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※この記事は飛嶋先生がフィラークリニック恵比寿院に在籍されていた当時の記事です。
すっかり恒例になってしまった美人女医インタビュー、今回は東京・恵比寿にあるフィラークリニック恵比寿院院長の飛嶋佐斗子先生です。女医の魁(さきがけ)とも言える飛島先生は、目元の二重術を始め、輪郭の骨切り、フェイスリフトなど美容外科で行われるあらゆるオペを経験し、美容クリニック開業医の経験も長く、話される言葉には重みがありました。
現在は、注入系治療に特化したクリニックで、その美容医療道を究めるために患者さんと向き合っています。
「ちょっと痛いけど我慢してね」とか、声掛けしてくれたり。そういうちょっとしたことだけでも、全然違ってくると思います
ーお医者さんを目指そうと思った理由を教えてください。
飛島先生(以下T):きっかけは医者ではなく、歯医者さんで、子供の頃いつもやっていただいてる先生がすごく優しい先生で、もう一人の若い先生がすごく乱暴だったんです。
子供ながらにそう感じて、乱暴な先生にあたった日があって、その先生が痛くしたので、私はギャーって泣いたんですね。そしたら怒鳴られて椅子から引きずり降ろされたことがありました。
あとから大先生に呼ばれて「いつもはいい子なのにどうして泣いてたの?」と聞かれて「だってあの先生、痛いんだもん」と(笑)。そのときにその大先生みたいに優しい先生になりたいなあと思って、ただ歯医者さんではなく、やはり全身を診られるような医者のほうを目指したという感じです。
ーそうなんですね。歯医者さんでの痛い経験があって、優しく患者さんに接することができるお医者さんになりたいと。
T:はい。小さい頃は、お医者さんって、怖いイメージがやっぱりあると思うんですね。そういうときに優しい先生がいいのと、あとははっきり言ってくれる、例えば「ちょっと痛いけど我慢してね」とか、声掛けしてくれたり。そういうちょっとしたことだけでも、全然違ってくると思います。
みんなそれぞれの悩みがありまして、やはりきれいになりたいというのが、みんなの最終的な願いなんです
ー分かりました。医学部ご卒業後の経歴を聞かせていただけますか。
T:大学を卒業して形成外科に入って、その頃から美容を目指していましたので、まずは全身管理をしたいと思い麻酔科に行きました。そのあとはなにかあったときの対応のために救命救急センター、それから美容に行きました。
美容のクリニックは自分で開業するまでに勤めてたのは2つで、トータルで10年ぐらい、あとは院長として開業での診療になります。2017年の3月にフィラークリニックを開業致しました。
ーいろんな科目があると思うんですけど、美容医療を中心にやろうと思われた理由はありますでしょうか。
T:大学病院にいるときに、そこの大学病院が三次救急をやっていたので、奇形の患者さんや全身熱傷の患者様がいらっしゃってたんですね。そちらがメインだったので、小さいお子さんの奇形を治したり、顔から全身までの熱傷の方を診ていました。そこの大学病院が特殊で、ときどき美容の患者様もいらっしゃっていました。
みんなそれぞれの悩みがありまして、やはりきれいになりたいというのが、みんなの最終的な願いなんです。例えば熱傷の患者様もそうですし、奇形の患者様も、顔に傷ができたとしても、やはりきれいになりたいと思われています。そこに関わりたいと思いました。
だんだん高齢化が進んでいく時代で、もちろん自分も年を取っていきます。その中できれいに年を重ねたいというふうに思ったときに、もともと美容には興味がありました。
今までは美容外科で、骨を切ったり、フェイスリフトしたり、あとは二重を作ったり鼻を入れたり、豊胸術などをしておりました。解剖学が形成と美容では全然違うので、最初に美容外科に入ってからはもう一からやり直しというかたちで、ずっと勉強してきています。
手術とフィラーの注入はまた別で、もともとの解剖学が別にあって、どのようにヒアルロン酸を注入したらよくなるか、筋肉の動きをどうすれば、ボトックスが効くのかというところで、それがすべて積み重ねで、日々前進したいと思いやっております。
ー美容の女医さんで骨切り、フェイスリフトからフィラーまで全部やっていらっしゃる方は少ないかもしれないですよね。その中でも先生の得意な施術はありますか?
