AGA

  • AGA治療 発毛・育毛とは

    Androgenetic Alopecia「男性型脱毛症」は思春期以降の20代~50代の男性に多く見られる症状です。毛髪は「毛周期(ヘアサイクル)」と呼ばれる一定の周期を繰り返しながら生え変わっています。毛髪が伸びる「成長期」、抜ける準備をする「退行期」、新しく生える準備をしている「休止期」のうち、成長期が短くなることで抜け毛が増え、薄毛が進行していくのがAGAです。

    AGAは男性ホルモンと深い関係があります。テストステロンという男性ホルモンが5αリダクターゼII型という酵素と結びつき、DHT(ジヒドロテストステロン)という発毛を抑制する原因のホルモンが発生することが原因だと考えられているのです。

    クリニックでのAGA治療はこのDHTを抑制するケアを中心に行います。それが日本皮膚科学会のから最も効果が期待できると評価され、厚生労働省が認可したプロペシア(フィナステリド)の内服とミノキシジルの外用です。

    内服薬であるプロペシアは医療機関でしか処方できません。またミノキシジル外用薬についても医師の指導の下、段階的に濃度を変えていくのがよいとされています。

    AGA治療は、医師とのカウセリングで治療方法を決定して進めていくのが理想的です。クリニックなら、2種類の薬を併用する場合の副作用や生活習慣の改善についてのアドバイスなども含め総合的なケアが可能となります。また、クリニックによってはプロペシアの内服、ミノキシジルの外用以外の治療を行っているところもあるので、カウンセリングで相談してみるとよいでしょう。

    この記事は、
    BIANCAクリニック銀座
    堀田和亮医師が監修しています。

  • プロペシア(フィナステリド)とは

    毛髪の成長を妨げるDHC(ジヒドロテストステロン)を作り出す作用をもつ5α-還元酵素のはたらきを抑制し、薄毛や抜け毛を予防する内服薬です。これによって毛髪の成長期が長くなり、薄毛や抜け毛が改善します。

    もともとは前立腺肥大症、前立腺癌に効果がある薬として開発されましたが、後にAGAにも効果があることが発見されました。1997年にはアメリカのFDA(食品医薬品局)が認可し、2005年には日本の厚生労働省が認可しています。日本では米メルク社の法人であるMSD社(旧万有製薬)が発売、世界60か国で販売され、現在ではジェネリックも登場しています。

    プロペシアは飲むのをやめてしまうと薄毛が再度進行してしまうため、継続して服用する必要があります。そのためには定期的に診察を受けて性欲減退などの副作用が強く出ていないか医師に相談しながら続ける必要があると言えるでしょう。また、長期服用するためにはコストもかかるため、ジェネリックへの切り替えや外用薬との併用が勧められています。

    この記事は、
    BIANCAクリニック銀座
    堀田和亮医師が監修しています。

  • ミノキシジルとは

    ミノキシジルは当初、高血圧のための血管拡張剤として開発されたました。その後、発毛効果があることが分かり改めて発毛剤としての試験が行われましたが、内服薬としては副作用が見られたため外用薬として商品化されました。大正製薬から販売されている「リアップ」に配合されている成分としてご存じの方も多いでしょう。

    ミノキシジルには「休止期にある毛髪を新しく生え変わり伸びていこうとする成長期に誘導する作用」と「毛髪の成長期を延ばす作用」の2つがあります。これによって細く、柔らかくなった毛髪が太くしっかりと長く成長するようになるのです。

    AGAの内服薬であるプロペシアは抜け毛を減らす効果はあるものの、毛髪を増やす効果はないという意見があります。これに対して休止期にある毛髪を成長期に誘導することで、毛髪を増やすことが可能です。プロペシアの内服とミノキシジルの外用を治療の柱とするのが理想的なAGA治療と言えるでしょう。

    最近ではミノキシジルの内服薬を処方するクリニックもありますが、医師によく相談し体質を考慮して慎重に服用を始めることをおすすめします。

    この記事は、
    BIANCAクリニック銀座
    堀田和亮医師が監修しています。

  • ロゲインとは

    1960年代降圧薬として使用されていたのがミノキシジルです。
    副作用で多毛が見られたため、薄毛治療に対して1980年に外用薬として発売されたのがロゲインです。その後大正製薬から1999年にリアップ、2005年にリアップレディが発売され、その後、アンファー、ロート製薬、東和薬品からもミノキシジル配合外用薬が発売されています。

    効果は発毛や育毛の促進、抜け毛の予防などこちらもリアップと同等です。ミノキシジルの配合率という点でも、「リアップX5」とロゲインは同じ5%です。ただし、女性向けリアップであるリアップリジェンヌと、女性向けのロゲインでは配合率が異なります。リアップリジェンヌが1%であるのに対し、女性向けロゲインは2%配合です。

    リアップとロゲインの最も大きな違いは、日本で認可されているかという点です。アメリカ製のロゲインは日本では認可されていません。また価格面で比較した場合、ロゲインのほうが安く設定されていることが多いです。 

