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女性が憧れるメリハリのあるカーヴィーなボディ。中でも重要な要素となるのがウエストのくびれです。ずん胴で太いウエストや、ただ細いだけのしまりのないウエストも美しいボディラインとは言えません。ここで理想のくびれを持つ芸能人をあげながら、美しいウエストのくびれに近づく方法について詳しく説明していきます。

目次

1.理想的なウエストのくびれを持つ芸能人ベスト3・美しいくびれを手に入れるには

理想のスタイルを手に入れるには「こうなりたい!」というイメージを持つことが大切。皆さんにとって理想的なウエストのくびれを持つ女性は誰でしょうか? まず、理想のウエストラインを持つと言われている女性芸能人を3人あげてみましょう。

1-1.理想のウエストのくびれを持つ芸能人

■第1位 小嶋陽菜

「最近太った?」「下半身が意外にどっしり?」などネガティブな意見も少しある小嶋陽菜さん。確かに美しいくびれはあるものの、それほど細くはありませんが、見ていて安心するようなふんわりとしたマシュマロボディはやっぱり男女ともに憧れる人が多いようです。

小嶋さんの身長は164センチ。公表されているスリーサイズは80、60、88となっています。モデルのように痩せすぎていない分、健康的な印象。痩せすぎの女性では絶対に出せない魅力があると言えるのではないでしょうか。文句なしの1位です。

小嶋陽菜さんも週に1回のペースでジムに通いトレーニングしているのだとか。一時はAKBのメンバーである峯岸みなみさんと一緒にトレーニングしているとも語っていました。加圧トレーニングもしているようです。とはいえ、こんなツイートもしていることから、あまり一生懸命にトレーニングをしていない様子も見受けられます。このゆるさが、引き締りすぎない、ふんわりしたボディラインにつながっているのかも。

■第2位 ローラ

鍛えられ引き締ったウエストが美しいローラさん。かつては1日100回腹筋しているとツイートしていたこともありました。のんびりした性格の彼女らしく、ジムに行かないで自宅や外でエクササイズをすることも多いようです。身長は165センチ、公表されているスリーサイズは82、58、86となっています。

「鍛えすぎ」「ボディビルダーじゃあるまいし」という意見もあるようですが、カッコイイ系のくびれならローラさんが一番。男性ウケや愛されボディを狙っていないという点に憧れる女性も多いようです。

ローラさんはヨガを続けたり、食べ物に気をつけたりとかなりスタイルの維持に気を使っている様子。インスタにあげている動画をチェックすると、ウエストのくびれを意識したエクササイズが多いことがわかります。簡単なエクササイズばかりなので是非参考にしてみてください。

ローラさんのトレーニング動画

■第3位 菜々緒

「脚が長い」「細い」「顔が小さい」などバランスのとれたスタイルの要素をすべて兼ね備えた菜々緒さん。ウエストのくびれもまさに理想的です。完璧すぎて、目指すにはハードルが高いと考える人も多いかもしれませんね。

菜々緒さんは身長172センチ。デビュー時のスリーサイズは80、57、86 cmとなっていました。2015年には体重が46キロだと公表していましたが、2017年時点の体重は筋トレを重ねた結果、49キロまで増えて、ベスト体重を50キロにしたいと語っています。身長から考えると、50キロでかなり細いほうですが、菜々緒さんは痩せる目的のダイエットというより、エクササイズに力を入れている様子。ウエストのくびれはまさに日々のトレーニングのたまものと言えるでしょう。美しいウエストのくびれを維持するにはこれくらいの努力が必要ということなのかもしれません。

1-2.理想のくびれ、そのサイズとは?

理想のくびれ、そのサイズとは?

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理想的なくびれはウエストの細さだけでははなく、バストやヒップのサイズとのバランスも考慮しなければなりません。一般的に言われているのがウエストとヒップのサイズが7:10であること。例えばヒップが80センチならウエストは56センチ、ヒップが86センチなら、ウエストは60.2センチということになります。

先に紹介したローラさんと菜々緒さんのサイズをチェックしてみましょう。
小嶋陽菜さん:60:88 = 7:10
ローラさん:58:86 = 7:10
菜々緒さん:57:86 = 7:11

小嶋陽菜さんとローラさんはまさに黄金比率ぴったり! 菜々緒さんに関しては体型から考えると少しやせすぎという感じがしますが、このサイズはデビュー当時なので、今はサイズが変わっている可能性が大です。

よく「ウエストは絶対50センチ台じゃないと!」という意見を目にしますが、身長が150センチの人と170センチ人では美しく見えるバランスも違ってきますよね。実際、菜々緒さんもデビュー前の自分のスタイルを「貧相に見えてコンプレックスだった」と語っています。

■理想のスリーサイズとは?

