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出典 http://free-photos.gatag.net/
女性にとってマストになりつつある全身脱毛のケア。脱毛にかかる費用が安くなってることからも、プロの手で手入れをしてもらうという考え方が浸透してきていますよね。さらに、最近では子供に脱毛を受けさせたいと考える人も増えているのだとか。でも、子供に脱毛を受けさせる場合、大人以上に安全性や皮膚、体への影響が気になるところ。子供の脱毛はどんなやり方で、どこで受けるのが適しているのでしょうか。
【監修医師からのワンポイント】
お子様でも、ムダ毛は気になる方が多くなってきています。自身で剃毛すると、お肌を傷付けて色素沈着を残してしまう可能性もあります。いずれ脱毛をする予定があるならば、早めに脱毛をするのもありです。その場合、医療脱毛がおすすめです。
目次
- 1.子供の脱毛、なぜ必要なの?
- 1-1.子供の脱毛、いつからできる?
- 1-2.子供のための脱毛クリーム
- 1-3.家庭用脱毛機は子供に使える?
- 1-4.子供が脱毛できるサロンはある?
- 2.子供が脱毛できるクリニックはある?
- 2-1.子供が脱毛を受けるクリニックのチェックポイント
- 3.まとめ
1.子供の脱毛、なぜ必要なの?
「子供のうちから脱毛なんて必要あるの?」そんな声が聞こえてきそうですが、最近では小学校高学年くらいから子供の脱毛を考える親御さんも増えているそうです。理由をあげてみましょう。
- ・いじめやからかいの原因になるのを避けるため
- ・スイミングなどの習いごとの際、恥ずかしい思いをさせないため
- ・親に内緒で自己処理をして、肌を傷つけるのを避けるため
もっとも多いのが、いじめを避けるためというもの。昔と違ってSNSなどが発達している今、ちょっとしたからかいが深刻ないじめに発展することも。特にお母さん自身、ムダ毛が濃く、子どもの頃にからかわれたり、いじめられたりした経験がある場合、子供にはそんな思いをさせたくないと考えるのは当然かもしれません。
今は、小学生でも脱毛してる時代でした。親子できてたり、中学生も脱毛しにきてた。男の子にゴリラっていじめられるからなんやって。ひょえー!
— おかる☝︎ (@kaorxx) 2012年7月28日
■ムダ毛が濃いことで、子どもの頃、からかわれた経験があるという声
また、スイミングやバレエなど肌が露出する、着替えが必要といった習いごとをしている場合、女の子同士の間でも恥ずかしい思いをさせたくないと考えるお母さんが多いようです。こうした習いごとをしている女の子は美容に関する意識も高いため、子どもからせがまれて脱毛をさせてあげるというケースも。
■子どもが親に内緒で自己処理することで起こるトラブル
脱毛を考えるお母さんの声でよく見かけるのが、「自分も子どもの頃、毛深いことで悩んでいたが、最近、お風呂場においてあったカミソリに娘が使ったらしい跡を見つけて、どうしたらいいか考えている」というもの。
間違って肌を傷つけたり、敏感肌のお子さんが肌荒れを起こしたりしては大変ですよね。
昔は定番だった「除毛クリーム」「脱毛ワックス」などは使い方が難しく、肌に刺激を与えることがほとんど。かぶれや炎症を起こしたりすることも少なくありませんし、子どもの場合、薬剤がついた手で間違って目をこすったりする危険性も。アトピー性皮膚炎やアレルギーなどをもっているお子さんは特に注意が必要です。
お子さんの場合、自己処理してトラブルを起こして怒られるのがイヤ、恥ずかしいといった理由で黙っていることも。
1-1.子供の脱毛、いつからできる? 問題点は?
