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美人女医の内面に迫る「美人女医インタビュー」、今回は神奈川県川崎市高津区、東急線溝の口駅から徒歩1分の好立地にある溝の口駅前皮膚科の玉城有紀先生です。
溝の口駅前皮膚科では皮膚科の診療がメインで、美容部門は一部のお薬だけです。まさに地域密着の皮膚科医院という感じですが、玉城先生が将来作りたい美容クリニックは、ご自分の切実な思いから構想を得たもの。
お子さんが大好きだという玉城先生の診療に溝の口中のお子さんが殺到してる!?
皮膚科の研修はとても興味深く、一日で皮膚科になろうと決めました
ー最初にお医者さんを志した理由を教えてください。
玉城先生(以下T):父が医師として働いている姿を見て自然にお医者さんになりたいと思っていました。研修ですべての科を回るのですが、当初は父と同じ内科を目指していましたが、皮膚科の研修はとても興味深く、一日で皮膚科になろうと決めました。
ーどういうところが興味深かったんでしょう?
T:2カ月間研修したのですが、治療が難しいと思われた患者様が最後のほうはきれいに治って帰られて、それが見た目でよく分かりました。患者様の満足度もすごく高く、治療しがいがあると思って感動し、すぐ皮膚科に決めました。
ーそれは研修で回られてるとき、皮膚科にローテーションで行ったときに、もう「あ、これだ!」と。そうしたらお父様も内科でなくてもいいよみたいな。
T:かなり反対はされましたけど、私がどうしても皮膚科医になりたいと申しました。
ー皮膚科というとアトピー性皮膚炎が代表的ですが、アトピーのお悩みは多いんですかね。
T:最近はお母様がお子さんにしっかりと保湿されるので、そこまで多くはいらっしゃらなくなりました。最近はお子さんのアトピーより、大人のアトピーの方が多いです。
ーそうなんですね。昔と逆になったというか、昔は大人になれば治ると言ってたような。
T:そうですね。大人の方でアトピーを放置して悪化させてしまった方は多いです。
ー大人のアトピーの原因として会社の人間関係やストレス、後天性のアトピーの方もいますよね。
T:少し皮膚が乾燥しているのに、「まあ、いいや」と放置して、悪化させてしまったりとか、掻き壊しが止められなくて、掻きすぎで赤くなり、ボロボロの状態になって「やむを得ず来ました」という方もいらっしゃいます。
ーそれは顔だけではなくて?
T:全身です。ただ、最初に「最初だけはしっかり通ってくださいね」とお話して、しっかり治療すると見る見るうちにきれいになります。
アトピー治療はステロイド以外にも光治療もあります
ーしっかり治療すると、いいのですね。
T:「この日とこの日にしっかり来てくださいね。今の間だけはしっかり来ていただきたいです」とお話するとちゃんと通っていただける方が多いです。
ーなるほど。ステロイドは副作用のことでよく誤解されていると聞きます。あれも種類がいろいろあるんですよね。
T:種類がたくさんあるのと、ステロイドを長年使用していて、もう使いたくないという患者様もいらっしゃるので、そういう方にはエキシマという光を当てる治療を行っております。
ー光治療の機械を導入されていて、それで治療するということですか。
T:そうです。それだけでも結構きれいになるのですが、その場合は「週に2回必ず通ってくださいね」とお話して、しっかり保湿をして、もし途中で患者様がステロイドを希望されたら処方します。患者様と治療法についてお話しながらという感じです。
ーその光治療は保険ですか?
