切らずに顔の筋膜層にアプローチ! ダブロの効果、副作用など。サーマクール、ウルセラとの違いは?
2017.05.30 更新

出典 http://gahag.net/

年齢とともにゆるんでいくフェイスライン、頬のたるみ。こうしたエイジングサインは肌の深い部分にある筋肉の衰えによって起こるため、化粧品で解消することは、まず不可能と言われています。とはいえ、たるみは放置しておくとどんどん進行してしまうもの。でも、切開するフェイスリフトの手術は怖いという方がほとんどですよね。そこで、検討してみたいのが切らずに顔の筋膜層にアプローチできるとして人気が高い「ダブロ」という施術です。ここではダブロがどんな施術なのかについて、詳しく説明していきます。

目次

1. 切らずに顔の筋膜層にアプローチ! ダブロってどんな施術?

1-1.ダブロとは

ダブロとは

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ダブロとは韓国のメーカーHIRONIC社が開発した高密度焦点式超音波(HIFU=High Intensity Focused Ultrasound)を利用したリフティング治療のためのマシンです。2011年にはKFDA(韓国食品医薬品局)の認可を取得しています。

太陽の光を虫めがねで集めて熱を発生させるのと同じようなイメージで照射する超音波のエネルギーを1点に集め、ピンポイント(点状)で高い熱エネルギーを発生させて筋膜にアプローチするという技術です。がんの治療などにも用いられている技術で、ピンポイントに照射することができ、他の組織を傷つける恐れがありません。

ダブロではメスで切開することなく、SMAS層のたんぱく質に熱エネルギーを与えます。肉を焼くと、縮むのと同じように、人間の筋肉も熱を加えることで縮みます。この原理を利用して、皮膚を支えている土台のSMAS層から引き締めることができるのです。

■SMAS層(スマス)ってなに?

“SMAS層(スマス)ってなに? 肌断面図"

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表情筋の筋膜のことをSMASと呼んでいます。SMASは言ってみれば、顔の皮膚を支えている土台。たるんできた皮膚をどれだけ引き上げても、筋膜であるSMASが衰えてしまうと皮膚は再びたるんできてしまい根本的な解決にはつながりません。SMASごと引き上げることができれば、ブルドックラインのようなより深刻なたるみも改善させることができるのです。

フェイスリフトの外科手術も悩みの深刻度や患者さんの年齢に応じて

  • ・軽度のたるみに適応する皮膚だけを引き上げる「ミニリフト」
  • ・深刻なたるみも改善可能なSMASを切開して縫い縮める「SMAS法」

の2種類から選ばれます。どんなリフティング法でもSMASにアプローチできるか否かによって、結果はまったく違ってきてしまうのです。

1-2.ダブロの効果と照射可能範囲

ダブロ症例

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■施術直後と、施術後1カ月から感じられる2つの効果

ダブロは熱を与えることによって起こる「肌の引き締め効果」とSMASにアプローチすることで生まれる「引き上げ効果」の両方の効果が期待できます。また、施術直後に感じられる効果と施術後1カ月程度から感じられる長期的な効果があるのが特徴です。具体的な効果は以下の通りとなっています。

  • ・リフトアップ効果
  • ・小顔効果
  • ・創傷治癒効果によるコラーゲン増加がもたらす長期的な効果
  • ・美肌効果

■エコー映像でより正確な照射が可能

ダブロにはエコー映像でSMASの位置を確認しながら照射することができます。的確な深度に熱を当てることができ、より安全かつ正確な施術が可能です。

■ダブロの照射可能範囲

ダブロは額、こめかみ、目の下、頬、アゴの裏などに照射可能です。

■効果の持続は半年程度

残念ながらダブロの施術効果は永続的ではありません。SMASに熱を与えることによって起こるダメージを修復しようとする作用によってもたらされる効果のピークは施術後1~3カ月、持続期間は半年程度と考えられています。

1-3.ダブロはどんな人に向いている?

