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人気企画「美人女医インタビュー」第六十三回は、東京・銀座のクリニックK の太田有紀(おおた ゆき)先生です。
クリニックKは、金児盛院長のもと、最新の韓流治療を取り入れ、お顔のアンチエイジング治療をメインとしています。「愛の溢れるクリニック」を掲げ、待合室は既存の美容クリニックとは一線を画す、オシャレなラウンジのよう。
その中で、形成外科時代に培った経験で、外科部門を主に担当する太田先生の美容医療に対する想いをしっかりうかがってきました!
取材以外でもいろいろ話してくれましたが、ビジネスパーソンの男性で、クマなど目もとのエイジングが気になる方は一度相談してみてください。きっと良い提案をしてくれるでしょう。
それでは太田先生の魅力満載のインタビューをお楽しみください!
目次
- ・医師を志した理由は?
- ・大学ご卒業の経歴は?
- ・美容医療を志した理由は?
- ・得意な施術について
- ・Clinic Kの特徴について
- ・美容医療の医師をしていて良かったことは?
- ・来られる患者様に多いお悩みについて
- ・痛み対策について
- ・女性のエイジングケア開始時期について
- ・ご自身の美容法(結果が出た美容医療施術)は?
- ・どのようなクリニックにしていきたいか
- ・オフ、休みの過ごし方、趣味特技など
- ・ワークライフバランス、働き方について
- ・忘れられない恋愛について
- ・憧れの医師
- ・SNSで注目している医師
母が入院したことがあり、それがきっかけで医療に興味を持ちました
ー太田先生が医師を志した理由を教えてください。
太田先生(以下O):子どもの頃から資格を取ったほうがいいという考えが両親の中にあり、自然と影響を受けていたと思います。本格的に医師を志したのは中学生の頃です。母が入院したことがあり、それがきっかけで医療に興味を持ちました。今は母も元気ですが、その経験が医師という道を選ぶ後押しになりました。
ー大学卒業後のご経歴を教えてください。
O:駒沢の東京医療センターで2年間の初期研修を行い、その後、東京大学の形成外科・美容外科に入局しました。1年目は大学病院で、2年目は都立大塚病院、3年目は同愛記念病院と、いずれも医局人事で勤務しました。その後、美容医療を専門にするためコスメディカルクリニックシンシアで約3年間勤務しました。そして現在はご縁があり、銀座一丁目のClinic Kで診療を行っています。
ー東大の形成外科に入局するのは難しい。
O:出身大学関係なく入れるんです(笑)。たくさんのことが学べそうだなと思ったので入局しました。
ー形成外科を専門にした理由は何でしょうか。
O:ロボット手術に興味があったので泌尿器科も考えましたが、形成外科のほうが全身を診ることができますし、細かい作業が好きだったので形成外科を選びました。あとは、内科的な治療よりも切って縫って治すという外科的なアプローチのほうが自分に向いていると思ったからです。
新しく何かを創り出すことに喜びを感じ、自分もそういう仕事がしたいと思いました
ー長く形成外科に従事された後、美容外科に進もうと思った理由を教えてください。
O:形成外科の中に、専門分野として美容外科があると思っているので、それを専門にしたいと思ったからです。
ー美容外科に進んだ決め手は何でしょうか。
O:病気を治すことも素晴らしいですが、私はマイナスをゼロにするというより、新しく何かを創り出すことに喜びを感じたので、そういう仕事がしたいと思いました。
鼻や骨の手術以外は、ほとんどの施術を行っています。トータルでのお顔をプロデュースをして、若返りやアンチエイジングの治療ができる点は良いところかなと思います
ー太田先生の得意な施術について教えてください。
O:鼻や骨の手術以外は、ほとんどの施術を行っていて、全体的にバランスを見ながら、目元の手術やお顔の脂肪吸引、糸リフト、ヒアルロン酸注入など、トータルでのお顔をプロデュースできるのが強みかなと思います。あとは、婦人科形の手術(小陰唇縮小や乳頭縮小など)も多く行なっています。
ーインスタグラムで目の下のクマ取りの症例を多く拝見しました。
O:目元の施術は特に多いです。今の時代だと、マーケティング的にはこの治療に特化していますと打ち出したほうが良いのかもしれませんが、目元だけに特化するのではなく、幅広い施術ができる美容外科医でいることが目標です。
ークマ治療で特にこだわっているポイントはありますか。
O:再発が少ない手術をすることを大切にしています。あとは例えば「シワがあっても膨らみが取れればいい」という方もいれば「せっかくなら全体的に若返りたい」という方もいらっしゃいます。美容医療は患者様ごとに求めるゴールが違うので、その希望を丁寧にすり合わせることは大切にしてます。
私が外科を担当することで外科的なメニューも充実し、皮膚科から外科までトータルでアンチエイジングの治療をご提案できるようになりました
ーClinic Kのコンセプトを教えてください。
O:Clinic Kは院長の金児盛先生が掲げる、「愛の溢れるクリニック」というコンセプトのもと、患者様にも愛を持って接することを大切にしています。当たり前のことだと思いますが、スタッフ同士もお互いの気持ちを尊重しながら働いています。