T:はい。保険適用内です。
ーそうなのですね。
T:エキシマは小型の機器で、その機器を持ってるクリニックが、今はまだあまりないです。もちろん大学病院にはあるのですが、大学病院まで通うのは大変だから、個人病院やクリニックを探して来ましたという患者様もいらっしゃいます。
ーなるほど。光線をアトピー治療で使用されているのを初めて知ったんですけど、よさそうですね。
T:はい。治療の効果はでています。
ーなるほど。原因もいろいろあって、昔はダニ、卵とか、今なら大人の方でそれこそストレスとか。
T:ストレスで掻いてしまったりとか、あとお子さんの場合は、経皮感作(けいひかんさ)があります。皮膚がしっかりできあがっていないので、ある特定のものに曝露されて経皮吸収されて、それでアレルギーが起こると言われています。
子供が好きなので、お子さんがいらっしゃると、嬉しいです
ーそうなのですね。分かりました。先生の得意な治療や好きな治療は何かありますか。
T:皮膚科に関しては全分野大丈夫です。好きな治療というか、子供が好きなので、お子さんがいらっしゃると、嬉しいです。接するのが、ただ単に好きなのです。
ー子供の側としては病院に行くことがすでに怖いですよね。診察で子供好きの女医さんが「こうなんだよ」みたいなに優しく言われたら安心しますね。
T:はい。私自身子供がおります。もともと子供好きなのもあって、診察が楽しいです。もちろん、痒い、痛いとか、いろいろあるのですが、お子さんが怖がらないようになるべく優しく「どうしたの?」と聞くのを心掛けています。
ー町や地域の病院だと、それが多分一番大きな要素というか、来てもらえる要素かもしれないですね。親御さんにしたら、連れていく病院の先生が優しかったらやっぱりいいですよね。
T:「先生、バイバイ」って帰って行かれるので、「あー、よかったな」と思います(笑)。
ーもちろん先生は最初大学のほうで勤めておられて、なぜ開業されたのかということと、なぜ「溝の口」なのか。これを教えてください。
T:もともと大学病院にいたときは、午前中診察して午後が手術というスタイルをずっと取っていました。大学病院の場合は、重症の患者様が、うちのような個人病院から紹介されていらっしゃるので、マニアックな疾患や、こういう症状の方が大学病院にいらっしゃるんだなということを体験しました。
ただ、一方で、すぐに病院に行きたい患者様もいらして、早く診察してあげたいという思いが強くなっていきました。私自身、結婚、出産して生活スタイルが少し変わったというのもありますね。溝の口にしたのは住んでいるところから近かったからです。
探していたときに駅からすごく近くて一瞬で「ここにしよう」と決めました。
ー開業されて3年ということで、クリニックの特徴はありますか。皮膚科で、こういう患者さんやお悩みが多いとか。
T:圧倒的に女性が多いです。私含めて、女性の医師だけでの診療体制をとっています。
ー患者さんとしてみれば安心して通える。
T:お子さんでも、女性の先生にしか見せたくないという患者様がいらっしゃいます。陰部や乳房を見せるのに女性の医師に診てもらいたいという希望は多いです。
ー男の子でも普通に来られますか?
T:はい。
ー確かに、自分の子供だったら、やっぱり女医さんのとこへ行きたいかもしれないですね。昔だったら年配の男性医師が多かった。
T:そうですよね。
ー学校の検診でも普通に年配の男性医師が来ていました。
T:女性の医師は増えていると思います。
開業して初めてやりがいがある仕事に就いたとようやく感じました
ー皮膚科のお医者さんをしていてよかったことを教えてください。
T:開業して特に思うのは、開業して初めてやりがいがある仕事に就いたとようやく感じました。
ー大学に行ってるときではなくて?
T:大学病院で診察している時は、与えられた仕事をただ淡々とこなしていくことに忙殺されていて、何かを考えるゆとりがなかったです。
開業してようやくどっしりと構えられるようになって、一人一人の方がわざわざこの病院に来ていただいて帰っていかれるのを「こんなにたくさんの方がこの病院にわざわざ来てくださったんだなあ」と思うと本当にありがたいことだと思います。
それだけ困ってらっしゃる患者様が多いということも実感しましたし、開業してよかったと心の底から思いました。
ー駅前の立地ですが、地元の方が多いですか。
T:はい。ほとんど地元の方です。
ーほんとに地域密着というか、リピートで定期的に来てくれるということですね。
T:はい。ただ、今たくさんの患者様がいらっしゃっていて、お一人お一人にものすごく長い時間は割けないのですが、例えばお一人を診察して、その方がよかったと感じてくださり、次にご家族の方も一緒にいらっしゃったりするのを見ると、「あっ、間違ってなかったんだな」ということを感じます。
ーなるほど。大人の方で多いお悩みはありますか。
T:女性の方はやはりシミでお悩みの方は多いです。あと男性の方で顔にたくさんイボができていて、それを何カ月か通って取っていかれます。液体窒素で取るのですが、すごくきれいになられて、患者様も「きれいになった」って喜んでいらっしゃいました。
ー先生の美容法を教えてください。化粧品にはこだわっていますか?