ダブロは以下のような悩みを持っている方に適しています。

  • ・切開するリフティングは怖い
  • ・ばれずに自然に顔をリフトアップさせたい
  • ・化粧品ではどうにもならないたるみの根本的な改善を図りたい
  • ・仕事や家事が忙しくダウンタイムはとれない
  • ・ほうれい線やおでこ、目元のシワなどが気になる
  • ・ウルセラの痛みには耐えられない、痛みに弱い

1-4.ダブロとウルセラ、サーマクールの違い

ダブロとウルセラ、サーマクールの違い

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「熱を与えて肌を引き締める」という原理のリフティング治療はいくつかあります。特にウルセラは同じ原理を利用したマシンなので、「どこが違うの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんね。ウルセラやサーマクールとの違いを考えてみましょう。

■ダブロとウルセラの違い

ウルセラもダブロと同様、高密度焦点式超音波を使用したリフティングマシンです。ウルセラはかなり痛みが強い施術として知られていますが、どのような違いがあるのでしょうか。

違いは点状に当てていく超音波の点の大きさにあります。ダブロはより点が大きく、熱が分散されているためウルセラに比べて痛みが小さいというメリットがあるのです。また、点がより丸に近い形をしているので、均一な大きさをキープすることが可能となり、より痛みが起こりにくくなっています。

ただし、痛みが弱いということはSMASへの影響も低いということでもあります。痛みの強いものはそれだけ効果が高いということもまた事実。ウルセラの効果が1年近く継続するのに対して、ダブロの効果が半年程度ということからもその違いが分かります。

■ダブロとサーマクールの違い

ダブロが超音波を利用した施術であるのに対し、サーマクールは高周波(ラジオ波)によって肌の深部に熱を与え、創傷治癒効果によってコラーゲンを再生させて肌を引き締める施術です。SMASにはアプローチできないため、肌の引き締め・小顔効果が主な目的となっています。

1-5.ダブロのダウンタイム・副作用

肌表面にダメージを与えることがないダブロはダウンタイムがほとんどありません。施術後すぐにメイクをして帰宅することができます。ただし、施術後、赤みやむくみが生じたり圧痛を感じたりすることはあります。また、ごくまれに小さな色素沈着や内出血のあとが残ることもありますが、1週間程度で消失します。

■施術者の経験や技術レベルによっては一時的なしびれが残ることも

顔には神経が通っているため、照射によって神経周辺が刺激されると一時的にしびれが起こることがあります。ダブロの施術を受ける際には施術実績の多いクリニックを選ぶようにしましょう。また、万が一のトラブルを避けるためにも、結婚式や大切なイベントの直前に初めてのクリニックでダブロの施術を受けるのはパスするのが無難です。

■ダブロを受けられない人

金の糸や糸を使ったリフティングを受けたことのある方や、施術箇所に金属やシリコンを入れている方。心臓疾患や糖尿病の持病がある方などは施術を受けることができません。

1-6.ダブロの失敗例

SMAS層に直接、アプローチできて他の組織にダメージを与えづらいダブロは大きなトラブルになるような失敗例はありません。しかし、ほとんど効果が見られなかったというケースはあるようです。この場合、より高齢の方ですでにSMASの衰えが進んでいる、あるいは皮下脂肪が多いなどで照射による効果が出づらいケースが考えられます。

■エステサロンでのトラブル例も

ダブロはウルセラと違って医師以外でも施術が可能となっています。エステサロンでダブロを導入しているところもありますが、施術者の技術レベルによってはトラブルが起こることもあります。なかにはエステサロンで結婚式の前にダブロを受けて顔にやけどのような跡が残ってしまったというケースも。これ以上よくならないと皮膚科で言われる例もあるため、ダブロの施術をどこで受けるかは慎重に選ぶ必要があります。

1-7.ダブロの口コミ

ウルセラに比べて痛みが少ないと言われているダブロですが、実際に施術を受けた人からはやはり痛みがあるという声があがっているようです。

■効果はあるけれど痛い!

■とにかく痛いという声も……。

■虫歯がある場所には激痛が走る?

さらに、虫歯の治療をしている部分や銀歯のある部分に上からダブロを当てるとかなり痛みが強いという声も。その場合、クリニックによっては綿をつめるなどして歯に響かないように対処してくれるところもあります。歯の治療中である方や虫歯が気になる方は、事前に申し出るようにしましょう。

2.ダブロの施術について

ダブロの施術について

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メスを入れることなくSMASの引き上げが可能なダブロ。ウルセラと違って、医師でなくても施術ができるため、エステサロンで導入しているところもあるようです。ここからは実際のダブロの施術についてお話していきます。

2-1.ダブロはエステでも受けられる?

