赤ら顔治療

  • シルファームXとは

    シルファームXはフラクショナルマイクロニードルRF(高周波)を用いた治療機です。従来のレーザー治療では悪化する恐れがあった肝斑の治療に使用できるほか、肌のハリ、毛穴の開き、ニキビ跡、小じわ、赤ら顔、酒さなど幅広い肌悩みの改善に用いられます。

    シルファームXでは極細の針を通して高周波による熱エネルギーを肌に照射します。この熱と針による刺激から肌が回復される際に見られる創傷治癒効果によって肌が生まれ変わり、肝斑や顔全体のくすみなどが改善されるのです。同時に新しいコラーゲンが再生されるため、肌のハリ改善、毛穴の開き、キメの乱れなども気にならなくなります。

    極細の針を使用することでターゲットとなる層にダイレクトにエネルギーを与えることができるため、肌表面へのダメージはほとんどありません。1回の治療でも効果がありますが、肌の悩みに合わせて一定の周期で複数回治療を受けるとより効果的です。また、シルファームXの治療後は美容成分が浸透しやすい状態になっているため、エレクトロポレーションの施術を合わせて受けるのもおすすめです。

  • ポテンツァとは

    ポテンツァはRF(ラジオ波)を極細の針(マイクロニードル)の先端から照射する医療機器です。マイクロニードルの種類は13種類と豊富で、機械の照射設定と使用するマイクロニードルの組み合わせによりあらゆる肌のお悩みに対応可能です。

    ポテンツァには肌からニードルが抜けたタイミングで空気の力によって肌の奥深くに薬剤を均等に届けることができる独自の「ドラッグデリバリーシステム」が搭載されています。このシステムにより水光注射やダーマペンよりも多くの量の有効成分を肌内部に届けられるようになり、治療効果を高める大きな要因となっています。ドラッグデリバリーシステムの他に、ニードルが肌表面に傷を作り、さらにニードルの先端からRFが照射され熱エネルギーが加わることで、肌の外側と内側の両方に創傷治癒機能が働きます。その結果、コラーゲンやエラスチンの生成が活発になり、肌質改善の効果が期待できます。

    そして多くの治療法がニキビ跡やクレーターの改善に効果がある中で、ポテンツァは今あるニキビへの治療も可能となっています。1個1個のニキビに直接RFを流し、ニキビが作られる皮脂腺を破壊することでニキビを落ち着かせ、再発を予防することができるのです。

    また肝斑の治療にも効果的です。これまでの肝斑治療の主流であったトーニング等は肌内部のメラニン色素を除去することが目的でしたが、ポテンツァはメラニンを作るもとであるメラノサイト自体の働きを抑制することができるので今までの治療で効果が得られなかった方、再発してしまった方にも有効な治療法です。

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    La Clinique 新宿院
    福田麻衣医師が監修しています。

  • ジェネシスとは

    ジェネシスは、米キュテラ社で開発されたFDA(アメリカ食品医薬品局)承認のロングパルス(Nd:YAGレーザー)機器です。波長の長い(1064nm)レーザーなので、表皮深層から真皮層上部にまで熱を与えることができます。

    ジェネシスは複合的な美肌効果が得られるのが特徴です。まず、表皮層へアプローチすることで、古い角質が除去されます。同時に新陳代謝が促進されるので、シミ、そばかす、肌のくすみなどが改善し、透明感がアップ。キメも整います。また、レーザーが産毛のメラニンに反応して産毛が除去されるので、化粧のりのよい滑らかな肌に近づきます。

    真皮層上部へのアプローチでは、与えられた熱によってコラーゲンが増生します。これによってハリの低下や小じわ、開いた毛穴などのお悩みを解消してくれます。また、ジェネシスは赤ら顔の解消にも有効です。これはYAGレーザーがもつ、血液中のヘモグロビンに反応し血管拡張を抑制する作用によるもの。赤みのあるニキビ跡の解消にも適した治療です。

    ジェネシスの照射は肌から1~2cm離して行います。痛みは少なく暖かく感じる程度で心地よいと感じる方もいます。顔だけではなく、手の甲や首にも照射できます。

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    しのぶ皮膚科
    蘇原しのぶ医師が監修しています。

