
スポンサーリンク
寝不足が続いて目の下のくまがなかなか消えない……。そんなとき、皆さんはどんなお手入れをしていますか? アイケア用のコスメやマッサージなどでケアしているけれど、なかなか効果が現れないという人もいるのではないでしょうか。ここで、目の下にくまができる原因やくまの種類、改善方法などについて詳しくお話していきます。
目次
- 1.目の下のくまはなぜできる?
- 1-1.目の下にくまがあるとこんな印象を持たれてしまう
- 1-2.目の下のくまができる原因とその種類
- 1-3.こんな時は注意! 目の下のくまが病気のサインである可能性も
- 2.目の下のくまを改善する方法いろいろ
- 2-1.目の下のくまを改善する生活習慣や日ごろのケア
- 2-2.目の下のくまを改善するコスメ
- 2-3.目のくまを改善するためのツボ
- 2-4.目の下のくまを美容外科で改善する方法
- 3.まとめ
1.目の下のくまはなぜできる?
くまというのはもともと、「影」という意味があります。その語源は歌舞伎役者が黒く目を縁取る化粧をする「隈どり」からきているのだとか。ひとことで目の下のくまといっても、青っぽいものや茶色っぽいものなどいろいろなタイプがありますよね。まずはくまの種類と原因の関連性を説明していきます。
1-1.目の下にくまがあるとこんな印象を持たれてしまう
目の下のクマというと仕事や生活に疲れた大人の女性のもの……と考えがちですが、若いころから悩んでいる人もいます。また、寝不足や疲労が必ずしもくまの原因になるとは限りません。皆さん、人知れず苦労をされているようですね。
「生まれつきいくら寝ても全く良くならないドス黒いクマがあって、20歳の時60万ほどかけてクマ取りして8年経った。
舞台メイクに使うようなコンシーラー塗りたくっても隠れなかったクマが普通のコンシーラーで隠れるようになったってレベル。
すっぴんはまだ顔色悪いけど隠れるだけマシと思ってる」
1-2.目の下のくまができる原因とその種類
目の下にくまがあるとどんなに本人が元気でも不健康で疲れた印象を与えてしまいます。また目元がくすんでいることで老けて見られることも。場合によっては不摂生していると思われて損をしてしまうこともあるかもしれません。目の下のくまはそのタイプによって原因が異なります。あなたののくまはどんな色をしていますか?
■青いくま
目の周りの血行が低下してできるタイプのくまです。目の周りに張り巡らされている毛細血管の血行が低下すると、薄い目の下の皮膚を通して血管の色が透けて見えるようになります。これが青いくまの正体です。パソコンやスマホの使い過ぎや、疲労、睡眠不足、運動不足、冷え性などの人に多いタイプのくまです。
■茶色っぽいくま
色素沈着が原因で起こるくまです。アレルギーや花粉症などで目の周りをゴシゴシこすったりしていませんか? また、アイメイクを落とす際に力を入れてこするのも茶色っぽいくまの原因になります。私たちの肌は摩擦や紫外線などの刺激を受けると、メラニン色素を増やして肌を守ろうとするはたらきがあります。目の周りの皮膚はとても薄いため、メラニン色素が増えると目立ちやすいのです。
■黒っぽいくま
目の下のたるみやくぼみによって影ができることで黒っぽいくまが現れます。青いくまや茶色っぽいくまのように色が肌表面に現れているのではなく、肌に段差ができることによって起こる形状の変化が原因であるため、他のくまと比べて解消しづらいのが特徴です。
1-3.こんな時は注意! 目の下のくまが病気のサインである可能性も
ほとんどの場合、くまの原因は生活習慣や間違ったお手入れ、加齢などによって起きていますが、まれに目の下のくまが病気の症状として現れることもあります。そのまま放置すると危険な場合もあるので、当てはまる点がないかチェックしてみてくださいね。
■眼精疲労
パソコンやスマホの画面を長時間眺めていると、瞬きの回数が減って目の周りの毛細血管の血流が低下します。青っぽいくまがなかなか消えないという方は、眼精疲労を疑ってみる必要があるでしょう。放置しておくと頭痛や肩こり、腰の痛みといった全身症状やうつ状態まで招くことも。また、眼精疲労は白髪を増やす原因になるという意見もあります。
■鉄欠乏性貧血
赤血球を作り出す鉄分が不足して貧血が起こると、青いくまが現れることが。偏食や生理、出産、ストレスなどが原因で起こることが多いのですが、病気の症状のひとつとして鉄欠乏性貧血が現れることもあるので、血液検査で貧血を指摘された場合は医師の診察を受けるようにしましょう。
■バセドウ病(甲状腺機能亢進症)
甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで起こる病気です。症状のひとつとして現れる眼球の突出によってまぶたに影ができ、くまやたるみのように見えることがあります。動悸や手のふるえ、のぼせ、倦怠感、体重減少などが続いているという方は内分泌内科の診察を受けることをお勧めします。
■肝臓や腎臓の機能低下
肝臓や腎臓の機能が低下すると、血液を浄化するはたらきが低下し、血行不良を招くことになります。健康診断の数値で異常を指摘されている方はもちろん、飲みすぎや食べ過ぎが続いているという方は要注意。生活習慣を改善するようにしましょう。
タイプ別、目の下のくまを改善する方法いろいろ
目の下のくまを改善する方法はくまができている原因によっても異なります。また、黒っぽいくまのように色が原因ではなく、脂肪や筋肉の陰になってできているくまはセルフケアでは改善しにくいため、美容外科で相談するのがオススメです。引き続き、くまを改善する方法についてみていきましょう。
2-1.目の下のくまを改善する生活習慣や日ごろのケア
■青いくまを改善する生活習慣
青いくまは目の周りの血行が低下することによって起こります。血行が低下する原因といえば、冷えです。男性と比較して女性にくまができやすいのは、冷え性の女性が多いことと無関係ではないでしょう。また、くまは春夏よりも圧倒的に秋冬の寒い時期の方ができやすいと言われています。
・体を温めて冷えを改善しよう!
