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皆さんは「こんな目になりたい!」と思う芸能人はいますか? 誰もが憧れる理想の目といえば、くっきりした二重まぶた、目と目の間隔、涙袋、瞳の大きさ……など、いろいろな条件があります。
ここでは理想の目の条件を挙げながら、いま人気の目を持つ芸能人を紹介していきます。また、理想の目に近づけるための美容クリニックでの手術方法についても合わせて紹介していきます。

目次

1.理想の目の条件とは?

理想の目というと真っ先に思い浮かぶのがきれいな二重ではないでしょうか? とはいえ、どんな顔立ちでも二重にさえすればキレイになれるとは限りませんよね。まずは全体的なバランスも考えた「理想の目」の条件から考えていきましょう。

1-1.理想の目の条件

■目と目の間隔、目の幅
目と目の間隔は広い場合、幼くてかわいい印象を与えてくれます。ただし、目の大きさや二重、一重といった形によっては間のびした顔に見えてしまうことも。逆に目と目の間が狭すぎると、きつい印象になってしまいます。

理想的な目と目の間隔は右目:目と目の間:左目の横幅が1:1:1になること。さらに顔全体とのバランスを考えると、目の位置の顔の横幅に目が5つ並ぶ間隔が理想的な比率だと言われています。これは顔を正面から見たとき「目尻から顔の輪郭のフチの部分」の幅も、「目の幅」「目と目の間」と同じであるということです。

また、東洋人の場合、理想的な目の横幅は、顔全体のバランスにもよりますが、30~34ミリ程度と言われています。縦幅は目の横幅の半分から3分の1が理想的なバランスと考えられています。

■涙袋があること
目の下がふっくらと膨らんだ涙袋。笑ったときにふっくらとなる涙袋はかわいらしさや女性らしさの象徴のひとつ。芸能人やモデルの女性もほとんどの方が涙袋があります。

■黒目の大きさ
美人の象徴である黒目がちな目。理想は白目:黒目:白目のバランスが1:2:1であること。黒目が少し小さいという人が多いのですが、黒目の大きさはカラコンで簡単に変えることができるので、あまり悩んでいる人はいないようですね。

1-2.理想の目を持つ芸能人ベスト5

■佐々木希

「世界で最も美しい顔ランキング」に何度もランクインした佐々木希さん。最近ではお笑い芸人アンジャッシュの渡部建さんと結婚し、プライベートも充実。幸せオーラのためか一層キレイになったと評判を呼んでいます。

佐々木希さんの目は幅広二重タイプ。女性にも人気のあるほんわかしたかわいさのためか、幅広二重でも派手な印象がありません。理想のバランスから考えると、目と目の間隔が少し広めですが、それが彼女の愛らしさにつながっているようです。アイメイクなしでも不自然さがないのが素敵ですね。

■綾瀬はるか

きりっとしたまなざしが印象的な綾瀬はるかさん。黒目が大きいことと、しっかりした涙袋があるため目が大きく見えますが、実は奥二重。黒目と白目のバランスが理想的な1:2:1に近い目です。
また、横幅が長めでキリッとした美しさが印象的。完璧なアーモンドアイとはこのことでしょう。日本人らしい顔立ちでありながら、左右のバランスが整った美しい目元に憧れる女性が多いようですね。ちょっとたれ目ぎみなのも性別を問わず愛される理由かも。

■北川景子

「すべてのパーツが完璧」「クールビューティーの典型」「目だけじゃなく、顔全部が好き」という声が多く人気が高い北川景子さん。彼女は幅広まではいかないものの、並行二重。天然ではありそうでないタイプの二重と言えるかもしれません。また、切れ長の目元が印象的です。

■新垣結衣

2016年に主演したドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』でさらに人気となった新垣結衣さん。派手なメイクをすることがほとんどなく、ナチュラルな魅力が人気の理由です。奥二重に近いような自然で無理のない平行二重。自然な涙袋で、女性からも人気が高いのがうなずけます。アイメイクをほとんどしなくても平行二重なら華やかさが演出できることが分かる典型的な例と言えます。

■のん(能年玲奈)

「理想の目を持つ芸能人」としてよくその名が挙げられるのがのん(能年玲奈)さんです。のん(能年玲奈)さんは日本人に似合うと言われる末広二重。目尻に向かって幅が広くなっていくタイプの二重で天然の二重の人にも多いタイプです。彼女も涙袋がありますね。不自然さがないのが一番の魅力かもしれませんね。

