目頭切開とは。美容外科医10人の見解から徹底解説! 心配な失敗例はケース別に紹介
2018.04.10 更新

この記事は、 牧野皮膚科形成外科内科 牧野太郎 先生 が監修しています。

出典 http://www.shutterstock.com/

女性なら誰もが一度は憧れる、ぱっちりとした大きな目。こんなタレントのような目になるには目頭切開手術が欠かせません。また、幼い印象やアンバランスなイメージを与える離れた目を近づけ、美しい目元にしてくれる効果もあります。ただ、目頭切開は芸能人でも「失敗したのでは?」と思えるようなケースがある、難しい手術。ここで目頭切開に関する美容クリニックの見解をまとめてみました!

目次

  • 1.目頭切開ってどんな手術
  • 1-1.目頭切開ってどんな手術?
  • 1-2.目頭切開、美しく見えるバランスとは
  • 1-3.目頭切開が必要なケースって?
  • 1-4.目頭切開手術の種類
  • 1-5.目頭切開のダウンタイム
  • 2.目頭切開の失敗・トラブルとは
  • 2-1.目頭切開で傷が残ってしまう・目が寄りすぎてしまう
  • 2-2.目頭に穴が開いていしまったようになるケース
  • 2-3.目頭切開手術であまり変化がなかったケース
  • 2-4.目頭切開を受けない方がいいケースってあるの?
  • 3.まとめ

目頭切開ってどんな手術

毎年、発表される「女性のなりたい顔ランキング」。このランキングに入る女性タレントの多くが経験しているのでは?と言われるほど、実は一般的な美容整形手術である目頭切開。二重にするというと、埋没法や切開法を思い浮かべますが、目頭切開もぱっちり目を作るために欠かせない手術だと言われています。では、目頭切開とはどんな手術なのでしょうか。

目頭切開ってどんな手術?

ヴェリテクリニックのサイトでは目頭切開について、こんな風に説明しています。

蒙古ひだがある人ない人

出典 ヴェリテクリニック

「目頭切開術は小さな手術ですが、顔の印象を変える効果が非常に大きい手術です。目の内側の端、つまり目頭がほんの1ミリか2ミリ変化するだけで、顔の印象ががらっと変わります。(中略)目頭切開は目の内側を覆い隠している蒙古襞(もうこひだ)を取り除く手術です」

出典 ヴェリテクリニック

「目頭切開の効果は
目が大きくなる
末広型の二重が平行型になる
鼻筋が通ったメリハリのある顔になる」

出典 ヴェリテクリニック

蒙古(もうこ)ひだは、目頭をひだのように覆っている部分。モンゴロイドと呼ばれる人種である東洋人の多くに見られる特徴ですが、日本人でも生まれつき蒙古ひだがない人もいます。西洋人はこの蒙古ひだがないため、目が大きく、はっきりした幅広の二重の人が多いのです。

蒙古ひだが張っていると通常の二重手術である埋没法や切開法だけでは、希望する二重になれないこともあります。そこで必要になるのが、蒙古ひだの部分を切開する目頭切開の手術です。

蒙古ひだがあると、目の横幅が短くなり、目と目の間が離れて見えるので、目が小さい印象を与えますが、悪いことばかりではありません。蒙古ひだには目を守る役割や実は童顔に見えるので、年をとっても若く見えるというメリットもあるのです。

目頭切開、美しく見えるバランスとは

目頭切開はすればするほど、目が大きくキレイに見えるというわけではありません。人によっては蒙古ひだを切除しすぎることで、かえってバランスの悪いキツイ顔になってしまうこともあります。共立美容外科では目頭切開を行うときのバランスについて、以下のように解説しています。

「目と目の距離の良いバランスは、目と目の距離がちょうど目の横幅と同じの長さの場合です。一般的に日本人の場合は目と目の間の距離が、34mm~37mm程度がバランスの良い距離と言われています。
どんなにお顔が小さくても目と目の距離が30mm以下ですと寄り目に見えてしまいます。一方、どんなにお顔が大きくても、目と目の距離が40mm以上、離れていると離れ目に見えてしまいます。
共立式目頭切開では、目と目が離れている場合、適度に目頭を切開し、パッチリと大きい目にするだけでなく、右目と左目の距離を考え、バランスの良い目と目の距離に配慮して施術を行います」

