「目頭切開ラインが上手く書けない」という悩みはありませんか? せっかく丁寧に書いても、違和感があると残念な気持ちになってしまいますよね。特に、目頭に「く」の字でラインをいれている方は要注意です! 濃いアイラインで目元を強調させるメイクは時代遅れに見えてしまいます。

マスク生活の今、トレンドのアイメイクは自然に馴染んだ目頭切開ライン。抜け感をプラスするだけで簡単に今っぽい印象に仕上がります。そこで、この記事ではメイクが苦手な方でもキレイな目頭切開ラインに仕上がる書き方をご紹介します。

整形レベルのぱっちり目に仕上がる「目頭切開ライン」

目頭切開ラインとは、目頭部分にアイラインを引くだけで、簡単に目を大きくみせるメイク方法です。いつものメイクにひと手間プラスするだけで、目の距離を縮ませて、本当に整形したような大きい瞳を再現できます。

目元の雰囲気がガラリと変わるので「整形はしたくないけど目元を大きく見せたい」「離れ目が気になる」という方に目頭切開ラインはオススメです。

蒙古壁(もうこひだ)があると目が小さく見える?

蒙古壁(もうこひだ)とは、目頭に覆い被さっている皮膚のことです。日本人の多くに見られる部分で、寒さや外部の刺激から目を保護する役割があると言われています。蒙古壁があると丸くて可愛らしい印象を与えてくれますが、目が小さく見えたり離れて見えたりしてしまうことも。

美容整形の目頭切開は、蒙古壁を切除することで目が大きくなり、目の距離も縮まって鼻筋が通ったキレイな印象になります。そのため、目を大きく見せる目頭切開ラインも、アイライナーで蒙古壁を隠すことで、整形級の効果を得られると言えるでしょう。

目頭切開ラインの種類

目頭切開ラインには、2種類あります。

クールな印象に仕上がる「横長のライン」と可愛らしい印象に仕上がる「下向きライン」があり、どちらも印象がガラリと異なります。目頭切開ラインを書く角度によって、雰囲気を変えられるので、自分に合った印象を見つけてみましょう。

【横長ライン】韓国アイドルのような大人っぽく美人な印象に

横長の目頭切開ラインといえば、韓国アイドルのような大人っぽい目元を想像する方も多いのではないでしょうか。
美人な印象に仕上がる「横長ライン」は、韓国女子に大人気の“オルチャンメイク”でも話題になりました。目頭切開ラインを横長に入れるだけで、憧れの韓国美人のようなメイクに仕上がります。オルチャンメイクは、日本の若い女性の間でも大人気のメイクで、令和の今もどんどん進化を遂げているようです。

【下向きライン】藤田ニコルさんのような可愛らしい印象に

この方法をよくされているのが、芸能人の藤田ニコルさんです。
2021年に整形疑惑がありましたが、その真相はメイクによるものでした。目頭切開ラインを入れていたことで、整形をしているように見えたそうです。YouTubeではメイクのやり方も紹介していて、目頭切開ラインを下向きに入れています。藤田ニコルさんのキャクター、可愛さを活かした自然なメイクに仕上がっています。

目頭切開ラインの【基本の書き方】

ここでは、目頭切開ラインの基本の書き方をご紹介していきます。誰でも簡単に4STEPで自然な目頭切開ラインが完成するので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

まず、リキッドアイライナーとペンシルライナーの2つを準備します。目の粘膜付近は、アイメイクが崩れやすいので、速乾&ウォータープルーフタイプのアイライナーがオススメです。

①ペンシルアイライナーを使って目頭のキワにラインを入れる

はじめに、ペンシルアイライナーで目頭のキワにラインをいれます。

ポイントは、ラインは正面から書くのではなく、横から入れるようにして書きます。ラインを入れづらいという方は、目頭側の上まぶたの皮膚を軽く引っ張りながらラインを入れると書きやすいです。

②リキッドアイライナーを使って、目頭の先端に“ちょん”とタッチする

次に、リキッドアイライナーを使用して目頭切開ラインの切れ目をつくります。筆先を目の角度に合わせるようにして持ち、横から入れるようにして目頭の先端に軽くタッチします。

③目頭の皮膚を引っ張り、抜けている部分をアイライナーで埋める

指で目頭を引っ張り、抜けている部分を埋めていきましょう。①のラインにつなげるように埋めていくと自然な目頭切開ラインに仕上がります。

④目頭切開ラインにつなげるようにアイラインを描く

最後に、アイラインを描けば完成です。ポイントは、目頭切開ラインにつなげるように書くことです。最後にアイラインを入れることで、全体のバランスを整えやすくなります。

間違ってしまった時の修正テクニック

もし、間違ってしまった場合でも簡単に修正できるテクニックがあります。準備するものは、細い綿棒とアイリムーバーの2つです。細い綿棒にアイリムーバーを染み込ませたら、修正したい部分に“ちょんちょん”とつけるだけ。
その後、軽くティッシュオフをすれば簡単に修正ができます。