ー金先生は注入系の治療を得意とされていて、貴院の治療メニューには、注入系や糸リフト、クマ治療、お顔の脂肪吸引・注入などありますが、お顔のエイジング治療を中心としたクリニックなんでしょうか。
O:金先生はアンチエイジングをメインにしたいと考えてクリニックを立ち上げました。もともとは皮膚科的なアプローチが中心でしたが、私が外科を担当することで外科的なメニューも充実し、皮膚科から外科までトータルでアンチエイジングの治療をご提案できるようになりました。
ー手術などの外科系の治療は、すべて太田先生が担当されているのですね。
O:はい。手術はほとんど私が担当しています。
ーClinic Kでは韓流の最新美容治療も取り入れているのでしょうか。
O:金先生は本場韓国からの情報を手に入れるのが早いので、流行っている製剤などをいち早く取り入れています。最近ではリズネやXERF(ザーフ)などもいち早く取り入れました。
ーそういった最新の手技などはどのように習得しているのでしょうか?
O:クリニックで韓国の先生を招いた勉強会を開いてくださったり、海外の学会に参加する機会をいただいたりしています。海外のドクターから直接学ぶ機会が多く、恵まれた環境だと感じています。金先生も、今まではお一人でされていたので、海外の学会に行く時はクリニックを閉めていましたが、今年は私がクリニックに入ったことで、金先生もより多くの海外の学会に行かれる予定です。
ー太田先生のYouTubeでも紹介されていましたが、分院である新大久保のClinic K Blossomではどのような治療を行っていますか。
O:Blossomは皮膚科がメインのクリニックです。韓国に行かなくても韓国美容を受けられるように銀座院とはコンセプトを変え、価格帯も少し抑えています。金先生曰く「銀座院はエルメス、Blossomはユニクロ」というイメージだそうです(笑)。手術はすべて銀座院で承っています。
「新しい一歩を踏み出せました」といったお声をいただくことがあり、そういう変化をお手伝いできたと思えると、とても嬉しいです
ー美容医療の医師をしていて良かったと感じることは何ですか。
O:患者様の人生に何かしらの良い影響を与えられたと感じる瞬間です。「前向きに暮らせるようになりました」「モテるようになりました」「新しい一歩を踏み出せました」といったお声をいただくことがあります。そういう変化をお手伝いできたと思えると、とても嬉しいです。
全体的にはアンチエイジング目的に自然な若返りを求める患者様が多い印象です
ーClinic Kに来られる患者さんには、どのようなお悩みが多いですか。
O:アンチエイジングを目的にされている方が多いです。皮膚科的なアプローチでは肌育やデバイスによるたるみ治療にも力を入れていますし、外科手術では目元のやリフトアップの手術も多いです。全体的には自然な若返りを求める患者様が多い印象です。
ーたるみ治療を希望される方は、どのようなアプローチを求めることが多いですか。
O:手術をしたくない方には、HIFU(ハイフ)や、XERF(ザーフ)といった機械を使った施術があります。ダウンタイムがあってもしっかり効果を出したい方には、お顔の脂肪吸引や糸リフトなどをご提案することもあります。もちろん組み合わせ治療を行う方もいらっしゃいます。以前は皮膚科的な治療が中心でしたが、オペもできて外科的な選択肢が増えたことで、より幅広いニーズに対応できるようになりました。
ー先ほど銀座院の患者さんについてお伺いしましたが、男性の方はいらっしゃいますか。
O:銀座院の患者様は、ありがたいことに、皆さんとても素敵な方ばかりです。男性の患者様も少しずつ増えてきています。特に奥様に連れられて来院されるケースが多いです。ただ、30代〜70代の男性でアンチエイジングをしたいけれど、どうしていいか分からない、という方はまだまだ多いと思います。今後、男性のアンチエイジングがもっと広がればいいなと思っています。
ー太田先生の行っている痛みの対策を教えてください。
O:静脈麻酔を導入しているので、眠っている間に施術や手術が終わります。手術だけでなく皮膚科治療でも使用できますので、痛みに弱い方はぜひ使っていただくと良いと思います。眼瞼下垂の手術以外は、ほとんど静脈麻酔で行えます。皮膚科施術では笑気麻酔やブロック麻酔なども使い分けながら痛み対策を行なっています。
特に皮膚科治療は継続が大切です。コツコツ積み重ねることで結果が出るものだと思います
ー女性はいつからエイジングケアをしたほうが良いですか。
O:今です。今が一番若いので、思い立った時がベストなタイミングです。10代の方のように若い方は別ですが、大人になったら早めに始めるに越したことはありません。
ー太田先生ご自身が受けて効果を実感している施術を教えてください。
O:IPLやレーザートーニング、クアジ(Quasi)、リズネなどは好きでよく行なっています。皮膚科治療は継続が大切で、コツコツ積み重ねることで結果が出るものだと思います。最近はその年間計画について私のインスタ(@yukinkodragon)にも載せていますので、是非ご覧ください!
