マスクを外すシーンが増えて、団子鼻や大きい鼻が見えてしまうのは恥ずかしいとお悩みの方も多いのではないでしょうか。メイクで上手に隠したくても、シェーディングやハイライトをやりすぎて逆に目立ってしまうのは避けたいですよね。

そこで、今回は”マスクを外しても自然な美人鼻に見える簡単メイクテクニック”をご紹介します。

「団子鼻」「大きい鼻」「低い鼻」はメイクで解消できる!

日本人が抱えるコンプレックスとして多いのが、インパクトのある大きい鼻や鼻が低く横に広がって見える団子鼻。芸能人の方でもコンプレックスを抱えているとの声もあります。美容整形では、小鼻を小さく見せる「小鼻縮小」や鼻筋を通してすっきりさせる「隆鼻術」が人気を集めていますが、整形のような効果を得るメイクで鼻悩みを解消できます。

鼻の悩みを上手にカバーしている芸能人といえば、YouTubeで話題になったAKBの柏木由紀さんを思い浮かべる方もいるのではないしょうか。柏木由紀さんは「鼻を細く小さく高く見せるメイク術」を動画で紹介していて、再生回数は200万超え。長年の研究の末、今ではコンプレックスを解消するメイク方法を身に付けてメイクの楽しさも実感されているそうです。

そのため、初心者の方でも、鼻悩み解消メイクでハイライトとノーズシャドウを上手に使いこなせば、美容整形のような効果が得られます。しかし、のせる範囲が広くなって不自然になってしまったり、ノーズシャドウの色が濃すぎてわざとらしく見えてしまったりしてしまうことも。

メイクで団子鼻を解消するには、アイテム選びやブラシをのせる位置と入れ方が重要です。自然に見えるハイライト&ノーズシャドウの使い方をマスターして、スッキリとした美人鼻を手に入れましょう。

最初に揃えるべき必須アイテム3つ

メイク方法をご紹介する前に、鼻悩み解消メイクには欠かせない必須アイテムを3つご紹介します。失敗しないメイクに仕上げるには、アイテム選びも重要です。選び方を参考にして自分に合ったものを見つけてみてくださいね。

1.ノーズシャドウ

ノーズシャドウとは、鼻に自然な影を作り出し、鼻筋をスッと通して見せてくれるアイテム。
鼻の形もスッキリ整えてくれるので、大きい鼻や団子鼻に悩んでいる方にオススメです。ノーズシャドウはパウダータイプが主流ですが、ペンシルタイプやスティックタイプなど種類はさまざま。

初心者の方は、色が調整しやすく自然に仕上がる3色パレットのパウダータイプがオススメです。しかし、色が濃すぎると不自然に見えてしまうので、自分の肌の色よりも少し暗いカラーを選びましょう。

2.ハイライト

ハイライトは、光の効果で肌に立体感やツヤを与えてくれるアイテムです。

鼻の低い部分にのせると、鼻をスラッと高く見せてくれる効果も。種類には、クリームタイプやスティックタイプなどがありますが、パール入りでツヤ感のあるパウダータイプがオススメです。肌馴染みの良いベージュ系ハイライトなら、肌から浮かずにナチュラルに仕上がります。

3.ブラシ

ブラシは、使用する部分に合わせて使い分けするのがオススメです。

鼻筋や小鼻など細かな部分は、小さめブラシが最適。眉頭から目頭のくぼみに影を入れるときには、カーブがかったブラシが使いやすいです。ブラシの形状や毛量によって、発色や仕上がりが変わるので自分に合ったブラシを選んでみましょう。

【基本】ハイライトの入れ方

ハイライトがもつ自然なツヤや立体感の効果を高めるには、ブラシを入れる位置と範囲が重要です。

ブラシを誤った位置から入れたり、ハイライトを広範囲にのせたりすると違和感のあるメイクになるので注意しましょう。ここでは、「基本のハイライトの入れ方」を解説していきます。

【鼻】のハイライトを入れる位置

ハイライトは、鼻の付け根と鼻先にピンポイントで塗りましょう。

ブラシでスッと細くラインを入れると、自然な立体感が生まれて、鼻を高く見せてくれる効果が期待できます。しかし、鼻筋全体に入れてしまうと、鼻が長く大きく見えるので入れすぎには注意しましょう。

【顔全体】のハイライトを入れる位置

顔全体のハイライトを入れる位置は、もともと高さのある「おでこ」「Cゾーン」「目の下」「あご先」の4か所に塗りましょう。

鼻以外の部分にもハイライトをプラスすると、透明感と立体感を高めながら肌全体を明るく見せてくれます。シェーディングと合わせて使えば、光と影の効果で顔全体が引き締まり、小顔効果も期待できますよ。