2.理想の目になる美容クリニックでの手術の種類・方法

理想の目になる手術の種類・方法

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「理想の目=二重まぶた」と考えがちですが、実際に美しいバランスに整えるには二重まぶた以外の手術が必要になることもあります。ここからはバランスの整った美しい目になるために必要な手術や施術について説明していきます。

2-1.二重まぶた、目と目の間隔の調整

二重まぶた、目と目の間隔の調整

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二重まぶたの手術を受けるかたのなかで今、一番人気があるのが平行二重だそうです。「手術するなら、憧れの平行二重にしたい」という人も多いのでは?  実際に奥二重や末広二重になるための手術を受けた人でも、術後もの足りなさを感じ、やっぱり平行二重がいい!と再度手術を受ける人も少なくないのだとか。ここでは理想の二重にするために必要な手術について簡単に説明します。

2-1-1.平行二重の手術と目と目の間隔の調整

平行二重にする場合、二重の幅をどのくらいとるか、まぶたのたるみなどによって必要な手術が違ってきます。

二重の幅が8mmくらいまでの自然な平行二重なら埋没法または切開法で二重を形成することができます。ただし、この方法でできるのは年齢を問わず、まぶたのたるみや脂肪が少ない場合。まぶたにたるみがある場合、たるみ取りの手術が必要なこともあります。

■目頭切開で目と目の間隔を変える
平行二重にする際、問題となるのが蒙古ひだです。平行二重は埋没法または切開法のみで形成することもできますが、目と目の間が広く間延びした印象の顔立ちの方や、蒙古ひだをとってより目を大きく見せたいという方や末広二重ではなく平行二重にしたいという方は目頭切開の手術を合わせて行うこともあります。目頭切開すると、目と目の間隔を狭めることもできます。

目頭の蒙古ひだを残したい(目頭切開したくない)場合、平行二重のデザインが限られてしまう場合があります。蒙古ひだが張っている場合、北川景子さんや新垣結衣さんのような幅の狭い平行二重にする場合でも、目頭切開を合わせて行う必要があるケースが多いです。

クリニックによっては「平行二重にするには目頭切開を行う必要がある」とするところも。ただし、目頭切開をする場合、目と目の間が離れている人はいいのですが、そうでない場合、目が中心に寄りすぎてしまい顔のバランスが悪くなくこともあるので注意が必要です。

■蒙古ひだってなに?
蒙古ひだというのは目頭を覆っている上まぶたのひだのこと。アジア人に多く、欧米人にはありません。目頭部を鼻方向へ引っ張ると、ピンク色の粘膜が見えます。これを涙丘(るいきゅう)と呼んでいますが、日本人のほとんどが蒙古ひだによってこの涙丘が隠れています。欧米人の目が大きく見えるのは、涙丘が完全に露出しているから。目の横幅も大きく見えるのです。

二重の幅のデザインにもよりますが、平行二重や次に説明する幅広平行二重にしたいときは目頭切開をして蒙古ひだを取り除く手術が必要なこともあります。また、日本人でも生まれつき蒙古ひだがない人もいます。この場合、二重まぶたにすると末広二重になることはなく、平行二重になります。

2-1-2.外国人のような幅広平行二重にしたいときは?

手術を受けるなら、外国人のような幅広平行二重にしたいという人もいますよね。でも、いわゆる「外国人の二重」とは、本当に二重の幅が広いのでしょうか?  よく見ると、外国人の二重はまぶたのくぼみが目を大きく見せているだけであって、厳密な意味での二重とは違うことがあります。まぶたの脂肪が厚い日本人が幅広平行二重にするとデメリットも大きいので、カウンセリングでよく医師と相談してから手術を決めるべきでしょう。

■日本人が幅広平行二重にするデメリットとは
日本人が幅広平行二重にしようとすると、折りたたまれる部分の皮膚が厚くなって目の開きが重たくなる、すっぴんのときに眠そうな顔になる、腫れぼったい感じの二重になるといったデメリットがあります。

人によっては糸で止める箇所を増やすなどして、幅広平行二重を埋没法で作ることもできますが、まぶたを持ち上げる眼瞼挙筋の力が強い人でないと、二重が元に戻りやすいだけではなく、まぶたの機能を損なう可能性もあるので注意が必要です。

