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※この記事は藤林先生が東京美容外科 銀座院に在籍していた当時の記事です。
人気企画「美人女医インタビュー」第五十二回は東京美容外科銀座院院長、藤林万里子(ふじばやし まりこ)先生です。
中学高校をアメリカで過ごし、一度は医師を諦め、一般企業へ就職。医師になりたい思いが再び強くなり、大学を再受験し医師の道へ。一見クールな感じも受けますが、話してみると、常に笑みを絶やさず、ゆったり目のペースで語りかけてくれる感じはなんでも相談したくなってしまいます。
形成外科専門医で、患者様のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を上げることを目標に、日々自分の顔を使って施術を検証している藤林先生のひとつひとつ丁寧に答えていただいたインタビューをどうぞご覧ください!
目次
- ・医師を志した理由は?
- ・大学ご卒業の経歴は?
- ・美容医療を志した理由は?
- ・得意な施術について
- ・痛み対策について
- ・東京美容外科の特徴について
- ・来られる患者様に多いお悩みについて
- ・女性のエイジングケア開始時期について
- ・オフ、休みの過ごし方
- ・忘れられない恋愛について
- ・憧れの医師、SNSで注目している医師
東海大学医学部の編入学の締め切りの1カ月前で、受けて落ちたら諦めがつくと思い記念受験をしました
ー医師を志した理由を教えて下さい。
藤林先生(以下F):私は中学高校はアメリカの学校に通っていました。そのときにファミリードクターというのがいて、私はまだ渡米したばかりで言葉は未熟でしたが、それでもドクターは診察だけで色々なことが分かって治療ができるというのが印象的でした。
その時に将来人のためになりたいと思ったのはもちろんですが、体のことに興味があり、医学にも興味を持ち始めたのがきっかけになります。
ー大学卒業後の経歴について教えて下さい。
F:まず高校から医学部には直接行かず、最初は医学部ではない大学に通っていました。当時も医学部を考えてはいましたが、大学は日本に帰るようにと言われていたので、医学部受験に向けて、専門的な内容を復習するには時間が足りなくて、もう無理かなと思い医学部への進学は諦め、別の学部に進学しました。
そのまま4年生の大学を卒業して、実は、1度就職していました。ITコンサルティング関連の職種でしたが、あまりIT業界に興味がありませんでした。たまたま行ったところがITで、その時にコンサルティングは面白そうだと思っていたので、転職をするか、ビジネススクールでMBA取得のために留学をしようかと考えていました。
ビジネスの予備校に通う予定でしたが、そこでたまたま「本当は医学部に行きたかった」という話をしたら、「編入学がある」と教えて頂きました。ちょうど聞いたときが、東海大学の編入学の締め切りの1カ月前で、受けて落ちたら諦めがつくと思い記念受験をしました。
ーなるほど。そこで、見事合格されたということですよね。記念受験で医学部に入れる地頭の良さにビックリしています。
F:いえいえ、運もありますが思い込むと突き進んでしまう性格なんです。
ー経歴を拝見しました。慶應義塾大学の環境情報学部に入られて、その後に医学部入学されていますが、環境情報学部は、さまざまな分野に強みがある学部だと思いますが、志望したきっかけは。
F:確かに、環境情報学部はいろいろな分野がありますが、私は3歳からピアノを習っていまして、ずっと音楽をやりたいと思っていました。アメリカだと音楽と勉強を両方学べる選択肢がありますが、日本だと音楽大学という専門的な大学になります。
アメリカの大学も考えましたが、特に心理学、精神医学に興味があり、そして音楽もやりたかったというのと、色々と模索した結果、環境情報学部がオールマイティに幅広く勉強ができると思い進学しました。私はコンピュータアートとコンピュータミュージックを専攻していました。
ー藤林先生の多才ぶりが窺えますね。
F:いえいえ、そんなことはありません。コンピュータアートでは、プログラミングをしたり、一方では心理学の勉強もあったり、ほかにも色々な勉強があったので、少しずつ広い範囲で学んでいました。
ー日本とアメリカの大学で進学方法の違いは結構大きいのでしょうか。
F:音楽の勉強をするとなると日本の場合は音楽大学へ進学になると思いますが、アメリカの場合、4年生の大学の中に音楽の専攻があり、医学と音楽の勉強を同時にできる、ダブルメジャーという方法があります。
そもそもアメリカの大学の医学部は、日本とシステムが違うので大学院のような位置づけになります。大学4年間で基礎を取得後、メディカルスクールに行くかたちになります。日本の場合、高校卒業後すぐ医学部を受ける方法になりますが、アメリカの大学では音楽も医学も基礎は同じように勉強することができるようなシステムになっています。
生きるか死ぬかではなく、生きてく上でより過ごしやすくする、患者様のQOLに関わってくることにすごく興味を持ったのがきっかけです
ー高校卒業後一つに絞らなくても良いので、幅広く学べますね。そこから、美容外科医になろうと思ったきっかけは?
