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人気企画「美人女医インタビュー」第七十二回は、東京・新宿歌舞伎町からほど近いプリュムクリニック(Plume Clinic)で院長を務める向山綾子(むこうやま あやこ)先生です。
豊胸と脂肪吸引、脂肪注入を強みとする自身のクリニックを開業。スタッフ全員女性で構成、完全個室で患者さんが安心して通えるようプライバシーへの配慮が徹底されています。
かつて埋没法を経験した際、その変化を目の当たりにして美容医療の力に魅せられたという向山先生。
得意とするのは脂肪注入豊胸。単に大きさを追求するのではなく、一人ひとりの理想に合わせた「形の美しさ」を重視したデザインが先生のこだわりです。
インスタなどでは、華やかな感じがしますが、お話しするととても柔らかく、こだわりの豊胸をはじめ、わかりやすく説明していただいたのが印象に残りました。
前職の大手クリニックでは脂肪豊胸の症例数が全国女医No.1という実績を持つ向山先生に、豊胸手術に込める想いから患者さんへの向き合い方、開業した理由、そして休日のリフレッシュ法まで幅広く語っていただきました!
向山先生の素顔と魅力を存分にお届けします。それではご覧ください!
目次
- ・医師を志した理由は?
- ・大学ご卒業の経歴は?
- ・美容医療を志した理由は?
- ・得意な施術について
- ・プリュムクリニックの特徴について
- ・美容医療の医師をしていて良かったことは?
- ・来られる患者様に多いお悩みについて
- ・痛み対策について
- ・女性のエイジングケア開始時期について
- ・ご自身の美容法(結果が出た美容医療施術)は?
- ・どのようなクリニックにしていきたいか
- ・オフ、休みの過ごし方、趣味特技など
- ・ワークライフバランス、働き方について
- ・忘れられない恋愛について
- ・憧れの医師
医師免許は生きていく上で最強の資格だと感じており、何か専門的な資格を持ちたいと考えて取得しました
ー向山先生が医師を志した理由を教えていただけますか。
向山先生(以下M):祖父母が医師だった影響が一番大きいです。また、両親の勧めもありました。医師免許は生きていく上で最強の資格だと感じており、何か専門的な資格を持ちたいと考えて取得しました。
ーご家族の方の専門はなんでしょうか?
M:父は歯科医師です。祖父母は小児科と呼吸器内科、消化器内科でした。
ー大学卒業後のご経歴を教えていただけますか。
M:大学卒業後は東京女子医科大学病院で初期研修をさせていただき、その後、同大学病院の皮膚科に入局しました。その後は、クマ取り専門のクリニックで半年ほど勤務し、湘南美容クリニックに約5年間勤務させていただきました。
埋没法を受けた際、まぶたに一本線が入るだけで人からの扱いが変わり人生がこれほど変わるのかと目の当たりにし、美容医療の素晴らしさを実感しました
ー保険診療から美容医療に進まれた理由は何でしょうか。
M:保険診療が長かったわけではありませんが、元々美容医療に進みたいと強く思っていました。ただ、親の反対もあり、一度保険診療を経験してみようという考えでした。
しかし、実際に働いてみると、自分に向いていない、好きなことをしていないという感覚があり、とても息苦しく感じました。それならば、自分の好きなことを仕事にした方が良いと思い、美容医療の道に進むことにしました。
ー美容に興味を持たれたきっかけがあったのでしょうか。
M:元々、保険診療の中でも延命治療には思うところがあり、良いことだとは思えませんでした。周りでチューブに繋がれていらっしゃる方々を見て「本当に幸せなのだろうか」と疑問に思うことが度々ありました。
それよりも、健康でいられる時間を延ばしたい、幸せに生きる時間を長くしたいという気持ちが強く、美容外科と精神科こそがそれを実現できると考え、漠然とどちらかに進みたいと思っていました。
最初は保険診療から選んでいたので精神科かなと考えていましたが、自分自身が二重の埋没法を受けた際、まぶたに一本線が入るだけで周りの人からの扱いが変わり、人生がこれほど変わるのかと目の当たりにし、美容医療の素晴らしさを実感しました。
