シスペラとは(概要・基礎知識)
シスペラはアミノ酸の一種であるシステアミンが7%配合されています。システアミンとは人の母乳に多く含まれている天然由来の必須アミノ酸でL-システインから生成されています。そのため安心して肌に塗って使用することができます。ハイドロキノンで起こる副作用の皮むけ、赤み、かぶれ、光毒性などがないためダウンタイム、副作用が心配な方にはシスペラのほうがお勧めです。またハイドロキノン、トレチノインのように5カ月使用したら3カ月休薬という制限がないため通年性でお使い頂けます。シミや肝斑、くすみの改善、ツヤハリに効果を発揮します。ちなみに新しくなったシスペラにはアイソバイオニックアミドとAHAが新たに配合され、インテンシブ、ニュートラライズ、ブーストの3製品をシステムとして使用します。
薄い肝斑やレーザーでしみが消えなかった方ににおすすめで、シスペラは1カ月ほどの使用で効果を実感することができます。美白効果だけでなく、線維芽細胞に働きかけコラーゲンを増加させる作用があるので使用後数日で肌のモチモチ感、ツヤ感を実感して頂けます。新しいシスペラにはレチノールも配合されているため、目の周囲などは避けて頂きます。
1日1回を16週間継続し、その後は週2回継続することで肌の状態が維持されます。使用方法は、塗布前に肌を十分休め、洗顔後は1時間程度空け、インテンシブを塗布して15分待ったのちにニュートラライズにて洗顔をして、ブーストを塗布。夜はこの3本で完結します。朝はお好きなスキンケア製品をお使いください。
塗布後、熱感やピリピリ感を感じる方もいらっしゃいますが落ち着きます。
シスペラが向いている人(こんなお悩みに)
・肝斑、しみが気になる方・ニキビ跡、色素沈着が気になる方
・くすみ、黒ずみが気になる方
・ハイドロキノンアレルギーの方
・ハイドロキノンのダウンタイムで使用を断念した方
ダウンタイム/経過
塗布後赤みや刺激を感じる方もいますが洗い流すと徐々に落ち着きます。塗布時間を短めから始めるなど工夫して慣れていってください。もし強い赤み、刺激が落ち着かない場合は使用を中止し、購入したクリニックに相談してください。洗顔後1時間ほど待ってる間に乾燥される方は化粧水など塗布し待つことをお勧め致します。
費用
約3.2万円*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。
監修:
田中美紀医師
美容皮膚科医
近畿大学医学部卒。大阪府済生会千里病院、大阪大学医学部附属病院にて研修医修了後、関西医科大学附属病院へ入局。
その後皮膚科の保険治療と並行して、美容クリニックへ。
表参道スキンクリニック大阪院等に勤務。
2021年には世界4大大会であるMrs.Global Earth関西/中四国Wファイナリストに。
近畿大学医学部卒
大阪府済生会千里病院研修医
大阪大学医学部附属病院研修医
関西医科大学附属病院入局
ササセ皮膚科
りょうこ皮ふ科クリニック等を経て
2021年4月~表参道スキンクリニック大阪院勤務
2023年 りょうこ皮ふ科クリニック
美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)の他の治療
美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)に関連する記事
-
フラクショナルレーザーのリスクや気になる痛み、ダウンタイムを実際の詳細経過から解説
Contents フラクショナルレーザーってどんなレーザー? フラクショナルレーザーの種類 フラクショナルレーザーを使用する治療 ニキビ跡、傷跡の治療とフラクショナルレーザー フラクショナルレーザーのリスク フラクショナルレーザーの治療中の痛み フラクショナルレーザーのダウンタイム フラクショナルレーザーの実際のダウンタイム経過の体験談 フラクショナルレーザーの施術間隔 フラクショナルレーザーの治療回数 おわりに 美容医療業界には様々なレーザー治療があります。その数は膨大で、一般の方では、そもそも治療名なのか機械名なのかさえもわからないといった場合が多くあるのではないでしょうか? 肌の悩みで調べてみても多くの治療法や機械の種類から、どれを選択したら良いのか迷ってしまいますよね。 そのような中で、毛穴の開きや肌の質感、ニキビ跡、特に
この記事は、
ガーベラ美容クリニックの
辻川麻実医師が監修しています。 -
フォトフェイシャルの効果、副作用など専門医の見解まとめ!