上手く書けないときのチェックポイント3つ

目頭切開ラインは短く入れる

目頭切開ラインの切れ目の長さは、1~2mm程度が理想です。長すぎると不自然になるので、軽く下書きをしてから長さを足していくとキレイに仕上がります。

目頭切開ラインは「く」の字で入れない

「く」の字で入れる目頭切開ラインは、目元を強調しすぎて不自然に見えてしまいます。今は、さりげなく自然に盛るのがトレンドなので、盛りすぎには注意しましょう。

上や正面を向いてラインを書かない

上や正面を向いてラインを書くと、長さや太さの調整が難しくなり、失敗しやすいです。ラインを書くときは、斜めから入れて少しずつ調整していきましょう。

自然に盛れる! 目頭切開ラインにプラスできる整形級メイク

ここでは、目頭切開ラインにプラスできる整形級メイクをご紹介します。「目を大きく見せたい」「離れ目を解消したい」という方は必見なので、ぜひ実践してみてくださいね。

抜け感のある「囲い目メイク」で印象的なぱっちり目に

囲み目メイクは、目を大きく見せつつ抜け感もプラスしてくれるメイク方法です。透けマットのアイシャドウを目元に囲むことで、目の面積を広げてくれる効果があります。アイシャドウ1つでトレンド感のあるメイクに仕上がるので、目元をオシャレに彩りたい方にもオススメです。

【HOW TO】

  • 1.ベースとなる透けマットアイシャドウをアイホールより広めにON
  • 2.下まぶたにもベースを広げる
  • 3.ベースの次に濃いマットアイシャドウを二重幅に重ねる
  • 4.細めのチップで、3のアイシャドウを上まぶたと下まぶたのキワに細く入れる

濃すぎる色のアイシャドウで目元を囲んでしまうと、逆に目が小さくなったり、キツい印象になったりしてしまうことも。シアーな発色のブラウンやベージュのアイシャドウで、ふんわり囲むように仕上げると、自然な陰影感を演出してくれますよ。

【初心者さんにオススメの透けマットアイシャドウ】

・キャンメイク シルキースフレアイズ(マットタイプ) 825円(税込)
ふんわりと柔らかい質感で、目元に溶け込むように馴染む透けマットのアイシャドウです。
目元に自然な影を生み出してくれるので、暗く見えがちな大人の目元にもキレイに馴染みます。4色パレットの中には、マット3色と繊細ラメ1色がセット。ナチュラルメイクから華やかメイクまでシーン問わず使えるのも魅力的です。

疑似粘膜ラインで自然に大きく見える目元へ

次にご紹介するのは、SNSでも「簡単に自然なデカ目になれる!」と話題になっている疑似粘膜ラインです。下まぶたの粘膜付近に、粘膜の色に近いピンクや赤系のアイライナーを仕込むことで、簡単に目を大きく見せます。

やり方は、下まぶたの目頭or目尻に短いラインを書くだけです。簡単にできるので、初心者の方やメイクが苦手な方にもオススメのメイク方法です。

【疑似粘膜にも見せるトレンドのカラーアイライナー】

・D-UP(ディーアップ) シルキーリキッドアイライナーWP〈シフォンピンク〉1,430円(税込)
ほんのり青みが効いた大人のニュアンスピンク。甘すぎず柔らかい発色で、ピンクが浮きがちな大人女性の目元にもキレイに馴染みます。まるで本物の粘膜カラーのような“まろみピンク”で目元の透明感も底上げしてくれますよ。

・キャンメイク クリーミータッチライナー〈No.04ガーネットバーガンディ〉715円(税込)
濃密な発色で、赤みの強いブラウンアイライナー。粘膜ラインに仕込むと、女性らしく色っぽい雰囲気を演出できる万能カラーです。抜け感があるのに、目元をしっかりと強調してくれるので、目力を出したい方にもオススメです。

アイシャドウを使って、目の距離を縮ませて見せる錯覚メイク

続いてご紹介するのは、アイシャドウの塗り方を変えるだけで離れ目を解消できるメイク方法です。目頭に締め色や濃いアイシャドウをのせることで、目の距離を近く見せる効果があります。チップを使うと濃く発色してしまうので、次の手順のようにアイシャドウブラシでグラデーションをつくります。

【HOW TO】

  • 1.ベースカラーをまぶた全体に入れる
  • 2.メインカラーorベースをグラデーションになるようにアイホールに入れる
  • 3.締め色を上まぶたの目頭側に入れる

ポイントは、目頭にふんわり自然な陰影をつけることです。離れ目が中心に近づくことで、より印象的な目元に仕上がります。アイシャドウブラシを使うと、濃さを調整したり、ぼかしたりもできるのでメイクの仕上がりも格段にアップしますよ。

