる夏。新しく買った背中の開いたワンピースやカットソーを着てみて、背中にぶつぶつができていて慌ててしまった……そんな経験はありませんか? 薄着の季節になると背中は人目につきやすいものの普段、自分では目にすることが少なく、お手入れ不足になりがちなパーツでもあります。ここで気になる背中のぶつぶつの治し方について詳しく紹介していきましょう。

【監修医師のワンポイント】

普段は見えないところだからこそ、お手入れに気をつけたい背中。もし、ぶつぶつができてしまって色素沈着になってしまうと、顔よりも治すのが大変です。1番のおすすめは予防すること。定期的にピーリングをしたり、光治療器をしたりして、菌が繁殖しない肌作りを心がけてあげると、ぶつぶつになってから慌てなくて済みますし、コストも抑えられます。保険診療内で出来る外用薬と併用して、定期的なお手入れが美肌を手に入れる近道です。

目次

1.気になる背中のぶつぶつはなぜできるの?
1-1.背中のぶつぶつはニキビ? ぶつぶつができる原因とは
1-2.背中のぶつぶつはストレスでも悪化する
2.背中のぶつぶつの効果的な治し方って?
2-1.背中のぶつぶつを薬で治す
2-2.背中のぶつぶつは化粧品で治る? 
2-3.生活習慣の改善や洗い方の見直しも必要
2-4.背中のぶつぶつを美容皮膚科で治す。脱毛もアリ
3.まとめ

気になる背中のぶつぶつはなぜできるの?

顔と違って、普段あまり目にすることがない背中。ぶつぶつができても気がつかずに過ごしてしまうことも少なくありません。ぶつぶつができていると背中のあいている服が着られないだけではなく、パートナーの目も気になりますよね。きちんと体を洗っていても繰り返す背中のぶつぶつはなぜできるのでしょうか?

背中のぶつぶつはニキビ? ぶつぶつができる原因とは

背中のぶつぶつは何らかの原因で毛穴に皮脂や汚れが詰まり、そこでアクネ菌が増殖することで起こります。背中や胸は顔のTゾーンと同じように皮脂腺が多く面積が広いパーツ。さらに汗をかきやすく、服で覆われていることが多い背中は雑菌が繁殖しやすいため、ぶつぶつやにきびができやすいのです。

ぶつぶつとニキビの違いは厳密にはありません。炎症を起こす前の毛穴に皮脂が詰まっているざらざらした状態や白ニキビの段階では「ぶつぶつ」、赤く炎症を起こしていたり、膿をもった状態になったりすると「にきび」であると考える人が多いようです。

皮脂線が多い背中ですが、皮脂が正常に分泌されて毛穴から排出されていれば、ぶつぶつやニキビにはなりません。ではなぜ皮脂が毛穴に詰まるのでしょうか。

●皮脂の分泌が過剰になっているケース

ストレスや不規則な生活を続けていると、男性ホルモンの分泌量が増加し、皮脂の分泌も増えて毛穴に詰まりやすくなります。睡眠不足が続いている人も要注意。背中のぶつぶつだけではなく、あごやフェイスラインに繰り返しできる大人ニキビに悩まされている人は男性ホルモンが過剰になっているケースが考えられます。

また日ごろからストレスにさらされていることが多いという方も注意しましょう。ストレスを感じたときに分泌される抗ストレスホルモンも男性ホルモンの分泌を促すはたらきがあるからです。

●食事の栄養バランスに問題があるケース

動物性脂肪の多い脂っこい食事やインスタント食品、加工品が多い食生活を続けていると皮脂の分泌が増えて毛穴つまりを起こしやすくなります。

●汚れがきちんと落ちていないケース

汗をかきやすい背中は思っているより汚れていることが多いもの。きちんと洗えていない場合、皮脂と汚れが毛穴に詰まってぶつぶつができやすくなります。

背中のぶつぶつがかゆい場合

背中のぶつぶつがかゆくて、ついつい掻いてしまう……という人はいませんか? もしかしたら、肌が乾燥しているのかもしれません。

肌は乾燥すると皮脂の分泌を促して、自ら潤おうとする性質があります。ぶつぶつが気になるからといってゴシゴシこすり洗いをすると肌が乾燥して、かえって皮脂の分泌を増加させてしまうことがあるのです。すると肌は乾燥しているのにぶつぶつができているという状態に。背中のぶつぶつがかゆいという人は肌の乾燥もケアする必要があります。

背中のぶつぶつをかくと手についている雑菌が肌で繁殖して、さらにかゆみが増すことがあります。カビの一種であるマラセチア菌が原因となっていることもあります。

背中のぶつぶつはかゆくても絶対にかかないようにしましょう。また手で触れるときは清潔な状態で、爪を短く切っておくようにしましょう。

肌に合わない洗浄料が原因になっていることも

顔につける化粧品はこだわって選んでいても、ボディソープはドラッグストアでなんとなく選んでいる……という方も多いのではないでしょうか。安価なボディソープには合成界面活性剤など、洗浄力が強すぎるものも少なくありません。

合成界面活性剤は肌のバリア機能を低下させ、乾燥や肌トラブルを起こしやすくすることがあります。またボディソープと同様にシャンプーやコンディショナーが肌への刺激になっているケースも。体を洗ったあとに、髪を洗うという人は注意が必要です。

背中のぶつぶつの効果的な治し方って?

背中のぶつぶつの効果的な治し方って?