ー特に気に入っている皮膚科治療は?
O:クアジ(Quasi)という治療です。ジェネシスと同じような治療で、真皮を育てる効果があります。地味ですが、お肌にハリが出てダウンタイムもないので、毎月くらいのペースで受けています。温かくて気持ち良いし、痛みもないのでお薦めです。
対話を大切にしながら、一人ひとりの希望に寄り添った提案ができるクリニックにしていきたいです
ーClinic Kをどのようなクリニックにしていきたいですか。
O:患者様のニーズに幅広くご提案できる環境が整ってきたので、対話を大切にしながら、患者様の求めているものをご提供できるクリニックにしていきたいです。
ーClinic Kに勤務を決めた理由は何でしょうか。
O:院長の金先生と美容医療に対する理念が同じだったことが一番大きいです。「愛の溢れるクリニック」というコンセプトのもと「患者様をより幸せにしたい」という思いが一緒だったので、勤務させていただくことになりました。
ー金先生と知り合ったきっかけは?
O:美容外科の世界は狭いので、勉強会などでご挨拶させていただいたことがきっかけだったと思います。一度韓国料理を食べながら美容医療について熱くお話ししたときがあって、その時に「先生の考えは僕と似ているね」とおっしゃっていました。
大人になってからできた友人なので、とても大切な存在です
ーここからプライベートをお伺いします。オフの日はどのように過ごされていますか。
O:家で寝ていることも多いですが(笑)、友人と食事に行ったり、休みの前日はお酒を飲んだりしています。最近はNetflixの「脱出おひとり島」シーズン4にハマっています。
ー以前、このCall to Beautyのメディアで、平岡由愛先生には取材でお世話になって、幡手亜梨子先生には婦人科系の記事監修をやっていただきました。インスタで拝見しましたが、仲が良いんですね。
O:そうですね。同期で学年が一緒で、とても仲が良いです。みんな忙しいので頻繁には会えませんが、数カ月に1回くらいのペースで集まっています。ありがたいことに、大人になってからできた友人なので、とても大切な存在です。
ーワークライフバランスについてお聞かせください。
O:美容外科は当直がないので、保険診療のときと比べると体力的には働きやすいかなと正直思います。ただ、手術後に心配なことがあれば、患者様からDMをいただくようにしているので、連絡は取れるようにしています。手術後などは、返信しますし至急のものがあれば対応します。ただ、実際にはそういうケースはほとんどありません。
実は当院に置いているグッズの中に私物でジミンさんのものがあります(笑)
ー太田先生の忘れられない恋愛についてお聞きしたいのですが……。
O:結婚している方は旦那様の話ができますよね(笑)。私は何を話そうかなと思ったんですが、推しの話でいこうかと。
ー推しはいらっしゃるんですか。
O:BTSのジミンさんです。実は当院のラウンジに置いているグッズの中に私物でジミンさんのものがあります(笑)。2025年にはメンバーが兵役から戻ってくるので、推し活を楽しみたいと思っています。
ーどんなところに惹かれたのですか。
O:コロナ禍の2021年くらいに自分的にちょっと大変な時期だったんですけど、BTSのミュージックビデオやバラエティ番組を見て元気をもらいました。ダンスが上手でかっこいいのに、普段は柔らかくて優しい感じ。そのギャップですね。
目標にしているのは形成外科時代の医局の先生です。全医者の中で一番尊敬しています
ー憧れの医師はいらっしゃいますか。
O:憧れというより、目標にしているのは形成外科時代の医局の先生です。全医者の中で一番尊敬している先生で、手術が速くて上手なのはもちろんですが、トップの立場でありながら、裏からこっそりスタッフをバックアップしてくれるような方でした。例えば当直が行うべき「皮弁チェック」も、その先生が自分でも確認しに来ていて、でも決してそれを私たちに言ったりはしません。後から看護師さんに「さっき来てましたよ」と聞いて驚いたこともありました。技術だけでなく患者様にも親身で、本当に尊敬しています。