T:化粧品はすごくシンプルな感じで、美容液も特に使ってないですし、化粧水、乳液ぐらいでいいかなと思います。
ードラッグストアで買われる感じですか?
T:はい。化粧水だけは当院のビタミンCローションを使っております。
サラダオンサラダで、キャベツにサラダを乗せて食べてます
ー先生は美貌を保つために現状やってることってあります? それは化粧品だけではなくていろんなことでいいんです。運動、ご飯でもお酒でも何でも。
T:特にはありません。私は体質的にお酒も飲まないですし、タバコも吸わないです。食べ物でいうとキャベツばかり食べてます。
ーそのままで食べてますか?
T:キャベツにドレッシングをちょっと掛けたり、サラダオンサラダみたいな感じでサラダにサラダを。キャベツにサラダを乗せて食べたりしてます。
ーあとはありますか?
T:あとは運動しています。
ーどんな運動をされるんですか。
T:腹筋とたまにですけど、ゴルフに行っています。
ーキャベツと腹筋とゴルフ。
T:はい。腹筋やあとはできる限り太らないように気をつけています。
ー食べるものに気をつけたりとか。肌は普通のままというか、特別なことはされていないということですね。
T:そうです。多分ほかの方より何もしていないと思います。
ー美容皮膚科には行かれたりはしないですか?
T:美容皮膚科は美容を学びぶ目的で行ったりします。
待ち時間が長いのを懸念される方が多いので、できる限りそれを解消したいです
ー今後溝の口駅前皮膚科をどういうふうなクリニックにしていきたいですか。開業されて3年ですが、5年、10年とどんな感じにしていきたいというのはありますかね。
T:今まで通り一人一人の患者様の悩みを、短時間になってしまうこともありますが、できる限り聞いて差し上げることです。
ーできる限り聞いて、多くの方に来てほしいということですね。
T:そうですね。待ち時間が長いのを懸念される方が多いので、できる限りそれを解消したくて、そうするとやはり一人一人の患者様の時間は短くはなってしまうというデメリットはあるのですが、待ち時間を短く、早く診て欲しいという患者様が多いので、そちらを優先しつつ、なるべくバランスをとりながらやっていきたいですのが、実際難しい面もあります。
ー駅前だと多くの方が来るから、できるだけ多くの人に治って欲しいということですね。
T:はい。特にアトピーの方が病院から遠のいてしまう原因は、「待ち時間も長いし、行くのが、面倒くさい」ということがあり、それで悪化してしまうこともあります。「できる限りちゃんといらしてくださいね」とお伝えしますけど、やはり待ち時間の問題もございます。
お子さんとお母さんが一緒に来れる美容クリニックを作りたいです
ーそうなんですね。このメディアが美容医療のメディアなので、今後の美容皮膚科への興味とか、あと導入を考えてる機械とか、どういうふうなクリニックにしたいか等展望はありますでしょうか。
T:はい。子供を産んだあとに感じたのが、子供を連れてどこかに行くのが難しく、本当は子供を連れて整体も行きたかったし、髪の毛も切りに行きたかったけど、なかなかそういうところがなかったので、お子さんをお連れしていただいて、お子さんはちゃんとこのスペースで見てますよという、お子さんとお母さんが一緒に来れる美容クリニックを作りたいです。
ーなるほど。それは、今まであまりなかったかもしれないですね。車のショールームじゃないですけど、お子さんが遊べるスペースがあるみたいな。
T:そうですね。そんな感じで、最近は美容室などでキッズスペースが作られているところがありますよね。
私も当時は「あればよかったのになあ」とすごく思いましたので、お子さんが安心して遊べるところがある美容クリニックを手がけたい思いはあります。
ーこのあたりのファミリー層と合致してますね。今まで本格的にそれを作ってるところは少ないと思うので、すごいいいかもしれないです。
T:あったらよかったのになあというクリニックですね。
ーなるほど。そうですね。まず、ご自身の悩みから生まれたと。
T:子供を預けないと美容院にも行けませんでした。子供を連れていって、キッズルームで見てもらっている間に、自分はきれいになる、というクリニックがあればいいなとずっと思ってました。
ー早く作ってください。すごくいい気がします。
T:頑張ります。
ー分かりました。次に、今度は仕事ではなくてオフ、休みの過ごし方、趣味、特技などありますでしょうか。
T:月に1回書道教室に通っています。今小筆を習っています。
ー精神が落ち着ちつきますか?
