人気企画「美人女医インタビュー」第六十四回は、東京・錦糸町のUBCLINIC錦糸町で院長を務める荒井香織(あらい かおり)先生です。

レアな、歯科医師と医師のダブルライセンス保持者。それだけでも努力家であり、探求家であると知れますが、不安を持って来院する患者さんに笑顔で丁寧なカウンセリングをしている様子が、インタビューの雰囲気からうかがい知れます。得意な施術は目もと全般とベイザー認定医として施術する脂肪吸引。ベイザー脂肪吸引のこだわりもわかりやすく説明してくれました。

そんな荒井先生が開院したUBCLINIC錦糸町は、肌治療、医療脱毛から外科手術まで幅広くカバーし、あまり敷居を高くせず、多くの人に気軽に通ってもらえるようなクリニックの雰囲気が特徴です。

そして、プライベートでは意外なエピソードも。旦那さんからのサプライズプロポーズの内容とは……。
ざっくばらんにお話しいただいた飾らない人柄も、患者さんからの信頼につながっているのかもしれません。

ダブルドクターとして歩む荒井先生の魅力を、ぜひインタビューでご覧ください!
それでは、どうぞ!

目次

歯科医師の免許を取って、それでも諦められなかったので「一度だけ挑戦させてほしい」とお願いし、医学部の編入試験を受けました

UB CLINIC錦糸町_荒井香織医師

ー荒井先生が医師を志した理由を教えていただけますか。

荒井先生(以下A):もともと医学部を目指していたのですが、受験がうまくいかず、歯学部に進学しました。当時は医師も歯科医師も治療するという意味では一緒なので、医療人として歯科医師でもいいかなと思っていましたが、歯の勉強をしていると、虫歯治療の知識だけでなく、全身の病気を理解する必要があり、どうせなら全身の治療を勉強したいと考えるようになりました。

そこで、歯科医師になった後に改めて医学部に入り直しました。小学生の頃から保健係をするなどそういうことが好きで、漠然と医師になりたいという気持ちはありましたが、一番のきっかけは、歯学を学んでからやはり全身の治療を勉強したいと思ったことです。

ーすごいパワーですね。2つの大学に通われて難関の国家試験も2つ取得。

A:今思うと、よくやったなと思います(笑)。でも当時はやれることをやろうと必死でした。歯学部に通いながらやっぱり医学部を受験すればよかったとずっと後悔していて、それが辛かったです。

途中で歯学部をやめて医学部に行き直そうと考えたんですが、親に反対され「せっかく入ったんだから歯科医師免許ぐらいは取ったら」と言われ、まず歯科医師の免許を取って、それでも諦められなかったので「一度だけ挑戦させてほしい」とお願いし、医学部の編入試験を受けました。もし落ちたら諦めるつもりでした。

UB CLINIC錦糸町_荒井香織医師

ー大学卒業後のご経歴をお願いします。

A:大学卒業後は、歯科医師免許を持っていたので耳鼻科や頭頚部外科に進もうかと考えていました。でも、もともと歯学部時代に自分が歯科矯正を受けたことで、強いコンプレックスが解消され、美容に興味を持ち始めていました。その後、医学部を卒業し、千葉の新東京病院で研修を受けました。

ここは麻酔や循環器が有名で、それらの分野をしっかり勉強しました。また、形成外科も有名な先生がいらっしゃったので、循環器、形成、耳鼻科などをいろいろ回りました。

最終的に美容に進みたいと思い、湘南美容クリニックに入りました。最初は院長ではなかったのですが、その後、長野院の院長を務め、技術を磨きたいと思い東京に戻り、銀座のWOMクリニック銀座に勤務しました。ここでは脂肪吸引と目もとの切開手術を集中的に勉強させてもらい、その後、表参道のAiZクリニックに短期間勤務し、やはり自分でやってみたいという思いが強くなり、最終的に錦糸町に開院しました。