出典:http://free-photos.gatag.net/
■子供の脱毛は永久脱毛ではなく、減毛が目的
いわゆる思春期と呼ばれる、第二次性徴期。10歳くらいから17歳くらいまでの生殖能力が発達する、この期間になると、ホルモンの関係で体毛も濃くなってきます。女の子はデリケートゾーンやワキの体毛や顔の産毛が濃くなります。
すぐにでも脱毛したいところですが、ホルモンバランスと毛周期の両方が安定してくるのは20歳ごろ。特にホルモンバランスが変化する前に脱毛をしても、また濃くなる恐れがあります。そのため、子どもに脱毛を受けさせる場合、「自己処理がほとんど必要ない、いわゆる永久脱毛に近い効果」というより、「その時点でムダ毛を減らす減毛」が目的となることを理解しておくべきでしょう。10歳くらいで脱毛しても、その後、デリケートゾーンやワキのムダ毛は当然、生えてきます。
では、具体的に、何歳から脱毛できるのでしょうか。その答えは脱毛サロンとクリニックで違ってきます。
■脱毛エステの場合
サロンによって差がありますが、一般的なルールを紹介します。
①ムダ毛の毛根にダメージを与えるフラッシュ脱毛機を使うサロン
生理がきていればOK。ただし日焼けをしないこと、術後の紫外線防止ケアは必須
②蓄熱式脱毛機を使うサロン(ディオーネなど)
このタイプの脱毛機はムダ毛の毛根ではなく、休止期の発毛因子にアプローチするため年齢はほぼ関係なく、小学生からOK。未就学のお子さんが受けることもあるそうです。こちらは日焼けした肌でも施術を受けられるケースが多いです。
■医療機関でのレーザー脱毛の場合
ホルモンバランスが落ち着く15歳くらいからを目安にしているところが一般的。クリニックによっては親の同意書があれば、何歳からでも受けられるところもあります。
1-2.子供のための刺激が少ない自己処理方法
まずは、「体毛が濃くなるのは自然な現象であること」「顔のうぶ毛はホルモンバランスが落ち着くと薄くなること」など、体毛に関する正しい知識を子供に教えることが大切です。
その上で、いきなりサロンやクリニックで脱毛を受けさせるのは抵抗があるという方は、安全な自己処理方法を子供に教えてあげましょう。サロンやクリニックで脱毛をする場合も、施術前は自己処理をする必要があるので、肌に負担がかからない正しい自己処理の方法を身につけられるようにしておきたいですね。
定番はやはり使いやすいカミソリ。最近はちょっと手がぶれたりしても肌が傷つかないよう、工夫されているものが多いです。使うときはお母さんが剃ってあげてもいいのではないでしょうか。
・ジレット ヴィーナス エンブレイス
出典 https://www.gillettevenus.jp/
ひざやひじのカーブにも密着する5枚刃でムダ毛をキャッチ。握りやすい持ち手で、うっかり肌を切ってしまう心配もほぼなし。ビキニラインのお手入れにも最適です。刃の上下についている緑色のモイスチャーリボンが肌を保護してくれます。価格はオープン価格です。
「こちらは使いやすくコンパクトでリピートし続けています。かみそりは乾燥を招くと思っていましたがむしろ潤うような、保湿をされている感じがします」(23歳女性)
■ムダ毛が薄くなるローション
もうひとつは、ムダ毛を薄くしてくれる効果が期待できるローションです。
・パイナップル豆乳ローション
大豆エキスとアイリスエキスから抽出した植物性イソフラボンがムダ毛にアプローチ。パイナップルエキスとパパインに含まれる酵素が肌を滑らかに導きます。カミソリを使った自己処理後に使う人も多いようです。価格は2,750円。
「1本目にして、あきらかに伸びるスピードが遅くなりました!もっと早く出会いたかったと、本気で思いました。毎日コツコツ塗り続けることが大切だと思います。肌荒れとかも特になかったので、おすすめです」(15歳女性)
1-3.家庭用脱毛機は子供に使える?
■フラッシュ脱毛機
大人の女性に人気がある家庭用のフラッシュ脱毛機。子供に使うことはできるのでしょうか。人気機種のひとつであるケノンの説明書には以下のような注意書きがあります。子供に関係のあると思われる部分のみ抜粋しました。
下記のような事項に該当する方及び部位には使用しないで下さい。
使用方法を熟知していない方。 お肌の色が濃い方・子どもおよび高齢者。〜以下省略
実際には子供の脱毛に使用しているという口コミも見かけますが、安全面を考えると、やはり思春期を過ぎるまでは使用しないほうがいいでしょう。外で過ごすことが多いお子さんや、アトピーやアレルギーなどの皮膚疾患を持つお子さんも注意が必要です。
また、フラッシュ脱毛機の光は刺激が強く、子どもが単独で使うと、誤って光を見てしまい、目にダメージを与える危険性があります。家庭用脱毛機が家にある場合、子どもが単独で使うことがないよう、注意が必要です。
1-4.子供が脱毛できるサロンはある?
脱毛人気が高まる今、子どもでも脱毛できるサロンが少しずつ増えています。年齢によっては、またムダ毛が濃くなるものの、一時的にでもきれいに脱毛してあげたいという方は検討してみてもいいでしょう。
キッズ脱毛って
ピアスつけてる子とか茶髪の子とかいるし時代は変わっちまったんだなー笑 pic.twitter.com/soT9TfmaWq— 小学生なめんな。 (@js_namenna) 2018年4月15日
■アドラーブル
通常のフラッシュ脱毛とは違う、THR(サーモヒートリムーバー)方式を採用したサロンで10歳から受付しています。フラッシュ脱毛機と比べて、肌表面の温度が上がりにくく痛みがほとんどないのが特徴。マシンには子供に施術するとき用のジュニアモードが搭載されていて安心です。
価格は10歳、11歳のお子さんの場合、両わき脱毛が1回2,200円、全身5カ所(両ワキ・ひじ下・ひざ下等の気になるパーツを全身から5カ所選択)が1回6,930円とお手頃です(11歳以上の価格はサロンに問い合わせる必要があります)。ただし、アドラーブルは東海地方と九州地方の一部にしか展開していないので、全国どこでも受けられるというわけではありません。
■ディオーネ
成長期のムダ毛ではなく、休止期にあるムダ毛の「タネ」ともいえる部分に熱を与えるハイパー脱毛法(蓄熱式脱毛機)を使用しているサロン。3歳のお子さんが受けたこともあるという「痛くない脱毛」で人気です。体感温度は38℃、ストレスなく脱毛することができます。施術間隔は3〜4週間に1度になっています。
子ども用のプランはありませんが、小学校3年生までのお子さんは両ワキ下1回1,980円、ひじ上または下1回4,950円といった大人料金から10%OFFになります。
2.子供が脱毛できるクリニックはある?