F:記念受験ということもあり、医学部に入ってから知ることが沢山ありました。下調べもなく入っているところもあるので、医師は人の命を救ったり、病気を治したりと単純にすごいと思っていました。
でもその時に好きだった人が「病気を治したり命を救うだけじゃなくて、見た目をきれいにすることで生きている人のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を上げることのほうが興味がある」とおっしゃっていて、「そんな考え方もあるんだ」と思うようになりました。
病気とはまた違うところもありますが、生きるか死ぬかではなく、生きてく上でより過ごしやすくする、患者様のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)に関わってくることにすごく興味を持ったのがきっかけです。
編入学は3年生から入学するので、入学直後の授業が、いきなり解剖学でした。解剖の先生に「君は手先が器用だから、細かいことをやるといいよ」と言っていただき、それから形成外科に興味を持ち、美容が好きだったので、その流れから美容医療にたどり着きました。
ー得意な施術を教えてください。
F:豊胸手術をかなり多くさせてもらっており、好きですし得意です。アンチエイジング全般、注入系も得意としているので、幅広くやっています。
右の顔半分には新しいものを入れて、左の顔半分には従来からあるショートスレッドを入れてみて、2つの変化の違いを感じるために半分に分けて検証していました
ーありがとうございます。先日インスタに載せていたショートスレッドをご自身でやっているのを拝見した際、驚きました(笑)。鏡を見ながら角度調整されていたんでしょうか。
F:実際に患者様に施術をやる時の角度と自分でやる時の角度は違うので、それは自分で調整して変えています。
ーこの角度で入れたら、こうなるという先を見て調整している。
F:今回も自分でやる時は、痛さや効果を一番分かりやすく見せるのはもちろんですが、新しい治療の検証目的でした。右の顔半分には新しいものを入れて、左の顔半分には従来からあるショートスレッドを入れてみて、2つの変化の違いを感じるために半分に分けて検証していました。
入れた時の感覚と後の変化がどうなるのか試しています。新しいものはヒアルロン酸入りのショートスレッドなので、水分保持能力が上がったり、ふっくら感が出やすいはずというのがありますので、それで入れてみて実際どうかなと思って日々触ったりしています。短期間でも少しの違いを感じ始めているので、もう少し長期的に見て変化を検証したいと思っています。
よりよい治療を提供するために自分でやった時の変化が、患者様に伝えやすいですし、本当にいい治療かどうかも自分で試したいということもあります
ー変化が楽しみですね。
F:自分のメンテナンスは自分でやるのはもちろんで、単純に自分がきれいになりたいだけではなく、よりよい治療を提供するために自分でやった時の変化が、患者様に伝えやすいですし、本当によい治療かどうかも自分で試したいということもあります。あとは入れ方の角度も自分でやったほうが分かるんです。どういう時にどういう変化をするかというのも分かります。
豊胸手術の場合は全身麻酔ですが、手術の方法によっては痛みの出方が変わってくるものなので、そういう組織を傷めないような治療をすることや、出血しないこと、デザインにも細かくこだわっています
ー痛み対策についてご自身と患者様にやる場合の工夫はあるのでしょうか。
F:今回も患者様の時と同じように塗布麻酔をしてから施術をしました。普段も同じようなかたちでやってます。入れ方もそうですが、どういうふうにやったら一番痛くないのかも自分でやると分かりやすいので、注入系ですとスピード感もありますし、入れ方次第でこの場所は痛みを感じやすいなど、細かいことも自分だと分かることもあります。
ー豊胸手術の場合はどのような工夫を。
F:豊胸手術の場合は全身麻酔ですが、手術の方法によっては痛みの出方が変わってくるものなので、そういう組織を傷めないような治療をすることや、出血しないこと、デザインにも細かくこだわっています。
ーインスタで豊胸手術の症例をたくさん載せられていますが、インスタを見られて来院される方は増えていますか。
F:そうですね。やっぱり今の時代、SNSを見ていらっしゃる方がすごく多いです。そういう意味で自分が一番売りたい内容をメインに出しているので、豊胸しかしてないのかなと思われがちですが、アンチエイジング治療など、他の治療もしています。だた、やはりメインに伝えたいものを重点的にしたいなと思ってSNSでは豊胸の症例を多く出しています。