今までの豊胸の症例を見ると、形にこだわらない医師も多かったように思います。私の豊胸は、形を変える豊胸をメインにしています
ー向山先生の得意な施術を教えてください。
M:豊胸です。特に脂肪注入豊胸の症例が多いです。
ー向山先生は前職で、脂肪豊胸の症例数が全国の女性医師の中でナンバーワンだったそうですね。
M:多くの施術をさせていただきました。
ー脂肪豊胸における向山先生のこだわりは何でしょうか。
M:脂肪豊胸は、ただ脂肪を吸引して注入するだけという方法も可能ですが、お胸の悩みは人それぞれだと感じています。例えば、みんながみんな爆乳になりたいのかと言われるとそうではなくて、大きさよりも形をきれいにしたい方や、ブラジャーがずれなくなる程度に形を整えたいだけの方もいらっしゃいます。
今までの豊胸の症例を見ると、形にこだわらない医師も多かったように思います。男性の先生にありがちですが、ただ大きくすれば良いという考え方です。
私の豊胸は、形を変える豊胸をメインにしています。同じ大きさでも形がきれいになるだけで、患者様の幸福度は全く違うからです。
患者様とデザインをしっかりすり合わせ、形を整えることを徹底しています。最近は丸みを帯びたラウンド型や、少し派生したしずく型が人気ですが、患者様のご要望に合わせて形を変えるのが私の豊胸の特徴です。
ー患者さんのお胸の形は様々ですが、脂肪で形成する難しさはありますか。
M:難しいですね。美容整形全般に言えることですが、元々のポテンシャルというものが正直に言ってあります。例えば、AAカップの方が急にグラビアや芸能人の方のようなお胸になりたいと言われても、やはり厳しい現実をお伝えすることも重要だと考えています。
脂肪豊胸は一度で大きくできる限界があるので、2回、3回と施術が必要になる場合もありますし、場合によってはシリコンバッグの方が適していることもあります。できる限り包み隠さずお伝えし、その中で限界まで理想に近づけるよう努力しています。
一人ひとりに十分な時間を確保し院内も全て個室にしています。患者様同士が顔を合わせることがなく、プライバシーを完全に守れるように配慮しています
ープリュムクリニックの特徴を教えてください。
M:プリュムクリニックは、院長の私をはじめ、スタッフ全員が女性で構成されていることが大きな特徴です。大手クリニック時代では遠方からいらっしゃる患者様が多く、日々の脱毛やボトックスなどの施術に追われてしまい、時間をかけて患者様に向き合うことが難しいと感じていました。
そのため、プリュムクリニックでは患者様一人ひとりに十分な時間を確保し、院内も全て個室にしています。これにより、患者様同士が顔を合わせることがなく、プライバシーを完全に守れるように配慮しています。
ー他の豊胸に特化したクリニックとの差別化として、特に意識されていることはありますか。
M:アフターケアの徹底や、患者様のご要望をしっかりお伺いし、理想に近づけることを徹底しています。患者様としては技術と価格のバランスが最終的な決め手になると思いますが、時にはダウンタイムで動けない方に配慮をしたり、患者様の期待を大きく上回るサービスを提供できるよう心がけています。
美容医療は「金儲け」と思われがちですが、私の中では、本当に人を幸せにできているという実感が強くあります
ー美容医療の医師をしていて良かったことを教えてください。
M:良かったことは本当にたくさんあります。患者様からの「ありがとう」という言葉が直接聞けますし「人生が変わりました」という言葉をいただくこともあります。美容医療は「金儲け」と思われがちですが、私の中では、本当に人を幸せにできているという実感が強くあります。
豊胸が圧倒的に多いですが、目の施術など他の部位も私だからこそ任せたいと来院される患者様もいらっしゃいます
ープリュムクリニックにいらっしゃる患者さんは、やはり豊胸のご相談が一番多いのでしょうか。
M:豊胸が圧倒的に多いですが、前職では様々な手術を担当しており、埋没法だけでも何万件と症例を経験しています。そのため、豊胸だけでなく、目の施術など他の部位も私だからこそ任せたいと来院される患者様もいらっしゃいます。
