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人気企画「美人女医インタビュー」第六十九回は、東京駅からすぐの八重洲形成外科・美容皮膚科の葉山愛弥(はやま まなみ)先生です。2015年開院、原かや院長が率いる経験豊富なベテラン医師が勢ぞろいする八重洲形成外科・美容皮膚科。その中で皮膚科治療を行なっている葉山先生。一見クールビューティーな雰囲気ですが、一度お話しすると、その気さくでユーモアに溢れるお人柄にきっと引き込まれるでしょう。肌のお悩みはもちろん、化粧品の知識まで丁寧に教えてくださるので、どんな質問も安心してぶつけられます。
東京女子医科大学病院で助教を務め、皮膚科専門医の葉山先生は、その豊富な知識と経験を活かし「本当に必要な治療だけを提供する」という信念のもと、最適なアプローチを見極めています。40代を迎え、ご自身の美容医療への関心が高まったこと、そして保険診療ではカバーしきれない多様なニーズに応えたいという強い思いが、美容医療進出の理由とのこと。
プライベートでは、やんちゃ盛りの2人の男の子を育てるパワフルなママ。意外にも体育会系で体を動かすことが好きという一面も持ち合わせ、仕事と育児を両立されています。なんと、気になる時効の初恋の話まで、包み隠さず教えてくれました!
それでは、インタビュー本編をどうぞ!
目次
- ・医師を志した理由は?
- ・大学ご卒業の経歴は?
- ・美容医療を志した理由は?
- ・得意な施術について
- ・八重洲形成外科・美容皮膚科の特徴について
- ・美容医療の医師をしていて良かったことは?
- ・来られる患者様に多いお悩みについて
- ・痛み対策について
- ・女性のエイジングケア開始時期について
- ・ご自身の美容法(結果が出た美容医療施術)は?
- ・どのようなクリニックにしていきたいか
- ・オフ、休みの過ごし方、趣味特技など
- ・ワークライフバランス、働き方について
- ・忘れられない恋愛について
- ・憧れの医師
- ・SNSで注目している医師
高校1年生の時、内科疾患が皮膚の症状で分かることにとても驚き、皮膚科という分野が非常に面白そうだと感じました
ー葉山先生が医師を志した理由を教えていただけますか。
葉山先生(以下H):高校1年生の時、内科疾患が皮膚の症状で分かることにとても驚き、皮膚科という分野が非常に面白そうだと感じました。それがきっかけで皮膚科医になりたいと思うようになり、医学の道を志しました。
ー大学卒業後のご経歴を教えてください。
H:日本大学医学部医学科を卒業後、臨床をしっかりとやりたいと思い、東京女子医科大学の皮膚科の医局への入局を希望しました。他科との関連性も重要だと考え、研修医の段階から東京女子医科大学で2年間初期研修をさせていただき、その後、同大学の皮膚科の医局に入局しました。
入局から5年で皮膚科専門医の資格を取得し、計8年間は常勤医として勤務し、助教も務めました。子供が小学校に入学するタイミングで常勤医を辞め、週3回2年間ほど地元の皮膚科クリニックで保険診療と一部の美容医療に携わりました。
そして2019年からは以前からクリニックを経営されていた先輩の先生から、院長として声をかけていただきました。週4、5日で保険診療を行い、自費診療ではデバイスを使ったシミ取りやイボ除去といった施術も初期から積極的に行っていました。
それで「もう少し美容でできることを広げたい」と考えるようになった頃、東京女子医科大学病院の研修医時代にお世話になった原かや先生の八重洲形成外科・美容皮膚科でも勤務することになりました。現在では週に1回、原先生のクリニックで勤務しながら、自身のクリニックでも美容診療を拡充しているところです。
皮膚科医としてどこまで治療を行うべきかは、私にとって最初の課題でした。もっとできることがあるのではないかという思いがありました
ー葉山先生は皮膚科専門医でいらっしゃって、長年、大学病院で保険診療をされていましたが、美容医療も始めようと思った理由は何ですか。
H:一つは、私自身が40代になり、美容医療への関心が高まったことです。また、患者様の中にもシミ治療を希望する40代の方が多く、地元で気軽に肌のメンテナンスができる場所があれば良いのではないかと感じました。
もう一つは、保険診療だけで対応しきれないケースがあったからです。例えば、ニキビの患者様を多く診察させていただく中で、保険診療だけでは改善が難しいケースもあります。そうした方の中には「友達に勧められた自費診療のイソトレチノインという薬を飲んで良くなった」という話を聞くこともありました。
