大好評の美人女医インタビュー第六回は滋賀県草津市にある麗ビューティー皮フ科クリニックの居原田麗院長です。美容皮膚科メインですが、美容外科のメニューも充実していて、アットホームなクリニックを目指しています。県外からも多数患者さんが来ていて、多くの頻度で更新されるブログのこと、院長自信の美容のことなど、盛りだくさんのインタビューをどうぞ!
私は普通のサラリーマン家庭で育ちました。育ててくれた親にはとても感謝していますが、経済的な理由から、自分の進路や様々なことを我慢した記憶があります。女性でも手に職をつけて自立しなければならないし、手堅い資格を取ろうと、高校生の時に思いました。女性であることが優位に働く仕事に付きたいと思い、当初は産婦人科医になろうと思っていました。
また、小さな頃からずっとコンプレックスだったほくろを、中学3年生のときに美容外科で除去したことで、自分を好きになれた、そんな思い出から、美容外科医になることも考えていましたね。手先を動かして細かいことをしたり、何かを作ることも好きだったので、美容外科医になるべくして導かれていったと思います。
大学卒業後、京都の総合病院で初期臨床研修を終え、大阪の美容外科クリニックで勤務医をしていました。
一番は家族のことです。当時は、息子を育てながら滋賀から大阪のクリニックに勤務していましたし、親の病気も重なり、勤務医を続けていくことに無理を感じるようになりました。
生まれ育った滋賀県草津市でいつか開業したい(36歳くらいで開業してようと思っていましたが)、いつか開業するなら、このビルがいいな、と漠然と思っていた場所が空いていたことや、失敗するなら若いうちがいい、と思い切って開業を決意しました。
理事長、院長として医療に携わるのは、勤務医だったときと大きな責任感の違いがあります。医師である以上、患者様のことは勤務医のころから大きな責任感を持って治療に携わっていました。大きく違うのは、働いてくれているスタッフやその家族の人生を背負っているという責任感です。スタッフは家族のようなもので、とても大切な存在ですね。
また、勉強ができる環境を自分で作れるというのも、開業をしてから大きく変わったと思います。常に新しく、最先端で最善の医療を患者様に提供するべく、セミナーや学会に参加したい思いが強いのですが、勤務医時代は基本的に土日は診療に携わっておりましたので、そういったセミナーに参加できる機会が少なく、学びたい思いを募らせていました。
開業してからは、自分の休日を返上したり、代診の先生にお願いして、参加したいセミナーや学会には参加できるようになりました。患者様も新しいことにはとても敏感なので、それに対応できるように、常に努力したいと考えています。
誰もが読みやすい文章で、身近な存在に感じていただけるように、心がけて書いています。ブログというのはその人の雰囲気や人間性がとても出ると思います。どんな人間かわからないような人に、自分の顔や体をあずけたいとは思いませんよね?
初めて来られた患者様にも、ブログを読んでいるので初めて会った気がしない、と言われることが多いです。少し恥ずかしい気もしますが、身近な存在で、いろんなことを相談しやすい存在でいたいと、思っています。
子どもたちのことを書くのも、同じくらいのお子様をお持ちの方と共感できるかなという思いからです。クリニックにキッズスペースも作っていますが、子供をクリニックに連れていってもいいか、などの相談も、患者様からお申し出いただきやすくなるかな、と思っています。
また、自分が体験した治療も必ず書くようにしていますし、新しい治療は、自分が体験してみて、良いと感じないものは導入しませんし、良いと感じたら、その経過も紹介しながら、おすすめしていきます。
自分が体験することにより、痛みやダウンタイムなども、実際の声として、患者様にリアルにお伝えできると思います。特に、私は注入はほぼすべて自己注入で行っていますので、どの速さで注入すればどの程度の痛みを感じるのか、どの製剤は注入痛が強いのか、顔のどの部位がどんな痛みなのか、を自分の手で感じながら、顔で感じる、ということを大切にしています。
そういったこともブログに書くことで、患者様にも安心していただけて、実際にも患者様から安心するというお声を、いつもいただいております。
特に得意な施術、特に力を入れている、というものがないわけではないですが、私が目指しているものとして、お化粧品やメイク用品のご相談から、機械を使っての施術、さらには注入、最後は手術まで、全ての段階での治療をご提案させていただき、患者様のご希望によってそれぞれを選んでいただき、どれを選んでいただいても、私が治療にあたるという診療体制です。
はじめから手術はこわいけど、とりあえず機械や注入でやってみて、やっぱり手術と思ったら手術も担当させていただきます。もしくは、手術には手術の良さがありますが、手術だけでは得られない効果もあり、様々な治療を組み合わせることによってより良い状態に導いていくことが可能です。
美容皮膚科医であり、美容外科医であり、女医である、それが、私の強みです。
その方によって、おすすめする施術は異なるので、これ、ということはできません。診せていただいた状態で、変化がある程度ほしいのか、むしろ変化がほしくないのか、1つにしても、結果への満足度は大きく異なります。変化が欲しいタイプの人には、ある程度すぐに効果が目に見える注入系などをおすすめします。
変化が欲しくない人もいらっしゃいますので、そんな方には機械での施術や、マイルドなお化粧品での治療がおすすめです。ダウンタイムが出てもいいのか、毎月通いたいタイプか1年に1回しか通いたくないタイプか、など、患者様によってご希望は様々です。
患者様の笑顔ですね。コンプレックスを解消することで、前を向いて、輝いていられる。女性は特にそうだと思います。自分もそうです。来てよかった、もっと早く来ればよかった、そう言っていただける瞬間が本当に幸せです。
