負担なく治したいが効果のほどは!? 切らない眼瞼下垂手術のメリット・デメリット
2018.04.10 更新

この記事は、 よだ形成外科クリニック 依田拓之 先生 が監修しています。

出典 http://gahag.net/

テレビやインターネットでよく紹介されるようになった眼瞼下垂(がんけんかすい)。他人事だと思っていたら、実は自分も眼瞼下垂だったという人が今、増えています。

手術をすることでさまざまな症状が改善すると言われているだけではなく、眼瞼下垂の手術をすることで二重になるので、病気の治療として堂々と二重まぶたにできる!というメリットもあります。とはいえ、切開する手術は怖い……というひとが多いのでは? でも、二重まぶたの手術と同様、眼瞼下垂の手術には切らない方法があります。ここでは、切らない眼瞼下垂の手術について、メリットやデメリットを詳しく紹介していきます。

目次

1.切らない眼瞼下垂手術のメリット、デメリットとは?

切らない眼瞼下垂手術のメリット、デメリットとは?

出典 http://gahag.net/

メスを入れずに気になる症状が改善できて、二重まぶたにできる切らない眼瞼下垂の手術。見た目がキレイになって不快な症状も改善するいいところどりの手術のように思えますが、実際はどんな手術なのでしょうか。

1-1.切らない眼瞼下垂の手術とは?

いわゆる「切らない眼瞼下垂の手術」とされているものには二種類あります。ひとつはまぶたの裏側、結膜側を切開することで皮膚表面を切らずに済む方法、そしてもうひとつが本当に切らない方法です。このページでは後者を取り上げていきます。

本当に切らない手術方法もまぶたを持ち上げる、どの筋肉にアプローチするかによって方法が違ってきます。まず、まぶたを持ち上げる筋肉の役割について理解しておきましょう。

「まぶたを持ち上げる役割をする眼瞼挙筋にはミュラー筋と呼ばれる補助の筋肉がくっついています。眼瞼下垂になると、この助っ人が働いて、まぶたを持ち上げるのを助けます」

出典 ヴェリテクリニック

切開する方法と比べると出血や腫れも少なく、体への負担が少ない方法と言えるでしょう。また、手術費用も切開法に比べると安く済みます。

■埋没法、タッキングと短縮法の違いとは

切らない眼瞼下垂の手術、いわゆる埋没法はこの眼瞼挙筋(以下、挙筋)かミュラー筋をタックを作るように留める「タッキング埋没法」と皮膚を切除して短く縫い縮める「短縮埋没法」を行う方法の2種類があります。では、「タッキング」と「短縮」はどう違うのでしょうか?

「伸びたヒモを短くするにはちょっとくくってやると簡単ですね、これがタッキングです。タックと言うのはスカートやパンツのウエストにあるタックを作ると言うのと同じ意味です。ですから組織(洋服で言う布)は切り取りません。この方法では縮める限界がありますので、一部を切り取って縫い縮めることとなります。これが短縮術ですね」

出典 ドクターこまちの雑文日記

1-2.切らない眼瞼下垂手術、保険は効く?

眼瞼下垂の手術は長引く肩こりや頭痛、首の痛み、視界不良、ものが見えづらいといった症状があれば、保険適用の手術を受けることができます。ただし、保険適用の手術はあくまで機能改善が目的であり、二重のラインを整えたり、好みの二重に仕上げたりといった審美的なリクエストには応えてもらえないことが多くなっています。そのため、切らない眼瞼下垂の手術は保険適用では行わないというクリニックがほとんど。

とはいえ、「切らない埋没法の眼瞼下垂手術は絶対に保険では受けられない」というわけではないようです。数は少ないものの、まれに、埋没法を保険適用で施術するクリニックもあります。下記のブログのブロガーさんは保険適用の埋没法眼瞼下垂手術を受けたそう。手術費用が2万円以下というのは魅力ですよね。

ブログ眼瞼下垂! 埋没法で二重の整形日記

出典 http://ameblo.jp/

「私の場合、切らなくても大丈夫ということで埋没法という形での手術になった。あくまでも『眼瞼下垂症』の治療のための手術であって美容整形ではない……が!先生はとってもいい人なので、『仕上がりはきれいに!自然に!』がモットーみたいな感じ」

出典 http://ameblo.jp/

2.切らない眼瞼下垂手術のメリット・デメリット

切らない眼瞼下垂手術のメリット・デメリット

出典 http://gahag.net/

埋没法による切らない眼瞼下垂手術は切開する方法は手軽にできるイメージがありますが、実際のところはどうなのでしょうか。ここからは切らない眼瞼下垂手術のメリットとデメリットを詳しく見ていきます。

2-1.切らない眼瞼下垂手術のメリット

切らない眼瞼下垂手術のメリットには以下のような点があげられます。

  • ・手術の時間が短くてすむ
  • ・腫れや内出血が少なく、ダウンタイムが短い
  • ・切開しない分、痛みが少ない
  • ・気に入らなかった場合、糸を取り除くことで元に戻せる