【鼻悩み別】ノーズシャドウ&ハイライトを使った簡単メイク術

ノーズシャドウとハイライトで自然に立体感を表現するには、色の濃さとのせる範囲がポイントです。ノーズシャドウの色が濃すぎると、鼻が強調して見えてしまいます。ブラシにパウダーを含ませたら一度手の甲やティッシュで軽くオフしてからメイクを開始しましょう。

のせる範囲も広いと不自然に見えてしまうので、ブラシを入れる範囲も参考にしながらメイクしてみてくださいね。ここからは、日本人の鼻悩みに多い「団子鼻」「大きい鼻」「低い鼻」を解消する簡単メイク術を3つご紹介していきます。

団子鼻を解消するメイクテクニック

鼻が膨らんでしまったような見た目の団子鼻は、鼻の内側に影を入れることで膨らみを抑えてシャープな印象を演出できます。鼻全体にしっかりとノーズシャドウを入れてしまうと、やりすぎ感が出てしまうので入れすぎには注意しましょう。

①眉頭から目頭のくぼみにノーズシャドウで影を入れる

ノーズシャドウをブラシに取り、眉頭から目頭にかけてサッとのせます。眉頭から目頭のくぼみにつなげるようにブラシを滑らせると自然な影を演出できますよ。

②鼻の左右のくぼみにノーズシャドウをぼかす

ノーズシャドウを細めのブラシで取り、鼻先にのせます。そして、左右の鼻のくぼみに向かって広げるようにぼかしましょう。ここで、広範囲にべったりと塗ってしまうと不自然になってしまうので、広げすぎないように注意してくださいね。

③ハイライトを鼻の一番低い部分にオン

ハイライトをブラシで取り、鼻の一番低い部分にのせます。部分的にのせることで、自然に鼻をすっきり高く見せる効果があります。鼻筋全体にハイライトを入れてしまうと、鼻が長く大きく見えてしまうので注意しましょう。

大きい鼻を小さく見せるテクニック

大きくて目立つ鼻は、ノーズシャドウを使って鼻の横幅をカットします。さらに、ハイライトを鼻筋に細く入れると、鼻筋がスッと通った小さい鼻に。しかし、ノーズシャドウの影を濃く入れすぎてしまうと、逆に鼻を大きく見せてしまうので色の濃さに注意しましょう。

①フェイスパウダーでテカリを抑える

ハイライトとノーズシャドウをのせる前に、フェイスパウダーを使って鼻のテカリを抑えましょう。日中は皮脂が浮いてテカりやすくなるので、鼻が目立って大きく見えてしまいます。フェイスパウダーをメイク前に仕込めば、余分な皮脂や汗を吸着してくれるので、日中のメイク崩れやテカリも防いでくれますよ。

②ハイライトを鼻筋に細く入れる

ハイライトを小さめブラシで取り、鼻筋に細く入れます。ブラシを入れる範囲は、眉間から鼻先手前まで。鼻筋にハイライトを入れることで、鼻を高く見せてくれる効果があります。

③小鼻に薄くノーズシャドウをオン

ノーズシャドウをブラシに取り、小鼻に薄くのせます。そして、ブラシを鼻先にのせ、左右のくぼみに向かってぼかします。色が濃すぎたり、範囲が広すぎたりしてしまうと鼻を強調させてしまうのでやりすぎには注意しましょう。

低い鼻を高く見せるテクニック

長いマスク生活で低く見えがちな鼻には、ハイライトを使って高さを強調。そして、縦長にノーズシャドウの影を仕込むことで低い鼻を高く見せます。鼻筋に長く太くハイライトを入れてしまうと不自然になってしまうので、塗る範囲をチェックしながらブラシで細く入れていきましょう。

①眉頭と目頭を直線でつなぐようにノーズシャドウを塗る

ノーズシャドウをブラシに取り、眉頭から目頭まで直線でつなぐように塗ります。眉頭の下に影を入れることで、外国人のように彫りが深く鼻の高い印象に近づけます。

②ハイライトを「眉間」「鼻の付け根」「鼻の頭」の3か所にのせる

眉間・鼻の付け根・鼻の頭の3か所にハイライトをのせます。この3か所に明るさをプラスするだけで、額と鼻筋を引き上げて鼻を高く見せてくれますよ。

③「小鼻」と「鼻の穴の上下」にノーズシャドウを入れる

ノーズシャドウを小さく細めのブラシで取り、鼻の穴の上下に縦長の影をつくります。最後に、小鼻にも影を入れると、鼻先が高くスマートな印象に仕上がります。

自然な影とツヤ、立体感が簡単につくれる初心者さんにオススメのアイテム8選

セザンヌ パールグロウハイライト〈02ロゼベージュ〉 660円(税込)