T:注入系の治療はずっとしてきているので、得意です。あとはここのクリニックではしていないのですが、目元の治療です。例えば、二重を小切開で作ったりとか、上眼瞼切開、下瞼のたるみ取り、細かい施術は好きです。フェイスリフトなどのリフト系も好きです。
良い製剤が出てきているので、フィラーだけでどこまでできるのか挑戦していきたい気持ちがあります
ーなるほど。今は注入のほうに特化してやられているということですね。
T:注入をするだけでも、ある程度の効果は得られます。患者様のニーズとして、手術をして劇的に変えたいという方と、手術まではちょっとという方がいらっしゃいます。
若返りのニーズが二極化していると思います。少し前までは手術をして劇的に変えたいという方が圧倒的に多かったと思います。その時はフィラーでもよい製剤がなかったのもあったと思うんですけれども、今はフィラーだけでもかなりリフトアップもできるし、若返りを図れます。
良い製剤が出てきているので、そういった意味でフィラーだけで、どこまでできるのか挑戦していきたい気持ちがあります。
ー分かりました。現在開業されて、院長をやられているフィラークリニック恵比寿院の特徴はありますでしょうか?
T:顔に特化した施術をしております。フィラーでの施術、例えばヒアルロン酸、ボトックスを使ったり、ベビーコラーゲンを使って若返りや若い方であれば涙袋の形成、流行りの唇をアヒル口にしたりという施術を中心にやっております。
前に開業してたときからのお付き合いの患者様、あとは開業する前から付き合っていただいている患者様にいまだに来ていただいています
ー来られる患者さんに多い悩みや年齢層、立地的には恵比寿でかなりいいと思うんですけど、特徴や傾向はありますか。
T:はい。まず一番に上げられるのは、美容意識の高い患者様が多いです。いろんなクリニックを試されて、たくさんの知識を持ってうちに来られる患者様もいらっしゃいます。
いっぽう美容が初めてという患者様です。若い方からご高齢の方まで、今まで何もやったことがないという方もいらっしゃって、そういう患者様には、一から説明して、誠実にご提案しています。
ーなるほど。このあたりは美容クリニックさんも結構多くて、美容意識が高く、いろいろ調べて来られる方が多いと。製剤のことを聞かれることなどありますか。
T:はい。そういう患者様もいらっしゃいますし、あとは駅の路線の関係で、例えば神奈川県の方、あと宇都宮線直通ですので、栃木方面から来る方もいらっしゃいますし、地下鉄日比谷線で千葉県の柏方面からも来られる方もいらっしゃいます。
ー東京以外も多いんですね。
T:遠方からも来ていただいています。
ーあと先生は長くやられているので、昔からの患者さんもいらっしゃいますか?
T:そうですね。前に開業してたときからのお付き合いの患者様、あとは開業する前から付き合っていただいている患者様にいまだに来ていただいています。
ー長いですね。
T:はい。年数でいうと15〜16年になります。
ー先生にずっと診てほしいということですね。
T:ありがたいことです。
ー痛み対策でされていることはありますでしょうか。
T:麻酔のクリームを使用したり、麻酔のテープを貼って20分ぐらいおいていただいて痛みを少なくしたり、また冷やすことで痛みを軽減することができますので、冷やしたあとに注射をやらせていただいています。
ー麻酔をすればほとんど痛くないという?
T:そうですね。チクッという痛みは取れます。ただ、ボトックスが中でジワーっと広がる感じは取れにくいかもしれません。ヒアルロン酸は中に麻酔が入っているので痛まないです。
ーなるほど。ただ、ボトックスもそこまで痛いというよりはそのジワーっとする感じがちょっと気になるかなという感じですか?
T:そうですね。その注射をしてる一瞬だけです。「大丈夫ですよ、ちょっと痛いですからね、頑張ってください」と言って一瞬でおしまいです。
ー分かりました。
レーザー系であれば20代の後半くらいから、20代でもたるみを治したほうがいいという患者様もいらっしゃいます
ー女性はいつからアンチエイジングをするべきか年齢でお聞かせいただけますか。
T:例えばレーザー系であれば20代の後半くらいから、たるみ関係であれば、ほんとにその方の骨格と組織のバランスにもよりますが、20代でもたるみを治したほうがいいという患者様もいらっしゃいます。
ーどちらにしろ早めという。
T:早めですね。もうほんとにたるんでしまってということになると、それだけで持ち上げる力がなくなり、ヒアルロン酸だけでは限界があるので、そうなるとたるんでしまったものを少し減らしてあげる必要があります。
例えば脂肪溶解注射であるBNLSで少したるみを減らしてあげて、重いものを減らしてから持ち上げるというふうにいろんな施術の複合になってくるとは思います。
ー遅くなればなるほど、例えばフェイスリフトをしないといけないとかというのはありますか?
