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口角がキュッとあがった口元は幸せそうでポジティブな印象を与えてくれます。モデルや女優といったいわゆる美人、かわいいと言われる女性たちも皆、口角があがっている人ばかり。とはいえ、人によっては筋肉のはたらきによって口角が下がってしまう人もいます。そこでオススメしたいのがリップリフト。ここではリップリフトがどんな施術なのか、また今、人気の切らないリップリフトについて詳しく説明していきます。

目次

1.女性らしいハッピースマイルを作るリップリフトという方法

リップリフトの方法には切開する方法や手軽にできる切らない方法までいろいろあります。まずは従来のリップリフトの方法から紹介していきます。

1-1.リップリフトとは

美容外科におけるリップリフトの施術は口角を上げる施術と、鼻の下を短くして唇全体の位置を上げる方法の2種類があります。まずは従来のリップリフトがどんな内容なのか見ていきましょう。

1-2.従来のリップリフト

■鼻の下を短くするリップリフト

「上口唇短縮術」「鼻下短縮術」とも呼ばれています。切開が必要な手術で鼻の直下をほんの少し切除して縫い縮めていきます。口輪筋も処理するので、後戻りがしにくいのが特徴です。また、唇が上に引っ張られることで加齢とともに薄くなっていく上唇が厚くなるので若々しい印象を与えることができるのも特徴。施術費用は30万円程度が一般的となっています。1週間から10日程度で腫れは引きますが、口元が違和感なく動くようになるまでは1〜2カ月かかります。

■口角を上げるリップリフト

口角の皮膚を少し切り取って縫合し、直接口角を引き上げる方法です。皮膚のみを切除して縫い縮める方法と皮膚の切除に加え、筋肉も切って短縮する方法の2つがあります。筋肉を処理する方法は後戻りが少ないと言われています。

切開する方法は傷が残る恐れがあるため熟練した技術を持つ医師に執刀してもらうことが大切です。こちらも費用は30万円程度から。抜糸後、しばらくは切開した部分に傷跡となって赤みが残りますが、3カ月ぐらいでほとんど目立たなくなります。唇をふっくらさせる脂肪注入やヒアルロン酸注射を追加で行うことも多いです。

1-3.リップリフトの効果

鼻の下が長いと間延びした印象の顔立ちになったり、動物的な印象を与えたりすることがあります。鼻の下が長いのは生まれつきの場合もありますが、加齢によって筋肉がゆるんで長くなることも。リップリフトによって鼻の下が短くなると美人顔に近づくだけではなく、若々しい印象を与えることができます。

口角を上げる施術についてはどうでしょうか。への字口という言葉がありますが、口角が下がっていると「いつも不機嫌そう」「怒っているの?」と言われるなど、マイナスなイメージがついてしまいます。口角があがっていると、いつもニコニコしている明るい人と思われて、プラスなイメージに見られるはず。口角が下がった美人というのはなかなか存在しないので、口角を上げるだけでかわいい印象に見られます。

1-4.リップリフト手術の口コミ

日本では口角挙上手術について「よく動く口元なので傷が残りやすい」として勧める医師が少ないこともあり、実際の手術は韓国で受けている人が多いようです。

■鼻下短縮術の口コミ

2.切らないリップリフトとは

切らないリップリフトとは

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切開が必要なリップリフトは場合によって傷口が残る恐れがあるだけではなく、ダウンタイム中、口元を自由に動かせないなどのデメリットもあります。なにより切開する手術は怖いという方も多いのではないでしょうか。ここからは切開なしで行う切らないリップリフト方法について詳しく説明してきます。

2-1.切らないリップリフト

切らないリップリフトにはいくつかの方法がありますが、切開する手術と同様、なりたいイメージにより近づけるためには複数の施術を組み合わせる必要がある場合もあります。まずはカウンセリングでじっくりと相談してみましょう。費用が安い海外で施術を受ける方も多いようですが、万が一修正が必要になったときや、トラブルがあったときのことを考えると渡航して施術を受ける方法はオススメできません。