ー実際にお話を聞いてみると、幅広く取り扱っているのがわかりました。
F:そうなんです。注入系などダウンタイムが少ない気軽にできるものから大きな手術まで結構幅広くやってます。
東京美容外科の一番の特徴は形成外科の専門医を集めたクリニックだというところです。技術やクオリティーにすごく重点を置いた美容医療をしてることだと思います
ーそれでは東京美容外科の特徴について教えて下さい。
F:たくさんの美容クリニックがある中、東京美容外科の一番の特徴は形成外科の専門医を集めたクリニックだというところです。技術やクオリティーにすごく重点を置いた美容医療をしてることだと思います。形成外科出身の方、それ以外の科の出身の先生も多くいらっしゃって、美容外科がたくさんありますが、安心で安全な治療を提供したり、本当に悩んでる方に対して対応できる技術と場所を患者様に提供できることが大事だと私は思っています。
昔の美容外科のイメージは、一般の保険の医療機関と違って少し胡散臭いところや不安な点が多いところがあったと思います。実際に他院で治療した後に悩んでいる方も多くいらっしゃいます。そのような方に本当にいいと思える美容医療を提供することが私のポリシーです。東京美容外科がそれを提供しているというのが、自分もここで働きたいなと思ったところです。
他院にて治療した後の修正手術であったり、お悩みの相談をたくさん頂きますが、悩んでる患者様が最終的に来ていただけることはすごくありがたいと思いますし、お悩みに対応できる場所と美容医療を提供したいと思っています。
すごく効果的な美容医療もある一方で、何十年も蓄積されたものを一発逆転することは難しいです。日々のケアをしつつ美容クリニックに来ていただけるのであれば、進行を遅らせることができたりします
ー来られる患者様で多いお悩みはありますか。
F:年齢層が幅広く、10代から80代近くの方までいろんな方が様々なお悩みで来院されます。日本全国いろんな場所から来ていただき、最終的に銀座という安心感を持って来ていただける方が多いのかなと思います。海外の方も来院されます。
ー女性のアンチエイジングについて、いつから始めたらいいでしょうか。
F:早いに越したことはないのでいつ始めてもいいと思いますが、無理のない範囲でできることからがポイントになります。クリニックに絶対に行かないといけないことはないので、まずは日々の紫外線対策をしっかりと行ったり、ケアをする意識をし始めるところからだと思います。
ー早いに越したことはないということは、小さいことの積み重ねが、将来10年後に現れてくる。
F:紫外線の影響はやはり大きいので、小さい時から蓄積された結果、10年後、20年後に出て来るので、生まれた時からケアしていただければとは思いますね。
ーそうなると大人である親世代がこどもに伝えるのも大事になってくると。
F:お子さんがいらっしゃる方であれば知識を与えることは大事だと思います。結局美容医療で取り戻せるところもあれば、取り戻せないところもあります。すごく効果的な美容医療もある一方で、何十年も蓄積されたものを一発逆転することは難しいです。日々のケアをしつつ美容クリニックに来ていただけるのであれば、進行を遅らせることができたりします。大きな手術で取り戻せる内容とはまた違いますので、日々の積み重ねは大事かなと思います。
お仕事のクオリティーを上げるために、お休みの日を過ごすようにしているので、休みだからお出かけするということがないです
ーお休みの日の過ごし方について教えて下さい。
F:最近は地味に、掃除や料理をしたり家のことで終わります。
ーどんなお料理を作られるんでしょうか。
F:太りにくい料理で栄養価が高いものを作るようにしてます。お野菜、タンパク質を多めに使った料理などです。
ーそれではワークライフバランス、お仕事とお休みの日のバランスの取り方について教えてください。
F:どちらかというと、お仕事のクオリティーを上げるために、お休みの日を過ごすようにしているので、休みだからお出かけするということがないです。オフの日に疲れすぎて次の日に影響するのは困るので、できるだけあまり負荷がないようにしています。
オフの日は、バランスよく食事をして、身の回りのことをきれいにしてストレスをなくすという感じで過ごしています
ーオフの日はおうちでリラックスして過ごしているのですね。