個人差もありますが、手術の時間は15~20分程度。入院の必要もなく、週末のあいだに手術を受けることもできます。手術のために長期間休みを取れない方にも適しています。芸能人やモデルでも埋没法による眼瞼下垂の手術を受ける人が多いようです。

「通常の切開法での眼瞼下垂症手術では2~3週間、内出血が残る事があります。腫れについてはもっと長く続き1ヶ月以上経ちようやく落ち着いてきます。 しかし、真崎院長が考案した切らない眼瞼下垂症手術は切開を行わないため内出血、腫れ共に非常に少なく、手術直後よりお化粧し外出される患者様もいらっしゃいます。お仕事をしている方でも週末に手術を受け、月曜日に出勤される方が最近多くなってきています」

出典 真崎クリニック

2-2.切らない眼瞼下垂手術のデメリット

では、切らない眼瞼下垂手術のデメリットを見てみましょう。

  • ・まぶたの開き具合に変化がなく、効果が薄いことがある
  • ・すぐに元に戻ってしまう
  • ・細部の調節が難しく、左右の仕上がりに差が出ることがある
  • ・時間が経ってから糸を除去しようとしても、取り除ききれないことがある

安心して受けられるイメージのある切らない眼瞼下垂手術ですが、実はこのようにデメリットをあげる医師も少なくありません。これは失敗が多いというよりも、手術をしてもすぐに元に戻ってしまう、皮膚のたるみがある場合など、一定年齢を過ぎた人には適応できないということが大きな理由のようです。

「(ダウンタイムは)術直後若干晴れる程度です。術後1か月ほど目がゴロゴロすることがあります。まぶたの裏を切る経結膜法より腫れてしまうことがあります。(出血した場合は逃げ場がなく腫れてしまいます。)」

出典 きくな湯田眼科

「本来、眼瞼下垂手術は、皮膚を切開し、眼瞼挙筋、挙筋健膜瞼板を露出させ、まぶたの開き具合を見ながら、直視下に挙筋健膜を瞼板に複数箇所固定し、調節するものです。皮膚を縫合する際、内部処理をして二重を作れば、同時に二重まぶた切開法をすることができます。切開して、直視下に挙筋健膜を瞼板に固定する方法でも開き具合を調節するのが難しいのに、切開せずに糸だけで開き具合を調節するのはほぼ不可能です。(中略)切らない眼瞼下垂手術で失敗した人に修正手術をするのは、埋め込んだ埋没糸により癒着を生じているため、難しくなることが多いです」

出典 高須クリニック

皮膚のたるみがある場合、埋没法だけでは眼瞼下垂の症状が改善することは少なく、埋没法ですませたいなら早いうちに手術を考えた方がよさそうです。

「眼瞼下垂の症状が軽~中程度であれば、皮膚を切開することなく、より負担の軽い埋没法で改善することができます。そのため、症状が進んでしまう前に、早めの処置をおすすめしております。※眼瞼下垂の症状が進んでしまった場合には、『切開法(腱膜縫縮法)』がより効果的です」

出典 聖心美容クリニック

「皮膚の余りが多いケースでは、埋没法で二重を作ってもたるみが残って、奥二重になってしまいます。それでも、埋没法をする前に比べたらかなり視野が広くなります。それ以上の改善を望むなら、②全切開法で余った皮膚を切り捨てながら二重を作る必要があります。これは、ズボンで言うなら、スソで余分な布を切り捨てたうえで折りたたむことになります」

出典 ヴェリテクリニック

2-3.切らない眼瞼下垂手術を受けられるクリニック

切らない眼瞼下垂手術を受けられるクリニック

出典 http://gahag.net/

埋没法による切らない眼瞼下垂の手術を受けられるクリニックをいくつか紹介しましょう。

■真崎クリニック

埋没式挙筋短縮法を考案した真崎院長の執刀が受けられるクリニック。費用は税抜40万円からとなっています。

「 切らない眼瞼下垂症の治療は切開法とは違う手術方法で傷跡なく瞼の開きを良くすることが可能です。 そのためダウンタイムも大幅に少なく手術直後より外出が可能です。 切らない眼瞼下垂症手術(埋没式挙筋短縮法)を考案した、真﨑院長だからこそ出来る手術です」

出典 真崎クリニック

また、真崎クリニックでは目がどのくらい開くかを確認しながら手術してもらえます。これも手術を考案した医師だからこそできる技術なのだそう。手術を受ける方もイメージがしやすいので、安心ですね。

「万が一手術内容がお気に召さなかった場合、手術直後に元の状態に戻し、手術料金をご返金させて頂くという安心なシステムです。 切開法の場合、元の状態に戻すことが困難ですが、真崎医院の切らない眼瞼下垂症手術は元に戻すことができます。また、切らないため、目の開き具合を確認しながら手術を行うことができます」