ほんのりピンクがかった肌馴染みの良いベージュ系のハイライトです。パウダータイプなのに、肌にのせるとしっとり質感。ひと塗りで内側から発光するような立体感のあるツヤ肌に仕上がります。

主張しすぎず、自然なツヤ肌が叶うので、デイリー使いはもちろんオフィスメイクにもオススメです。

&be(アンドビー) ルミナイジングパウダー〈ヌードグロウ〉 2,420円(税込)

まるで、もとからツヤ肌だったかのように錯覚してしまうほど肌馴染み抜群のベージュ系ハイライト。どんなメイクにも合わせやすい”ヌードグロウ”は、透明感をプラスしながらシミ・シワを飛ばして肌のアラをカバー。サッとひと塗りするだけで、濡れたような生ツヤ肌に仕上がります。

セザンヌ ノーズ&アイブロウパウダー 638円(税込)

ノーズシャドウ&アイブロウパウダーがセットされた3色パレット。皮脂吸着パウダーを配合し、パウダーなのに崩れにくいのが特徴です。簡単にグラデーションをつくったり、ぼかしたりできるので濃淡を調整しやすいのも魅力的。ふんわりナチュラルに発色して、自然な影を演出します。

キャンメイク ミックスアイブロウ 660円(税込)

アイブロウはもちろん、ノーズシャドウにも使える肌馴染み抜群の万能パレットです。これ1つで眉に立体感を持たせつつ、鼻に自然な影をプラスしてくれるので統一感のあるメイクに。ナチュラルな仕上がりで、優しい印象を演出します。

ルナソル スタイリングアイゾーンコンパクト01 4,620円(税込)

1つのパレットで、アイブロウ・アイシャドウ・アイライナー・ハイライト・ノーズシャドウとして使える万能なアイブロウパウダー。ハイライトカラーからダークカラーまで5色がセットされているので、自分の髪色やなりたい印象に合わせて自由自在に色の調整が可能です。

さらに、パレットの中で色を混ぜ合わせることで、自然な立体的なメイクを楽しめるのも魅力的です。

エチュード コントュアパウダー 1,870円(税込)

赤みと黄みを抑えたグレイッシュカラーのシェーディングです。濃すぎず、薄すぎず絶妙な色合いでナチュラルな影を演出。肌に自然と溶け込んでくれるので、シェーディングのやりすぎ感がないのも嬉しいポイントです。

優しい発色で簡単にぼかせるので、テクニックいらずで引き締まった印象に仕上げます。

エチュード コントュアパウダー ノーズシャドウブラシ 770円(税込)

メイク初心者さんにオススメのメイクブラシです。柔らかいブラシで肌にパウダーがつきすぎないので、濃さを調整しやすいのが特徴です。肌触りが良く、パウダーをしっかりと含みながらナチュラルに影を仕込みます。

SHISEIDO NANAME FUDE マルチアイブラシ 3,080円(税込)

広くも細くも使える、丸みを帯びた斜め形状のマルチブラシです。アイシャドウはもちろん、目頭のくぼみにもフィットするためノーズシャドウブラシとしても使えます。筆職人こだわりの繊細な毛質は、やさしく心地の良い肌あたりです。

まとめ

メイクで鼻悩みを解決するには、やりすぎは禁物です。ノーズシャドウとハイライトは、正しい位置にピンポイントで使うだけで自然に綺麗な鼻のラインに仕上がります。ノーズシャドウを濃く入れすぎると、違和感が出てしまうので色の濃さにも注意しましょう。

一見難しそうに見えるかもしれませんが、初心者の方でも簡単に自然な仕上がりが手に入るので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

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AYUMI

コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級取得。フリーランスの美容ライターとしてスキンケア、新作コスメ紹介、トレンドメイクの記事を複数の美容メディアにて執筆しています。@cosme認定ビューティーパートナーとしても活動しており、美容のプロとして最新の美容情報を発信中です。大人の女性でも毎日楽しめる、耳寄りな最新のトレンド情報をお届けします。

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AYUMI美容ライター

宮城県在住の1990年生まれ。フリーランスとして活動中で、美容ライター歴は2年目。多数のメディアで美容記事を中心に執筆しており、スキンケア・新作コスメ・トレンドメイク関連の執筆が得意。趣味は、メイクの研究とコスメ収集で、これまで試したコスメは500個以上。コスメコンシェルジュの資格も保有し、美容のプロとして最新かつ専門的な美容情報を発信中。大人の女性でも毎日楽しめる、耳寄りな最新のトレンド情報をお届けします。

2022年4月より、出産・育児を機にフリーランスの美容ライターへ転身。
多数の美容メディアにて美容記事を執筆し、商品PRやSNS運用にも携わる。
現在は美容ライター2年目。