T:その時間はひたすら同じ文字を書きます。最後に清書するのですが、すごく落ち着くんです。いろんなことを全部忘れてしまいます。
ー最近大人の人でも書道行ってる人多いですね。書道以外は何かやられてるんですか。
T:あとはゴルフをしております。
ー打ちっぱなしじゃなくて、コース行きますか?
T:なかなか行けないので時々レッスンに通っています。
仕事をして子育てもして結構大変です
ー分かりました。お医者さんの話しに限定しなくていいんですけど、ワークライフバランスとか働き方、特に女性の働き方など、今は国を挙げてやってるわけですが、そういうところのお考えを聞かせてください。
T:私は妊娠中につわりが本当にひどくて、2カ月間仕事を休んだので、出産が終わるとブランクがありました。
ほんのわずかでもブランクがあると、脳が忘れていってしまいますので。妊娠もつわりがなければ働けますが、つわりがあると働けなくなってしまいます。その後子供を育てていくことも大変です。仕事をして子育てもして結構大変です。
ー何とかそれを緩和できるようなものがあればいいんですけど。
T:もっと男性が育児休暇とかをしっかり取れればいいんですけれどね。
ー大企業とか余裕があるところが率先してやっていって、中小企業とかにも浸透させていくみたいな。
T:そうですね。そこまで育児休暇の取得率は高くないと思います。
ーまあ、そうでしょうね。あと託児所の問題や保育の問題など全部つながってますよね。
T:そうですね。とにかく保育園を作ってほしいです。私は5年前に産みましたが、そのときは保育園探しに苦労しました。今は分からないですけど、少しでも改善されていればいいなと思います。
怒ったほうがいいとはわかっていても、怒り方を忘れてしまって
ー最後です。若い頃からの恋愛観の変化を教えてください。
T:25歳過ぎてから、まったく怒らなくなりました。怒りを露わにすることがなくなりましたね。
ーけっこうな変化ですね。
T:恋愛以外、例えば仕事などでもそうなりました。
ーもしお子さんが中学生になって、学校の廊下をバイクで爆走してたら怒りますか?
T:それは勘当ですね(笑)。
ー今日はありがとうございました。
*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。
溝の口駅前皮膚科
住所:神奈川県川崎市高津区溝口2-9-12 マルヒロビル6-2F
電話番号:044-712-5030
受付時間:10:00~13:00/15:00~18:00 土曜は9:30~13:30
休診日:金曜・日曜・祝日
【溝の口駅前皮膚科公式サイト】
http://ekimae-hifuka.net/
撮影:Take Ohta(SIMA)
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監修:
この記事の監修ドクターが所属するクリニック
- 住所: 神奈川県川崎市高津区溝口2-9-12マルヒロビル6-2F
- 最寄駅: 東急田園都市線溝の口駅徒歩1分、JR南武線武蔵溝ノ口駅徒歩3分
- 院長: 玉城 有紀
- 診療時間: 月~木10:00~13:00、15:00~18:00、土9:30〜13:30
- 休診日: 金日祝
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