出典 真崎クリニック

■城本クリニック 大阪院・京都院・姫路院

埋没法の手術が両目で10万円という金額で受けられるのが城本クリニックです。1年以内に二重の幅を変更したい場合、3万円で修正が可能。さらに挙筋埋没法の場合、二重のラインが取れた際に同じ場所、同じ方法で留めなおす場合は無料で再手術が受けられるという安心の保証制度も設けています。麻酔代や保証制度、アフターケアも含めてこの価格はかなり低め。

「『埋没/挙筋法』は、皮膚を切開することなく、上まぶたの眼瞼挙筋を縫い縮めることによって、まぶたを開きやすくする施術法です。軽~中程度の症状であれば、切開をすることなく治療ができる負担の少ない施術法で改善できます」

出典 城本クリニック

なお、この価格設定があるのは大阪・京都・姫路院のみとなっています。都内や他の地域の城本クリニックでも対応はしているものの、埋没法による適用は少なく切開法(自由診療で60万円)が主流となっているようです。

■東京皮膚科・形成外科

皮膚科・形成外科という診療科目になっていますが、見た目の美しさにもこだわる美容外科施術をしてくれることで知られているクリニックです。院長の池田先生のブログでは数多くの眼瞼下垂手術を行っていることにも触れられています。さらに、他院で受けた眼瞼下垂手術の修正にも数多く対応。さまざまな症例に対応してくれる頼もしいクリニックです。

「僕自身は機能も、美しさも、両方追及する切らない眼瞼下垂手術を昔から追及しているのですが、修正手術の場合は以前手術された糸や瘢痕等を除去しなければならないために切開を必要とすることも多いのです」

出典 東京皮膚科・形成外科池田総院長ブログ・本音美容辞書

また、こちらのクリニックではもともとの二重のラインを変えず、黒目部分を大きく見せてくれる埋没法の手術も行っています。1点止めの場合、両目で15万円、2点止めの場合、両目で20万円となっています。もちろん、二重瞼と眼瞼下垂の手術を切開なしで行う方法にも対応してくれています。料金は1点止め15万円、2点止め20万、3点止め28万円となっています。

こちらのクリニックでは埋没法で切らずにきれいな二重にできるかどうかの簡単な見分け方も紹介してくれていますので、参考にしてみてくださいね。

「まず、つまようじなどであなたの希望のラインを作ってみて下さい。希望のラインを作ってみて、そのラインが長くキープ出来るようなら埋没法で切らずに手術を行うことができます。希望のラインを作ってもすぐに消えてしまう場合は脂肪が中から押し返しているか、眼瞼挙筋の力が弱い可能性があるので、埋没法だけでは浅い二重になったり、もとに戻る可能性が高くなったりすると思われます。その場合は脂肪除去や眼瞼下垂手術を併用する必要がありますが、いずれの手術も当院では切らずに行う事が可能です。詳しくはカウンセリング時にお申し付け下さい。」

出典 東京皮膚科・形成外科

まとめ

保険診療で眼瞼下垂手術が受けられるかは、まずそのクリニックが保険診療機関である必要があります。そうでない場合は保険診療がそもそも行われていません。
さらに眼瞼下垂の診断は見た目や症状のみで判断されるのではなく挙筋機能や視機能などから医学的に判断されます。下垂の程度によっては保険診療での治療が難しいことも少なくありませんし、患者側から保険診療手術を希望して受けられるというわけではありません。
手軽に受けられるように感じる切らない眼瞼下垂手術ですが、患者さんの目元の状態や脂肪のつき方、皮膚のたるみ方などによっても施術内容に差が出てきます。文中の手術費用の金額はすべて税抜ですが、状態によって金額が変わることもあるので、まずはいくつかのクリニックでカウンセリングを受け、医師に相談してみることをお勧めします。

*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。また価格は変更になる場合があります。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

Emiri

Emiri

美容系全般得意なライター。自身でも美容医療を実践。

眼瞼下垂手術が受けれられるクリニック

形成外科 美容外科 美容皮膚科
住所:東京都港区麻布十番1-7-11 麻布井上ビル2F
最寄駅:都営大江戸線麻布十番駅7番出口徒歩2分
院長:大場 天祐子
診療時間:10:00~19:00(月~土)
休診日:日
形成外科 美容外科 美容皮膚科
住所:東京都港区港南2-6-3シントミビル5F
最寄駅:JR品川駅港南口徒歩2分
院長:照屋智
診療時間:10:00~20:00
休診日:年中無休
形成外科 美容外科 美容皮膚科
住所:東京都豊島区池袋2-6-1 KDX池袋ビル3F
最寄駅:JR池袋駅西口徒歩4分
院長:本間重行
診療時間:09:00~18:00
休診日:年中無休

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