膣縮小・膣壁縮小とは
最終更新日:2020年7月10日
膣縮小・膣壁縮小とは(概要・基礎知識)
生まれつき、加齢、出産により緩んでしまった膣、膣壁を外科的治療で縮小させます。女性器の美容外科的治療はとてもデリケートな内容です。特に膣のゆるみはパートナーとの関係性にも大きく関わるだけでなく、膣のゆるみは尿漏れ等の日常生活にも影響を及ぼします。
膣縮小の方法としては、筒である膣の壁の粘膜を3〜4cm切除し縫合することによって物理的に縮める方法がメインになります。施術時間も30分~1時間で終わります。クリニックによって術後2日間はタンポンを入れ、抗生剤入りのローションを処方するクリニックもあります。また抜糸については溶ける糸を使用するため必要ありません。術後約1カ月は性交は控えてください。
膣壁縮小はクリニックによって施術方法がいくつかあります。より長期的に根本的に改善する方法としては、緩んでいる膣壁の筋肉を縫い合わせる方法があります。また、膣の壁をその裏側からボリュームを出すことで膣の内腔を狭くする方法として、ヒアルロン酸や脂肪注入という方法もあります。またヒアルロン酸は6カ月~で吸収されてしまいます。
膣縮小・膣壁縮小が向いている人(こんなお悩みに)
・膣が緩んでいると感じている方
・出産後膣が緩んでしまった方
施術の流れ
大まかな痛み腫れは約1~2週間で落ち着きます。
術後3、4日は僅かながら出血・腫れがあるため、ナプキンやタンポンで圧迫の必要あります。
術後1カ月で性交可能。通常溶ける糸を使用するため抜糸はありません。
※ご自身の脂肪使用の場合は脂肪吸引部位の圧迫、抜糸があります。
費用相場
23~40万円
リスクと副作用
腫れ、出血、感染、内出血、膣入口付近の縫合のみでは効果が薄い可能性あり

監修: 平田麻梨子医師
La Clinique Ginza
佐賀大学医学部卒業。大学病院にて勤務後、大手美容外科にて院長を経験。2018年からLa Clinique Ginza勤務。
学生のころニキビ肌に悩まされた経験から美容医療の道へ。婦人科形成が得意で、カウンセリングでの柔らかい雰囲気がデリケートな悩みを抱える女性に寄り添います。休日はパーソナルトレーナーがいるジムや料理教室に通い内側、外側からの美しさを追求しています。
佐賀大学医学部卒
九州大学病院、国立機構九州医療センターで研修を受ける
2013年湘南美容クリニック勤務、分院長を歴任
2018年自由診療、保険診療両分野の医師として活躍中
婦人科の治療
婦人科の治療が受けられるクリニック
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