医療としての側面を知るうちに美容はしっかりした医療分野なんだと実感しました

UB CLINIC錦糸町_荒井香織医師

ー歯科医師から医師になって、美容に進んだ大きな決め手は何ですか。

A:すごく悩みました。今でこそ美容はメジャーだと思いますが、私が美容に入った8年ほど前は一般的にまだグレーなイメージがあり、お金儲けの部分が大きいかなと思っていました。でも、見学を重ねるうちに、医療、解剖が分かっていないと手術はできませんし、例えば薬を使う以上はアレルギーへの対応や全身管理、麻酔も自分でかけるので、それらの管理の知識も必要だと分かりました。

そうした医療としての側面を知るうちにこれはしっかりした医療分野だと実感しました。美容は保険診療とはまったく違う世界なので、不安もありました。でも、やっぱり美容が好きだったし挑戦してみよう、もし合わなかったら別の道もあるし、何か自分でもやれそうかな、とにかくやってみたいなという気持ちで決めました。

ー荒井先生はダブルドクターでいらっしゃいますが、メリットはありますか。

A:歯科の知識や技術が直接的に活かされる場面はあまり多くないかなと思います。ただ、例えば、患者様から歯の相談を受けることがたまにありますし、同業の歯科医師の方が親近感を持って来院してくださることもあります。

私は骨切りの手術は行いませんが、噛み合わせや口元の突出が気になる方の中には、骨切りをしなくても矯正で改善できるケースもあります。そういった場合にまずは矯正の先生に相談してみては?とアドバイスできるのは、歯科の知識を活かせていると思います。

ー口元の治療では歯科の知識が活かせる。

A:直接口の中の手術をするわけではありませんが、バッカルファットの除去などは口の中から取るので、その際の解剖知識は、歯学部の時に多く解剖したので役立っています。医学部では全身の解剖はしますが、口腔内だけの解剖はしないです。一方、歯学部では口腔内を徹底的に学ぶので、その点では多少なりともアドバンテージになっていると感じます。

いろいろ施術ができるのは、患者様にとってもいろんな選択肢から選んでもらえると思います

UB CLINIC錦糸町_荒井香織医師_カウンセリング

ー荒井先生の得意な施術を教えてください。

A:顔の脂肪吸引と目もとの手術です。目もとに関しては、二重埋没法だけできる先生は多いと思いますが、私は目頭切開、目尻切開、たれ目形成(グラマラス形成)、全切開、眼瞼下垂、クマ取りなど、一通りできます。目の全体的な手術を「目フル」と言ったりしますが、上まぶたと下まぶたも切りたいという方の手術も行なっています。

ー目元の手術で特に意識しているポイントはありますか。

A:患者様が「パッチリしたい」と言っても、そのイメージが人によって違うことが多いです。ですので、まずは患者様の「こうなりたい」を分析することを大事にしています。病気もそうだと思いますが、何が原因でそうなっているのか。例えば、瞼の重みが原因なら瞼の重みを取る手術が必要ですし、目の開きが弱いなら眼瞼下垂の手術が適していることもあります。

顔の脂肪吸引でも同じで「顔が丸いのが気になる」と言われたときに、それがバッカルファットの影響なのか、脂肪の付き方なのかをしっかり分析し「ここを取るとこうなりますよ」と具体的に説明します。あと、患者様の予算も考慮し、最初に伺った上で、その範囲内でできる施術をご提案しています。もし予算を超える場合は「少し費用がかかります」とお伝えし、選んでいただくスタイルを大切にしています。

ーいろんな手術ができるからこそ、提案の幅も広がると。

A:自分が限られた施術しかできなかったら、それに合わせた提案しかできないと思うので、いろいろ施術ができるのは、患者様にとってもいろんな選択肢から選んでもらえると思います。

