女の子は少女時代から、フランス人形のようなクリクリの瞳を作るべく努力する。「ハイ、チーズ」の合図がきてから「パチリ」とシャッターの音が切れるまで、眉毛を釣り上げ、目を見開く。
これが老化のはじまりなのだ。
ひたいにシワを作り続けている。オリ刻ませたシワは目を開かなくてもしっかりとそこに存在感を残す。
美しき聖子お姉さまや黒木瞳お姉さまのようなおでこか、ファンデーションがシワのミゾに埋まったおでこになるか、どっちを選ぶの?…Which is your choice?
数秒の注射で、オールバックの似合う美人になれるのだから。
みなさん「顔が固まる」とか「整形」とか「怖い!」とかおっしゃるけど本当にそうなの?
ボトックス注射は眼瞼痙攣でおじいさまにも使われる、れっきとした治療薬。ほんのちょこっと筋肉に注射することによって、作りたくないシワを作る筋肉を動かさなくするのだ。
今やシワ取りだけにボトックスなんて古すぎる。たるみをとったり、小顔にしたり、汗を止める効果だってあるんだよ!…I LOoooVE botox!
確かに目を大きく見せるためにおでこにシワをつくる必要はない。まぶたには、目を大きく見開く筋肉がちゃんとある。
正しい筋肉の使い方は、正しい姿勢と同様に学べばわかる。
わたしの少女時代はまだまだビューラーの最盛期で、ビューラーの替えゴムの性質から、目尻用のモノを買ってみたりと、使い方を研究したものだった。
わたしの睫毛が人よりも長いと知ったのは、睫毛カールのハシリのころ。
「しのぶさんの睫毛はカールしやすい。ながくて量が多いですね~」とサロンでいわれた。
どうやら睫毛カールリストによると、短く細い睫毛はカーリングが大変どころか、できないこともあるらしい。 当時は、「そんなこともあるのかね」と思っていたが、それはれっきとした事実であった。
出典 アラガン・ジャパン/塩野義製薬「まつ毛に関する意識・実態調査」(2015年)
睫毛が少ない症状は「睫毛貧毛症 まつげひんもうしょう」というのだ。
その治療薬として、睫毛を伸ばす薬がちゃんとある。厚生省認可のグラッシュビスタは、当院でもよく売れる商品の一つ。
もともとが緑内障の点眼薬であった。使用している人々が睫毛が伸びるということがわかり、睫毛を伸ばすために使われるようになった。
なんとも素敵なハプニング。ハプニングこそイノベーション。
情報収集を忘れないで。美容医療は日進月歩。いくらだって素敵になれる。
坂井真紀の決め台詞
「絶対、綺麗になってやる!」
名言。
キレイじゃなくっちゃはじまらない。
だって、女なんだもん。
しのぶ皮膚科
東海大学医学部卒業。皮膚科医として大学病院で経験を積み、都内の皮膚科にて副院長を歴任。2016年しのぶ皮膚科開院し院長に就任。
しのぶ皮膚科では、一般皮膚科治療はもちろん、美容治療はヒアルロン酸注入を中心に、先生目当てに患者様が来ている。安心してリピートできるクリニックとして人気に。さまざまなSNSで積極的に発信、テレビ出演も多数。
日本アンチエイジング外科・美容再生研究会認定医
日本皮膚科学会会員など
東海大学医学部卒
北里大学皮膚科
獨協大学皮膚科
新宿皮フ科副院長
しのぶ皮膚科院長
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