自分では気がつかないうちにできている背中のぶつぶつ。お手入れ方法を間違えると、ぶつぶつが悪化して炎症を起こしたり、シミのような跡になってしまったりすることがあります。背中は皮脂腺が多いだけではなく、顔に比べて新陳代謝が遅いので、一度できると治りにくいという性質があります。続いて背中のぶつぶつを効果的に治す方法について考えてみましょう。

2-1.背中のぶつぶつを薬で治す

最も効果が高いニキビ治療薬は、皮膚科を受診して処方される外用薬です。ニキビ治療薬には、菌をやっつける薬と、皮脂や垢が溜まりにくくする薬があります。症状によって、それらを組み合わせたり、合剤と言って両方の作用が混合されている薬が処方されたりします。

自己判断で市販の外用薬を使用するのではなく、まずは専門医に診断を委ねましょう。ぶつぶつの原因により、薬を使い分ける必要があるので、市販の薬を乱用することで症状の悪化にもつながります。

2-2.背中のぶつぶつは化粧品で治る?

昔からニキビ肌用化粧品はいろいろありますが、最近は背中のぶつぶつを初めとする体のにきびのための化粧品も増えています。配合されている成分はサリチル酸や殺菌効果が期待できるグリチルリチン酸などが中心です。医薬品ではないので、できてしまったぶつぶつを治すのは難しいかもしれませんが、新しいにきびやぶつぶつができるのを防いでくれる効果は期待できるようです。

また化粧品の場合、肌が乾燥しないよう同時に保湿成分も配合しているものがほとんどです。背中の肌の乾燥が気になる方はこのような背中のぶつぶつ用の化粧品を試してみてもいいでしょう。さっぱりタイプの化粧水で保湿するのも効果的です。

2-3.生活習慣の改善や洗い方の見直しも必要

背中のぶつぶつを解消するために医薬品や化粧品を使っても、不規則な生活や偏った食生活を続けていては意味がありません。睡眠不足やストレスは肌の新陳代謝機能を低下させて、トラブルが改善しにくい肌にしてしまいます。薬や化粧品でケアするだけではなく、このような生活習慣の見直しも必要になってきます。

また体を洗うときもナイロンのボディタオルやブラシでゴシゴシこするのは逆効果です。特にぶつぶつが炎症を起こしている場合は天然素材のボディタオルで優しく洗うように心がけましょう。普通のタオルでもOKです。

洗浄料も見直してみましょう。合成界面活性剤を配合したボディソープよりも昔ながらのせっけんやアミノ酸系ボディソープなど肌に優しい洗浄料を選ぶと、背中のぶつぶつが改善することもあります。またシャンプーやコンディショナーを洗い流すときには背中につかないようにすることも大切です。

2-4.背中のぶつぶつを美容皮膚科で治す。脱毛もアリ

背中のぶつぶつを美容皮膚科で治す 脱毛もアリ

背中のぶつぶつがなかなか治らない場合や、赤みのある炎症を起こしたニキビ、膿をもったニキビがいくつもできているような場合、皮膚科で診てもらうようにしましょう。皮膚科を探すときは事前にニキビ治療に造詣が深い医師がいるかどうか確認しておくことをお勧めします。

皮膚科では抗炎症効果や抗生物質を配合した塗り薬だけではなく、ビタミンAや男性ホルモンを抑える内服薬を投与されることもあります。背中のぶつぶつは早めに対処することが大切なので、決められた期間、内服薬を飲むことでぶつぶつやニキビができにくい体質に近づくこともできます。

また美容皮膚科ではグリコール酸、サリチル酸などを使ったピーリングやイオン導入を行っているところもあります。顔のニキビと異なり、背中のニキビはしつこく治りにくいとされているので、保険診療で基本的な治療(抗生剤、アダパレンなど)をして、美容皮膚科で背中ピーリングやビタミンCのイオン導入、ニキビプラセンタ注射を併用することもあります。コンビネーション治療として、レーザー照射を組み込んでいたり、クリニックにより組み合わせが異なるので、治療前に確認をおすすめします。またニキビ跡の治療にはダーマペンが用いられています。

色素沈着を起こしたニキビ跡にはトレチノインやハイドロキノンを配合した塗り薬を処方してくれるクリニックもあります。また完治しにくい場合や同箇所のしつこいニキビに、針脱毛の要領で、電気凝固というアプローチをしているクリニックも少ないですがあります。

3.まとめ

自分では目につきにくく、ケアを怠りがちな背中のケア。放っておくと、跡になってしまうこともあります。炎症や膿のあるニキビができているときには皮膚科を受診するようにしましょう。いったんぶつぶつやにきびができるとなかなか治らないことも多いので、気がついたときに早めにケアをするようにしましょう。

*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込です。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

Emiri

Emiri

美容系全般得意なライター。自身でも美容医療を実践。

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監修:

寺井美佐栄医師

MiSA Clinic六本木本院

産業医科大学医学部卒。複数の美容クリニックにて10年の院長経験を積み、2022年MiSA Clinic六本木本院開院。
メスを使わない美容施術、シミ、シワ、たるみなど、エイジングケア治療を得意とする。

2004年 産業医科大学医学部卒業
2004年 労働者健康福祉機構 東京労災病院
2006年 東京女子医科大学付属女性生涯健康センター
2013年 都内美容クリニック
2014年 上記クリニック院長就任
2019年 都内美容クリニック院長
2022年 MiSA Clinic六本木本院開設

アンチエイジング、美肌治療が受けられるクリニック

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