人気企画「美人女医インタビュー」第四十九回は東京・銀座駅から徒歩1分の距離にあるネクサスクリニック(NEXUS clinic)で院長を務める酒井知子(さかい ともこ)医師です。

管理栄養士から医師という異色の経歴をもつ酒井医師。女医ママとして日々施術と育児に奮闘しています。二重術、糸リフトなどデザインにもこだわりを持ち、女性目線と説得力あるカウンセリングには定評があります。

レストラン顔負けの丁寧な料理や華やかなテーブルメイキング、インテリアコーディネートの写真満載のインスタグラム経由のファンも多数いるそう。
そんな酒井医師が実際にコンプレックスを払拭した数々の美容施術体験のお話もしっかり話してくれたインタビューをご覧ください!

目次

  • ・医師を志した理由は?
  • ・大学ご卒業の経歴は?
  • ・美容医療を志した理由は?
  • ・得意な施術について
  • ・ネクサスクリニックの特徴について
  • ・美容医療の医師をしていて良かったことは?
  • ・来られる患者様に多いお悩みについて
  • ・痛み対策について
  • ・女性のエイジングケア開始時期について
  • ・ご自身の結果が出た美容医療施術について
  • ・ネクサスクリニックをどのようなクリニックにしていきたいか
  • ・オフ、休みの過ごし方、特技について
  • ・憧れの医師について
  • ・SNSで注目している医師について

もともと管理栄養士として栄養相談の仕事をしていました

ネクサスクリニック酒井知子医師カウンセリング

ー医師を志した理由を教えてください。

酒井先生(以下S):もともと管理栄養士として栄養相談の仕事をしていました。生活習慣病の方に食事療法のアドバイスをしていましたが、自分の知識や技術では限界がありました。その方の背景、食事だけではカバーできない部分にもっと深く関りたいと思い医師を志しました。

ー管理栄養士としてキャリアをスタートされ、ゆくゆくは医師になろうという考えをお持ちだったのですか。

S:全然ありませんでした。働いてみて初めて医師という職業を考えました。

自分自身が自発的に変わりたいと思っているのは美容の分野ではないかと思います。やはり前向きに自分自身が変わりたいと思っている方を応援したい気持ちが芽生えました

ネクサスクリニック酒井知子医師カウンセリング

ーでは医大をご卒業後の経歴を教えてください。

S:医大を卒業した後は町田市民病院で研修、その後大手美容クリニックで2年間勤務、2020年12月に個人クリニックへ入職しました。

ー保険診療から美容医療に移ろうと思った理由は何でしょうか。

S:もともと生活習慣病の方にアドバイスをする仕事を管理栄養士としてやっていましたので、糖尿病系の生活習慣病の専門医を目指していました。生活習慣病の患者様に対し食事面での改善だけではなく薬や様々な治療を含めてアドバイスをしていました。研修医時代に感じたのですが、患者様ご自身が病気を治そうと思っていないと、こちらからどれだけアドバイスをしても「おいしいものを食べて死にたい」など言われたら何もアドバイスできませんでした。

病気の方を治したい、自分の提案で変わっていただきたい気持ちが昔から強くありました。ですが、患者様ご自身が変わりたいと思っていなければ病気を治すのは難しいと思います。
そういう意味では、自分自身が自発的に変わりたいと思っているのは美容の分野ではないかと思います。それに気づいたのは研修医勤務と結婚式が重なった時でした。式の準備で美容医療を初めて受けて感動したのがきっかけで美容医療は面白そうだなと思いこの道に進みました。

ー研修医の時に初めて美容医療に接し、保険診療と比べてみた時、美容医療の患者様に接するほうが先生の考えに合ってると。

S:そうですね。やはり前向きに自分自身が変わりたいと思っている方を応援したい気持ちが芽生えました。

患者様のイメージも擦り合わせながら私が思うかわいいも伝え、決めています。二重にするというよりもなりたい目元にするイメージです

ネクサスクリニック酒井知子医師カウンセリング

ー次に得意な施術を教えていただけますか。

S:得意な施術はいくつかありますが、二重や目元の若返り施術、糸リフト、お肌の治療をメインにやっています。

ー二重埋没法の症例をインスタグラムに多く上げられています。何か工夫していることはありますか?