T:いいえ。フィラー系や注射系でも十分対応は可能かと思います。
ー早めにやっておいたほうが、なおいいということですね。
T:はい。そうです。たるみの予防にもなります。
顔のたるみに関して、自分でヒアルロン酸注入したり、ボトックスで引き締めるボトックスリフトをしています
ー分かりました。先生ご自身のおすすめの美容法はありますか?
T:私は定期的にボトックスを打っています。
ー先生のブログにもご自身の症例を掲載されていますね。
T:はい(笑)。32歳ぐらいから顔をしかめて寝る癖があり、朝起きると、額に縦線が2本入ってるのと、タコのように横に3本線が入っています。眉毛を上げながら話す癖があるので、これはまずいと思い打ち始めました。その頃からずっとやっています。
ー定期的にずっと?
T:定期的にやっています。それから顔のたるみに関しても、自分でヒアルロン酸注入したり、ボトックスで引き締めるボトックスリフトをしています。
ーご自分で打たれますか?
T:自分で鏡を見ながら打ってます(笑)。
ーレーザーはされるんですか?
T:半年に1度、ハイフ(HIFU、高密度焦点式超音波)はやります。
ーウルセラなど引き上げの機械ですね。
T:はい、引き上げの機械です。そろそろやりたいかなと思ってます。あとは水光注射も肌がすごく潤うのでおすすめです。
ー水光注射はヒアルロン酸が入っているのですね。
T:はい。水光注射は何種類かあります。1種類はヒアルロン酸とビタミンとミネラルが入っていて、お若い方にはそれをお勧めしております。
もう一つはリジュランヒーラーといって、お肌の若返りができるものなので、そちらは年齢肌でお肌のハリを戻したりとか、だんだん皮膚が薄くなってきて小ジワやたるみが出てくるんですけれども、リジュランヒーラーは若い頃に戻すように皮膚を厚くすることができるので、何回かやっていくことによって、皮膚の活性化ができます。
私はリジュランヒーラーのほうをやっています。さすがにそれは看護師さんにやってもらいます(笑)。
ー水光注射はご自分でだとなかなか難しいんですね。
T:施術後の皮膚に針孔が開いているので、そこに成長因子が入ったマスクをして、成長因子を導入すると相乗効果が図れます。
たくさんある製剤に関して、丁寧にご説明さしあげて、患者様のご予算とすり合わせて決めていくような流れにしております
ーホームページでも紹介されていますが、ボトックスやヒアルロン酸のラインナップがかなり多いと思うのですが、これはおすすめとか、こういう特徴があるというのはありますか。
T:まずはボトックスに関しては、最初に発売されたボトックスビスタがあります。あと韓国製のリジェノックスがあるんですけれども、ボトックスビスタとリジェノックスは価格が全然違います。患者様はお金が無尽蔵にあるわけではないので、ご予算の中できれいになりたいというのがあると思います。
効き目に関しては、少し違いますけれども、安価な製剤を使ってやっていくという方法もありますし、ボトックスビスタのほうでしっかりやっていくという方もいらっしゃいます。
それはヒアルロン酸に関しても同様ですね。韓国製のもので少し安めのものや韓国製のものでもしっかりしたものがあります。そして日本の厚生労働省で認可を受けていて、安心できる製剤ということでいえば、レスチレン、ジュビダームビスタシリーズがあります。あとはフランス製で欧米のほうでよく使われているスタイレージ。
使い分けに関しては、打つ場所によって違ってきますし、持続期間も微妙に違います。そのあたりは丁寧にご説明さしあげて、患者様のご予算とすり合わせて決めていくような流れにしております。
ーご説明のときに、今回はこの場所で、広範囲なので韓国製でやろうとか、例えば初めての方であれば、日本で認可されたものでやりたいという方もいらっしゃると思います。患者さんと話して決めるという感じなんですね。
T:そうですね。大体ここにこのぐらいの量を使って、それであればこのぐらいの金額になってというふうにお話を差し上げて、それぞれの特徴をお話して、何を優先させるのか、例えば長持ちを優先させるのか、それとも今回は長持ちではなくていいので、お安めなのを使ってやっていきましょうかという感じですね。
ークレヴィエルという高い製剤は、鼻や輪郭の形成用という感じなんでしょうか。
T:そうですね。クレヴィエルは鼻筋と顎に使います。鼻筋を入れるときに細くてきれいな鼻筋できます。
ー隆鼻ですね。
T:そうですね。顎もきれいにできて、1年間もちます。
ーちょっと変わりたいという方や、切りたくない方にという感じでしょうか。
T:そうですね。昔だったら顎のプロテーゼを入れるような症例でもクレヴィエルで十分きれいにできます。
