恒例といって差し支えない美人女医インタビュー、今回は福岡県福岡市にあるタケダスポーツ・ビューティークリニック の皮膚科・美容皮膚科部門の院長である武田りわ先生です。
美容皮膚科を通して、肌のことだけでなく、女性の生き方自体をサポートしようとする姿勢が強く見えたインタビューでした。それではどうぞ!

受験校を決める時点で、「私は医師になる。今日この瞬間、自分の意志で決定した。これからは親を言い訳にしない」と決意しました

ー医師という職業を意識されたのはいつ頃ですか? またその理由はなんでしょうか。

武田先生(以下T):看護師だった母の影響で、病院に出入りすることが多かったのと、母からの期待もあり(苦笑)、小学生の頃から医師という仕事は意識していました。

ただ、真剣に考え始めたのは進路に応じて選択科目を決める高校生の頃。インテリアが好きだったり、絵を描くのが好きだったり、英語が好きで海外を飛び回りたかったりで、それまではインテリアコーディネーター・漫画家・キャビンアテンダントなど様々な職業への憧れを抱く夢多き少女でしたし、医学部に進むのは親の言いなりになっているようで、思春期らしい反抗心もありました。

でも、医・歯・薬、なんらかの形で医療の場で人の役に立ちたいという想いも強く、最後の最後まで医師を諦めきれない自分がいるのも確かで、最終的には高校3年生の時に受験校を決める時点で、「私は医師になる。今日この瞬間、自分の意志で決定した。これからは親を言い訳にしない」と決意しました。

カウンセリングをする武田りわ先生

ー大学をご卒業されてからの簡単な経歴を教えてください。

T:出身校の昭和大学病院で研修、その後は関東労災病院皮膚科や総合高津中央病院を経て、第一子産休中に皮膚科専門医を取得しました。頃合いをみてまた復職……と思っていたところ、主人が先輩の経営する医療法人のスポーツクリニック立ち上げに関わることになり、福岡に転居してきました。

当初は期間限定のつもりだったのが、予想以上に住み心地がよく子育てもしやすい環境だった福岡に惚れ込み、そのまま住み着いてしまいました(笑)。

福岡にきて1年ほど経ち、生活にも慣れた頃から、スポーツクリニックや内科クリニック、総合病院での皮膚科外来や往診の仕事を再開し、主人の開業・移転に伴い現在に至ります。

レーザー治療をする武田りわ先生

目に見える皮膚の症状を、それに適した治療法で改善していくのは、とてもやり甲斐を感じる分野です

ー一般の皮膚科から、美容医療領域に進出されたのはなぜでしょうか。

T:症状が肉眼的に確認できる皮膚疾患を、視診や触診から診断し治療することにとても魅力を感じて皮膚科の道に進みました。当初の関心はもっぱら皮膚疾患だったわけですが、出産後子育てに追われてほったらかしていた自分の肌に、色々な老化のサインを見つけてからは、シミやシワやたるみといった症状も皮膚疾患の延長としてとらえるようになりました。

病的な変化であれ、老化に伴う変化であれ、目に見える皮膚の症状を、それに適した治療法で改善していく、という点においては共通していて、とてもやり甲斐を感じる分野です。

ータケダスポーツクリニックというお名前ですが、他の科目も診療されているのでしょうか。

T:主人が整形外科医で、特にスポーツ整形外科という分野に特化した診療を同じ建物内で行っています。

ー武田先生の得意な施術、症例数が多い施術はなんでしょうか。

T:美容皮膚科を受診される患者様は美容医療初心者の方が多く、ダウンタイムのない治療、針を刺さない治療を好む傾向があるので、光治療・レーザー治療が人気です。

そうした治療で通われている方が、次に踏み出しやすいのがボトックス注射です。

武田りわ先生

ー患者さんはどのような方が多く来院されるのか、よく相談される肌に関する悩みを教えてください。

T:シミ・毛穴・目元の小じわが多いでしょうか。

ダウンタイムがなく当日メイクをして帰れる光治療やレーザー治療は不動の人気です

ーお得な施術メニューのセットが多数ありますが、アンチエイジングの一歩におすすめのメニューはなんでしょうか。

T:やはりダウンタイムがなく当日メイクをして帰れる光治療やレーザー治療(タイタン・ライムライト・ジェネシス)は不動の人気です。

悩みに合わせて、上記メニュー同士やイオントリートメントとの組み合わせから治療を始められるのがおススメです。

ーたとえばボトックスやヒアルロン酸など、美容医療を掲げる機関ほぼすべてで導入されているメニューで、クリニックごとに違いがあるとしたらどのような点でしょうか。

T:製剤の安全性を優先するのか、価格を重視するのか、はっきりとした変化を好むのか、自然な仕上がりを好むのか等、もちろん患者様の意向にはできるだけ沿うように治療はすると思いますが、そこに医師のセンスや好みは多少影響するかもしれません。

全体として、より侵襲が少なく、ダウンタイムが短く、効果が大きい治療法へとシフトしている印象があります

注射を打つ武田りわ先生

ー美容医療は新しいテクノロジーの開発も早いですが、将来的にこれはでてくるというものや出てきて欲しいテクノロジー・機器はありますでしょうか。

T:美容医療の世界はまさに日進月歩の世界です。次々と新しい機器、治療法が発表され、また既存の機器や治療法でも、そのパラメータ設定や使用薬剤が検討され常に進化しているので、学会やセミナーでの情報収集は欠かせません。