UB CLINIC錦糸町_荒井香織医師_ベイザー機器

ー荒井先生はベイザーの認定医でもいらっしゃいますよね。ベイザー脂肪吸引と従来の脂肪吸引の違いは何でしょうか。

A:ベイザーは脂肪を溶かすのではなく遊離させます。よく説明に使うのが、筋子をイクラ状にするイメージです。脂肪というのは単独でドンと存在しているのではなく、繊維組織の中に埋もれています。従来の脂肪吸引では、その繊維組織をガシガシ壊しながら脂肪を吸引する必要がありましたが、ベイザーは脂肪細胞だけを遊離させ、イクラ状にするので、繊維を壊さずに脂肪を吸引できるのが大きな特徴です。

その結果、繊維組織が残りやすく、術後の引き締まりの効果が期待できます。繊維を壊してしまうと、5年後10年後もたるみの原因になることもあります。その点、たるみを抑えながら脂肪を除去できるのがベイザーです。

あと、脂肪吸引の修正もよく行いますが、修正では組織が固く癒着していることが多いです。固いと力づくで吸わないといけないですが、ベイザーを使うことで、その癒着をほぐして吸えるので、ダウンタイムや内出血などもやはり起きにくいです。

ー多くの脂肪が吸えると。

A:特に、脂肪が固いというよりも、繊維が固くてその中の脂肪が取り出せない人が結構いらっしゃいますので、ベイザーを使うと柔らかくして脂肪をしっかり遊離させてしっかり取れますので、ベイザーがあるかないかで仕上がりが大きく変わると実感しています。

ーお顔の脂肪吸引で特にこだわっているポイントは何でしょうか。

A:顔の脂肪吸引ではグラデーションを意識しています。例えばある一部分だけ取りたいと言われても、そこだけを吸うと、取った部分と取っていない部分の間に段差ができてしまいます。なので、実際の施術では、マーキングした箇所だけでなく、その周囲も含めてなだらかにするイメージで脂肪を取っています。

フェイスラインや顎下はしっかりと取ることでペラペラにしますが、そこから徐々に厚みを持たせるように調整することで、グラデーションを作るようにしています。

ー難しそうですね。ここはしっかり取って、ここは少し残して……。

A:やはり技術は必要と思っています。

UBCLINICは安いというイメージがあると思いますが、ただ安いだけではなく、看護師の質も高く、外科や皮膚科の施術の質もしっかりしています

UB CLINIC錦糸町_荒井香織医師

ーUBCLINIC錦糸町の特徴を教えてください。

A:UBCLINICはもともと皮膚科がメインのクリニックです。私自身も皮膚科の診療が好きですし、外科の手術だけではなく、長く通えるクリニックというのが特徴だと思います。外科手術の場合「手術をしたら終わり」ということもありますが、UBCLINICは皮膚科もあるので、手術後もスキンケアやメンテナンスなどで通っていただいています。

また、料金もかなり抑えられているので、通いやすいと思います。私の外科手術も、無理に高額な価格設定をするのではなく、 UBCLINIC全体のコンセプトとしても、予算の中で無理をせず、皮膚科も外科も価格を抑えながらしっかりとした治療を提供しています。

UBCLINICは安いというイメージがあると思いますが、ただ安いだけではなく、看護師の質も高く、外科や皮膚科の施術の質もしっかりしています。「安いけど質はいい」のがUBCLINICの強みだと思っています。

ー錦糸町に開院した理由は?

A:もともとこの場所にクリニックを開院する話があって「ここでやるけどどうですか?」と声をかけていただいたことがきっかけです。私もどこかで開院したいと考えていたので、まさにタイミングが合った形でした。

私自身も、歯科矯正をして人前に出るのが嫌ではなくなった経験があり、コンプレックスを解消することで自信を持てるようになるなら、それは大きな意味のあることだと思っています

UB CLINIC錦糸町_荒井香織医師

ー美容医療の医師をしていて良かったことを教えてください。

A:良かったことは、自分の美意識がすごく上がったことです。私自身、めんどくさがりなんですけど、こういう環境で働いていると自分ももうちょっと頑張らなきゃという気持ちになります。今もちょうどピーリングをしていて肌が少しカサカサしていますが、自分のケアにも自然と意識が向くようになりました。あとは、やっぱり楽しいというのが一番です。