また「先生、ヒアルロン酸は扱っていないんですか」とか「HIFU(ハイフ)のような引き上げ系の治療はないんですか」といった美容医療に関するご要望が寄せられることもあり、こうした多様なニーズに応えたいという思いがきっかけとなりました。
ー保険と自費の治療は違うのですね。
H:保険だけでは限界があるので、自費の治療を行わないと改善が難しいケースがあります。例えば、酒さ(しゅさ)やシミ、イボなど、ご本人がかなり気にされているのに、塗り薬や飲み薬では治らないとなると、例えばレーザー治療などの自費治療が必要になることがあります。
皮膚科医としてどこまで治療を行うべきかは、私にとって最初の課題でした。シミの除去や患者様に合った化粧品の提案など、できることは行っていましたが、もっとできることがあるのではないかという思いがありました。
皮膚科医の目というのは少し特殊だと思います。触診によって炎症の程度や炎症ではなく腫瘍性かどうかを判別できるのは私の大きな強みです。これは皮膚疾患に限らず言えることです
ー肌育やレーザー治療、注入系など様々な美容皮膚科の治療がありますが、葉山先生が得意としている施術は何ですか。
H:肌をメインに治療を行っていますので、その方に合った皮膚の診断が一番重要だと考えています。何が必要かを見極めて、適切な治療法をご提案することが私の最も得意とするところです。
肌育注射や肌表面のヒアルロン酸系の注入、そして私自身も目周りの悩みが気になることもあり、ボトックスなどは比較的多く治療を行っています。中でも特に件数が多いのは、シミやイボの治療です。
ー大学病院で長年勤務してきた葉山先生は、患者さんの肌を診た際に、どの治療が適しているかを素早く判断することができる。
H:結構分かります。皮膚科医の目というのは少し特殊だと思います。私が皮膚科に入りたての頃は、紅斑と言われている赤みなのか、いわゆる痣の紫斑なのかさえ区別がつきませんでした。今考えると不思議ですが(笑)。
例えば往診で経験豊富な先輩の先生が患者様の肌の色を見ただけで「ああ、もうこれはピークを過ぎて落ち着いているね」とおっしゃるのを見て、肌の色味だけでそこまで分かるのかと驚きました。
大学病院では、皮膚生検といって皮膚を切り取って組織を調べることを多く経験します。そのため、病理を数多く見てきたことで、皮膚で何が起きているのか大体想像できるようになりました。
肌の見た目だけでなく、触診によって炎症の程度や、炎症ではなく腫瘍性のものなのかどうかを判別できるようになったのは、私の大きな強みだと感じています。これは皮膚疾患に限らず言えることです。
シミの診断は特に難しいと感じています。肝斑、通常のシミ、真皮メラノサイトーシス(ADM)など、わずかな色味や見た目の違いで鑑別が難しい場合があります。正直なところ、皮膚科医でも皮膚生検を行わないと分からないものもありますし、画像だけでは判断できないケースも少なくありません。
そのため、臨床での感覚や経験を活かし、もし心配な患者様であれば、部分的に試験照射をしてみたり、悪化しにくい治療から試すことを提案したりします。また、患者様の希望で「少し悪化してもいいから、まずシミを取りたい」という方もいらっしゃるので、そういった場合は話し合いで治療方針を決めています。いくつかの鑑別を挙げられることは、非常に重要だと思っています。
これほどベテラン揃いのクリニックは珍しいので「もっとアピールすべきですよ」と、思わず原先生に言ってしまったほどです(笑)
ー2015年に開院された八重洲形成外科・美容皮膚科は、今年で10年目を迎えられますね。長く続いているクリニックならではの特徴があれば教えていただけますか。
H:当クリニックは、患者様に寄り添った治療を重視している点が大きな特徴です。売上を重視する美容皮膚科とは異なり、その人に本当に必要なものだけを提供し、必要のないものははっきりと「必要ない」とお伝えします。厳選されたものだけを使用している点が、当クリニックの強みの一つです。
また、原先生が非常にアカデミックな方であることも大きな特徴です。多くのご講演をされていますし、常に最先端の情報を追いかけている、この分野の第一人者と言える先生です。
そのため、数ある製剤の中から本当に効果の高いものを選び抜く能力に長けています。使ってみて効果が実感できなかったものは導入せず、良いと判断したものだけを残していくという方針は、とても大切にしている点です。