ヒアルロン酸に関しては、注入方法が大きくガラッと変わったことによって、治療の方法、バリエーションがすごく増えたと思います
ー美容医療は最新の機械や製剤が開発されて、進化が著しい面はありますか。
T:はい、あります。
ー患者さんにとってよりよい環境が。
T:そう思います。製剤もよくなったし、研究されて注入方法も変わってきています。ヒアルロン酸に関しては、注入方法が大きくガラッと変わったことによって、治療の方法、バリエーションがすごく増えたと思います。
昔は、ほうれい線やゴルゴ線などの溝を埋めるという考え方が一般でしたが、最近では、直接埋めるというより、より三次元的な注入方法に変わってきています。
ーなるほど。美容外科と呼ばれるところで、どこのクリニックでもヒアルロン酸やボトックスは導入されていると思うんですけど、例えば先生ご自身が患者さんとしてクリニックに行かれるときに、どこに注目されますか。選ぶ基準というか。
T:製剤がというよりは、その先生がちゃんと話を聞いてくれるかどうかだと思います。あとは自分がどうなりたいかをきちっと伝えられるかどうかが大切だと思います。医療は信頼関係の上に成り立っていると思いますので、その先生が信頼できると思えば受けたいと思うし、その逆もあると思います。
最近はホームページや先生のブログの症例を見たり、あとは人となりを見て、お考えになるのが一番いいと思います。
ーなるほど。先生のようにご自身の症例をブログに載せるのは説得力があるというか、先生ご自身もやっていると思ったら、患者さんも安心するのではと思います。
T:患者様の中でもブログを見て口角を上げたいとか、「顎って細くなるんですね」とおっしゃっていただけるのは、うれしいですね。
工夫して製剤を使ったりとか、どこにどれくらい注入すれば若返りの要素が大きいかなど常に考えて治療にあたっていきたいと思っております
ー分かりました。先生は院長をされていて、最近フィラークリニックは新宿にも分院されました。今後のクリニックの展望をお聞かせください。
T:フィラーでできることを追求していきたいです。低侵襲の治療ですね。
手術のような大きなものではなくて、注入、例えばボトックス、ヒアルロン酸、あとはBNLSだったり、今後導入していく予定のBNLSに似ていて身体に使える脂肪溶解注射、そういったもので、手術と同じぐらいの結果につなげられるかというところを課題にして、工夫して製剤を使ったりとか、どこにどれくらい注入すれば若返りの要素が大きいかなど常に考えて治療にあたっていきたいと思っております。
ーもともと美容外科のオペをたくさん経験された先生が最終的に注入を突き詰めていきたい、全体やった上で最後これがしたいということだと思うんですけど、それは説得力があると思います。
T:ありがとうございます。
今は溶ける糸、ハイフ(高密度焦点式超音波)などがありますので、補助的なフィラーの両方を組み合わせて、新しい結果が出せればと思っています
ー世界的な美容医療の流れは低侵襲のほうに向かっているということですよね。日本もそうだと思いますけど。
T:そうですね。例えばリフトに関しても耳に沿って切って、ガッと上げてということだと、ダウンタイムは大体10日から2週間、2週間あれば髪の毛で隠せるくらいです。今は溶ける糸だったり、あとはハイフ(高密度焦点式超音波)だったり、オペと同等ぐらいの結果は出せているので、それの補助的な意味でフィラーを使ったり、両方を組み合わせてというかたちで新しい結果が出せればと思っています。
トイプードルを色違いで、7匹飼っています
ー分かりました。オフ、休みの過ごし方や、趣味特技は何かありますでしょうか。
T:オフの過ごし方は毎日のことですけれども犬の世話です(笑)。
ーブログに書かれてますね。溺愛されているという(笑)。
T:7匹います(笑)。
ーお家の中ですか?
T:うちの中です。犬の幼稚園状態でワラワラいます。
ーそれだけ多いと寝られますか?
T:前は一緒に寝てたんです。ちょっと病気をした子がいて、歯磨きロープをお腹に飲み込んで。正月の3日に開腹手術になった子がいて、その子が具合悪いのを私が見逃したんですね。そういう心配もあり、2年間ぐらい私はリビングのソファーで寝ていたら腰を傷めました(笑)。
ーそれは傷めますね。
T:腰を傷めて歩けなくなりまして、それからワンコたちはリビングで寝て、私はベッドルームで寝ていたのですが、たまたま今年2匹が病気をして、病気してる間はその子だちだけはベッドルームのほうにに連れてきています。モコモコがたくさんいるわけで、撫でてればいやなことも忘れられるかなと。
ー犬種は何ですか?