出典:http://free-photos.gatag.net/
ワキやデリケートゾーンなど、ホルモンの影響によって生えてくる体毛がすでに生えている年齢のお子さんをお持ちのお母さんのなかには、「脱毛を受けさせるなら、効果が確実で安全性が高い、クリニックがいい」というお母さんも多いでしょう。ここからは、子どもでも医療レーザー脱毛を受けられるクリニックを紹介していきます。
2-1.子供が脱毛を受けるクリニックのチェックポイント
医師の間でも「本格的な脱毛は思春期を過ぎ、ホルモンバランスと毛周期が落ち着いてからの方がいい」という考えが根づいているためか、子どもが脱毛を受けられるクリニックはそれほど多くありません。
医療レーザー脱毛を考えるなら、以下の点を事前にチェックしましょう。
- ・できるだけ痛みの少ないレーザーのマシンを使っている
- ・痛みのコントロールに配慮しているか(麻酔クリームの使用など)
- ・施術時間が長すぎないか
- ・目を保護するグラスを使用しているか
また、子どもが継続して受けられるかどうか確かめるためにも、テスト照射を行ってくれるところを選ぶのがオススメです。
■渋谷セントラルクリニック 東京都渋谷区
冷却機能つきのダイオードレーザー「LEDA」を使用。照射と同時に脱毛箇所を強力に冷却し、痛みを感じさせにくくしています。治療時間が短く、軽いアトピーのお子さんや敏感肌のお子さんでも対応できるといわれています。
小学生から高校生まで、テスト照射で体験してから、お子さんの痛みの感じかた、肌の状態などを見きわめて照射レベルを設定してくれます。カウンセリング・施術も医師が行ってくれるので安心です。子供の脱毛に関する費用はカウンセリングで要相談です。
■リオラ・ビューティー・クリニック 東京都台東区、千葉県柏市
アレキサンドライトレーザーを使用したジェントルレーズでの脱毛。両ワキなら約5分で施術が終わります。平日限定での価格は以下の通り。子供脱毛に関する料金はカウンセリングで要相談です。
両ワキ5回11,000円、ビキニライン5回29,700円、ひじ下5回60,500円、ひざ下5回69,300円
■アイエスクリニック 東京都新宿区、中央区
10代の患者さんが多いクリニック。痛みの少ないことで知られる、蓄熱式の最新脱毛機メディオスターを使用しています。費用は、顔、VIOを除く全身脱毛3回が75,900円、5回が126,500円です。
2-2.子どもレーザー脱毛の口コミ
子どものレーザー脱毛は受ける年齢によって、その後またムダ毛が生えてくることもあります。実際に受けたことのある方の感想を紹介しましょう。
■受けさせてくれた親に感謝!という人
わかるぅー。歯列矯正は歯並びが悪ければ必須。脱毛はわたしは全身はやっていないけれど、主要部分?は中学生から高校生の間に皮膚科で医療レーザー脱毛やらせてもらってとても感謝している。
あと費用はかからないけれど、小さな頃から姿勢良く+鼻呼吸も大切と思うなぁ。 https://t.co/QyOxbTxaCT— annie (@annie_in_tokyo) 2018年1月2日
■時間がかかる、成長に伴ってムダ毛が再生すると言われた例
「中学生の頃、皮膚科でレーザー脱毛をしました。(ワキです)5回以上やったのですがやはり成長期ということもあって永久脱毛はできず、大学生になった今では普通に生えてきてしまっていて自己処理を繰り返す毎日です」
出典 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/
3.まとめ
本格的な脱毛はホルモンバランスと毛周期が安定する20歳ごろが最適と言われています。でも、お子さんのなかには今のムダ毛をなんとかしたい!という女の子もいるでしょう。からかいやいじめなどが気になるなら、脱毛を考えてあげるのもいいかもしれません。子供の敏感肌が気になる、安全性や脱毛効果を重視したいという方は、子ども脱毛がOKのクリニックで相談してみてはいかがでしょうか。
*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込です。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。
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監修:
加藤成貴 医師
まゆりなclinic名古屋栄
鳥取大学医学部医学科卒業後、大手美容外科、美容皮膚科を経て、まゆりなclinic名古屋栄開院。主に、医療脱毛、美容皮膚科治療、エイジングケアに力を入れている。脱毛に関しては複数の脱毛機を導入、ピコレーザーでの治療も受けられ、総合的な美容皮膚科クリニックとして治療を行っている。
2009年 鳥取大学医学部医学科卒業
2009~2011年 豊橋市民病院初期研修医
2011年 名張市立病院 消化器内科、循環器内科入職後、内科医指導、循環器内科部長
2019年 大手美容外科入職
2020年 大手美容外科 宇都宮院院長兼技術指導医
2021年 大手美容皮膚科 名古屋院 院長
2022年 まゆりなclinic名古屋栄開院
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