また、当クリニックには経験豊富なベテラン医師が勢ぞろいしていることも特徴です。私は水曜日に原先生と二人で診療していますが、他の曜日も形成外科専門医で手術が非常に上手な先生方が多数いらっしゃいます。これほどベテラン揃いのクリニックは珍しいので「もっとアピールすべきですよ」と、思わず原先生に言ってしまったほどです(笑)。
ー原先生とは大学病院の時代からお知り合いだったのですか。
H:はい、そうです。私はもともと皮膚科医を目指していたのですが、形成外科もローテーションで回っていた時期があり、その頃に原先生がいらっしゃいました。当時、頻繁に話すような関係ではありませんでしたが、原先生はひときわ輝いて見えました。
ー美容医療の医師をしていて良かったと思う時はどんな時ですか。
H:患者さんが綺麗になることで人生が前向きに変わっていく姿を見られた時です。これは保険診療で病気を治すこととはまた違う喜びです。「調子がいいです」「きれいになって嬉しいです」と言って患者様が喜んでくださる姿を見ると、本当に嬉しくなります。
お仕事で人前に出る機会が多い経営層の方などが「気になるイボを取りたい」などといった目的で来院されることが多いです
ーこちらに来院される患者さんに多いお悩み、あとは東京駅、八重洲という土地柄も含めて患者さんの特徴がありますか。
H:東京駅という土地柄もあり、バリバリ仕事をされている方が多いという印象です。皆さん「今お昼時間なんで」「勤務先が近いから」と、限られた時間を見つけて来院されます。
また、原先生も私も40代ということもあり、同じ年代の患者様からは「原先生のようになりたい」「説明が分かりやすくて良い」といったお声をいただくことが多く、納得して治療を受けてくださる方が多いように感じます。
ーお昼休みに来院される患者さんは、どのような治療を受けられることが多いですか。 短時間での施術になるかと思いますが。
H:例えば、ヒアルロン酸などの注入による肌育治療は、通常麻酔の時間が必要ですが、目元だけの施術をご希望の方で「麻酔なしで大丈夫です」とおっしゃる方もいらっしゃいます(笑)。ボトックス注射も短時間で可能です。
また、お仕事に戻られるなどでメイク直しができる方であれば、ピーリングやダウンタイムの少ないレーザー治療なども、30分程度で行うことができます。
ー男性の患者さんはいらっしゃいますか。
H:男性の患者様も多くいらっしゃいます。最近は男性の美容医療への関心も高まっていますが、当クリニックでは例えばお仕事で人前に出る機会が多い経営層の方などが「気になるイボを取りたい」「身だしなみのためにメンテナンスしたい」といった目的で来院されることが多いです。
もちろん「原因不明のおできができた」「転んで怪我をしてしまった」といった形成外科的な治療を希望される方もいらっしゃいます。
ー葉山先生がされている施術で、痛みの対策はどのようにされていますか。
H:やはりしっかりと冷やすことです。そして、施術にもよりますが、麻酔がきちんと効いているかを確認しながら進めています。あと、ブルブルペン(振動する器具)を使ったり、ぬいぐるみを抱えてもらったりして、患者様の意識を痛みからそらすように工夫しています。
また、意外に思われるかもしれませんが、お話することで患者様の気がまぎれることが多いんです。特に、皮膚の専門的な話を始めると、例えば「こういう時にはこの化粧品が良いですよ」といったお話をすると興味を持ってくださる方もいて、痛みに集中するよりも話に集中してくれるケースもよくあります(笑)。
皆さん熱心に耳を傾けてくださるので、トークも痛み対策にはかなり重要だと感じています。
エイジングケアに関して「何歳からでも遅いということはない」と考えています
ー葉山先生は、女性はいつからエイジングケアを始めた方がいいとお考えですか。
H:エイジングケアに関して「何歳からでも遅いということはない」と考えています。ただ、35歳くらいから徐々に肌に差が出始めるように感じます。20代の方に肌育を徹底的にするべきかと言えば、決してそんなことはありません。その年代であれば、基本的なビタミンCと日焼け止めで十分だと考えていますし、高額なケアを無理におすすめすることはありません。
エイジングサインが顕著になるのは40代くらいからですが、少し前からやっておきたいと考える方は、35歳くらいから少しずつ肌のメンテナンスを始めるのが良いと考えます。
ーシワが気になるならボトックス、注入系で肌育をしてみるといった感じでしょうか。
H:そうですね。例えば、肌育を始めたり、シミが出始めたら早めにIPL(光治療)などでシミを抑えてあげたり。また、肝斑であれば悪化する前に早めに内服薬を始めるなど、お悩みによって様々なアプローチがあります。
