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美肌を手に入れるために、みなさんはどんなアイテムでお手入れをしていますか?
美しい肌を目指すなら、まずは健康な肌を目指すのが近道。そんなときにトライしてみたいのがドクターズコスメです。
ドクターズコスメとは皮膚科医などの医師や医療機関が開発または、監修しているコスメのこと。医学的な根拠に基づいて作られているため、一般的なコスメよりも違いを実感しやすい、安全性が高い、肌にいい成分が高濃度に配合されているなどのメリットがあります。
基本はドクターズコスメは、診察をうけてからの販売となります。
診察無しによるドクターズスメ販売による肌トラブルに関してが問題視されています。
ここでは定番と呼ばれるアイテムから最新のものまで、注目を集めているドクターズコスメ10選を紹介していきます。美肌を目指して集中ケアを考えている方、必見ですよ!
【監修医師からのワンポイント】
基礎化粧品は、いかにご自身のお肌に合ったものを適切に選ぶことが出来るか、これが最短で美肌に近づける道であると思います。皮むけをするようなレチノール系のコスメについては、特に、医師の診察で、きちんとお肌の状態をみてもらいながら使用するのが安全と思います。また、季節やライフスタイルによって、必要とする美容成分が違ってくるので、楽しくコスメ選びをして、使えたらいいですね。
目次
- ゼオスキンヘルス
- ガウディスキン(GAUDISKIN)
- スキンベターサイエンス
- ナビジョンDR
- ENVIRON(エンビロン)
- プラスリストア(plus RESTORE)
- リビジョンスキンケア(REVISION SKINCARE)
- ITO (アイティーオー)
- エムディア(M-DEAR)
- サイトプロ MD(CytoPro MD)
- 人気のドクターズコスメの賢い選び方
ゼオスキンヘルス
アメリカのZein Obagi(ゼイン・オバジ)氏が開発・製造・販売するコスメライン。
高濃度ビタミンA(トレチノイン)とハイドロキノンを併用したワンランク上の美肌治療のためのコスメです。
使用中は皮むけと赤みといったビタミンA反応がでますが、くすみや色ムラ、肝斑などに深いアプローチができます。定期的にお手入れに組み込んでいる美容皮膚科の女性ドクターも多く、効果への期待と信頼性の高さはかなりのもの。一皮むけたツルツルの美肌を目指したい方に最適です。
ゼオスキンでのお手入れは医師の指導に基づいて12~18週間、朝晩のお手入れにトレチノインとハイドロキノンを取り入れる「セラピューティック治療」が基本ですが、週に一度、1回で3日分を使用してダウンタイムを調整する「パルス療法」などがあります。
レーザーや光治療と組み合わせることで、より高い効果が期待できるため、コンビネーション治療にも用いられています。いずれもお肌の状態に合わせて使用方法を診断する必要があるため、医師のカウンセリングが必要です。
ガウディスキン(GAUDISKIN)
出典 http://www.mizuguchi-clinic.jp/
ガウディスキンは、日本人の肌に合わせて開発した高濃度ビタミンAを配合したスキンケアラインです。海外製の高濃度ビタミンA外用剤の使用が適さない方のために形成外科医である水口敬先生が開発しました。
日本人の肌は欧米の人の肌に比べて、角質が薄い、バリア機能が弱い、真皮や皮下が厚い、アレルギーを持つ人が多いなどの特徴があります。海外製の高濃度ビタミンA外用剤では合併症を起こす人が多いのも事実です。
ガウディスキンは赤みや皮ムケといったビタミンA反応を抑える、アレルギー反応を起こしやすい成分を極力使用しない、浸透システムや質感も日本人の肌に合わせて作られています。
「一生使えることを前提にした攻めと守り」を目指しているだけあって、安心感が高いスキンケアラインと言えるでしょう。高濃度ビタミンA外用のコスメとしては価格が若干抑えめなのも嬉しいポイントですね。