初めて来られたときから、メイクや髪形、服装まで、どんどんきれいになって、どんどん輝いていく方を日々たくさん見ます。美容皮膚科医というのは、病気の人ではなく、元気な人を診る職業です。元気な人の人生の質を上げて、もっと輝く人生にするお手伝いができるこの職業を、心から誇りに思います。
メンテナンスがしっかりしているかどうか、でしょうか(笑)。
機械というものは定期的にメンテナンスをしていても、突然調子が悪くなったりもしますし、日々稼働している機械が急に調子が悪くなると、ご予約を承っている患者様に多大なるご迷惑をおかけすることになります。患者様は、ダウンタイムや、これからの大事なご予定のためにスケジュールを組んでご予約をしていただいているので、患者様にご迷惑をおかけすることは絶対にしたくありません。
機械の調子が悪くなったときに、すぐに修理に、それが土日でも対応してくれるのか、すぐに代替機などで対応してくれるのか、などを重視しています。かなり実用的な回答ですみません。
美容皮膚科系の施術で多いのは、レーザー脱毛、ほくろとり、外科系では、二重埋没法です。
私はポジティブにしか考えていませんが(笑)、コンプレックスを解消することで、自分に自信を持って前を向いて輝いて人生を歩むことができます。見た目のコンプレックスを抱えて、悩んで暗く生きるより、コンプレックスを解消して明るく生きていけるなら、それはとてもいい手段だと思います。
例えば、「ほくろを除去してから、彼氏ができて結婚できました、ありがとうございました」と言われたとき、それはほくろがなくなったから彼氏ができたんじゃなくて、ほくろがなくなってコンプレックスが解消されて、自信が出て輝いたあなただから彼氏ができたんだと思います。
それがほくろであっても、二重であっても、一緒なんだと思いますね。
二重埋没法といっても、本当にたくさんの方法があります。当院では、現在は、腫れが少なく戻りにくい方法での埋没法をおすすめしています(New二重埋没法)。
ただ、本当に様々な方法がありますし、ドクターの好みや方針というのも様々です。そこで大切なのは、症例写真やその症例写真に対するそのドクターの解説です。ブログや症例写真集など(クリニックではなく、ドクター個人のブログや症例写真)を見ることが大事です。私も、ブログや症例写真集に、たくさん写真を載せて、解説もつけています。自分の希望をどこまで聞き入れてもらえるのか、ドクターの性格や、患者様とドクターとの相性などもあります。
カウンセリングに行ってみて、この人なら、任せてもいいのか、また、手術後の経過の中で、真摯に対応してもらえるのかどうか、なども大事だと思いますので、そういったところも含め、クリニックを選ぶといいと思います。
当院では、腫れにくい戻りにくいはもちろんですが、できるだけ患者様のご希望も聞きつつ、ただ専門家として客観的に患者様に最善の方法を提案させていただきつつ、保証制度を設けることで、費用などの心配なしに術後の経過をご相談いただけるシステムを取っています。
女医で手術をされているドクターは多くはないですので、女医だからこそわかる本当にわずかな繊細なラインの相談やメイクとの相性なども含めて、ご相談させていただくことにこだわりをもっています。
ありがたいことに、滋賀県全域や、さらには県外の方もとても多く、都会からわざわざ滋賀の田舎まで来ていただく方もとても多いです。とても有り難いことだと思っています。
お手入れの行き届いている肌は、清潔感があり、好印象だと思います。色の白いのは七難隠すといいますものね。
患者様におすすめする治療は、自分で試していることがほとんどです。
先生もやってるんですか?と聞かれて、私もやってます、と答える、というやりとりは、とても多いです。
また、いろいろやるからといって、やり過ぎ、不自然、いかにも、というのは、避けたいところです。それは、私自身でもそうですし、患者様も、毎日見ていると見慣れていくし、わからなくなっていくので、その範囲を見極めて、アドバイスすることが大事だと思っています。なので、私もたまにやりすぎたくなることがありますが、自然な範囲で、無理している感じを出さないように、自分の治療をしています。
基本的に心がけていることといえば、UVケアと保湿でしょうか。肌の老化の80%は紫外線によるものですし、しみ、しわ、たるみは、紫外線をいかに防げるかだと思います。また、基礎化粧品はビミタンAの入っているものを使用しています。紫外線に強い肌を作るには、ビタミンAです。
あとは、恋をすることでしょうか(笑)。 常に、主人やかわいい彼氏(息子たち)にきれいと言ってもらえるように、いつもきれいでいたい、と思う気持ちが大事だと思っています。
あそこにいけば、きれいになって元気になれる、輝ける、そんなクリニックでありたいです。そのために日々勉強して、知識や技術を磨き、最新で最善の治療を提供していきたいと思っています。
また、最近は、外見の治療だけでなく、血液オゾンクレンジングや高濃度ビタミンC点滴など、体のアンチエイジングや、がん予防、がんの治療などにも取り組んでいます。母が闘病していたときには、まだ勉強不足で十分に活用できなかったことを心から後悔しています。
愛する人の健康のために、または愛する人を守らなければならない自分の健康のために、多くの方に、こういった治療の良さを知っていただき、活用してほしい、と思っています。
恋多き女でしたので、語れない武勇伝はたくさんありますね。つまり、語れません(笑)。
医師。滋賀県出身。国立滋賀医科大卒。大阪の美容外科勤務などを経て、2011年麗ビューティー皮フ科クリニックを開院し、院長に就任。日テレ『人生が変わる1分間の深イイ話』等にも出演。3児の母。
【麗ビューティー皮フ科クリニック公式サイト】
【ブログ「女医R〜そんな女の独り言〜」】
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