  • 赤ら顔(毛細血管拡張症)の原因とレーザー等での治療方法

    寒いときやお酒を飲んだときのように顔が赤くなる赤ら顔(毛細血管拡張症)。痛みやかゆみなどが伴わない症状ですが、女性にとっては深刻な悩みとなるトラブルです。これまで、赤ら顔の治療は難しいとされてきましたが、近年美容外科、美容皮膚科ではさまざまな治療によって赤ら顔が改善できるようになっています。ここでは、赤ら顔の原因や最新の治療方法などについて詳しくお話していきます。 目次 1.メイクで隠せない赤ら顔(毛細血管拡張症)を治す方法とは? 1-1.赤ら顔とは 1-2.赤ら顔の原因 1-2-1.毛細血管が拡張することで起こるもの 1-2-2.皮膚が薄くなることが原因となっているもの 1-2-3.ニキビや脂漏性皮膚炎などの炎症が原因となるもの 1-2-4.ステロイド外用薬の副作用として起こるもの 1-2-5.酒さ(しゅさ) 2.赤ら顔の治療方法 2-1.通常の皮膚科で

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    いなばクリニック
    稲葉岳也医師が監修しています。

  • フラクショナルレーザーとは

    フラクショナルレーザーとは、ミクロの点状レーザーを肌に照射することによって肌に無数の穴を開け、そのダメージから回復する創傷治癒効果を利用して肌の生まれ変わりを促す治療方法です。

    お肌が生まれ変わることでニキビ跡やシミ、そばかすなど色素によるトラブルが解消するだけでなく、コラーゲンの増殖によって肌にハリが戻ります。これによって軽度のしわやたるみの改善、開いた毛穴を引き締める効果なども期待できます。

    フラクショナルレーザー1回の治療で約10~15%の肌が入れ変わると考えられています。治療を4~5回繰り返すことでより高い美肌効果が実感できるでしょう。

    治療直後にGF(成長因子グロースファクター)を肌に塗布する「グロースファクターパック」を実施したり、エレクトロポレーション導入などを組み合わせることも可能です。

    フラクショナルレーザーの機器にはフラクセル3デュアル、INFINIフラクショナルRFレーザー、eco2フラクショナルレーザー、モザイクレーザー、インフィニHYBRIDなどさまざまな機種があります。

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    しのぶ皮膚科
    蘇原しのぶ医師が監修しています。

  • 赤ら顔治療とは

    毛細血管拡張などによる顔の赤みを治療する施術です。赤ら顔の原因には毛細血管拡張症の他に、炎症、日焼けなどがあります。毛細血管拡張以外が原因の赤ら顔は、それぞれの原因に応じた治療が必要となります。

    血管拡張症の赤ら顔は、何らかの原因で皮膚の下にある毛細血管が拡張し、透けて見えることで顔が赤く見えます。顔全体が赤くなるケースもあれば鼻の周りや頬、Tゾーンなど限定的に赤くなっているケースもあります。

    毛細血管拡張症の赤ら顔の治療には毛細血管の中の酸化ヘモグロビンに反応するレーザーやIPLを使って血管を収縮させて赤みを抑える治療の他、外用薬や内服薬(漢方など)による治療を行うこともあります。なお、治療に使われる機械は、ヘモグロビンに反応するレーザーである「Vビーム」やロングパルスYAGレーザーを搭載した「ゼオ」などがあります。

    赤ら顔の原因が毛細血管拡張症や赤あざをはじめとする血管腫などの場合、レーザー治療でも保険が適用されることがありますが、治療と治療の間を3カ月ほどあける必要があります。自由診療の場合、2週間から1カ月おきに治療を受けることも可能です。

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    蘇原しのぶ医師が監修しています。

  • フォトRFとは

    フォトRFは肌悩みを総合的に改善するフォトフェイシャル(光治療)に高周波「RF(Radio Frequency)」をプラスしたものです。FDA(米国食品医薬品局)が認可した医療機器で、高周波を併用しているのが特徴となっています。

    フォトRFでは、従来のフォトフェイシャルよりも低出力で皮膚のターンオーバーを促進してメラニンを排出し、肌にダメージを与えることなくシミ、そばかす、ニキビ跡、赤ら顔などを改善していきます。

    また、肌の弾力のもととなるコラーゲンの生成を促進させるため、加齢とともに気になってくるハリの低下やシワ、軽度のたるみ、毛穴の開きなどを改善させ、お肌の総合的なエイジングケアとしても効果的です。

    フォトRFは広域な波長帯をカバーすることで、これまで反応しにくかった薄いシミにも効果を発揮できるとされています。美肌効果だけでなく、レーザー照射により脱毛効果も得られるので、産毛が薄くなって肌がツルツルになるという効果も期待できます。