古くからのことわざに、”色白は七難隠す”というものがあります。このようなことわざが存在するほど、いつの時代でも日本人女性は美白を意識して生活してきたということなのでしょう。そして現代では”ヤマンバ”や”ガングロ”などが一部の若い女性たちの間で流行ったこともありましたが、依然として、抜けるような色白な肌は不動の人気を誇っていますね。それでは、今回は美白を目指す女性たちの心強い味方、フォトフェイシャルとはどのような施術なのか、効果、副作用などを専門医の見解を交え解説して行くことにしましょう。 【監修医師からのワンポイント】 フォトフェイシャルはしみや赤み、しわ、ハリの低下など、様々なお悩みに幅広く効果のあるマイルドな治療です。ダウンタイムも少ないので、美容医療初心者の方もトライしやすく、定期的なお肌メンテナンスにもおすすめの大変人気の治療です。 目次 1.フォトフェ
この記事は、
PRIMA CLINIC (プリマクリニック)の
佐藤亜美子医師が監修しています。 -
トレチノインの効果、副作用は? “お肌の漂白剤”と呼ばれる理由
美容皮膚科でハイドロキノンと並んでよく処方されている成分、トレチノイン。この2つの成分はシミや肝斑、ニキビ跡などの治療で処方されることが多い組み合わせです。ハイドロキノンは「肌の漂白剤」とも呼ばれるほど美白効果が高い成分として有名ですが、トレチノインがどのようなはたらきをするか詳しくご存知でしょうか。ここではトレチノインがどんな成分か、どのような効果があるか、また副作用などについても詳しくお話していきます。 【監修医師からのワンポイント】トレチノインはその効果の高さから、いま注目を浴びている外用薬です。上手に使えばシミだけでなくニキビや毛穴、皮膚のたるみなどさまざまな肌悩みを解決してくれます。効果が高いだけに、使用方法を誤ると皮膚トラブルの原因にもなりかねません。まずは皮膚科での診療をオススメ致します。 目次 1.今更聞けない!美容皮膚科で処方されるトレチノイン
この記事は、
みやびスキンクリニックの
川北梨乃医師が監修しています。 -
美容整形を検討する前に読むべき役立つ医師ブログ9選
女性なら誰もが「もっとキレイになりたい!」と思うもの。美しくなるための手段には化粧品を使ったスキンケアや美肌効果の期待できるサプリメントなどいろいろありますが、こうした手段と一線を画した効果が期待できるのが美容整形・美容医療の施術です。 美しくなるための最終手段といってもいい美容医療ですが、効果、副作用やダウンタイム、高額な料金に対する不安が大きいのも事実。このような不安を持っている方に是非、チェックして欲しいのが美容外科や美容皮膚科のクリニックの医師のブログです。ここで美容整形を検討する前に読むべき本当に役立つ医師ブログ10選を紹介します。 「美容外科開業医の独り言」 みやた形成外科・皮ふクリニック・宮田成章医師 東京・虎ノ門にある「みやた形成外科・皮ふクリニック」の院長・宮田成章医師のブログ。自身が「業界ではマニアックな美容外科医・形成外科医とし
-
イオン導入の効果とビタミンCほか導入成分一覧+市販も紹介
美容皮膚科でのイオン導入は価格も安く気軽に受けられる施術のひとつです。ここからは美容皮膚科で行われている最新のイオン導入の施術について詳しく説明していきます。 2-1.美容皮膚科のイオン導入は何が違うの? ■マシンの性能が高い イオン導入はそれほど出力パワーを上げる必要のない施術ですが、マシンそのものが高品質であるのがポイント。効果が持続しやすく、家庭用美顔器とは使用感も異なるようです。 ■医療機関でしか使えない成分を導入できる ビタミンC誘導体やプラセンタは化粧品原料を販売しているショップで購入することができますが、トランサミンのように医療機関でしか扱えない成分もあります。クリニックならこのような、より効果が高い成分もイオン導入することが可能です。 2-2.イオン導入とエレクトロポーションの違い イオン
この記事は、
しのぶ皮膚科の
蘇原しのぶ医師が監修しています。 -
夏にオススメの医療機関専売コスメ。初めてのかた選び方教えます!
Contents 本当に怖い!?紫外線ダメージ 肌トラブルと美容成分 このトラブルにこのコスメ おわりに 夏といえば紫外線。6〜8月は一年で一番紫外線が降り注ぐ時期です。紫外線によってさまざまな肌トラブルが起こってしまう可能性があります。 ・日焼けによる肌のヒリヒリ ・日焼けからシミになってしまう恐怖 ・肌のくすみ感 他にも夏特有のトラブルでは ・エアコンによる肌の乾燥 ・皮脂やテカリ これらのお悩みを少しでも自宅ケアで抑えていきたい!そんな時できるだけしっかりと効果を出すために、医療機関で販売されているコスメを使用してみようかなと考える方が最近では増えています。 でも、数多くある医療専売コスメの中から、どのコスメが自分に合っているのかわからないという声も多く聞きます。 今回は夏の肌トラブルについてとトラブル別に効果的なコスメをいくつかチ
この記事は、
宮崎台スキンクリニックの
藤井真未医師が監修しています。
他の治療カテゴリ
スポンサーリンク