F:家でリラックスはしてないんです。汚いおうちにいることや、忙しすぎて乱れた食生活になることがすごくストレスなので、オフの日は、バランスよく食事をして、身の回りのことをきれいにしてストレスをなくすという感じで過ごしています。
ー藤林先生の若い頃の忘れられない恋愛について教えて下さい。
F:昔のことは忘れるというか、それはそれで区切りをしているのであんまり引きずらないです(笑)。
ーインスタで気になる先生や、参考にしていらっしゃる先生を教えてください。
F:いろんな先生の症例を見させてもらっています。たくさん手術をしながらもインスタも更新して積極的に活動をしてる先生は参考になるなと思いますし、もちろん手術の経過もそうですが、みなさん勉強熱心だなと思います。
ーありがとうございます。最後に憧れの医師はいらっしゃいますか。
F:たくさんの先生を尊敬しているので特定の誰かには絞れないです。
ー本日はありがとうございました。
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プラス5(藤林先生をよく知るための5つの質問)
Q:アメリカと日本。もっとも違うところは?
A:多種多様性でしょうか。移民国家なので様々な人種やバックグラウンドがある人が混じり合いながらアメリカという共通の文化の中で生活して新たな文化を築いている。他者を尊重しながら自分の考え、主張を大事にする。自由と可能性に溢れた国だと思います。最近は日本も変わってきているとは思いますが、みんなと一緒だと安心する方が多いのかなとは感じます
Q:一番泣いた映画を教えて下さい
A:最近あまり映画を観てないです
Q:外出時に必ず持ち歩く、マストアイテムは?
A:セルアクチンですね
Q:1カ月バカンスで海外行けるならどこへ?
A:サントリーニ島などに行きたいです
Q:お店に出せそうな味自慢の料理は?
A:アクアパッツァなど簡単で美味しいものですかね……
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この記事は、
銀座リシェスクリニックの
平岡美樹子医師が監修しています。
*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込です。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。
東京美容外科 銀座院
住所:東京都中央区銀座7-9-11モンブラン銀座ビル6F
電話番号:0120-658-958
診療時間:10:00~19:00(予約制)
休診日:年中無休(年末年始を除く)
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※藤林医師の診察をご希望の場合、ご予約時にその旨お伝え下さい。
PR:東京美容外科銀座院 撮影:新井章大
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監修:
藤林万里子 医師
グラムルールクリニック銀座
Sayre School,Lexington, KY, U.S.A、慶應義塾大学環境情報学部卒業から、東海大学医学部卒業。慶應義塾大学を卒業後、一般企業へ就職するも一度諦めた医師としての道を目指して医学部合格。
医学部卒業後は形成外科医として経験を積み、大手美容クリニックに勤務。 得意施術はフィラー、注入系で患者様の顔や骨格をみて、どこを直したら一番きれいに見えるかというバランスを考えながらカウンセリングや施術を行っています。
現在の所属クリニックは、グラムルールクリニック銀座院。
日本形成外科学会 認定専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 正会員など
Sayre School,Lexington, KY, U.S.A卒業
慶應義塾大学環境情報学部卒
東海大学医学部卒
慶應義塾大学病院 初期研修
東海大学医学部付属病院 形成外科勤務
東海大学医学部付属病院 形成外科助教
東海大学医学部付属八王子病院 形成外科勤務
大手美容クリニック 勤務
東京美容外科 銀座院院長
GLAMRULE CLINIC 銀座院院長就任
この記事の監修ドクターが所属するクリニック
- 住所: 東京都中央区銀座7-9-11モンブラン銀座ビル6F
- 最寄駅: 東京メトロ銀座駅A3出口徒歩3分
- 院長: 中居 弘一
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