■エステとクリニックのダブロは別マシン?

エステサロンの中にはダブロの施術を行っているところがあります。しかし、エステに導入されているマシンとクリニックに導入されているマシンは別です。違いは超音波の熱エネルギーの温度にあります。

エステ用のダブロは40度程度、医療用ダブロは65度以上の温度設定が可能です。40度程度の温度では筋膜を収縮させる効果はあまり期待できません。温められてハリがアップする程度の変化しか望めず、本来のダブロが持つ「引き締め」「引き上げ」作用は低いと考えられます。

また、ダブロにはエコー映像でSMASの位置を確認できる装置が搭載されていますが、エコー映像を正しく判断することは、解剖学的知識が必要で医師や看護師にとっても経験数が必要とされる難しい処置です。また、出力の調整を誤って神経を傷つけたり、やけどのようなトラブルが起こったりすることも考えられます。

当然、エステサロンには医師が常駐していないので、トラブルになった場合は自分で病院に行かなければなりません。ダブロの施術はクリニックで受けることをおすすめします。

2-2.美容外科でのダブロ

美容外科でのダブロ

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美容外科では医療用ダブロを使用して施術が行われます。ただし、ダブロはウルセラと違ってクリニックでも医師ではなく、看護師でも施術が可能です。安全性や効果にこだわるのであれば、医師が施術を行うクリニックを探してみましょう。

■ダブロ施術の流れ

施術の流れは以下の通りです。

  • ・医師による診察、カウンセリング
  • ・洗顔後、麻酔クリームを塗布し10分ほど放置
  • ・反応を見ながら出力を調整しつつ、照射
  • ・残ったクリームをふき取って終了

施術時間は40~50分程度。施術直後からメイクも可能です。赤みや痛みの状況に応じて薬が処方されることもあります。施術後は紫外線防止ケアを忘れないようにしてくださいね。

2-3.併用される治療

美容クリニックではさまざまな治療とダブロを組み合わせることができます。肌の悩みに応じて、どんな施術が有効か相談してみるとよいでしょう。

■内服治療

熱によってSMASに与えられたダメージから肌が回復するのに必要な成分を内服薬で補います。

・シナール

ビタミンCの内服薬。創傷治癒効果によってコラーゲンが再生される作用に欠かせない成分。色素沈着の防止効果も

・ピドキサール、ハイボン

ビタミンBの内服薬。健康な肌の維持や再生に必要な成分。

■その他の治療

・サーマクール

高周波の力で肌を引き締めるサーマクールとSMASにアプローチして肌の引き上げをねらうダブロは併用するとさらに高い効果が実感できます。サーマクールとダブロを受けることで外科手術に近いリフトアップ効果が期待できるという声も。

・ヒアルロン酸注入

肌を内側からふっくらさせることでより若々しい印象になります。ダブロの施術だけでは、顔が痩せて見えてしまうという方や、顔についている脂肪が少ない方におすすめです。

2-4.ダブロの施術費用

ダブロの施術費用は顔全体で16~22万円程度。頬のみの場合、10~12万円程度が相場となっています。ウルセラの費用が顔全体で30万円以上かかることを考えると、かなり安く感じられますね。ダブロはマシン本体だけではなく、消耗品もウルセラより安くなっています。この違いが施術価格にも反映されているのでしょう。

3.まとめ

ダブロはメスを入れることなく、肌を支えている表情筋の筋膜SMASにアプローチできる画期的なリフティング術です。ダウンタイムがほとんどなく、痛みも従来のウルセラに比べると少なめ。さらに半額近い費用で受けることができます。フェイスラインのたるみやブルドックラインといった深刻なエイジングサインにお悩みの方に最適の施術と言えるでしょう。安全性の高い施術ですが、エステサロンではトラブルも報告されています。ダブロの施術を受けるときには施術実績が多く、経験豊富な医師が在籍するクリニックを選ぶようにしてくださいね。

*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税抜きです。また価格は変更になる場合があります。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

Emiri

Emiri

美容系全般得意なライター。自身でも美容医療を実践。

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