ガウディスキンはゼオスキンに興味があるけれど、皮剥けや赤みなどのビタミンA反応を極力抑えたいという方にイチオシ。こちらも皮膚科でカウンセリングを受けて処方してもらう必要があります。
スキンベターサイエンス
美容系の雑誌でもよく取り上げられているのがこちら。アメリカのメーカーが開発した医療機関専門のスキンケアライン・スキンベターサイエンスです。
こちらも皮ムケなどの極端なビタミンA反応を抑えたラインで、特許を取得したビタミンA成分・エチルラクチルレチノエートとグリコール酸を組み合わせた「アルファレットオーバーナイトクリーム」が人気です。
また、美白アイテムである「イーブントーンコレクティングセラム」はトレチノインもハイドロキノンも使用していないため、刺激に弱い肌への使用も適しています。そのため、シミを薄くするというのではなく、全体的なトーンアップやくすみ改善を目指す方に向いていると言えます。
肌に優しくアプローチするスキンベターサイエンスはハイドロキノンによる色ムラを避けたい方や高濃度ビタミンA外用剤が苦手という方におすすめ。また、長期間使えるコスメをお探しの方にもいいでしょう。こちらも皮膚科でのカウンセリングが必要となります。
ナビジョンDR
出典 https://navision.iwakiseiyaku.co.jp/
資生堂が開発した医療機関向けのスキンケアラインがナビジョンシリーズです。日本の厚生労働省が認可した医薬部外品有効成分を配合し、医学的根拠を示すエビデンスも十分に示された信頼のスキンケアラインと言えるでしょう。赤みや肝斑、シミなどに特化したラインです。
ナビジョンシリーズはハイレベルな美肌を目指すクリニック専売品のナビジョンDRと市販で購入できるラインがあります。ナビジョンDRでは、針状にしたヒアルロン酸を敷きつめたシート状の集中ケア「フォーカスアイプログラム」やトラネキサム酸や4-メトキシサリチル酸カリウム塩(美白有効成分)を配合した薬用美白化粧水「TAホワイトローションn」などが人気です。
ナビジョンDRシリーズ は,すべての商品について、クリニックでのカウンセリングが必要となります。
ENVIRON(エンビロン)
エンビロンは紫外線が非常に強い国、南アフリカで研究・開発されたスキンケアライン。紫外線による肌へのダメージとビタミンAの有用性に着目して作られました。開発当初はビタミンAを配合した化粧品を製造してくれるメーカーが見つからず、ドクターが自宅のキッチンでクリームを作りはじめたのだそう。その後、需要が高まり製品化されたのが現在のエンビロンなのです。
エンビロンはできるだけ肌に負担をかけずにアプローチするため、肌の状態に合わせて徐々にビタミンAの濃度を高めていくという方法をとっています。肌にビタミンAが蓄えられていくことによって、肌の再生力は高まり紫外線に強い肌を目指すことができます。
エンビロンは高濃度ビタミンA外用剤によるスキンケアに興味があるけれど、長いダウンタイムは取れないという方にオススメ。皮膚科でカウンセリングを受けて、肌の状態に適したアイテムを進めてもらうのがベストですが、初めての方向けに作られたファーストキットをオンラインで購入することも可能です。
プラスリストア(plus RESTORE)
プラスリストアはレーザー治療や光治療を受ける患者さん向けに作られたメディカルスキンケアラインです。
肌への刺激となる摩擦を防いだ洗顔料やクレンジングが充実しているのがプラスリストアの特徴のひとつ。メイク汚れだけを選んでキャッチするキレート成分を配合した「クレンジングソープ熟成」やこすらずにピーリング効果が期待できる「クレンジングソープ泡ピールケア」はすべての肌タイプの人に推せるアイテムです。
レーザーや光治療後のデリケートな肌にも使えるように作られているため、敏感肌だけれどドクターズコスメで積極的なケアがしたいという方に是非、試してほしいシリーズです。コンシーラーやまつ毛美容液などもあって選ぶのが楽しくなるところもいいですね。プラスリストア(plus RESTORE) は,すべての商品について、クリニックでのカウンセリングが必要となります。