私にとってベビーコラーゲンはもう手放せない施術になりそうだと感じています(笑)
ー葉山先生ご自身が実際に結果を実感された美容医療の施術について教えてください。
H:私は目周りの小ジワが出やすいので、ボトックスや肌育系の注射をよく受けています。特に目の下が窪みやすいタイプなのですが、ベビーコラーゲンを注入した時は、スタッフからも非常に評判が良く、自分でもすごく変わったと感じています。
以前、勉強会でヒアルロン酸を目の下に注入していただいたことがありました。その直後から他の先生方に絶賛された経験があります。目の下が窪むと疲れた印象になってしまうので、疲労感が軽減されるのは本当に嬉しいです。
その後、その効果は徐々に薄れてきて窪みが再発し、ボトックスや他の肌育治療も試したのですが、根本的な窪み感をしっかり改善してくれるのは、やはりベビーコラーゲンだと実感しました。私にとってベビーコラーゲンはもう手放せない施術になりそうだと感じています(笑)。
ー今後八重洲形成外科・美容皮膚科をどのようなクリニックにしていきたいですか。
H:患者様に長く通い続けていただくことが何よりも大切だと考えています。これからも引き続き、新しく良い治療を取り入れながら、患者様には「どれくらいの頻度で、どうすれば良いのか」をしっかりご理解していただき、納得して治療を継続してもらえるようにしていきたいです。
情報だけが先行して、例えばHIFUを毎月受けてしまい肌が硬くなりすぎたり、効果が出るまでに時間がかかることを知らずに焦ったりするケースを見かけます。患者様は良いと言われるものにすぐに飛びつくのではなく、クリニックとしてもそうした現状を踏まえ、本当に必要なものを見極めて治療を提供したいと思っています。そのためにも、患者様に安心して継続して通っていただくことが何よりも大切です。
ー同じクリニックで継続して診てもらうことが大切なのですね。
H:色々なクリニックを転々とするよりも、同じクリニックで診てもらい、もし当院にない治療が必要だと判断した場合でも「ここでこれを試してみてはいかがでしょうか」と、信頼できる情報を提供することもできると考えています。もちろん、できることであれば当院で新しい治療を導入していきたいという思いもあります。
私が保険診療で経験したように最近、特定の症状の患者様が増えてきたなと感じたら、原先生に「こういう治療を導入しても良いですか」と提案できたらいいなと思っています。
ー葉山先生は吉祥寺まなみ皮フ科院長という役割と勤務医の役割があります。違いはありますか。
H:地元のクリニックでは院長という立場ですが、私の場合は「この先生に診てもらいたい」と思って来てくださる患者様が多いです。保険診療でも「この先生は丁寧でしっかり診てくれる」という口コミで、ご家族皆さんで来院されたり「あそこの皮膚科が良いよ」と地域全体に広がったりしています。
美容も同じで、やはり「あの先生が良い」と思って通っていただけることが一番だと考えていますので、勤務医であろうと開業医であろうと、患者様に対して行うことは基本的に同じだと考えています。
もちろん、院長という肩書きが付くことで、責任の重さは増します。しかしその一方で、院長だからこそ、やりたい治療をすぐに導入できるというメリットもあります。勤務医の場合は、既存の設備やルールの中で治療を行うことが基本になるので、そこに違いは感じます。しかし、根本的な患者様への向き合い方は、どちらの立場でも変わらないと考えています。
意外に思われるかもしれませんが、私は体育会系なんです。小中高はバレーボール、大学はテニスとずっと運動部に所属していました
ーでは、ここからプライベートをお伺いします。オフはどのように過ごしていますか。
H:休日は、やんちゃな男の子が2人いるので、彼らに様々な経験をさせてあげたいと思っています。机上の勉強よりも、自然の中での体験など、経験則をたくさん積ませたいので、自然が多い場所へ出かけることが多いです。
実は、意外に思われるかもしれませんが、私は体育会系なんです。小中高はバレーボール、大学はテニスとずっと運動部に所属していました。一番得意な教科も体育なんです。見た目と違って体力があり、体を動かすのが好きなので、男の子達と一緒に遊ぶのも苦になりません。もちろん預けてもいいのですが、私自身も一緒に楽しみたいので、子供たちと体を動かすことが多いです。
ー趣味はありますか。