ーその先生とは今でも連絡を取っているのでしょうか。
O:いえ、かなり上の先生なので。私は当時はまだ下っ端でしたから。私はもともと左利きですが、手術は始めから右手で全部行なっていたんですけど、私の手術中の様子をみて、「左手の手捌きがいいね。メスくらいは左で使ってもいいんじゃない」とアドバイスをもらったので、今はメスのみ左手で、あとは右手で行なっています。
外科の先生の症例写真はやはり興味深いので、外科医の視点で見てしまいます
ー最後の質問です。インスタの症例写真で注目している医師はいますか。
O:特定の一人というより、たくさんいらっしゃいます。外科の先生の症例写真はやはり興味深いので、外科医の視点で見てしまいます。見せ方が上手な先生も多く、見てる人が楽しく見れたり、バズっている投稿などはどういうふうに工夫しているのかと考えながら見ています。
ーありがとうございます。インタビューは以上です。
O:ありがとうございました。
プラス5(太田先生をよく知るための5つの質問)
Q:施術の腕をさらに磨くために、日常生活で密かにしていることはありますか?
A:今は両利きですが、もともとは左利きなので、右手でご飯食べたり、ハサミを右手で使ったりは日常的にもしています。
Q:じっくりお酒を飲むときのお酒の順番を教えて下さい。
A:一杯目ビール→ハイボール♾️または一杯目シャンパン→赤ワイン♾️
Q:もし、美容医療とは全く関係ないYouTubeチャンネルを開設するとしたら、どんな内容にしますか?
A:推し活の記録
Q:毎週毎月買っている雑誌や出たら買ってしまう書籍や作家は?
A:日形会誌(形成外科の学会誌。毎月家に届きます)
Q:このブランドがなくなったらちょっと困るor悲しい。
A:ZARA
*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込です。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。
Clinic K
住所:東京都中央区銀座1-13-1 ヒューリック銀座一丁目ビル2階
電話番号:0120-219-910
診療時間:10:00~19:00
休診日:不定休
カウンセリングを申し込む
※太田医師の診察をご希望の場合、ご予約時にその旨お伝え下さい。
撮影:田淵日香里
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監修:
太田有紀 医師
Clinic K
信州大学医学部卒業。国立病院機構東京医療センター 初期研修後、東京大学形成外科・美容外科などで形成外科医として従事。その後、美容外科の分野に特化したいとの思いから、美容外科クリニックに勤務。美容医療を通じて患者さんの内面の充実や幸福度を高めることを大切にしている。
顔全体のバランスを見ながらトータルプロデュースを行い、若返りやアンチエイジング治療を得意とする。目の下のクマ手術、二重手術 、眼瞼下垂、脂肪吸引、ヒアルロン酸注入、シミ、シワ治療、婦人科形成など、様々な手術を行う。
2017年3月 信州大学医学部卒業
2017年4月 国立病院機構 東京医療センター 初期研修
2019年4月 東京大学 形成外科・美容外科入局
2019年4月 東京大学医学部附属病院 形成外科・美容外科勤務
2020年4月 都立大塚病院 形成外科勤務
2021年4月 同愛記念病院 形成外科勤務
2021年10月 コスメディカルクリニックシンシア勤務
2024年7月 Clinic K入職
この記事の監修ドクターが所属するクリニック
- 住所: 東京都中央区銀座1-13-1 ヒューリック銀座一丁目ビル2階
- 最寄駅: 東京メトロ銀座一丁目駅10番出口徒歩2分
- 院長: 金 児盛
- 診療時間: 10:00~19:00
- 休診日: 不定休
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