出典 共立美容外科

1-3.目頭切開が必要なのはこんなケース

目頭切開が必要なのはこんなケース

出典 http://gahag.net/

目頭切開は蒙古ひだが強い人が西洋人のような平行型の幅広二重を作るのに必要な手術です。また、目と目が離れていてバランスが悪いと感じている方にも適しています。

ガーデンクリニック総院長・丸山先生はそれ以外にも、目頭切開と他の手術と組み合わせることで目を全方向に大きくすることが可能とご自身のブログでおっしゃっています。

ブログで紹介されている患者さんは、一見、一重にも見える幅の狭い奥二重でしたが

  • ・目頭切開をして左右の目頭のバランスを整える
  • ・まぶたをあげる筋肉である挙筋を短縮して、まぶたがしっかり上がるようにする
  • ・全切開で二重を形成する

といった3つの手技を組み合わせることで、目を全方向に大きくし、左右のバランスを整えています。ただ単に二重や目頭切開の手術をするだけではなく「目の美しさ全体を患者さんに合わせてデザインする」といった美容外科ならではの施術ですね。

「本来、目頭切開は、平行型のふたえを作るための手術ですが応用をすれば、目頭の形を変えるだけで
平行型にしないこともできます。内側を強めに挙筋短縮することで目がきれいにアーチを描くようになりました。(中略)このように幾つかの手技を組み合わせて、患者さんの理想に近づく手術をしています」

出典 ガーデンクリニックのドクターブログ

また、蒙古ひだが厚い東洋人には人気の埋没法と目頭切開を組み合わせる手術を行うときれいな二重ができるともおっしゃっています。

「平行型の二重まぶたを希望されるかたで、蒙古襞が強い人は平行型の二重ができづらいので目頭切開をくわえると綺麗に二重になります。(中略)アジア系の人には、蒙古襞という目頭の皮の余りがあるので、平行型になりづらいときがあります。そのような場合は、目頭切開をして蒙古襞を処理すると、綺麗に平行型を設定できますよ」

出典 ガーデンクリニックのドクターブログ

1-4.目頭切開手術の種類

ひとことで目頭切開といっても、蒙古ひだをどのように切除するか、その型によって方法が異なります。それぞれ手術時間や適応する目の状態、ダウンタイムなどが異なりクリニックによって選択される方法が異なります。

水の森美容外科のサイトで分かりやすく説明されていました。

①三日月法
蒙古ヒダの部分を三日月状に切り取って切除する方法ですが、お勧めしません。切り取って合わせた傷というのは戻ろうという力が働きます。その力によって傷が引っ張られ時間と共に傷が凹みになったりします。凹みにならないようにするには少しだけ切り取って、戻ろうとする力を弱くするしかありません。すなわち変化がでないという事です。変化を出そうとすれば傷が目立ってしまいます。

②Z法
Z法は蒙古ヒダの部分をZ状に切開してZの部分の三角を入れ替える手術です。Zの部分の三角を入れ替えるだけですので、皮膚を切除しないため傷の回復が早いのが利点ですが、変化があまりでないのが欠点です。

③W法
当院ではW法を用いております。傷跡の回復はZ法より長引きますが、テンションをかけず皮膚を切除する方法ですのでしっかり効果が出ます。傷も3カ月程度赤みはありますがメイクで分からない程度ですし、半年から1年も経てば、すっぴんでもほとんど分からなくなるでしょう。また、調整も自由自在で、少しだけ切りたい等の調節も可能です。少ししか切らない場合ですと、傷も短くなり、その分だけ目立ちにくい為、Z法の傷と変わらなくなります。

出典 水の森美容外科

プリモ麻布十番クリニックの大場先生はZ法を選択していらっしゃるそうです。Z法は傷が非常に隠れやすい、万が一のときにも元に戻しやすいというメリットがあるのだとか。

“目頭切開術式-Z法、Park法”