もちろん、病院で働いていた時もやりがいはありましたが、美容は自分にすごく合っているなと感じています。昔は親に反対されていましたが、今では親に「病院で働いていた時よりも活き活きしている」「好きなことをやるのが一番だね」とよく言われます(笑)。まだまだ勉強しなきゃいけないことはたくさんありますが、技術を学べる環境としては保険診療のほうが整っているとは思っています。

美容は手取り足取り教えてもらえるわけではないので、自分で学びに行く姿勢が大事です。美容の業界は先生同士のネットワークがあるので、聞きたいことがあればどこかの先生に相談もできますし、自分次第でどんどん成長できる世界だなと思います。今は特に、修正手術をもっと上手くできるようになりたいと思って勉強していますが、やりたいことが次々に出てきています。また好きなことだったら上達すると思いますので、好きなことを仕事にできて良かったなと思います。

ー患者さんとの印象的なエピソードはありますか。

A:他の先生方もそうだと思いますが「先生にやってもらって人生が変わりました」と言われるのが一番うれしいです。保険診療で働いていた時は「先生のおかげで命が救われました」と言われることもあって、それはもちろんうれしかったですが、美容は命を救う仕事ではない分「人生が変わった」と言ってもらえることに大きなやりがいを感じます。

最近では、小学生くらいの子もルッキズムの影響があって、マスクを外せなかったり、周りからいじめられたりして悩んでいるケースがあり、お母さんも心配されていて一緒に相談に来られることがたまにあります。その子にとっては、たとえば埋没法の手術ひとつでも大きな意味があるんです。毎朝テープで二重にして学校に行って、もし外れたらブスと言われてしまう。

そんな不安を抱えている子が、手術を受けることで気持ちが安定して、お母さんも喜んでくれる。もちろん、ルッキズムの問題は私たちの時代とは少し違っていると思いますが、コンプレックスを解消することで自信を持てるようになるなら、それは大きな意味のあることだと思っています。私自身も、歯科矯正をしたことで人前に出るのが嫌ではなくなった経験があるので、そういう気持ちを持っている方の力になれて「ありがとうございます」と言われる瞬間が、一番うれしいです。

UBCLINIC錦糸町は、男性でも通いやすい雰囲気だと思います。内装もシンプルで、そんなにきらびやかという感じではなく、敷居も高くないと思います

UB CLINIC錦糸町_エントランス

ーUBCLINIC錦糸町はどのような患者さんがいらっしゃいますか。

A:以前勤務していたクリニックで私が手術を担当した患者様が来てくださったり、皮膚科の診察で来られたりと、いろいろです。あとは、皮膚科の診療がメインなので、脱毛やシミ治療で来られる方も多いです。また外科の相談内容としては半分が脂肪吸引、もう半分が目もとの手術になっています。皮膚科から通い始めて、私の経歴などを知って手術を検討される方もいらっしゃいます。

また、他の都市のUBCLINICに通っていた方も、ご自宅から錦糸町院のほうが近いからと来られたり、UBCLINIC自体を知らなかったけど、たまたま錦糸町で見つけて来院されたという方もいらっしゃいます。

ー年齢層の分布と男性は来られるか教えてください。

A:脱毛や二重埋没法の手術は中学生でも受けられるので、下は中学生くらいからです。上は60代後半の方でシミ取りやヒアルロン酸を受ける方もいらっしゃいます。男性の患者様も最近すごく増えてきました。脱毛、シミ、ヒアルロン酸、脂肪吸引、あとはダイエット薬を希望される方もいます。UBCLINIC錦糸町は、男性でも通いやすい雰囲気だと思います。