【重ねるだけで簡単にグラデーションがつくれる優秀アイシャドウ】

・セザンヌ ベージュトーンアイシャドウ 〈01ナッツベージュ〉 748円(税込)
 目元に自然と溶け込むベージュを基調とした4色アイシャドウ。「ラメ」「パール」「マット」の3質感を重ねることで、ナチュラルながら印象的な目元を演出します。しっとり柔らかなパウダーで、なめらかに伸び広がりながら目元にピタッと密着してくれるのも魅力的です。

【お悩み別】目頭切開ラインにオススメのアイライナー6選

目頭切開メイクのお悩みも人それぞれのはず。そこで、ドラッグストアで手軽に購入できる優秀アイライナーをお悩み別でご紹介していきます。2,000円以下で購入できて、コスパも最強なのでぜひチェックしてみてくださいね。

にじみが気になるなら「速乾&ウォータープルーフアイライナー」

・キャンメイク ラスティングリキッドライナー〈01ブラック〉 990円(税込)

メイク中のにじみや崩れを防いでくれる速乾タイプの極細リキッドアイライナー。速乾タイプの上、水・汗・涙・こすれにも強いウォータープルーフタイプなので、プチプラとは思えないクオリティーです。

わずか0.1mmの超細筆で、アイラインはもちろん、目頭切開ラインなど細かな部分にも大活躍してくれます。

・ヒロインメイク プライム リキッドアイライナー リッチキープ〈01漆黒ブラック〉 1,320円(税込)

耐水性に優れ、汗や水・皮脂にも強い「スーパーウォータープルーフタイプ」を採用したアイライナー。速乾タイプでこすれにも強く、メイク仕立ての状態を長時間キープしてくれるのが特徴です。

さらに、まつ毛の隙間など細かな部分も狙い撃ちできる0.1mmの極細筆を採用。適度にコシのある筆で、目頭から目尻まで美しいラインが一気に描けます。

濃いアイメイクになるなら「自然に馴染むグレー系アイライナー」

・msh(エム・エス・エイチ)ラブ・ライナー リキッドアイライナーR4〈モカグレージュ〉 1,760円(税込)

目元に透明感と存在感を叶えてくれる万能アイライナー。ブラウンにグレーを少し足したようなニュアンスカラーは、カラーアイライナー初心者の方でも使いやすいです。

付け替えができるリフィルタイプなので、環境にやさしくコスパが良いのも魅力的です。

・エテュセ アイエディション(ジェルアイライナー) 〈グレージュ〉1,320円(税込)

肌から浮かない絶妙なニュアンスカラー「ベージュ×グレーニュアンス」のアイライナーです。ブラックよりも柔らかく、ブラウンよりも引き締まったスタイリッシュなニュアンスカラーで、自然な抜け感をプラスします。

極細芯ながらスルッとなめらかな描き心地で、しっかりと発色を楽しめるのも魅力的です。

キツイ印象から「優しい目元を演出するブラウンアイライナー」

・ルミアグラス スキルレスライナー〈03.チェスナットブラウン〉 1,650円(税込)

高発色ながら柔らかく優しい発色のブラウンアイライナーです。少し明るめのブラウンですが、目元に自然と馴染んでくれるので、抜け感のあるナチュラルな仕上がりに。

細かなラインもテクニックいらずで描けるので、アイラインが苦手な方にもオススメです。

・COCOROIKI アイデザインライナー〈BRBK ブロンズブラック〉1,500円(税込)

黒と茶の中間のような抜け感のある絶妙カラーのアイライナーです。上品なパールを配合し、目元に濡れツヤ感ときらめきをプラス。なめらかな使い心地の細筆は、細いラインも太いラインも思いのままに描けます。

まとめ

自然な目頭切開ラインを書くには、盛りすぎず、さりげなく入れて抜け感を出すのがポイントです。
今回ご紹介した「目頭切開ラインの書き方」は、不器用な方でも簡単にできる方法です。自分に合ったアイテムや印象を見つけて、自然な目頭切開ラインをマスターしていきましょう。

*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

MarkeTech

AYUMI

コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級取得。フリーランスの美容ライターとしてスキンケア、新作コスメ紹介、トレンドメイクの記事を複数の美容メディアにて執筆しています。@cosme認定ビューティーパートナーとしても活動しており、美容のプロとして最新の美容情報を発信中です。大人の女性でも毎日楽しめる、耳寄りな最新のトレンド情報をお届けします。

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AYUMI美容ライター

宮城県在住の1990年生まれ。フリーランスとして活動中で、美容ライター歴は2年目。多数のメディアで美容記事を中心に執筆しており、スキンケア・新作コスメ・トレンドメイク関連の執筆が得意。趣味は、メイクの研究とコスメ収集で、これまで試したコスメは500個以上。コスメコンシェルジュの資格も保有し、美容のプロとして最新かつ専門的な美容情報を発信中。大人の女性でも毎日楽しめる、耳寄りな最新のトレンド情報をお届けします。

2022年4月より、出産・育児を機にフリーランスの美容ライターへ転身。
多数の美容メディアにて美容記事を執筆し、商品PRやSNS運用にも携わる。
現在は美容ライター2年目。