ー豊胸だけでなく、お顔の施術を希望される方もいらっしゃるのですね。
M:はい、いらっしゃいます。
ー年齢層などはいかがですか。
M:層は本当に様々です。10代の若い方もいらっしゃいますし、夜職の方では一気に大きくしたいという方もいらっしゃいます。ボリュームゾーンとしては授乳でお胸がしぼんでしまった20代から30代の方が多いです。
ーやはり女性がほとんどでしょうか。
M:そうですね。ただ、ありがたいことに男性のファンの方もいらっしゃいます。そのような方は、豊胸ではなくヒアルロン酸注入や若返り治療で来院されます。
ー外科手術には痛みが伴うと思いますが、痛みの対策はどのようなものがありますか。
M:痛みの対策として、手術中は静脈麻酔を患者様一人ひとりに合わせてコントロールしています。これは前職と異なる点で、前職では安全性を重視しすぎて麻酔が弱く、手術中に起きて痛い思いをされたという声がありました。
そのため、開業してからは麻酔の組成を全て見直し、手術中に起きることがないようにしています。また、麻酔のチュメセント液という、まく麻酔の濃度も変えさせていただいてます。
あとはダウンタイム中は、どうしても痛みを我慢していただく必要があります。完全に無痛にすることはできませんが、内服薬や、むくみがつらい方には漢方や利尿剤をその方に合わせて処方しています。
紫外線対策は20代からの積み重ねで大きな違いが出ると強く感じています
ー女性はいつからエイジングケアを始めた方が良いか、向山先生のお考えをお聞かせください。
M:20代後半からだと思います。日焼け止めを塗るなど、小さなことから始めるのが良いでしょう。紫外線対策は20代からの積み重ねで大きな違いが出ると強く感じています。
私は今34歳ですが、30代中盤でしっかり美容医療をしている方と、全く何もしていない方、日差しを浴びまくってる方などでは、明らかに差が出てきます。お金をかける必要はありませんが、自宅でできることは早めにやっておいた方が良いと思います。
やはり一番受けて良かったのは二の腕と脚の脂肪吸引です
ー向山先生ご自身が実際に受けて、結果に満足された美容医療の施術は何かありますか。
M:ほとんど全ての施術に満足しています。自分が選ぶものは、効果がしっかり出るものなので、当院でも効果の薄い治療は扱っていません。全体的に良かったと思っていますが、やはり一番受けて良かったのは二の腕と脚の脂肪吸引です。
ー脚は全体ですか。
M:太もも全体と膝回り、そしてお尻です。ダウンタイムはとても大変でしたが、着られる服が全く変わり、とても楽しくなりました。
ーやはり施術前後で大きく違いますか。
M:全然違います。見せるための服選びができるようになりました。以前は二の腕を隠すようなデザインの服や、自分のコンプレックスを隠す服ばかり選んでいましたが、今では逆によく見せられる服を選ぶようになりました。
ー吸引した脂肪はどうされましたか。
M:脂肪はうまく活用しています(笑)。
今は理想的な美容医療を提供できていると感じています
ー今後プリュムクリニックをどのようなクリニックにしていきたいですか。
M:今は理想的な美容医療を提供できていると感じていますので、維持していきたい気持ちがあります。
1日に手術は2件までと決めており、体力面や看護師の配置、安全面を考えると、それが限界だと考えています。このペースで毎日安定した集客をしていくことが、患者様の満足度を最も高めることにつながると思っています。
周りでゴルフをされる先生がとても多く、交流の場にもなりますし、自然に囲まれるのがとても好きです
ーここからはプライベートについてお伺いします。お休みの日はどのように過ごしていらっしゃいますか。
M:休みは比較的アクティブに過ごしています。先日も休みでしたが、横浜に行って「ホカンス」を楽しみました。次の休みはゴルフに行く予定です。7年ほど前に始めて、国家試験の勉強で一度中断していましたが、最近また再開しました。周りでゴルフをされる先生がとても多く、交流の場にもなりますし、自然に囲まれるのがとても好きです。
ーベストスコアは?