冷えを改善するために、夜、入浴する際には湯船にしっかり使って体を温め、できるだけ体を動かすようにしてみましょう。青いくまができやすい方は肩や首がこっていることが多いので、蒸しタオルで温めるなどして血行を促進すればコリもほぐすことができます。
・眼精疲労を和らげる工夫も
眼精疲労もケアする必要があります。パソコンやスマホの操作時間を減らし、作業中は1時間に10分程度休憩をはさむようにしてください。ほどよく冷ました蒸しタオルを目の上にのせると目の疲れがぐんと和らぎ、血行も促進されます。
・目のくまを改善できるサプリメント
パソコンやスマホを使う機会の多い方のなかには、目の健康のためにブルーベリーのサプリメントを飲んでいる方も多いのではないでしょうか。
ブルーベリーを初めとするベリー系の果実は目にいい成分が含まれていますが、中でも注目したいのが、カシスに含まれる成分です。眼精疲労を和らげてくれるカシスポリフェノール入りのサプリメントは目の下のくまを改善する効果が期待できます。日ごろから目を酷使しているという方はカシスの成分が含まれたサプリを選んでみては?
・わかさ生活 カシスα
最高品質のニュージーランド産カシスから抽出したカシスアントシアニンをナノ化して吸収しやすい形にしてからサプリメントに配合。夕方になるとぼんやりする人や眼精疲労が気になる人にオススメのサプリメント。細かい作業をする人から人気です。1カ月分税込2,200円。
「カシスポリフェノールにより、末梢の血流を改善する効果が確認されたことから、顔面の血流も向上させることが期待できます。そこで、カシスドリンクまたはプラセボを摂取し、クマ部位の血流量を測定したところ、カシスドリンクを飲んだ時に顔面の血流向上が確認されました」
■茶色っぽいくまを改善する日頃のケア
茶色っぽいくまの原因は色素沈着にあります。くまのなかでもスキンケアによる改善効果が一番出やすいので正しいお手入れの方法を見直してみましょう。
・クレンジングのとき、アイメイクだけは先に落とす
クレンジングする際、マスカラやアイシャドウは先に落としておきます。アイメイクアップリムーバーを使うのがベストですが、日頃使っているクレンジングでもいいので、まずは目元のメイクだけを落としておきましょう。クレンジング剤を目元に優しく伸ばしたら、コットンや綿棒でそっとふき取ります。この後、顔全体をクレンジングすれば、目元をゴシゴシこする必要はありません。
・目をこすらない
花粉症やアレルギーなどで目のまわりをこすることが多いという方は眼科で症状にあった目薬を処方してもらいましょう。目のかゆみがなくなれば、当然目をこする回数も減り、色素沈着を起こすこともなくなります。
・紫外線対策とホワイトニングケアを行う
肌は摩擦や紫外線などの刺激から肌を守るためにメラニン色素を作り出すはたらきがあります。目の周りはまばたきによって皮膚が耐えず動いているため、日焼け止めも落ちやすくなっています。SPFは30くらいで十分なので、肌に優しい日焼け止めをこまめに塗りなおすようにしましょう。
また、色素沈着によるくまを改善するには肌のターンオーバーを正常化させる必要があります。といっても目元の皮膚は卵の薄皮程度の厚みしかありません。ピーリングなどで刺激を与えるのではなく、しっかりと保湿してあげることで肌のターンオーバーを促すようにするのがいいでしょう。
またシミやそばかすの予防に効果のあるホワイトニング美容液は色素沈着による茶色っぽいくまの改善にも役立ってくれます。
2-2.目の下のくまを改善するコスメ
■美容液
・明色化粧品 プラセホワイター 薬用美白アイクリーム
税込1,210円というプチプラながら口コミサイトでも堂々の人気を誇るアイクリーム。プラセンタ配合で色素沈着による茶色っぽいくまとシミの両方にアプローチ。コラーゲンやハトムギエキスも配合し、乾燥しがちな目元の肌をしっとりと保ってくれます。目元のケアはなによりも継続が大切。若いうちからこのアイクリームでケアしておけば、老化を遅らせることができるかも?