身長によってベストと言えるスリーサイズも変わってきます。理想とされるウエストとヒップ、さらにバストのサイズは以下の式で計算できます。

  • 理想のウエストサイズ=身長×0.38
  • 理想のヒップサイズ=身長×0.54
  • 理想のバストサイズ=身長×0.5~0.52

例えば身長が
155センチの女性の場合
ウエストは58.9センチ
ヒップは83.7センチ
バストは82.15センチ

162センチの女性の場合
ウエストは61.5センチ
ヒップは87.4センチ
バストは85.86センチ

ということになります。身長によって理想のサイズにはかなりばらつきがあり、ただ細いだけではだめ!ということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

先ほどの3人の方の数値はどのくらい理想に近いか見てみましょう(小数点以下切り捨て)。

・小嶋陽菜さん 身長164センチ  公表スリーサイズ80、60、88
 理想のサイズは 85、62、88

・ローラさん 身長165センチ 公表スリーサイズ82、58、86
 理想のサイズは 85、62、89

・菜々緒さん 身長172センチ 公表スリーサイズ80、57、86
 理想のサイズは 89、65、89

3人とも身長から計算される、理想とされるサイズよりも細いことが分かりますね。

1-3.くびれがない原因とは

くびれがない原因とは

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「太ってはいないけど、ウエストにくびれがない」
「細いけれどしまりがない」
ウエストラインに対してこんな悩みを持つ女性も多いはず。では、ウエストにくびれがないのはなにが原因なのでしょうか。主に次のような原因が考えられます。

  • ●体幹(胴体部分)のインナーマッスルが弱い
  • ●お腹の脇にある腹斜筋(ふくしゃきん)が鍛えられていない
  • ●肋骨(ろっこつ)と骨盤の距離が短い
  • ●骨盤が歪んでいる、姿勢が悪い
  • ●内臓が冷えている

ひとつずつ見ていきましょう。

■体幹(胴体部分)のインナーマッスルが弱い

腕や脚と違って鍛えるのが難しいと言われている体幹。体幹のインナーマッスルが弱まると、体をしっかりと支えることができなくなり、しまりのないウエストになってしまいます。痩せているけれど、ウエストのラインにしまりがないという人に多いケース。

多裂筋(たれつきん)や腹横筋(ふくおうきん)などのインナーマッスルをしっかりと鍛えることでメリハリのあるウエストラインが手に入ります。

■お腹の脇にある腹斜筋(ふくしゃきん)が鍛えられていない

ウエストのくびれを作るために、毎日腹筋をしている……という人が陥りやすいのがこちら。ウエストのくびれを作るならお腹の脇のアウターマッスルである腹斜筋を鍛えなければなりません。この腹斜筋は天然のコルセットのようなもの。

いわゆる腹筋運動で鍛えられるのは、おなかの前面にある腹直筋(ふくちょっきん)と呼ばれる筋肉。シックスパックと言われる部分ですね。ここを鍛えるとポッコリお腹の解消につながってフラットなお腹にはなるのですが、くびれを作ることはできません。

これに対して腹斜筋はお腹の側面、脇腹についている筋肉。体を支えたり、ひねるときに使われるアウターマッスルでここを鍛えることで下がりがちな内臓があがり、理想的なくびれラインが手に入るのです。インナーマッスルである腹横筋や多裂筋と合わせて、理想的なウエストのくびれを作るためにはこの腹斜筋を鍛えることが大切です。

■肋骨(ろっこつ)と骨盤の距離が短い

左右12本ずつ、合計で24本ある肋骨。胸部内臓を覆うという重要な役割を持っている骨です。この肋骨の一番下と骨盤の間、骨のない部分が広いほどウエストはくびれやすくなると言われています。

そのため生まれつき、背が高い人や胴の長い人はウエストがくびれやすいということ。胴の短い人はウエストがくびれにくいと言えます。肋骨と骨盤の距離は生まれつきの体型に左右されますが、姿勢の悪さや浅い呼吸によって後天的にこの2つの距離が縮まってしまうこともあります。

■骨盤が歪んでいる、姿勢が悪い

猫背だったり、骨盤が歪んでいたりすると内臓をしっかりと支えることができなくなり、おなかがポッコリ出てしまいます。当然、ウエストラインは太くなりがち。むくみやすくなったり、脂肪がつきやすくなったりすることもあります。