リビジョンスキンケア(REVISION SKINCARE)
リビジョンスキンケアは若々しい肌に欠かせない成分であるペプチドや高濃度ビタミンC(アスコルビン酸)、100%ミネラルの日焼け止めなどをいち早く開発したアメリカ・テキサス州生まれのスキンケアラインです。
リビジョンでは「塗るボトックス」と呼ばれるペプチドを配合したしわ用美容液や、皮膚に存在している細菌叢(マイクロバイオーム)に着目したデコルテ・ネックケア「ネクティファーム アドバンス」が人気。
また、通常のレチノールに加え、レチノールと同等の効果をもちながら刺激が少ない「バクチオール」を配合した「Aアドバンス0.5」もオススメです。リビジョンスキンケアは肌の老化をトータルで防ぎたいという人に使ってほしいスキンケアライン。リビジョンスキンケアはすべての商品について、クリニックでのカウンセリングが必要となります。
ITO(アイティーオー)
AP5シリーズは、ビタミンCコスメのパイオニアと言われるITO(アイ・ティー・オー)が開発した医療機関専売のスキンケアラインです。
なかでも、ITOの代表する成分は、スーパービタミンC「GO-VC」が特徴です。
GO-VCは、しみ・しわ・くすみ・毛穴・ニキビ予防などに効果を発揮するビタミンCです。
持続的な抗酸化作用を持ち、メラニン産生を抑制し、線維芽細胞の数やコラーゲン生成、ターンオーバーを促進する作用があります。
また、GO-VCは、水溶性ビタミンC特有のツッパリ感が少なく、保湿効果もあります。頭皮の赤みやかゆみにもおすすめです。
ITOのすべての商品について、クリニックでのカウンセリングが必要となります。
エムディア(M-DEAR)
お肌状態を皮膚科学に基づいて正確に診断し、状態にあったケアを提供するエイジングケアシリーズがエムディアです。細胞レベルで考えたケアを毎日、続けられるようスキンケアのプロセスはとてもシンプル。香料、着色料、鉱物油、動物性原料、エタノール、パラベンなどは不使用で必要な成分だけを配合して作られているのも特徴のひとつです。
エムディアの人気アイテムはノーベル医学生理学賞受賞成分であるたんぱく質の一種、EGF(上皮細胞増殖因子)を配合した化粧水「EGF リニューローション」やEGFに注目のペプチドIGF、FGFをプラスした美容液「EGF リニューセラム」。洗顔、保湿、美容液のシンプルなケアであらゆる老化サインから肌をガードしてくれます。
美容医療後の肌を優しく守るルースパウダーや日焼け止めは紫外線吸収剤やエタノールを使用していないため、敏感肌の方が日常使いするのにもよさそう。ペプチドは刺激の少ない成分なので、ダウンタイムやダメージなく美肌を目指したいという方に適しています。
エムディア(M-DEAR) はすべての商品について、クリニックでのカウンセリングが必要となります。
サイトプロ MD(CytoPro MD)
サイトプロはお肌の修復、再生を促す成長因子「ヒト骨髄幹細胞培養上清液」を高い濃度で配合したクリニック専売コスメです。成長因子・サイトカインは肌にもともとある成分ですが、加齢とともに減っていきます。これを補うことで、肌細胞レベルから美しい肌を目指すというのが、サイトプロのコンセプトです。
化粧水「サイトプロ MDセラム」は成長因子のほか、FGFやIGFといったペプチド、抗酸化成分であるマテ茶エキスのほか、糖化を防ぐ効果が期待できるカルノシンとギンバイカエキスをプラス。加齢による黄ぐすみが気になる方にイチオシ。これを使用していると顔の赤みが抑えられるという声もあがっています。
サイトプロは、できてしまったシミやしわにアプローチするハイドロキノンやレチノールによる対症療法ではなく、肌を根底から健やかな状態に導いてくれます。そのため、トラブルが起きにくい肌を目指すことができるのが特徴です。
サイトプロMD(CytoPro MD)はすべての商品について、クリニックでのカウンセリングが必要となります。