M:それは言えません(笑)。まだまだ遊びのゴルフです(笑)。
ー開業されてから、時間の使い方や働き方に変化はありましたか。
M:正直に言うと、あまり変わっていません。開業前もSNS投稿は全て自分で行っていましたし、知識をアップデートするために勉強にも行っていました。ただ、経営的な仕事が増えたという点はあります。一方で、自分が休みたい時に休めるので、仕事だけでなく、うまく息抜きができるようになったとは感じています。
ー皆様にお伺いしているのですが、忘れられない恋愛を教えてください。
M:(笑)忘れられない恋愛ですか? 覚えてるようで覚えていないというか。私は次に恋愛を進もうと思ったら良くも悪くも忘れてしまうんです。
ー承知いたしました。あまり深くは伺いません(笑)。
女性医師としてかっこいいなと思うのは、ルクスクリニックの奥村智子先生です
ー憧れの医師を教えてください。
M:憧れの医師は、女性医師としてかっこいいなと思うのは、ルクスクリニックの奥村智子先生です。湘南美容クリニックの先輩でもあり、ご自身でクリニックを経営されていて、最近銀座に移転されました。
私は、バリバリ手術をこなし、プライベートも充実させながら、患者様に真剣に向き合っている先生が好きなので、とてもかっこいいと感じています。
ーありがとうございます。インタビューは以上です。
M:はい、ありがとうございました。
*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込です。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。
プリュムクリニック
住所:東京都新宿区五丁目17番14号 テイケイ新宿ビルヂング 7階
電話番号:03-6233-9960
診療時間:9:30〜18:30
休診日:不定休
カウンセリングを申し込む
※向山医師の診察をご希望の場合、ご予約時にその旨お伝え下さい。
撮影:田淵日香里
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監修:
向山綾子 医師
プリュムクリニック(Plume Clinic)
東京女子医科大学医学部を卒業後、同大学病院の初期研修を経て皮膚科へ入局。その後、大手美容外科にて院長を務める。2025年7月「患者さん一人ひとりに、より深く向き合いたい」という想いから、Plume Clinicを開業。全スタッフが女性で、完全個室での対応を徹底するなど、プライバシーに配慮した環境を整えている。
豊胸、脂肪吸引、脂肪注入を強みとしており、中でも脂肪豊胸を得意とする。単にサイズアップを目的とするのではなく、一人ひとりの理想に合わせた「形の美しさ」を追求している。
2018年 東京女子医科大学医学部卒業
東京女子医科大学病院(形成外科、皮膚科、麻酔科)
東京女子医科大学病院皮膚科医局
都内美容外科勤務、湘南美容クリニック入職
2023年 湘南美容クリニック 津田沼院院長就任
2024年 湘南美容クリニック 吉祥寺院院長就任
2025年 Plume Clinic開業
この記事の監修ドクターが所属するクリニック
- 住所: 東京都新宿区五丁目17番15号 テイケイ新宿ビルディング 7階
- 最寄駅: JR新宿駅徒歩5分、東京メトロ丸の内線新宿三丁目駅徒歩2分
- 院長: 向山 綾子
- 診療時間: 9:30〜18:30
- 休診日: 不定休
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