とくに骨盤がゆがむと、バランスの悪いところに筋肉がついてしまうことも。この場合、ダイエットを頑張ってもサイズに変化がしにくいので痩せているのにウエストが太いという方は骨盤のゆがみや姿勢の悪さを矯正する必要があるかもしれません。

■内臓が冷えている

体の冷えているところは脂肪がつきやすくなります。これは体が冷えたところを守ろうとしているため。ウエストラインに脂肪がついているというかたは、お腹をさわってみてひんやりしている人は内臓まで冷えている可能性が大。内臓の冷えは便秘や肩こり、肌荒れなど、全身に悪影響をあたえてしまうため、体の中から温める工夫をしてみる必要がありそうです。

2.理想的なくびれを作る方法とは

理想的なくびれを作る方法とは

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ここからは理想的なくびれを作る方法を紹介していきましょう。地道にエクササイズをする、お手軽なアイテムを利用してみる、美容外科・美容皮膚科におまかせする……。あなたはどの方法を選びますか?

2-1.くびれを作るエクササイズ

■体幹を鍛えるエクササイズ

・TAIKAN STREAM

TAIKAN STREAM

出典 https://www.mtg.gr.jp/

水を中に入れて持ち上げ、体を動かすことで体幹のさまざまな筋肉を鍛えられるアイテム。中の水が不規則に動くため、予想外の負担がかかり、インナーマッスルをしっかり鍛えることができます。価格は16,280円。

■腹斜筋を鍛えるエクササイズ

脚を肩幅くらいに開いて、背筋をまっすぐに立ちます。タオルの両端を持ってピンと伸ばし、頭のうしろにタオルの中央がくるようにして軽くあてます。ひじは直角に曲げて、肩の高さと水平になるようにしてください。

この状態から顔は正面を向いたまま、脚を動かさないようにして息を吐きながら上半身だけをひねります。顔が横を向いたり、ひじが下がったりしないように注意してください。脇腹がねじれているような刺激を感じればOK。息を止めないように注意してくださいね。

■下腹を引っ込めてウエストを細くするエクササイズ

  • ①仰向けになって両手をお尻のしたにしく。
  • ②両足を天井に向けてあげます。足先をからめるようにして固定しやすくします。
  • ③軽く膝を曲げた状態から両足を少しおろし、垂直に足を持ち上げるようにしてお尻を浮かせます。
  • ④疲れてきたら脚を頭の方向へ曲げて反動を使ってもかまいません。30回繰り返しましょう。

■肋骨と骨盤の間が縮むのを防ぐエクササイズ

両足を肩幅くらいに開き、両手をまっすぐに上げて、左手で右手首を持ちます。息を吐きながら、右手首を左側に引っ張り、体側を伸ばしましょう。脚はしっかりと床につけておいてください。肋骨1本1本の間を広げるようなイメージで左右3回ずつ行います。

■家庭用キャビテーションマシン

・ヤーマン キャビスパ

ヤーマン キャビスパ

出典 https://www.ya-man.com

330kHzの超音波で脂肪に振動を与えて柔らかくし、体外に排出しやすくすると言われているキャビテーションが家庭でできるマシン。むくみの解消に役立つRF波(ラジオ波)や筋肉を引き締めるEMS機能も搭載。あらゆるウエストの悩みに答えてくれるマシンです。価格は34,650円。

「脂肪が30キロもあると現実を知り。運動は続かない、疲れるで ネットでこの商品を知り 使い始めて 1ヶ月位です。お腹周りや太ももが柔らかくなり 少しずつ引き締まって セルライトの凸凹も以前より浅くなりました。
お風呂使用。 キャビスパの後はディレイアのボディクリームを塗って終わり。 時間はかかるかと思いますが 私にはあってます」

出典 http://www.cosme.net/

2-2.美容外科・美容皮膚科でくびれを作る

地道に努力する方法は続かない!という方は、やはり美容外科・美容皮膚科の助けを借りるのがベスト。ここからは美容外科・美容皮膚科でウエストのくびれを手に入れる方法について説明していきます。

2-2-1.マシン系切らない施術

■ライポソニックス

高密度焦点式超音波(HIFU)の力で脂肪を乳状に破壊し、4〜12週かけて徐々に排出させていくというもの。皮膚に影響を与えることなく、脂肪細胞に熱によるダメージを加えて破壊するため、リバウンドしにくく、体への影響はありません。時間はかかるものの、1回の施術で効果を実感しやすいのもメリットと言えます。

施術中は熱感と痛みを感じるものの、我慢できるレベルという声がほとんど。脂肪の厚みがある程度(約2.5センチ)ないと施術が受けられません。施術費用は30,000〜60,000円程度が相場となっています。

