Vビームとは(概要・基礎知識)

595nm(ナノメートル)の波長で血液の赤い色素(ヘモグロビン)に選択的に反応し、吸収されるレーザーです。

正常な部分の皮膚にダメージを与えることなく、赤いニキビ跡や赤アザのある部分にピンポイントで作用して症状を改善させます。単純血管腫、苺状血管腫などの赤いあざや毛細血管拡張症、酒さによる赤ら顔や小鼻周辺の赤み、赤みのあるニキビ跡などの治療に有効です。

Vビームのレーザーは内部に到達すると、血管の内壁が破壊します。これによって血管が塞がり、皮膚の上から透けて見える赤みが徐々に軽減されていきます。薄い色素でも鋭く反応するのが特徴なので、従来のヘモグロビン治療用レーザーよりも効果に期待できると言えるでしょう。周辺の正常な皮膚へ与える影響が少ないのもメリットのひとつです。

優れた治療方法であるVビームですが、1回の治療だけで血管を完全に塞ぐことはほぼ不可能です。症状に合わせ、2週間以上の期間を空けて施術を繰り返す必要があります。

Vビームが向いている人(こんなお悩みに)

・赤いニキビ跡が気になる方
・赤ら顔、赤アザが気になる方
・ケロイドの赤みを改善したい方

ダウンタイム/経過

赤みや腫れ、内出血などは2週間程度でおさまります。
症状によって異なりますが、赤いあざや赤ら顔、ニキビ跡などは1~3カ月に1回のペースで5回程度の治療が目安となります。
また、紫色の内出血が2週間程度続くことがあります。

費用

照射部位の大きさによって異なります。ただし、単純血管腫、苺状血管腫、赤ら顔など保険適用です。(180平方cm以内は大きさで金額がかわりますが、180平方cm以上は上限ありの固定金額です。) 3割負担では、1回1万〜3万円程度が目安となります。

リスク・副作用

施術後、赤み、内出血、腫れが生じます。照射が強すぎると水疱やかさぶたができることもあります。

【すぐに探せます![地域✕施術]全国おすすめクリニック一覧はこちら】

*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

監修:

稲葉岳也医師

いなばクリニック

東京慈恵会医科大医学部卒業。大学病院にて経験を積み、横浜市でいなばクリニックを開院する。一般皮膚科をメインにしつつも、美容皮膚科治療も積極的に行っています。
特に、多くの機器を導入しているレーザー治療、光治療においては地域の美容かかりつけクリニックとしてリピーターが多い。HIFUテクノロジーのウルトラセルQプラスなど話題の機器も抑えています。

東京慈恵会医科大医学部卒
慈恵医大附属病院
聖路加国際病院
いなばクリニック院長

美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)の他の治療

美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)に関連する記事

  • ダーマローラーの効果や費用は。ニキビ跡、毛穴改善に

    肌がもつ本来の機能にはたらきかけて肌質を根本的に変えていく画期的な方法、ダーマローラー。でこぼこになっているニキビ跡や開いた毛穴といった化粧品を使ったケアでは解消できないトラブルを改善してくれるとして人気の高い施術です。最近は自宅でできるダーマローラーも販売されているので興味を持っている方も多いのではないでしょうか。ここではダーマローラーについて詳しくお話していきます。 目次 1.肌質を根本改善!ニキビ跡や妊娠線にも効くダーマローラーとは 1-1.ダーマローラーとは 1-2.ダーマローラーの効果 1-3.ダーマローラーのメリット 1-4.ダーマローラーのデメリット・副作用とダウンタイム 2.ダーマローラーを受ける方法 2-1.ダーマローラーはセルフでできる? 2-2.美容クリニックでのダーマロ

  • フォトフェイシャルの効果、副作用など専門医の見解まとめ!

    古くからのことわざに、”色白は七難隠す”というものがあります。このようなことわざが存在するほど、いつの時代でも日本人女性は美白を意識して生活してきたということなのでしょう。そして現代では”ヤマンバ”や”ガングロ”などが一部の若い女性たちの間で流行ったこともありましたが、依然として、抜けるような色白な肌は不動の人気を誇っていますね。それでは、今回は美白を目指す女性たちの心強い味方、フォトフェイシャルとはどのような施術なのか、効果、副作用などを専門医の見解を交え解説して行くことにしましょう。 【監修医師からのワンポイント】 フォトフェイシャルはしみや赤み、しわ、ハリの低下など、様々なお悩みに幅広く効果のあるマイルドな治療です。ダウンタイムも少ないので、美容医療初心者の方もトライしやすく、定期的なお肌メンテナンスにもおすすめの大変人気の治療です。 目次 1.フォトフェ