内装もシンプルで、そんなにきらびやかという感じではなく、敷居も高くないと思いますし、入りやすいのではないでしょうか。美容クリニックによってはアップセル(追加で施術をすすめられること)されるのではと不安に思う方もいますが、当院はご希望の施術を予約してその施術を受けていただくので、無理なアップセルもありません。そういう点でも、男性にはご来院しやすいかなと思います。

ー外科系手術や美容皮膚科治療の痛みの対策はどのようにされていますか。

A:美容皮膚科の施術の場合は、表面麻酔クリームを使うのはもちろんですが、ブロック注射という方法もあります。これは、神経のもとに麻酔を注射して、広範囲の痛みを抑えるものです。あとは、笑気麻酔もあります。外科手術に関しては、静脈麻酔を使用しているので、寝ている間に手術を受けられるようになっています。

最近は韓国のクリニックでは、皮膚科の施術を静脈麻酔で行うケースが増えているようですが、当院は外科がメインで使用していて、モニターもしっかりそろっています。万が一に備えてAEDの緊急キットもあるので、安全性にも配慮しています。ご希望があれば、皮膚科の処置も静脈麻酔を使うことができるので、痛みの対策はいろいろ選択肢をご用意しています。

年齢に関係なく、悩みに応じて早めに医療機関でケアを始めるのはいいと思います

UB CLINIC錦糸町_荒井香織医師_カウンセリング

ー女性はいつからエイジングケアをしたほうがいいと考えていますか。

A:毛穴やシミ、輪郭など、人それぞれ気になるポイントが違うと思いますが、今の方々は20代くらいからいろいろなケアをされていらっしゃるので、そういう方はやはりその分きれいだなと思いますし、早く始めるに越したことはないと思います。目安としては、20代からでしょうか。

ー20代くらいから、気になったところから始めるのがいいということでしょうか?

A:エイジングケアというと少し違うかもしれませんが、例えば毛穴のケアなどは日頃の洗顔だけでは限界があります。だったら、医療機関でピーリングをしたり、レーザーを受けたりしたほうが、効果は全然違います。なので、年齢に関係なく、悩みに応じて早めにケアを始めるのはいいと思います。

私自身でも頬骨の骨切り、歯科矯正、目は埋没と眉下切開、鼻は修正を2回。バッカルファット除去、顔、二の腕の脂肪吸引など結構やっています

UB CLINIC錦糸町_荒井香織医師

ー荒井先生のインスタを拝見しましたが、ご自身も手術に1,000万近くかけていらっしゃるとか。どんな手術をしたか、全部教えていただきたいです。

A:まず、頬骨の骨切りをしています。あとは歯科矯正をしていますし、目は二重埋没と眉下切開をやりました。鼻もやっています。鼻は修正を2回しているので、ちょっと嫌な思い出もありますけど。それから、バッカルファットの除去、顔の脂肪吸引、二の腕の脂肪吸引もしています。結構やっています(笑)。

ー以前もすごくおきれいでしたが、今はさらに美しくなって。

A:やっぱり手をかけているから、というのもあるかもしれないです。でも、高校の友達に会うと「変わらないね」と言われることもあって、それはそれでちょっとショックだったりします(笑)。変わらないのはいいのか悪いのか分からないですけど、目の二重幅をかなり広げたいとか、がっちり脂肪を取りたいなど大幅に変えたいというより、自然な範囲でちょっと変えたいという感じでやっていただいたのもあるかもしれないです。

ーでは今の仕上がりには大満足?

A:いや、そんなこともないです(笑)。

ー今後もまた何かしますか?

