HARG療法(ハーグ療法)とは(概要・基礎知識)
HARG(ハーグ)療法とは、頭皮(毛包)に毛髪を再生させるための有効成分を配合したHARGカクテルを注射やダーマローラーなどを使って頭皮に直接、注入する治療方法です。HARGカクテルの主な成分はヒト由来の脂肪幹細胞を培養したものから抽出した成分であるAAPEです。AAPEには130種類以上の成長因子やサイトカイン(細胞間伝達物質)が含まれています。
成長因子には、毛髪が伸び続ける成長期を延ばすものや頭皮の血管新生や血流の増加をはかるもの、抜け毛の原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)や酸化ストレスから毛包を守るものなどがあります。これらを頭皮に注入し、眠っている毛髪を作り出す機能にはたらきかけて発毛、育毛を促すのがHARG療法です。
HARG療法は、育毛剤の外用や内服薬でのAGA治療と比べて短期間で毛髪を増やすことができると言われています。育毛剤と内服薬にHARG両方を組み合わせると一層効果的です。また持病があるなどの理由でAGA治療薬の内服ができない方や女性にも適した治療方法でもあります。
HARG療法(ハーグ療法)が向いている人(こんなお悩みに)
・より高い確率で薄毛を治療したい方・薄毛に悩む女性の方
・AGA治療薬の内服ができない方
ダウンタイム/経過
注射時に痛みがあるため、麻酔を使用します。術後、頭皮の赤み、点状出血がでる場合がありますが1~2日で消失します。
3~4週に1回のペースで、治療を4~8回繰り返すことで、変化が現れます。
費用
60,000~80,000円(1回・頭全体)リスク・副作用
頭皮の内出血、痛みがあります。無毛状態からの発毛は期待できません。基礎疾患のある方は治療を受けられないことがあります。*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。
監修:
五反田希和子医師
美容外科医
長崎大学医学部医学科卒業。
美容医療は「喜びの医療」をモットーに診療し、形成外科専門医のほかに日本レーザー医学会専門医としての資格を持つ。
長崎大学医学部医学科 卒業
国立病院機構 九州医療センター
久留米大学病院 形成外科
済生会福岡総合病院 形成外科
久留米大学病院 形成外科
宗像水光会病院 形成外科
久留米大学病院 形成外科
済生会二日市病院 形成外科
ビスポーククリニック福岡院 院長
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PRO CLINICの
柚﨑一輝医師が監修しています。 -
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この記事は、
東京上野クリニック新宿医院の
戸澤法也医師が監修しています。
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