S:従来の二重の手術とは違う方法をとっています。埋没法は糸を最終的に結びますが、その結び目が瞼の表面に出るので、皮膚に傷をつけてその中に結び目を埋めていく方法でした。当院ではそれを瞼の裏側で全て行っており、裏側に糸玉を結んで埋めています。従来とは方法が逆なので表面に傷が一切つかない、ポコッと糸玉ができないことが特徴になっています。

ー瞼の裏側に糸の結び目があるのでポコつきが目立たないのでしょうか。

S:糸玉が完全に瞼の裏側に来るので、見えようがないです。

ネクサスアイズダブル

出典 https://nexusclinic.jp/

ー痛くはないのでしょうか。糸玉が目の表面に当たり痛そうな感じがします。

S:糸玉を完全に筋肉の中にしっかりと埋めていれば大丈夫ですが、稀に出てきてしまうことがあります。そういう時は目が痛いので、手術が終わった後に必ずそこはお聞きし、痛い場合は糸玉が出ている可能性があるので、もう一回しっかり埋めています。

ー症例を拝見すると、もともと二重の方のデザインが、オペによりさらに綺麗になっていますね。酒井先生のこだわりはあるのでしょうか。

S:一重の方が二重にする手術のイメージが強いと思われがちですが、実際は二重の方が多いです。二重の方が「なりたい二重」にしたいのではないでしょうか。インスタグラム等でいろんな症例写真が出ていますので「この二重になりたい」と画像を持ってきてくださる方が多いです。

目元の型は皆さんそれぞれ違いますので、ご希望の形にできる場合、できない場合がありますが、イメージはつけることができます。普段のメイク、ツケマの有無、アイメイクが濃いか薄いかによっても、かわいい二重は変わってくると思います。

それを考慮し、患者様のイメージも擦り合わせながら私が思うかわいいも伝え、決めています。二重にするというよりもなりたい目元にするイメージです。

診療面では、院長が二人いますので、二人で皮膚科と外科の両方を包括的に治療していけるところです

ネクサスクリニック酒井知子医師カウンセリング

ーでは、ネクサスクリニックの特徴を教えてください。

S:診療面では、院長が二人いますので、例えば則本先生の方で外科手術を受けた方が、手術後に私の皮膚科の方で通って頂けるとか、逆に皮膚科で通ってくださって いる方が目の下の治療をしたい時に則本先生に手術をしてもらうとか、二人で皮膚科と外科の両方を包括的に治療していけるところです。

内装面では、やはりこの空間ですね。美容クリニックは、コンプレックスや悩みを抱えていて、大なり小なりマイナスの気持ちを持って来られると思うんですね。当院は、患者様に来て頂いた時に、楽しい気持ちになる、テンションが上がって心が躍るような空間作りをコンセプトにしています。

老若男女問わず包括的にすべてのターゲットを全て幸せにできる環境が整っているところ、一人ひとりの患者様に寄り添っていけるようなクリニックなのかなと思っています。

外科に関しては二重や目の下のクマ・たるみなどのお悩みが圧倒的に多いです

ネクサスクリニック酒井知子医師施術

ー次に酒井先生が美容医療の医師をしていて良かったこと、嬉しかったことを教えてください。

S:見た目が可愛く綺麗に変化するのはもちろんですが、患者様に、「自分の理想になれて前向きになった」「内面が明るくなり毎日が楽しくなった」と言っていただけるのはやはり一番嬉しいですね。

ーでは、こちらにいらっしゃる患者様に多いお悩みを教えてください。

S:外科に関しては二重や目の下のクマ・たるみなどのお悩みが圧倒的に多いです。その他若返りを中心とした、糸リフト・脂肪注入など。最近では婦人科形成の相談も増えています。皮膚科では、ポテンツァをはじめ、サーマジェン、シミ治療の相談が多いです。

声掛けをとても大事にしています。ホスピタリティ溢れる看護師が多く、オペ中は患者様の背中をさすってあげたりなどリラックスしていただけるよう努めています

ネクサスクリニック酒井知子医師カウンセリング

ーでは酒井先生の痛み対策を教えてください。

S:まず麻酔をしっかり効かせるのはもちろんですが、声掛けをとても大事にしています。何をされるのか分からないのは恐怖でしかなくて、余計に痛みを強く感じてしまうと思いますので、「今からこうします」とご説明をし、注射の際も「チクッとしますよ」と声を掛けています。また、当院はホスピタリティ溢れる看護師が多く、オペ中は患者様の背中をさすってあげたりなどリラックスしていただけるよう努めています。

ーダウンタイム中に痛みで心配な時は再度診ていただけるのでしょうか。

S:それはもちろんです。経過観察で1週間、1カ月後、手術によっては3カ月後も診せていただいています。その間は痛み止めの内服薬もお渡ししています。患者様には「こういうつらさがあります」とカウンリングできちんとご説明をしています。乗り越えていただくのは患者様ですが、万全なフォローで安心して施術をお受けいただいています。