    この記事は、
    PRIMA CLINIC (プリマクリニック)
    佐藤亜美子医師が監修しています。

  • フラクショナルレーザーのリスクや気になる痛み、ダウンタイムを実際の詳細経過から解説

    Contents フラクショナルレーザーってどんなレーザー? フラクショナルレーザーの種類 フラクショナルレーザーを使用する治療 ニキビ跡、傷跡の治療とフラクショナルレーザー フラクショナルレーザーのリスク フラクショナルレーザーの治療中の痛み フラクショナルレーザーのダウンタイム フラクショナルレーザーの実際のダウンタイム経過の体験談 フラクショナルレーザーの施術間隔 フラクショナルレーザーの治療回数 おわりに 美容医療業界には様々なレーザー治療があります。その数は膨大で、一般の方では、そもそも治療名なのか機械名なのかさえもわからないといった場合が多くあるのではないでしょうか? 肌の悩みで調べてみても多くの治療法や機械の種類から、どれを選択したら良いのか迷ってしまいますよね。 そのような中で、毛穴の開きや肌の質感、ニキビ跡、特に

    この記事は、
    ガーベラ美容クリニック
    辻川麻実医師が監修しています。

  • ツヤツヤ美肌に導くメソナJ(エレクトロポレーション)とは

    毎年6月くらいの梅雨時期になると、気温も上がりだんだんと紫外線が強くなってきます。湿気はあるのになぜか乾燥するなと思われる方も多いのではないでしょうか。気温と湿度が高いことによって汗や皮脂が出ており、汗が蒸発することによって肌が乾燥してしまい、中には自身の汗や皮脂でかぶれてしまうケースもあります。 筆者は混合肌のため常日頃からTゾーンは皮脂が多くテカるのに、フェイスラインなどのUラインは乾燥してしまうためよくクリニックではイオン導入やエレクトロポレーションを行います。エンビロンのイオン導入やメソナJでのエレクトロポレーションをすると肌に薬剤や美容成分が浸透し保湿や鎮静を行ってくれます。 そんな梅雨には、美容クリニックでしっかり乾燥ケアをしたいと相談されることもしばしばあります。6月は特にジューンブライド(6月の花嫁)ということもあり、結婚式を間近に控えた患者様もいらっしゃいます

    この記事は、
    マリポサビューティークリニック
    広島光恵医師が監修しています。

  • 肌育注射とは。リジュラン、ジュベルック、ボライト、スネコスなど真皮層を育ててハリツヤのある肌へ導く! 肌のお悩みごとに解説

    Contents 肌育注射とは 毛穴やクレーターが全体的に気になる方 乾燥が気になり肌のハリやツヤ弾力が欲しい方 頻繁にケアできないので持続重視の方 目元のケアだけピンポイントで行いたい方 まとめ 赤ちゃんのようなもちもちっとした弾力のある柔らかい肌になりたい!一度でもそう思ったことがある方は多いのでは? 特に筆者が勤務しているクリニックでは乾燥に悩む患者さんや肌が薄く年々肌の弾力がなくなってきたと悩む方によく相談される内容です。季節の変わり目や花粉の時期など肌が揺らぎやすい時期には乾燥や肌荒れが気になったりもしますよね。今回の記事はそんな揺らぎ肌の方も必見の内容です。 まず、肌はいくつかの層になっており、真皮層という部分が肌の深部にあるのですが、その部分にあるコラーゲンやエラスチンなどが肌の土台だったり肌の支えになっています。老化によってコラーゲン

    この記事は、
    X CLINIC 恵比寿院
    上井廉絵医師が監修しています。

  • ウォーターピーリングで毛穴のお掃除 ハイドラフェイシャルとは

    毛穴の汚れや詰まりはどうしても気になってしまいますよね。指で押し出したり、毛穴用の粘着シートなどの自己処理で無理に毛穴詰まりを解消しようとするとお肌を傷つけてしまったり、負荷がかかることによって毛穴が広がってしまい目立ってしまうなどトラブルの原因となります。 ハイドラフェイシャルはピーリングの効果でお肌を柔らかくし毛穴の汚れをとり、美容液の導入までしてくれる施術です。独自の水流を用いた技術を搭載しているため乾燥や肌荒れなどピーリングで起こりうるリスクを最小限に抑えてくれるところも嬉しいポイントです。どんな効果があり、なぜ多くのクリニックで採用されているほど人気なのか詳しくお話ししていきます。 【監修医師からのワンポイント】ここ数年でピーリング治療が非常に進化し多種類のピーリング剤が導入されてきました。その中でもハイドラフェイシャルはダウンタイムがほぼなく、ツルっとするだけで

    この記事は、
    美容皮膚科医
    田中美紀医師が監修しています。

美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)のコラムを見る

の治療カテゴリ