■糸を挿入する方法

口角から頬に向かってコグと呼ばれる突起のある糸を挿入して引き上げる方法。口角の下がり具合だけではなく、頬のたるみなど原因を見きわめて糸を何本挿入するか決めます。糸1本当たり30,000円程度が相場。いきなり切開するのは怖いという人が糸を使ったリップリフトを試すことが多いようです。

■ボトックス注射

たるみが少ない20~30代までの方は口角や上唇を下げる働きを持つ筋肉である口角下制筋(こうかくかせいきん)の動きをボトックス注射で抑えるだけで口角が挙がることがあります。口角が自然に上がることで口元のたるみや小じわが改善する人もいます。口元のボトックス注射の費用は30,000円程度が一般的です。

他のパーツのボトックス注射と同様、人によって術後内出血が起こることがありますが、ダウンタイムはほとんどなく直後からメイク可能です。効果は直後ではなく、3日目くらいから徐々に感じられるようになります。効果の持続は半年程度です。

注射というと手軽な印象も受けますが、筋肉のつき方や骨格を見きわめて適切な箇所に注射をしないと左右の口角の上がり方が違うなど、不自然な仕上がりになってしまうこともあるので熟練した技術を持つ医師に施術してもらいましょう。

■ヒアルロン酸注射(フィラー)

上唇の口角部分にヒアルロン酸を注射してボリュームを持たせることで自然と口角があがる場合があります。また、上唇の赤い部分と皮膚の境目にヒアルロン酸注射をすることで、上唇が前に突き出たようなアヒル口になって口角があがります。

フィラーというのは埋めるもの、詰めものという意味で海外の施術ではヒアルロン酸以外の薬剤を注射することもあるようですが、唇は粘膜部分でデリケートであるだけではなく万が一、でこぼこになったとき目立ちやすいため、安全性の高いヒアルロン酸を使用するのが無難でしょう。ヒアルロン酸注射なら唇の小じわも目立たなくなり一石二鳥です。

効果の持続は1年程度。費用はヒアルロン酸1本当たりの価格となり50,000~60,000円程度が一般的。糸によるリップリフトと併用することも多い施術です。

■頬のたるみを改善する施術

ウルセラやサーマクールなど、熱を与えて顔を引き締める施術で頬のたるみが改善すると、自然に下がっていた口角が持ち上がり、リップリフトしたように見えることがあります。サーマクールは高周波で、ウルセラは高密度の超音波によって熱を与えて肌をリフトアップさせます。

ウルセラの施術費用相場は顔のみで1回当たり、10~26万円程度。サーマクールやウルセラはリップリフトだけを考えるとかなり高額になってしまうので、たるみと合わせて改善したいという方や加齢によって口角が下がってきたと感じている方に適しています。

2-2.切らないリップリフトのメリット、デメリット

切らないリップリフトのメリットはなんといっても傷が残らないこととダウンタイムが少ないこと。口元は表情や食事などでよく動くパーツなので、自由に動かせないとストレスになります。切開する手術はダウンタイム中、動きに違和感が出ると不安に感じる人も多いようです。

切らないリップリフトは切開する方法と違って、リフトアップ効果はそれほど大きくありません。大きな変化を望む人は切らないリップリフトでは満足できない可能性が大です。また、うまくいった場合でも効果が永久に続くわけではないので、定期的に施術を受け直す必要があることも。

2-3.切らないリップリフトの口コミ

切らないリップリフトの施術を受けた方の口コミを紹介します。

■糸によるリップリフト

・ほうれい線が出るようになったという声

■口角ボトックスの口コミ

口角ボトックスは、注入する箇所だけではなく、筋肉の動き具合によって左右差が出る場合もあります。

■ヒアルロン酸注射

・ヒアルロン酸注射のみで口角が挙がったという声

3.まとめ

リップリフトする方法はいくつかありますが、自分のなりたい口元、唇のイメージによって最適な施術方法は異なります。また、頬のたるみ具合や筋肉のつき方も個人差があるので、まずはカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。また、普段から意識して口角をあげるだけでも、表情筋が鍛えられて徐々に自然に口角があげられるようになりますよ!

*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込です。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

Emiri

Emiri

美容系全般得意なライター。自身でも美容医療を実践。

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