A:年齢的にも、そろそろもういいかなという気持ちになってきています。やりたいことはいっぱいありますが、やればやるほど欲が出てきてしまうので、ある程度自分でセーブすることは大事かなと思っています。患者様の中にも「あれもこれもやりたい」という方がいらっしゃいますが「それは不要ではないですか?」とお伝えすることもあります。

他人から見て「もう十分じゃない?」というラインと、自分が「ここまでやりたい」というラインは、けっこう違ったりします。突き詰めてやるのもいいと思いますが、私は芸能人でもありませんし、この辺でいいかなという気持ちになってきています。

ーご自身がいろいろ経験されているからこそ、患者さんの気持ちが分かることはありますか。

A:特にダウンタイムのつらさはすごく分かります。ダウンタイム鬱になったりする感じも、実際に経験しているので、患者様の気持ちにはすごく共感できます。

患者様が医師だけではなくて、スタッフとも気軽に相談できる、雰囲気のいいクリニックにしていきたいと思っています

UB CLINIC錦糸町_荒井香織医師

ー今後UBCLINIC錦糸町をどのようなクリニックにしていきたいですか。

A:患者様が満足して帰っていただくことが一番です。それに加えて、看護師さんやスタッフさんにも楽しく働いてもらいたいなと思っています。当院は、スタッフの人数も多くて、13人くらいいます。皮膚科の施術は時間が長いものも多いので、看護師と患者様が話す機会はけっこうあります。ラポール(相手と信頼関係がある状態)というか、医師だけではなくて、スタッフとも気軽に相談できる、雰囲気のいいクリニックにしていきたいと思っています。

ーここからプライベートをお伺いします。荒井先生はオフの日はどのように過ごされていますか。

A:昔は旅行が好きで、特に海外旅行によく行っていましたが、今は全然時間がないので最近は友達とランチに行ったりするくらいです。実は昨日、ワンちゃんが家に来たばかりなんです。

ー犬種は?

A:キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルです。飼いたかったんですけど忙しくてずっと迷っていましたが、かわいいなと思った仔がいたので、これはタイミングだと思って、お迎えしました。

ー今はワンちゃんはおうちでお留守番ですか?

A:そうです。ちょうど今、夫が休みなので見てもらっています(笑)。

家に仕事を持ち帰ることも多いですし、悩みも尽きないので、夜もなかなか寝つけなかったりします。でも今はもう仕方ない時期だと割り切っています

UB CLINIC錦糸町_荒井香織医師

ー今すごくお忙しい時期だと思いますが、仕事とプライベートの両立はどのようにされていますか。

A:今は正直、全然できていないです。 家に仕事を持ち帰ることも多いですし、悩みも尽きないので、夜もなかなか寝つけなかったりします。でも今は仕方ない時期だと割り切っています。意識的に切り替えようとして、スマホを見ないようにするとか考えすぎないようにするとかはしていますが、仕事とプライベートも一緒になっている状態です。

ー開業後は、本当にお忙しいのですね。

A:矢継ぎ早にLINEが来たり、私が判断しないといけないこともたくさんあります。いろんな経営者の方にも聞きましたけど、みんな最初はそういうものだっておっしゃっていました。

夫からのプロポーズがサプライズでした。私の誕生日にいきなり教会に連れて行かれ、たくさんのカメラがある中で「ピアノを弾きます」と言われました

UB CLINIC錦糸町_荒井香織医師

ー荒井先生の忘れられない恋愛を教えてください。旦那さんとの馴れ初めなどでも。

A:夫は全く違う職業で、初めて会った時から話しやすいな、雰囲気が似ているなと感じていました。

ー何か面白いエピソードなどありますか?

A:私も薄々感じてはいたんですけど、夫からのプロポーズがサプライズでした。私の誕生日にいきなり教会に連れて行かれ、たくさんのカメラがある中で「ピアノを弾きます」と言われました。実は夫は以前から毎晩ピアノの練習をしていて「仕事で弾くんだ」と言っていたので、まさかプロポーズのためだったとは思いませんでした。

でも、当日ピアノを弾いている間も私は少し恥ずかしい気がしていたのですが、よく考えたら「ここまで想ってくれる人はなかなかいないな」と思いました。あまり言うと夫に怒られてしまうので、この辺で(笑)。サプライズでピアノを弾いていろいろ頑張ってくれて、今となってはいい思い出です。