エイジングケアは気になったときに始めればいいかなと思います。ですがしわ予防のボトックスは早いほうがいいと思います。私自身今思えばボトックスを早く受けたかったです

ネクサスクリニック酒井知子医師カウンセリング

ー次に女性はいつからエイジングケアをしたほうがいいか酒井先生のご意見をお聞かせください。

S:内容にもよるとは思いますが、気になったときに始めればいいかなと思います。ですがしわ予防のボトックスは早いほうがいいと思います。私自身今思えばボトックスを早く受けたかったです。そういった施術を知ったのがこの業界に入ってからなので、受けたのが30歳半ばでした。その頃には多少しわが刻まれてる部分がありました。
    
表情しわが何千回、何万回と動くと、それが跡になってしまいます。そのまま50代になって「このしわをどうにかして」となっても、すでに刻まれている場合、ボトックスのみではなかなか改善が難しいです。そうなると治療は切るような手術代が高いものになってしまうので、なるべく早く始めた方が良いです。ただ、たるみ治療のハイフなどは最近流行りすぎて、皆さんむやみに受けている傾向があると思います。

ーお若い方にも流行っています。

S:20代前半にたるみはありませんので、ハイフのお金は貯金して、将来に使っていただきたいです。たるんでないのにする必要は全然ないと思います。

ー30代で初めてエイジングケアをする方にチャレンジしやすい施術はありますか。

S:やはりボトックスとハイフです。

私は顔がしもぶくれで大きかったのがずっとコンプレックスでしたので、エラボトックス、糸リフト、バッカルファット除去手術を受けました

ネクサスクリニック酒井知子医師ミーティング

ー先ほどのしわ予防のボトックス以外に酒井先生ご自身で結果が出た美容の施術を教えて下さい。

S:いろいろしていますが太ももの脂肪吸引、顔の糸リフトは効果がありました。美肌治療は頻繁にしています。ハイフは半年おきに受けています。
私は顔がしもぶくれで大きかったのがずっとコンプレックスでしたので、エラボトックスで、咬筋(噛む筋肉)の萎縮をしてシュッとさせ、糸リフトでリフトアップ、バッカルファット除去で口の中から小さな穴を開けて頬あたりの脂肪を取る手術を受けましたが、この3つでとても顔が小さくなりました。

『美容医療を通じて幸せの輪を広げたい』この世界に飛び込んだ時からこの想いはずっと変わりません

ネクサスクリニック酒井知子医師カウンセリング

ーでは、今後ネクサスクリニックをどのようなクリニックにしていきたいか教えてください。

S:患者様の「美のかかりつけ医」になれればいいなと思っております。『美容医療を通じて幸せの輪を広げたい』この世界に飛び込んだ時からこの想いはずっと変わりません。治療をお任せ下さる患者様との絆、一緒に働いてくれる仲間との絆。立場が何であれ、“美容医療”を通して綺麗になりたい、幸せになりたい、あるいは誰かを綺麗にしたい、幸せにしたい。患者様の人生に寄り添い、試行錯誤しながらもそのゴールに向かい、共に歩んで行きたいと思っています。

オフの日は今は子供と一緒に過ごしています。普段一緒に過ごす時間が少ないので、触れ合う時間をとても大切にしています

ネクサスクリニック酒井知子医師カウンセリング

ーここからプライベートのことをお聞きします。酒井先生のオフの過ごし方、特技などがあれば教えてください。

S:オフの日は今は子供と一緒に過ごしています。普段一緒に過ごす時間が少ないので、触れ合う時間をとても大切にしています。それで一日終わります。最近は遠出もできませんので家族で近くの公園に行くことが多いです。特技は特にないのですが、料理が好きです。

ーインスタで、いつも高級店のような素敵なお料理を上げられています。

S:いや、そんなに大したことはないです。旦那さんへのおもてなしの気持ちがあるので、こだわりのお皿に綺麗に盛り付けるだけでも全然違います。そこはちょっと頑張っています。ただ、最近は仕事が忙しくてなかなか思うようにはいかないです。

ーおせち料理もとても豪華です。お好きな器のメーカーなどはありますか。

S:全くないです。高価な食器も使ってないです。ネットで買った安いものや、母親から譲ってもらったものをうまく活用しています。

ーお着物の帯をテーブルランナーに利用されていましたね。

S:帯も実家から持ってきたものです。すごい見てくださってますね(笑)。

ー毎回参考にさせていただいています。お部屋のインテリアも統一されとてもオシャレです。家具選びなどで大切にしていることはありますか。

S:主人とは部屋の内装やインテリアの好みが一致していて、今は子供のものも多いので、子供のものにも馴染むようなカラフルな色のインテリアを選んだり配色も考えています。