どの機器が台頭する……というよりは、全体として、より侵襲が少なく、ダウンタイムが短く、効果が大きい治療法へとシフトしている印象があります。

ー先生自身のスキンケア法を教えてください。おすすめ化粧品などあれば、具体的に教えてください。

T:当院で最も人気があり、私も普段のスキンケアで使用しているのはZOスキンヘルスシリーズ(オバジ)です。組み合わせ次第で、アグレッシブな治療からデイリーのスキンケアまで可能です。

なんといっても、アグレッシブな治療であるセラピューティックの効果が素晴らしく、まさに肌が生まれ変わるスキンケアと言えます。

ー先生が美容医療機関を選ぶこときに、最優先することはなんですか。

T:カウンセリング時に、自分がなりたいイメージをできるだけ正確に医師が共有してくれているか、が大切だと思います。

今のケアが、将来のシミ・シワ・たるみの予防につながり、5年後、10年後には大きな差となって現れます

ー美容皮膚科医になって、一番嬉しかったことはなんですか。

T:肌が綺麗になることで、女性の表情や性格が一段と明るく魅力的に変化していくことです。美容皮膚科は、肌を綺麗にすること自体がゴールではなくて、それによって女性のコンプレックスが軽減したり、自信を取り戻すお手伝いをすることだと思っています。

ー40代過ぎて、美容医療に興味はあるのだが、一歩踏み出すか迷っている方にアドバイスをお願いします。

T:迷っている間にも着実に肌の老化は進んでいます。今のケアが、将来のシミ・シワ・たるみの予防につながり、5年後、10年後には大きな差となって現れます。セルフケアだけで肌の老化を緩めるのには限界があるので、髪の艶を保つために定期的にプロにトリートメントしてもらうように、肌のメンテナンスも定期的にプロに任せてください。

肌が綺麗になり、見た目が若々しくなるということは、「他人からどう見られるか」ではなく「自分がどうありたいか」という問題です

ー女性で肌がきれいなことはどれくらいの価値がありますか。

T:肌の美しさは絶対的な価値だとは思っていません。シミもシワも自分の歴史、魅力だと思える方にとっては、わざわざ今の肌を変えることに価値はないでしょう。

でも、多くの女性は多かれ少なかれ、肌の悩みやトラブルを抱えています。
毎日のメイクでシミを隠したり、温泉旅行でも寝るまでメイクを落とせなかったり……そんな小さな気苦労も積み重なるとかなりの負担です。それから解放されると気持ちも軽く、前向きになれます。

肌が綺麗になり、見た目が若々しくなるということは、「他人からどう見られるか」ではなく「自分がどうありたいか」という問題であり、女性の生き方をより充実したものに変えてくれると思っています。

ー美容医療がもう少し一般的になり、抵抗なく受けられるようになるにはなにが必要でしょうか。

T:昔に比べるとリスクは低く、効果は高く、料金は良心的になってきたとはいえ、いまだに「高い・痛い・怖い」というイメージが根強いのが美容医療だと思います。

そうしたイメージをお持ちの方にとって、まだまだ敷居の高い美容クリニックを受診してみようと思う最大のきっかけは口コミではないでしょうか。信頼のおける身近な方の本音や実際の治療効果を耳にすることで、やっと安心して受診できるのでは……。

ですから、私達医師にできることは、非常にシンプルではありますが、目の前のお一人お一人の患者様に真摯に向き合い、納得のいく治療を提供し、信頼関係を築いていくこと以外にないように思います。

ー将来はタケダスポーツクリニックをどんなクリニックにしていきたいですか。

T:当院のスポーツ整形外科は、9割が10代の患者様なのでご父兄も一緒に受診されています。

お子様の怪我は整形外科、ニキビは皮膚科、お母様のお肌ケアやお父様の健康ケア(ビタミン注射やサプリメント等)は美容皮膚科で……と、ご家族がもっと気軽に相談に立ち寄ってもらえる身近なクリニックになりたいです。

ー最後にみなさんにお聞きしています。若い頃の恋愛で「これは今でも思い出す」ということをそっと教えてください。

T:愛妻家の主人が読んだらヤキモチをやくので、言えません(笑)。

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▼武田医師(タケダスポーツ・ビューティークリニック)監修の各施術詳細(概要、ダウンタイム、費用、リスク等)はこちら

*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込です。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

タケダスポーツクリニック

タケダスポーツ・ビューティークリニック
住所:福岡県福岡市城南区梅林2丁目27-14
電話番号:092-874-3711
診療時間:月~金10:00~17:00 土10:00~14:00
休診日:日・祝

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監修:

武田りわ 医師

タケダスポーツ・ビューティークリニック

昭和大学医学部卒業。総合病院にて皮膚科医の経験を積み、福岡市のタケダスポーツ・ビューティークリニック院長に就任。
第一子育児休暇中に、皮膚科専門医を取得し、ご主人の仕事に合わせて福岡に転居後皮膚科医としての仕事を再開し、現在に至っています。産後の自身の肌の老化、シワやたるみが美容治療を提供するきっかけに。光治療、レーザー治療が人気で患者様の要望に合わせてお得なセット治療を提供しています。

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
日本皮膚科学会など

昭和大学医学部卒
関東労災病院皮膚科
総合高津中央病院等
タケダスポーツ・ビューティークリニック院長

この記事の監修ドクターが所属するクリニック

  • 住所: 福岡県福岡市城南区梅林2-27-14
  • 最寄駅: 福岡市営地下鉄七隈線「福大前駅」より徒歩10分
  • 院長: 武田りわ
  • 診療時間: 月~金10:00~17:00 土10:00~14:00
  • 休診日: 日・祝