T:トイプードルです。
ー全員トイプードルですか?
T:全員トイプードルの色違いで、同じ色もいるんですけれども、レッド、ブラック、ホワイト、アプリコット、シルバー、カフェオレ、レッドです(笑)。大きい子からちっちゃいのまでワラワラいます。
ーチワワに関してはどのような見解をお持ちですか。
T:チワワは、ちっちゃくて大丈夫かなあって……。
ー今のその生活にチワワを飛び込ませたら……。
T:うちの子たちみんな、強いので(笑)。
ー他に趣味などはありますか。
T:旅行が大好きです。今は長いお休みが取れないので、気の置けない友達と一緒に食事をして、お酒を飲んで楽しく話すのが一番リラックスできますね。あとはダイビングも好きです。
ーお酒は飲まれますか?
T:毎日です(笑)。抜きたいと思っているのですが……。ワイン1本飲むか飲まないかぐらいです。
昔は美容の医師の地位がすごく低かったんです。大学(の医局)を辞めた理由も「美容に行くんだったら医局にいるな」と言われて
ー最後の質問なんですけど、若い頃の恋愛話を1時間ぐらいでお願いします。
T:1時間ですか(笑)。
ーはい。
T:たくさんありすぎて1時間じゃ終わらないと思います。結婚していないので、若い頃から今までずっと続いてますから(笑)。
ーなるほど(笑)。いろいろあったということですね。
T:そうですね。いろいろ。
ー分かりました。先生は今は若手の女医さんから憧れの対象だと思うのですが、医師になりた立ての頃でもいいので、憧れの女医さんはいらっしゃいますか?
T:私が医師になり立ての頃は、今とは全然違って、美容の医師の地位がすごく低かったです。大学(の医局)を辞めた理由も「美容に行くんだったら医局にいるな」と言われて。と言いながら、大学でこっそり美容もやってるような状態で、あまり健全な状態ではなかったと思います。
診療しているのに「私は美容を専門にやっていきたいんです」と言ったら、「だったら医局に籍は置かせないから、辞める覚悟で」と。「じゃあ、辞めます」と、辞めてきましたね。また美容をしていることを医師仲間に言うと、「あ、そうなんだー」みたいな返事で、何が「だー」みたいな(笑)。
ー今はでももうだいぶ変わりましたよね。そういう意味では。
T:変わりました。ほんとに昔は閉鎖的でしたね。私が最初美容をやりたくて、どこに飛び込んでいいのかも分からなく、たまたまツテがあったので、その先生から紹介していただいて最初の美容クリニックに1年半、ほんとに基礎の基礎を勉強しました。
美容外科の解剖の本を一生懸命読んで勉強して、手術も間近でずっと見て、家に帰ってから、全部思い出してメモして……を繰り返し、美容を勉強したのが懐かしいです。
ー今日はありがとうございました。
フィラークリニック 恵比寿院
住所:東京都渋谷区恵比寿南1丁目2-8 雨宮ビル6階
電話番号:0120-966-901
診療時間:11:00~20:00(月〜金)/10:00~19:00(土日祝)
予約・問い合わせ受付時間:9:00~21:00(年中無休)
【フィラークリニック 恵比寿院】
https://www.efiller.jp/
撮影:Take Ohta(SIMA)
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監修:
飛嶋佐斗子 医師
ラグラン銀座医院
福島県立医科大学卒業。形成外科にて経験を積み、大手美容外科にて院長歴任。その後フィラークリニック恵比寿院勤務。2018年南青山スキンケアクリニック院長就任、2023年ラグラン銀座医院院長就任。
医学部卒業後、美容医療に進むために形成外科や麻酔科を経験。現在は一般皮膚科、美容皮膚科をメインとし、特にフィラー系の注射治療は美容外科医としての経歴が長く信頼が厚い。新しい薬剤を率先して使用していく探求心を持っています。トイプードルを7匹飼う愛犬家。
麻酔科標榜医
日本美容外科学会正会員
福島県立医科大学卒業。
日本医科大学・形成外科医局
都内美容外科・形成外科
コムロ美容外科横浜院院長
ロココ美容外科・皮膚科クリニック開院
フィラークリニック恵比寿院勤務
南青山スキンケアクリニック院長
ラグラン銀座医院院長
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