出典 プリモ麻布十番クリニック

「当院の目頭切開術はZ形成術を基本としております。Z形成術には、通常のZ形成術と、Dr.Parkが報告した方法とがあります。 Park法はZ形成による皮膚の入れ替えとともに余剰皮膚を切除する方法です(Z形成術+余剰皮膚切除)。二重の内側の幅を広げたい場合、まつ毛側に余った皮膚をすっきりとさせたい場合、平行型二重の作成に有利です。Z形成術のみの場合、皮膚の切除を行わないので、傷が最小限で、腫れも早く引きやすい方法です。最大のメリットは、万一術後の形態が気に入らない場合、術前のイメージに戻しやすい点です」

出典 プリモ麻布十番クリニック

1-5.目頭切開のダウンタイム

手術方法によっても異なりますが、目頭切開のダウンタイムは手術後1週間がピークとなります。腫れや内出血が起こり、その間、メイクはできません。1週間程度で抜糸し、その後はメイクも可能。1カ月程度経つと徐々に、赤みが引いて傷跡も目立たなくなってきます。状態が安定してくるまでには2~3カ月程度かかります。

目頭切開の失敗・トラブルとは

目頭切開の失敗・トラブルとは

出典 http://gahag.net/

目元を大きく見せて華やかで垢抜けた印象にしてくれる目頭切開手術ですが、実は失敗してしまった例も少なくありません。ここでは各クリニックが行っている目頭切開の他院修正を紹介しながら、失敗・トラブル例を挙げていきます。

2-1.目頭切開で傷が残ってしまう・目が寄りすぎてしまう

新宿ラクル美容外科クリニックでは目頭切開の修正手術として、「蒙古ひだ形成術」を行っています。目頭切開手術によってできた傷跡を目立たなくすることができるケースのあるようです。三日月法などで傷が残ってしまった方はこうした蒙古ひだ形成を検討してみてもいいかもしれませんね。

また、目頭切開できつい目になってしまった人だけではなく、もともと蒙古ひだがない人に蒙古ひだを形成することで、優しい目元にすることもできるのだとか。

「蒙古ひだが張りすぎていると目が小さく見えてしまいがちですが、反対にこの蒙古ひだが無い状態だと、目と目が寄っているように見えたり、キツイ印象の目元になります。目頭周辺の皮膚を切除し蒙古ひだを作成する事により、目元全体のバランスが整い、より魅力的な目元になります。目頭切開の手術を受けたが目と目が寄りすぎてしまった方や生まれつき蒙古ひだが無く、より目やキツイ目の印象の方にオススメの施術です」

出典 新宿ラクル美容外科クリニック

また、シエルクリニックでは傷跡を移動させることで、三日月法でできた傷跡を治すという施術にも対応しているそうです。

「目頭切開で開いた蒙古ヒダを逆Z法で元に戻します。完全に戻したり、控えめに戻したりすることができます。目頭切開で作った平行型の二重を末広型に戻す時によく行います。
また、目頭切開でできた傷跡(三日月法に多い)は傷修正では治らないことが多く、目頭切開を戻す手術で傷跡を移動させて治します」

出典 シエルクリニック

2-2.目頭に穴が開いていしまったようになるケース

芸能人でも目頭切開に失敗して「目頭にパンチで空けたような穴が開いている」とネットなどで噂されているいるのを目にしたことはありませんか? 高須クリニックの高須幹弥先生によると、こんなケースも蒙古ひだ形成が有効なのだそうです。

「(修正を依頼した患者さんは)かなり大きく目頭を切られており、パンチで穴を空けたような不自然な形になっていました。また、蒙古襞がほとんどなくなるくらい切られていたので、涙丘(眼球の内側のピンク色の粘膜が盛り上がっている部分)が丸見えになってしまっており、寄り目でキツい印象になっていました。