・アテニア アイエクストラセラム
上まぶたのくぼみ、目じりのこわばり、目の下のたるみなどにアプローチできるアイクリーム。肌だけではなく、筋肉、脂肪、リンパ、血管などの組織を研究し、それぞれに効果的な成分を配合することで目の下のくまだけではなく、目の周りのトラブル全般に対応できるようになっています。税込3,352円。*在庫なくなり次第販売終了。
■メイクで目の下のくまを隠す方法
朝、起きて鏡を覗くと目の下にくまがくっきり……。そんなときのために、メイクでくまをカバーする方法もマスターしておきましょう。
くまをカバーするアイテムとして優秀なのがコンシーラーです。コンシーラーは目元の動きやすい肌に塗ってもよれないように、硬めのテクスチャーであることがほとんど。乾燥しやすいので、事前に化粧水や乳液などでしっかり保湿しておく必要があります。その後で、コンシーラーをのせれば、使う量も少なくて済みます。
・イブ・サンローラン ラディアントタッチ
言わずとしれた、ロングセラー商品がこちら。筆ペンタイプで使いやすくさっと塗るだけでくまがカバーできる優秀なコンシーラー。6色のカラー展開で悩みにあったカラーが必ず見つかるブランド。税込価格5,940円。
・キャンメイク カラースティック
税込価格715円という安さなのに、しっかりとくまをカバーしてくれる優秀なアイテム。アプリコットは、青クマのカバー用に推奨されています。テクスチャーが硬めなので、保湿はしっかりと。
コンシーラーでくまをカバーした後は、さらっとした軽いパウダーで押さえておきましょう。パウダーファンデーションだと重くなりがちなので、ハイライト効果のあるパウダーがオススメです。
・ジバンシィ プリズム・リーブル
出典 https://shop-givenchybeauty.jp/
4色の微粒子パウダーは密着力と繊細な質感のルースタイプのフェイスパウダー。目の下のくまだけではなく、頬や口まわりなど、顔全体に使えます。税込7,480円。
・キャンメイク ハイライター
コンシーラーのあとにぴったりの軽いパウダー。パール感があるので、目のしたのくすみをさっと一掃して明るい表情を演出してくれます。税込605円というプチプラも魅力。
2-3.目のくまを改善するためのツボ
目の下にくまができやすい人は目元の血行が滞りがち。アイクリームを塗るときに血行をよくするツボを刺激して、すっきり明るい目元を目指しましょう。
・四白(しはく)
正面を向いたときに黒目の真下、眼窩の骨のへりから指1本分下の位置にあるツボ。指のはらを使って上向きに軽くプッシュしましょう。5回繰り返します。眼精疲労やくまの解消に役立つツボです。
・晴明(せいめい)
鼻すじと目頭の間にあるわずかにくぼんだ部分。左右の人差し指の腹の部分を使ってゆっくり5秒間押します。3回繰り返しましょう。目の疲れを和らげてくれます。
・承泣(しょうきゅう)
出典 https://www.akaiwa89-ganseihirou.com/
正面を向いたとき、黒目の真下にくる眼窩の骨のふち部分。目の周りの血行をよくして眼精疲労やむくみ解消に役立つツボ。
2-4.目の下のくまを美容外科で改善する方法
メイクや生活習慣の改善でも解消しない目の下のくまは美容外科で相談するのが解決の近道です。特に、脂肪や筋肉などの形状が影響している黒っぽいくまを本気でなんとかしたい!という場合、美容外科に頼るしか方法はありません。引き続き目の下のくまを改善するために行われる美容外科での施術について詳しく説明していきましょう。
■切らない目の下のくま治療
・レーザートーニング
色素沈着が原因で起こる茶色っぽいくまの改善にはレーザーでの治療が効果的です。
ピコレーザーでのシミ改善治療、弱いレーザーで均等に肌に照射するレーザートーニングなどです。
施術を受けることで肌の内部でコラーゲンが再生され、肌が引き締まるため目元のちりめんジワ解消にも役立ってくれます。ダウンタイムが比較的少ない方法なので周りの人に気がつかれることなく、くまのケアができるのも大きなメリット。メドライトC6などの機種があるレーザートーニングでは10回程度の治療を推奨しているクリニックが多く、徐々に薄くしていくイメージです。費用は1回1万円~25,000円程度までと比較的手ごろです。