もともと日本人は眼瞼挙筋の力が弱い眼瞼下垂の人も多く、幅広平行二重はまぶたの力が衰えてくる年齢層の方には向いていないタイプの二重です。実際には幅広平行二重にしてほしいと伝えてもカウンセリングで少し幅の狭い、自然な平行二重を勧められることが多いようです。切開法に目頭切開などを組み合わせることで二重を形成します。

2-1-3.奥二重

幅広二重と比べると、地味な印象がある奥二重。すっきりした目元が印象的な綾瀬はるかさんはこのタイプです。その他にも吉高由里子さんや多部未華子さんなど清楚な印象のある人が多い印象がありますね。

二重の手術を考えている方の中には、もともと一重の人や左右の目の大きさが違うことが悩みという人が多いと思いますが、こうしたタイプでも無理なく実現できる上、手術後も自然な印象で「いかにも整形した」という不自然さがないのでおすすめです。

また、奥二重は二重手術を考える男性からも人気があります。不自然にならず、最近の流行である「塩顔」など中性的な印象になるのが特徴です。日本人女性はあまりはっきりした顔立ちの男性よりも、すっきり顔を好む傾向があると言われます。

完全に一重の方が奥二重にするにはまぶたの端から端まで切開する「全切開」という方法が選択されることが多いです。反対にまぶたが薄い人や目を開ける力が強い人は切開するラインが短い「部分切開」「ミニ切開」と呼ばれる切開法で対応できることがあります。切らない埋没法でも可能です。

また、奥二重の幅を広くする場合、目が大きく開くようにするために開瞼増大(かいがんぞうだい)を目的とする眼瞼下垂手術が必要な場合もあります。目がしっかりと開くようになれば、黒目の見える部分が大きくなって目全体が大きく見えるようになります。

■眼瞼下垂の手術
まぶたがたるんでいる人や一重まぶたでまぶたを持ち上げる力が弱い人に対して行われます。まぶたを持ち上げる眼瞼挙筋(がんけんきょきん)は挙筋腱膜(きょきんけんまく)と呼ばれる薄い膜と上まぶたの瞼板(けんばん)と呼ばれる組織につながっています。眼瞼下垂は眼瞼挙筋と挙筋腱膜、瞼板のつながった部分が加齢などによってゆるむことで起こります。眼瞼下垂の手術は眼瞼挙筋を縫い縮めて、まぶたがしっかりと開くようにする手術です。

2-1-4.末広二重

のん(能年玲奈)さんのような自然な末広二重は蒙古ひだから続くような形に二重を形成していきます。切開法や埋没法などで形成することが可能です。蒙古ひだはそのままなので、手術を受けたことが周りに気づかれにくいというメリットもあります。逆を言えば、生まれつき蒙古ひだがない人が二重にしようとする場合、末広二重にすることはできません。

2-2.涙袋

涙袋は目の大きさや顔立ちとのバランスを考慮しながら、下まぶたの皮下や眼輪筋にヒアルロン酸注射をして作ることができます。
涙袋の縦幅が広すぎると、目の下のたるみのように見えてしまうので、ヒアルロン酸の入れすぎは禁物。鏡を見ながら少しずつ注入していき、ちょうどいい量でストップしてもらう方法なら安心ですね。

「涙袋の中央をふくらませてほしい」「外側をふっくらさせたい」といった要望も聞いてもらえます。イメージがわきやすいよう、理想の涙袋の写真を持参して医師と相談しながらベストバランスを決めていくのがいいでしょう。

3.まとめ

「芸能人の○○さんみたいな目になりたい」と思っても、人によって必要な手術は違ってきます。なにより大切なのは顔全体とのバランスを考えること。手術を受けるなら技術レベルはもちろんのこと、美的なセンスももつ医師に施術してもらえるよう納得がいくまでカウンセリングを受けるようにしてください。

憧れをもつこともいいのですが、実際は、経験のある技術の高い医師のカウンセリングを受けて、自分に最も似合う、二重をはじめとした目の形をアドバイスしてもらうのが、術後の満足度につながるようです。手術を受けるときは、いくつかのクリニックでカウンセリングを受けてみるといいでしょう。

*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込です。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

Emiri

Emiri

美容系全般得意なライター。自身でも美容医療を実践。

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