■リポクライオ

皮下脂肪を吸引しながら冷却し、脂肪細胞を氷結させて破壊するというマシン。破壊された脂肪細胞はアポトーシス(細胞自然死)という状態になり、徐々に体外に排出されていきます。ライポソニックスと違って脂肪の厚さに制限はありません。ウエスト部分の施術費用は50,000〜70,000円程度が一般的です。

2-2-2.脂肪溶解注射BNLS

脂肪を溶解させる効果のある薬剤を注入する方法。メソセラピーとも呼ばれています。ポピュラーなのが、BNLSという薬剤を注入する方法で有効成分は以下の通りとなっています。

  • ●チロシン 脂質代謝促進
  • ●ヒバマタ(海藻)抽出物 脂質分解促進
  • ●セイヨウトチノキ(マロニエ) むくみ、炎症抑制
  • ●ペルシアグルミ 血液循環促進
  • ●アデノシン三リン酸 血管拡張抑制

植物由来の成分がほとんどでアレルギーがない限り、安全性が高い成分であると言えます。この他にもBNLSに他の成分をプラスしてより高い効果が得られるようにしているクリニックもあります。

このような脂肪溶解注射は自然にウエストラインがほっそりするので、違和感がなく周りから気づかれることもありません。

脂肪の付き具合にもよりますが、注射の場合、効果を実感するまでに5〜6回施術を受けなければなりません。費用は32,000〜150,000円程度。複数回受けると脂肪吸引手術のほうが安いこともあります。

2-2-3.ダイエットピルの併用

脂肪を吸引する手術と比較して、切らないマシン系の施術の効果は限定されています。それを補うために各クリニックではダイエットピルとの併用を勧めているところもあります。

■サノレックス

食欲を抑制する効果や体の消費エネルギー促進、代謝改善などの痩身効果がある治療薬。高度肥満者には保険で処方されますが、通常は自由診療となります。痩身のための薬なので、これだけでウエストのくびれを手に入れることはできません。あくまで体重オーバー気味の方が、マシンでの切らない脂肪吸引や運動などと併用することで効果があると考えてください。

「病院で処方してもらい、1日2錠飲みました。飲むと本当に空腹がなくなり、一週間ほぼ水分やゼリーだけで食べなくても大丈夫でした。わたしの場合頭痛や吐き気はありませんでしたが、飲んだら期間は生理が止まりました。飲むのを辞めたらまた始まりました。一週間で3.5キロ痩せれたので短期間痩せにはおすすめです」

出典 http://www.diet-cafe.jp/

■ゼニカル

脂質の吸収を阻害して、体外に排出する薬。アメリカでは肥満治療薬として一般的ですが、日本では厚生労働省が認可していないため、市販されていません。1粒500円程度。食べたものの脂肪分がそのまま排出されるため、トイレのトラブルもあり、長期間の服用は避けた方がよさそう。こちらも体重オーバー気味の方に適したお薬です。

「朝は食べませんし、昼は軽食なので、夜のみ1錠、半年続けましたが、全く効果なしでした。汚い話ですが、おならした時に油っぽい黄色い液体が出てくる時があるので、下着が汚れてしまう可能性が大です。注意が必要な薬です」

出典 http://www.diet-cafe.jp/

2-2-4.脂肪吸引手術

カニューレと呼ばれる吸引管を挿入して、皮下脂肪を吸引する施術。希望のラインにマーキングをして施術後のボディラインをイメージし、麻酔をしてから施術を行います。確実に脂肪を減らすので、リバウンドがない方法です。

いかに均一に皮下脂肪を吸引するか、どのくらいの量を吸引するかなどに細心の注意が払われる必要があります。施術直後は腫れ、カニューレを挿入した切開部分の縫合痕、皮膚の内出血などがあり、1カ月程度で徐々に消えていきます。

ただ、脂肪を除去すればいいというのではなく、医師の美しいボディラインを作り上げるセンスとそれを実現する技術が必要になります。表皮に近い部分の皮下脂肪を吸引しすぎるとデコボコになったり、血行障害が起こる可能性もあるので、技術レベルが高く、多くの経験のある医師の施術を受ける必要があります。料金の安さだけで選ばないようにしてくださいね。ウエストラインの場合、費用は16〜30万円のクリニックが一般的です。

3.まとめ

理想のウエストのくびれを手に入れるためのいろいろな方法を紹介してきました。

簡単なエクササイズでもくびれを作ることは可能ですが、継続しなければならないのが難点とも言えそうですね。
自分にあった方法を見つけて、美しいくびれを手に入れてみませんか?

*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込です。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

Emiri

Emiri

美容系全般得意なライター。自身でも美容医療を実践。

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