    効果はほぼ同等のため、予算に合わせて選んでもいいでしょう。ただし、クリニックによって取り扱いが異なります。なお、ロゲイン・リアップともに、効果が出にくい薄毛・抜け毛のタイプがあります。ロゲインなどで対応できない薄毛・抜け毛でも、高濃度のミノキシジル外用薬や別の薬(ミノキシジルタブレットなど)で改善可能なこともありますので、カウンセリングで相談してみましょう。

    この記事は、
    U CLINIC SHINJUKU
    内田佳孝医師が監修しています。

  • パントスチンとは

    Merz社によるとパントスチン(Pantostin)は女性の薄毛であるFAGA(女性男性型脱毛症)の治療薬(外用薬)です。有効成分のアルファトラジオールが抜け毛の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を阻害し、毛髪を守り抜け毛を予防します。

    女性も加齢によって女性ホルモンの分泌が低下し、男性ホルモンの影響を受けやすくなって抜け毛が増え、薄毛が進行することがあります。パントスチンは女性でも使用できるようにDHT抑制効果を設計しているので安心です。また、女性用の育毛用内服薬パントガールと併用することで、より高い育毛効果が得られます。

    パントスチンは副作用がほとんどなく長期使用できることもメリットのひとつです。使用開始時には、一時的に抜け毛が増えることがありますが、次第に落ち着いていきます。 早い人では1カ月程度で変化を実感できることもあります。

    なお、パントスチンは男性でも使用可能です。従来のAGA治療薬で性欲減退などの副作用が起きた方にも適していますので、カウンセリングで医師に相談されるとよいでしょう。

    この記事は、
    U CLINIC SHINJUKU
    内田佳孝医師が監修しています。

  • 医療植毛とは

    AGAの影響を受けてない部分の毛髪を外科手術によって毛髪の薄い箇所に移植する方法です。 後頭部や側頭部の毛髪はAGAの原因物質の影響を受けにくく毛髪が残りやすい性質があります。こうした部分の毛髪を薄くなった前頭部や頭頂部に移植します。

    自毛植毛は自らの髪の毛なので、拒絶反応が少なくかつらや増毛よりも安全かつ自然に見えることなどがメリットです。移植した後の生着率も高く、抜けにくい性質を保ったまま生着すると言われているため、生涯正常な毛周期をキープして薄毛になりにくい毛髪として成長します。また、かつらや増毛と違って術後のメンテナンスもいりません。

    自毛植毛はプロペシアやミノキシジルでのAGA治療の効果が出にくい方や前頭部から広範囲にかけて薄毛に悩んでいる方、55歳以上の方など、薄毛に悩む幅広い方に適した治療方法です。ただし、将来的な毛髪の変化などを考え、長い目で見て自然な状態になるようデザインして植毛する必要があります。

  • HARG療法(ハーグ療法)とは

    HARG(ハーグ)療法とは、頭皮(毛包)に毛髪を再生させるための有効成分を配合したHARGカクテルを注射やダーマローラーなどを使って頭皮に直接、注入する治療方法です。

    HARGカクテルの主な成分はヒト由来の脂肪幹細胞を培養したものから抽出した成分であるAAPEです。AAPEには130種類以上の成長因子やサイトカイン(細胞間伝達物質)が含まれています。

    成長因子には、毛髪が伸び続ける成長期を延ばすものや頭皮の血管新生や血流の増加をはかるもの、抜け毛の原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)や酸化ストレスから毛包を守るものなどがあります。これらを頭皮に注入し、眠っている毛髪を作り出す機能にはたらきかけて発毛、育毛を促すのがHARG療法です。

    HARG療法は、育毛剤の外用や内服薬でのAGA治療と比べて短期間で毛髪を増やすことができると言われています。育毛剤と内服薬にHARG両方を組み合わせると一層効果的です。また持病があるなどの理由でAGA治療薬の内服ができない方や女性にも適した治療方法でもあります。

    この記事は、
    美容外科医
    五反田希和子医師が監修しています。

  • 育毛メソセラピーとは

    発毛、育毛に効果のある薬剤を頭皮に直接、注射器、機器を使って注入することで薄毛や抜け毛を改善していく治療法です。ニードル育毛セラピーといって、注射器を使わずに施術しているクリニックもあります。

    育毛メソセラピーは、内服薬や外用剤よりも頭皮に直接働きかけるため、薬が効いてほしいポイントにダイレクトに成分を届けることができるというメリットがあります。使用する薬剤は育毛剤にも使われる「ミノキシジル」の他、発毛を促す「成長因子(グロースファクター)」、毛髪に含まれるたんぱく質ケラチンを構成する「アミノ酸システイン」の他、ビタミンなどをクリニックで独自に配合していることもあります。

    費用も異なるため、自分の毛髪の悩みに合ったクリニックを選びましょう。また、育毛メソセラピーとよく似た施術で、薬剤にヒト由来の幹細胞を培養したものから抽出した成分であるAPPEを配合したHARG療法を実施しているクリニックもあります(AAPEもグロースファクターの種類であるため)。

    この記事は、
    U CLINIC SHINJUKU
    内田佳孝医師が監修しています。

Go to Top