ー専門誌にでてくるような素敵なお部屋で女性の憧れが詰まった生活で羨ましいです。

S:美的センスを問われる仕事なので、美しさは意識しています。皆さんとSNSでコミュニケーションを取らせていただいている中で、私のセンスを褒めてくださったり、細かい部分にも興味を持ってくださる方もいらっしゃいます。細かい作業、オシャレや美しさは自分のアピールポイントでもあるので、こだわりが強いです。この部分は患者様にも還元できていると思っています。

ルクスクリニックの奥村智子先生です。母として医師として多岐な分野のオペをこなしご活躍される姿に感銘を受けています

ネクサスクリニック酒井知子医師カウンセリング

ー次に憧れの女医はいらっしゃいますか。

S:ルクスクリニックの奥村智子先生です。小さなお子様を育てながら母として医師として多岐な分野のオペをこなしご活躍される姿に感銘を受けています。

彼のオペの技術の高さに惚れ込んだことがきっかけでNEXUSを共同経営して頂くことになりました

ネクサスクリニック酒井知子医師ハート

ーでは最後の質問ですが、酒井先生がSNSで症例などをよく見ている医師がいれば教えてください。

S:共同経営をしている相方の則本翔先生です。則本先生は大手美容外科時代の先輩だったのですが、私が彼のオペの技術の高さに惚れ込んだことがきっかけでNEXUSを共同経営して頂くことになりました。
技術の高さはもちろんですが、SNSがとても上手な先生で私にはない斬新な発想が沢山あって、いつも刺激になってます。

ネクサスクリニックエントランス

プラス5(酒井医師をよく知るための5つの質問)

Q:好きなお酒は?

A:赤ワインが好きです!

Q:海外旅行を思う存分妄想してください

A:うーん、実はあまり海外旅行が好きではないです(笑)。日本が大好きです!

Q:今一番欲しいものは?

A:第二子!ですかね(^^)

Q:使っている化粧品教えてください

A:患者様にご提案できるよう当院で扱っている商品を全て試している途中です(笑)。顔がいくつあっても足りないです!

Q:子育てで大切にしていることは?

A:愛してることを毎日伝えることです!

ネクサスクリニック(NEXUS clinic)の医師監修記事、インタビューはこちら

*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込です。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

ネクサスクリニックエントランス

ネクサスクリニック(NEXUS clinic)
住所:東京都千代田区有楽町2丁目3−5aune有楽町 6階
電話番号:03-6264-5885
診療時間:10:00〜19:00(最終受付 初診17:00/再診17:30)
休診日:不定休

無料カウンセリングを申し込む

※酒井医師の診察をご希望の場合、ご予約時にその旨お伝え下さい。
撮影:新井章大

閲覧中の記事:

監修:

酒井知子 医師

NEXUS clinic

岐阜女子大学管理栄養士専攻卒業から聖マリアンナ医学部卒業。管理栄養士から製薬会社に勤務後、医師の道へと進む異色の経歴の持ち主。医学部卒業後は麻酔科、形成外科、皮膚科などで経験を積んだ後に、湘南美容クリニック入職、X clinic副院長など歴任後、2021年NEXUS clinicを開院。
得意施術はアンチエイジング治療ですが、自身も小顔になる手術を受けて、体験談や術後の経過をSNSで発信することで、同じ悩みをもつ患者様の不安解消に役立てています。

アメリカ心臓病学会 BLSプロバイダー
日本美容外科学会(JSAS)会員など

岐阜女子大学管理栄養士専攻
聖マリアンナ医学部卒
町田市民病院(内科、麻酔科、皮膚科、形成外科)で研修を経て、北里大学東病院に勤務
湘南美容クリニック 勤務
X clinic 勤務 副院長就任
2021年 NEXUS clinic 開院

この記事の監修ドクターが所属するクリニック

  • 住所: 東京都千代田区 有楽町2丁目3−5 aune有楽町 6階
  • 最寄駅: 東京メトロ銀座線 銀座駅、丸の内線銀座駅、日比谷線日比谷駅 A1出口直結 、JR有楽町駅銀座口徒歩4分
  • 院長: 酒井 知子
  • 診療時間: 10:00 〜19:00
  • 休診日: 不定休