人気のドクターズコスメの賢い選び方
ドクターズコスメといっても、種類がたくさんありすぎてどれを選んだらいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。そんなときは以下のポイントに着目して選んでみましょう。
ダウンタイムを取れるか
皮ムケや赤みなどが起こるダウンタイムがあってもいいから美肌を手に入れたいという方は高濃度ビタミンAを使用したラインがおすすめ。使い方によって、週末だけダウンタイムが起こるように調整できるものもあるので、美容皮膚科で相談してみましょう。
肌が弱い
敏感肌だけれど、いつもよりアグレッシブなスキンケアにトライしたいという方は、EGFやペプチド、成長因子といった成分で肌そのものを底上げするケアを取り入れてみてはいかがでしょうか。まずは健康でゆらぎにくい肌を目指しましょう。
カウンセリングを受けに来院できるか
ドクターズコスメは購入する前に医療機関での診察カウンセリングが必須というものが少なくありません。肌質やその時のコンディションに合わせた最適なアイテムと使い方をアドバイスしてもらえるというメリットがありますが、近所に美容皮膚科がないという方や診察料を抑えたいという方は、オンラインで購入できるアイテムを選んでみてはいかがでしょうか。
なお、カウンセリングや診察が必要なドクターズコスメでも、診察を受けた後はクリニックのオンラインストアで購入できる場合もあります。クリニックに通いにくい方などは検討してみてくださいね。
まとめ
ドクターズコスメは正しく使うことで、ワンランク上の美肌を目指すことができます。普段使っている化粧品に飽きてきた、市販のコスメでは違いが実感できないという方、美容医療の施術を受けるにはちょっと怖いけれど、今より積極的に美肌を目指したいという方は、是非ドクターズコスメを試してみてくださいね。
*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込です。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。
Emiri
美容系全般得意なライター。自身でも美容医療を実践。
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監修:
福井美典 医師
福井内科医院
2010年兵庫医科大学医学部卒。沖縄中部徳洲会病院にて初期研修終了後、浦添総合病院救命救急センターで救急科チーフレジデントを務めながら、救急医療に従事。糖尿病内科を並行し、両科、専門医を取得。
その後は、救急・内科保険診療を並行しながら、美容皮膚科・美容外科診療へ踏み込んだ。
2017年から現在に至るまで、大手美容皮膚科・美容外科院長を歴任してきた。
2022年5月には、故郷広島の(医)生仁会 福井内科医院で、糖尿病専門医外来・栄養療法・美容皮膚科外来を立ち上げた。
内科・救急・美容と4つの専門医を取得しており、全身をくまなく診れる医師であることが強みである。
野菜ソムリエの知識も活かし、栄養素の大切さを広めるため、インナービューティーを追求した美容診療を展開する。
安田学園安田女子高校卒業
2010年 兵庫医科大学卒業
2010年 沖縄中部徳洲会病院にて初期研修
2012年 浦添総合病院救命救急センター チーフレジデント、鉄蕉会亀田総合病院糖尿病・内分泌代謝科出向
2015年 浦添総合病院糖尿病内科
2016年 北部地区医師会病院 救急科・糖尿病内科勤務
2017年 大手美容皮膚科沖縄院 院長 (北部地区医師会病院救急科・糖尿病内科兼任)
2019年 大手美容外科那覇院 院長(大浜第一病院 救急科兼任)
2021年 大手美容皮膚科広島院 院長(広島共立病院 救急科・糖尿病内科兼任)
2022年 福井内科医院 糖尿病内科・美容皮膚科開設(広島共立病院 救急科・糖尿病内科兼任)
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