H:ダイビングやスノーボード、スキーですが、子供が小さいうちはなかなかできませんでした。最近は少し大きくなったので、たまに一人で「ママは潜ってくるね」と、妹夫婦や他の家族に預けて出かけることもあります(笑)。最近ではシミやシワに関するPRや、化粧品会社、保険会社からの講演依頼などもあり、ほとんど休みがない状態です(笑)。
ーお忙しいので、睡眠時間もなかなか取れないのではないでしょうか。
H:睡眠時間だけはしっかり確保したいタイプなので、他の作業は「もう明日でいいや」と割り切ってでも、寝る時間を優先するようにしています(笑)。
朝早く起きて家事を全て済ませ、子供を保育園に送って医局に着く頃には、もうほとんど力尽きて一日が終わった気分でした(笑)
ー仕事と育児でとても忙しいと思いますが、両立はどのようにされていますか。
H:私は医局に入って1年目で長男を出産し、それ以来ずっとフルタイムで働きながら子育てをしてきました。次男が幼稚園に入園し、週3勤務にした時期以外は、時短勤務もやったことがないんです。どうやって両立していたのか、今思うと不思議なくらいです(笑)。
とにかく、朝早く起きて家事を全て済ませ、子供を保育園に送って医局に着く頃には、もうほとんど力尽きて一日が終わった気分でした(笑)。先輩の先生には「外来でゆっくりしなさい」と気遣っていただきましたが「そんな場合じゃないんです」と思いながら働いていました。
夕方4時頃になると、夕食の献立が頭をよぎり「早く帰らなきゃ」と思い、帰宅後は食事を作り、子供の世話をし、小学校受験の勉強を見て、そのまま子供と一緒に寝落ちしてしまうという生活でした。
そんな日々が続く中、子供が小学生になるタイミングで引っ越しをして、通勤時間を短縮しました。職場と家と学校を全て近い場所にすることで、お昼休みに一度家に帰って家事をしたり、隙間時間に行事に参加してまた仕事に戻ったりと、工夫しながら両立し、手が掛からなくなってきたタイミングで、また仕事の量を増やしていきました。
ー皆さんにお伺いしているのですが、葉山先生の忘れられない恋愛を教えてください。
H:忘れられない恋愛ですか……、相手が見ていなければ大丈夫でしょう(笑)。私の初恋は、小学校3年生の時でした。その相手とは、小学校5〜6年生の時に、ご家族の海外転居で離れ離れになってしまったんです。
その後、中学校で彼が戻ってきて、その時もやはりいいなと思っていました。そして、高校生になってから2年ほどお付き合いすることになったんです。
ー思いが届いたのですね。
H:相手がどう思っていたかは分かりませんが(笑)。初恋の相手と一度は離れ、同じ一貫校だったので中学で再会し、まさか高校でお付き合いすることになるとは思いもしませんでした。それはずっと忘れられない思い出です。
憧れの医師は、原かや先生です。SNSで注目している医師は、上條広章先生、野田真史先生です
ー葉山先生の憧れの医師を教えてください。
H:原先生です。子育てをされながら、いつ休んでいらっしゃるのだろうと思うほど、通常の仕事も精力的にこなされています。多くのセミナー講演などもされていますが、それでいて、育児もほぼ完璧にこなされていて、私とは比べ物にならないほど完璧なので、本当にすごいなといつも思っています。
ー原先生とプライベートな話などもされるのですか。
H:はい、話しています。子供たちの年齢が近くて、二人とも男の子なので、うちの子のやんちゃ具合について相談したりするんです(笑)。原先生は意外とさらっとアドバイスをくださるのですが、お子さんたちもとても優秀なんです。
ー最後の質問です。SNSの症例写真などで注目されている医師の方はいらっしゃいますか。
H:色々な先生方の投稿を拝見しています。SNSは、今何が流行っているのか、どうすれば良いのかといった情報源になりますし、皆さん詳しく書いてくださっているので大変参考になります。特にチェックしているのは、御徒町にある上野御徒町ファラド皮膚科の上條広章先生です。
皮膚科専門医でいらっしゃるのですが、美容に非常に詳しく丁寧な投稿をされています。保険診療から自費診療への移行や「自費診療でこのような症状も改善できるのか」といった内容もあり、非常に参考になるので、つい見てしまいます。
あとは、池袋駅前のだ皮膚科の野田真史先生も注目しています。野田先生のSNSもやはり詳しく書かれているので、すごく勉強になるんです。本当に一から勉強させてもらっています。
ーありがとうございます。インタビューは以上です。
プラス5(葉山先生をよく知るための5つの質問)
Q:とにかくリクエストが多い、家庭での人気手料理は何ですか?