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  • フォトシルクプラスとは

    フォトシルクプラスはイタリアDEKA社が開発したUPL(U-Shape Pulse L)という光を使った治療器による施術です。

    UPLは波長が広い従来のIPL(フォトフェイシャル)と比較すると、波長が狭くメラニン粒子の分解に優れていて、よりシミに特化した治療器であると言えます。IPLで薄くならなかったシミや肝斑の改善にも用いられ、効率的に治療ができることから施術費用を抑えることにもつながります。

    フォトシルクプラスでは、このUPLを皮膚に照射することで、肌表面のしみと肌の奥に潜んでいるしみ予備軍や肌のくすみの原因となっている色素にも反応し、しみやくすみを改善していきます。

    また、光の作用でコラーゲン生成を促進する作用があり、肌のツヤやハリアップなどの総合的な肌質向上、お肌の若返りが期待できます。その他、大人ニキビや赤みのあるニキビ跡、赤ら顔、毛穴の開きといった幅広い肌トラブルにも対応できる、優れた治療器です。

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  • アキュチップとは

    アキュチップはスポットでシミやそばかすの治療ができる光治療器です。メラニンやヘモグロビンの色に反応しやすい性質があり、シミそばかすの他、ニキビ跡や毛細血管の拡張による赤み、小さな血管腫なども治療できます。

    アキュチップのヘッド部分は1ショット6mmと小さいため、狙った箇所にピンポイントで照射可能です。小さなシミや小鼻の脇の赤みなどにも効率よく照射でき、周囲の肌にダメージを与えることがありません。また、冷却しながら照射を行うので痛みが少なく、術後の赤みもメイクでカバーできる程度です。

    通常、患部を一定期間テープで保護する必要がなく、長いダウンタイムが取れない方に適しています。 照射後一週間程度で患部にかさぶたができ、自然にはがれた後は徐々に色調が薄くなっていきます。

    1回の治療でも変化が見られますが、濃いシミなどは2週間おきに3回ほど施術を繰り返すとより効果的です。施術後、トレチノインとハイドロキノンの外用薬を使用するとさらなる効果が期待できます。

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  • 酒さ(赤ら顔)の原因から美容皮膚科的治療、大切な日常のスキンケア法まで

    お顔の赤みが気になっていても、もともとの体質だから仕方ないと諦めている方も多いのではないでしょうか?赤みには色々な原因があり、お薬やスキンケア、美容医療など選択肢がたくさんあります。今回は酒さをテーマにお伝えしていきます。 Contents 赤みはどうして起きるのか 赤みの原因は何? 酒さの治療 酒さの方にあまりおすすめでない施術は? 酒さのスキンケア 赤みはどうして起きるのか お顔の赤みは血流が増加することにより引き起こされます。では血流が増加するとはどのような時でしょうか。 ①皮膚の炎症 炎症が起きると肥満細胞(アレルギー反応など免疫に関与する細胞)が産生するヒスタミンという物質や血管内皮細胞(血管の収縮や弛緩に関与する細胞)が産生する一酸化窒素が血管の壁にある平滑筋を緩めます。血管が緩まることにより、そこを通ることのできる血液量も増え

  • Vビームとは

    595nm(ナノメートル)の波長で血液の赤い色素(ヘモグロビン)に選択的に反応し、吸収されるレーザーです。

    正常な部分の皮膚にダメージを与えることなく、赤いニキビ跡や赤アザのある部分にピンポイントで作用して症状を改善させます。単純血管腫、苺状血管腫などの赤いあざや毛細血管拡張症、酒さによる赤ら顔や小鼻周辺の赤み、赤みのあるニキビ跡などの治療に有効です。

    Vビームのレーザーは内部に到達すると、血管の内壁が破壊します。これによって血管が塞がり、皮膚の上から透けて見える赤みが徐々に軽減されていきます。薄い色素でも鋭く反応するのが特徴なので、従来のヘモグロビン治療用レーザーよりも効果に期待できると言えるでしょう。周辺の正常な皮膚へ与える影響が少ないのもメリットのひとつです。

    優れた治療方法であるVビームですが、1回の治療だけで血管を完全に塞ぐことはほぼ不可能です。症状に合わせ、2週間以上の期間を空けて施術を繰り返す必要があります。

    この記事は、
    いなばクリニック
    稲葉岳也医師が監修しています。

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