ここでは切らない治療なので、上記のレーザーと並行して、内服薬であるトラネキサム酸やビタミンC、E、外用薬のハイドロキノン、トレチノイン、ルミキシルなどは目の下のクマ治療の定番として、美容皮膚科で治療が行われています。
・ヒアルロン酸注射
眼窩脂肪と呼ばれる目元の脂肪が突出することで、肌にくぼみができ黒っぽいくまのように見えることがあります。このくぼみ部分にヒアルロン酸注射をすることで、肌が滑らかになりくまが解消されます。費用は42,000円~70,000円程度。ヒアルロン酸1本当たりの価格で10万円としているクリニックもあります。
■外科的目の下のくま治療
・下眼瞼脱脂法
余分な脂肪を取り除くことで目のふくらみやたるみを解消し、くまを軽減する手術。脂肪のみを除去し、皮膚の切除は行わないので、軽度のくまやたるみに適応となります。ほとんどの場合、脱脂法だけでは改善せず、脂肪を注入する方法をプラスするケースが多くなっています。費用は30万円が相場です。
・脱脂法+脂肪注入(リポトランスファー)
たるんだ眼窩脂肪を取り除き、処理してから再度くぼんだ箇所に脂肪を注入する方法です。脂肪を取り除いただけでは、くぼみができてしまうと思われるケースで選択されます。費用は40万円が相場となっており、脂肪の量によって変わることもあります。
・脱脂法+脂肪注入(マイクロコンデンスリッチファット)
目の下のくぼみ部分に体の他の部分から採取した脂肪を加工して注入する方法です。目の下のくぼみ部分が深く、眼窩脂肪の量だけでは改善しない方や年配の方に適応となるケースです。費用は65~70万円程度となっています。
・ハムラ法
くまの原因となっている目の下の脂肪はただ除去しただけでは、その部分にへこみができてしまい、きれいに仕上がりません。目の下を切開して、眼窩脂肪を移動させてへこみをなくし、くまやたるみを解消する方法がハムラ法です。同時に余分な皮膚を切除することも可能です。費用は30~50万円となっています。
ハムラ法は目の下にハリをもたせてくまやたるみを解消してくれる方法ですが、まれに涙袋の形が不自然になったり、まぶたが外反してあかんべーをしたような状態になってしまうこともあります。
・裏ハムラ法
ハムラ法と同様、脂肪を移動させる方法ですが、目の裏側から手術を行うため、傷口が外に残りません。ただ余分な皮膚を切除することはできないので、軽度のくまやたるみにしか対応できない方法でもあります。
3.まとめ
「疲れた人」という印象を与えてしまう目の下のくま。くまの色によって改善方法が違うため、まずは自分のくまのタイプとくまができている原因を見きわめることが大切です。また、加齢が進むと目の下のくまとたるみやしわといった他のエイジングサインが同時に起こるようになります。たかがくまと侮らず、早め早めにお手入れを始めることが大切です。
*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込です。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

Emiri
美容系全般得意なライター。自身でも美容医療を実践。
スポンサーリンク
アンチエイジング、美肌治療が受けられるクリニック
- 住所: 東京都新宿区歌舞伎町2-46-5KM新宿ビル8F
- 最寄駅: 西武新宿線西武新宿駅徒歩1分、JR地下鉄各線新宿駅徒歩5分、副都心線東新宿駅徒歩7分、山手線新大久保駅徒歩5分、中央総武線大久保駅徒歩6分
- 院長: 内藤 崇
- 診療時間: 11:00〜19:00
- 休診日: 月曜・木曜・年末年始
- 住所: 東京都中央区銀座5-5-1 マツモトキヨシ銀座5thビル4階
- 最寄駅: 東京メトロ各線銀座駅B5出口すぐ
- 院長: 簡野 晃次
- 診療時間: 11:00~19:00
- 休診日: 木・日
- 住所: 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー24F
- 最寄駅: JR新宿駅西口徒歩10分 、東京メトロ丸の内線西新宿駅直結、都営地下鉄大江戸線都庁前駅徒歩5分
- 院長: 中村 大輔
- 診療時間: 10:00~19:00
- 休診日: HP等でご確認ください。
スポンサーリンク