他院で受けた目頭切開の術式は不明ですが、傷跡の状態を見るとW法(内田法)であると思われます。
W法(内田法)は、適応を見極め、正確に行わないと、パンチで穴を空けたような不自然な目頭の形になってしまう上に、W字の汚い傷跡が残ってしまいます。患者様は自然で優しい感じの目頭に修正してほしいという御要望だったので、蒙古襞形成手術をすることになりました」

出典 高須クリニック

2-3.目頭切開手術であまり変化がなかったケース

目頭切開手術であまり変化がなかったケース

出典 http://gahag.net/

控えめな切開の手術を行うと、切開が十分ではなく手術後、あまり変化が見られないこともあります。その場合、術後3カ月から再手術を行うことで対応できます。

あきこクリニックでは内田法(W法)変法を採用しているようです。同クリニックでは保証制度があるので、初回に控えめに切除した蒙古ひだを、もう少し取りたいというケースにも対応してもらえます。何度も手術を受けることを前提にするのはNGですが、初めからしっかり蒙古ひだを取り除くのは心配という方は、こうした保証制度があるクリニックを選ぶといいかもしれませんね。

「当院は手術後1年間完全保障というシステムでアフターケアをしているので、再手術に至るケースは時々あります。(中略)目頭切開にはいろいろな手術方法がありますが、私は内田法変法を好んで行っています。この方法ですと全開で取ることも敢えて少し残すことも自在にできますし、傷跡が非常に目立たずにきれいに治るのです。蒙古ひだが全くないとかなり大人っぽい雰囲気になってしまいますので、あまりにも変わりすぎてしまうと困るという方には敢えて少し残すことをお勧めしております」

出典 美容のかかりつけ医を目指して

2-4.目頭切開を受けない方がいいケースってあるの?

タレントのようなぱっちりとした目にするには、切開法や埋没法にプラスして目頭切開をしなければならないと考えがち。でも、必ずしも目頭切開が必要とは限りません。

フォレストクリニックによると、目頭切開を受けない方がいい患者さんもいるそうです。目頭切開自体は技術的に簡単な手術であったとしても、蒙古ひだの形成や修正手術は難しいと言われています。そのため、フォレストクリニックでは手術前に十分にカウンセリングを行い、手術が必要かどうかを考えているとのこと。

「目頭切開は目頭の余分な蒙古ひだを取るだけの治療ですから手術は簡単です。簡単な治療のわりに効果が高いので患者さんの満足度が高い治療でもあるのですが、蒙古ひだが多くついていても目頭切開を受けないほうがよいタイプの人がいます。 どういうタイプの人か?というと、元々目と目の距離が近く見える人や、末広型の二重まぶたの状態を気に入っている人、傷跡が目立ちやすい体質の人です。 ですので、カウンセリングでは患者さんと医師がよく話し合って目頭切開を受けるほうがよいのかどうかを一緒に考えるようにしています」

出典 フォレストクリニック

3.まとめ

いかがでしたか? 手術そのものは短時間で終わるものですが、決して簡単な手術ではありません。ただ単に切開するのではなく、患者さんにあった目をデザインしてくれるようなクリニックが見つかるまで、何度かカウンセリングを受けるのがベストでしょう。

*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。また価格は変更になる場合があります。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

Emiri

Emiri

美容系全般得意なライター。自身でも美容医療を実践。

目頭切開が受けれられるクリニック

形成外科 美容外科 美容皮膚科
住所:東京都港区麻布十番1-7-11 麻布井上ビル2F
最寄駅:都営大江戸線麻布十番駅7番出口徒歩2分
院長:大場 天祐子
診療時間:10:00~19:00(月~土)
休診日:日
形成外科 美容外科 美容皮膚科
住所:東京都港区港南2-6-3シントミビル5F
最寄駅:JR品川駅港南口徒歩2分
院長:照屋智
診療時間:10:00~20:00
休診日:年中無休
形成外科 美容外科 美容皮膚科
住所:東京都豊島区池袋2-6-1 KDX池袋ビル3F
最寄駅:JR池袋駅西口徒歩4分
院長:本間重行
診療時間:09:00~18:00
休診日:年中無休

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