憧れの医師はルクスクリニックの奥村智子先生です

UB CLINIC錦糸町_荒井香織医師

ー荒井先生の憧れの医師を教えてください。

A:湘南美容クリニックで働いていた時からずっと憧れているのが、ルクスクリニックの奥村智子先生です。何でもできる先生で、すごく相談にも乗っていただいています。全然手の届かない存在ですが、一番憧れています。

ー最後の質問です。インスタなどの症例写真で注目している医師の方はいらっしゃいますか。

A:特定の人はいませんが、皆さん、TikTokの使い方などが上手で工夫されているので、私ももっと研究しなきゃと思っています。

ーありがとうございます。インタビューは以上です。

A:ありがとうございました。

プラス5(荒井先生をよく知るための5つの質問)

Q:夜中、家での残務中、ついつい見てしまうYouTubeチャンネル(他の動画でもOK)は?

A:夜中、あまりYouTubeは見ないです。音楽をAmazonミュージックで聴きます。

Q:本棚の中で「この1冊だけは捨てられない!」という本はありますか?

A:本は湊かなえが大好きです。あとは東野圭吾ですね。

Q:忙しい毎日の中で「これだけは絶対に欠かせない!」という美容or健康ルーティンがあれば教えてください。

A:どんなに遅くてもご飯は基本作ります。最悪ご飯と納豆と卵があれば良いので。美容のためもありますが、外食やお惣菜の味が苦手で……あとは暗闇ボクシング(ビーモン)に2年くらい通ってます。朝出勤前に行きます。

Q:AIなど将来的に美容医療のテクノロジーが飛躍的に発達したときに、あったら嬉しい未来の施術・機器・効果は?

A:理想の顔になるために必要な施術を教えてくれる機械とかあれば良いですね。患者様もカウンセリングいらずになりますし、不必要な施術を売りつけられることもなくなりますね。

Q:旦那さんがサプライズプロポーズで弾いた曲は?

A:David FosterのSajeという曲です。

*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込です。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

UB CLINIC錦糸町_エントランス

UB CLINIC錦糸町
住所:東京都墨田区江東橋3-8-11 おいてけ堀MSMビル4F
電話番号:03-5669-0634
診療時間:月曜〜日曜10:00~19:00
休診日:不定休
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※荒井医師の診察をご希望の場合、ご予約時にその旨お伝え下さい。
撮影:新井章大

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監修:

荒井香織 医師

UBCLINIC錦糸町

秋田大学医学部卒。 医師、歯科医師免許のダブルライセンス。 湘南美容クリニック院長、WOM CLINIC GINZA副院長、AiZ CLINIC副院長を経て現在はUBCLINIC錦糸町院長就任。得意施術は、 二重形成、目頭切開、目尻切開、タレ目形成(グラマラス形成)、全切開、眼瞼下垂、クマ取りなど目周りのフル切開手術、ベイザーを使用した(ベイザー認定医)脂肪吸引。
インスタ企画「曼荼羅ジュビダーム」第9回にて二重切開を監修。

2011年 東北大学歯学部卒業
2011年 秋田大学医学部学士編入
     鷲谷歯科医院(非常勤)
     山本総合病院(非常勤)
2016年 秋田大学医学部卒業
2016年 新東京病院 勤務(循環器、麻酔、形成外科、外科)
2018年 湘南美容クリニック勤務
2021年 湘南美容クリニック長野院院長就任
2022年 WOMクリニック銀座副院長
2023年 AiZクリニック副院長
2024年 UBCLINIC錦糸町開院

この記事の監修ドクターが所属するクリニック

  • 住所: 東京都墨田区江東橋3-8-11 おいてけ堀MSMビル4F
  • 最寄駅: 錦糸町駅南口から徒歩1分
  • 院長: 荒井 香織
  • 診療時間: 10:00~19:00
  • 休診日: クリニックにお問い合わせください。