A:育ち盛りの男児がいますため、とにかく肉類をよく食べます。放っておいても勝手に冷蔵庫の肉という肉をバターソテーにして食べられてしまうため、挽肉が残ることが多いです。ささみチーズかつ、唐揚げ、和風ハンバーグなんかは作ると喜ばれます。
Q:人生で最も大きな「ターニングポイント」となった出来事は何ですか? それはどのような影響を与えましたか?
A:ターニングポイントが多すぎて分かりませんが、原かや先生に美容を習い始めたこと。これまで保険診療をメインに、自費診療は3割程度でやっていましたが、もっときちんと勉強がしたいと思い切って転職を決めました。
Q:ダイビングでまた潜りたい海は?
A:何度でも潜りたいのはパラオです! 透明度が高く、地形も豊富、魚の大群が本当に実物です。特に360℃真っ青な海の中、横、真下を通り過ぎるバラクーダの大群に出会った時の感動は忘れません。子育てが落ち着いたらまたどんどん潜りたいです。
Q:密かに挑戦している「プチ野望」があれば教えてください。それが仕事と全く関係なくても構いません。
A:いろんなことに挑戦しすぎて(笑)。保険診療と美容診療をしっかりできる二刀流を野望として目指しています。仕事と関係ないことで言えば、日本人として知っておかなければと思い、着物の着付け教室に通い准師範をとりました。今は多忙で仕事関連以外のことはできませんが、いつか師範まで取りたいと思っています。
Q:最初に自分の小遣いで買ったCDは?
A:篠原涼子さんの『いとしさと切なさと心強さと』。小学生頃かな? 完全な小室世代です。
*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込です。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。
八重洲形成外科・美容皮膚科
住所:東京都中央区日本橋3-4-14 八重洲N3ビル 4階
電話番号:03-6265-1981
診療時間:10:00〜17:30(月~金)、土曜隔週
休診日:日、祝日
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※葉山医師の診察をご希望の場合、ご予約時にその旨お伝え下さい。
撮影:垣内美咲(SIMA)
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監修:
葉山愛弥 医師
八重洲形成外科・美容皮膚科
皮膚科専門医、厚労省認定臨床研修指導医。日本大学医学部医学科卒業。東京女子医科大学病院で助教を務める。その豊富な知識と経験を活かし「本当に必要な治療だけを提供する」という信念のもと、患者一人ひとりの肌の状態を見極め、最適な治療法を提案することを得意としている。40代を迎え、自身の美容医療への関心が高まったこと、そして保険診療ではカバーしきれない多様なニーズに応えたいという強い思いから、美容医療にも注力する。
肌育注射やヒアルロン酸系の注入、また自身の目周りの悩みからボトックス治療も多く手がけている。中でもシミやイボの治療は数多くの実績がある。
日本大学医学部医学科卒業後、東京女子医科大病院初期臨床研修終了
東京女子医科大学病院 皮膚科学講座入局、聖母病院、東京女子医科大学病院助教を経て都内皮膚科クリニック勤務
吉祥寺まなみ皮膚科クリニック開院
2023年 八重洲形成外科・美容皮膚科勤務
この記事の監修ドクターが所属するクリニック
- 住所: 東京都中央区日本橋3-4-14 八重洲N3ビル4F
- 最寄駅: JR東京駅八重洲中央口徒歩4分(八重洲地下街22番出口徒歩0分) , 東京メトロ銀座線京橋駅徒歩4分(7番出口),東京メトロ銀座線日本橋駅徒歩4分(B3出口), 東京メトロ東西線日本橋駅徒歩4分(B3出口)
- 院長: 原かや
- 診療時間: 月曜〜金曜10:00〜17:30 ※土曜は隔週
- 休診日: 日・祝
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