メソガンとは(概要・基礎知識)

メソガンとはフランスで開発された皮内注射器です。名称のとおり先端に極細の針がついたガン(銃)のような見た目の機器です。皮膚に直接ヒアルロン酸などの美容成分を1秒間に約7ショット注入し、針による刺激でコラーゲンが生成され、一度の施術で最大1万ショット以上を注入することで保湿、エイジングケア、美白、ニキビ跡改善など様々な肌の悩みに対応することができます。

最近では薄毛治療にも使用されており、従来の治療では頭皮に直接注入の場合、痛みや腫れが強く出てしまっていましたが、メソガンでは痛みが抑えられたため使用することが可能になりました。

メソガンは極細の針を使用するため痛みが少ないです。注入の圧や深さを細かく調整することができるため一人ひとりに合わせて効果的な注入が可能です。注入液はヒアルロン酸以外にも、幹細胞培養上清液、PRPなどクリニックにより薬剤が異なります。持続期間は使用する薬剤により異なりますがおおよそ3カ月~6カ月です。

メソガンが向いている人(こんなお悩みに)

・シワが気になる方
・毛穴の改善
・肌質改善
・薄毛治療
・通常の注入治療で、目の際への治療など幅広い悩みに対応可能です。

ダウンタイム/経過

施術中、直後は赤み、ほてりを感じる場合があります。また針穴や内出血がでる可能性がありますが、約1週間で落ち着きます。メイクは翌日から可能。数日間は強くこすったり、マッサージは控えてください。

費用

1.9~57万円 ※注入液により変動あり

リスク・副作用

赤み、内出血、施術部位のほてり、まれに出血、血腫、感染、化膿、アレルギーによるアナフィラキシーショック

【すぐに探せます![地域✕施術]全国おすすめクリニック一覧はこちら】

*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

監修:

中島菓医師

美容皮膚科医

美容皮膚科専門のフリーランス医師として複数クリニックに勤務。youtubeでは美容医療だけではなく、韓国コスメ、旅行などの動画をあげている。youtubeのフォロワーは万超え。自分自身の体験から、若い子たちには肌をきれいになってもらいたく、正しい情報を伝えていく。
現在は、La Clinique 新宿院、 ARK SKIN CLINICに勤務。

2010年 渋谷教育学園幕張高校卒業
2016年 帝京大学医学部医学科卒業
2016年 東邦大学医療センター大橋病院勤務
2018年 湘南美容クリニック美容皮膚科
2020年 スマートクリニック東京
2021年 RINクリニック銀座

美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)の他の治療

美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)に関連する記事

  • ママが溶ける糸(ショッピングリフトなど)の施術初体験! ビフォア・アフター症例写真つき/有楽町高野美容クリニック

    子育ては楽しいけど大変!元気盛り4歳男児と格闘の日々 現在、4歳の男児を子育て中の山本(33歳)と申します。息子は今年4月から幼稚園に通う活発な男の子です。息子が幼稚園に通っている間、広告関係のパートタイマーとして勤務しています。 今まで息子と外出する時は家を出るまでが戦いの毎日でした。食事にお着替え、歯磨きをするのに鬼ごっこのように追っかけ回す状態(笑)。私自身支度をする時間はありません。日焼け止めを塗って終わり。さあ出かけようと外にでると外に出ても追っかけ回す……というのが日常でした。 大変でイライラすることも多々ありますが(苦笑)、子供と触れ合う時間はとても貴重で今しかできない特別な時間でもありました。そんな息子も幼稚園に通うようになり自立心が芽生え、身の回りのことを自分で率先してやるようになりました。母親の出番もほんの少しですが少なくなっていき、頼もしくなった息

    この記事は、
    有楽町高野美容クリニック
    高野邦雄医師が監修しています。

  • 二の腕ぶつぶつの正体と治し方を網羅して紹介!

    ノースリーブの服を着たいという時に気になるのが二の腕のぶつぶつ。「なんだか鳥肌みたいでイヤだな」と悩んでいる人も少なくないのではないでしょうか。ここの部分にぶつぶつがあると、なかなか思うようにファッションも楽しめませんよね。 ここでは、二の腕のぶつぶつの原因と治療方法について解説していきますので、お悩みの方はぜひ参考にしてくださいね。 【監修医師からのワンポイント】自覚症状は伴わない見た目だけの症状ではありますが、尿素やサリチル酸などの角質を柔らかくする塗り薬だけでは、一時的な改善しか期待できないことがほとんどです。加齢と共に自然治癒することもありますが、美容医療の力を借りて、皮膚への直接的な施術でアプローチしてみるのもおすすめです。 目次 1.二の腕のぶつぶつの原因は? 1-1.肌のターンオーバーの異常 1-2.遺伝 1-3.ホルモン代謝の影響 2.二の腕のぶ

    この記事は、
    あゆ皮フ科クリニック
    菊澤亜夕子医師が監修しています。

  • ボトックス注射の意外と知られていないこと、現場目線で美容ナースが徹底解説

    Contents ボトックスとは ボトックスの種類 ボトックスの副作用 ボトックスの価格 注入する箇所 まとめ 太陽の光が眩しかったり、体をどこかにぶつけて痛みがある時に出てくる眉間のシワは年代問わず起こり得ます。ただ、そのシワは年齢を重ねれば重ねるほどに残ってしまうのです。咄嗟の時だけでなく、常におでこや眉間のシワがあるととても老けた印象を与えてしまいます。 子どもにおばあちゃんの絵を描いてと言うと、シミではなくシワを描くことが多いことからもパッとみて年齢を感じてしまう部分だということがお分かりいただけるかと思います。ある調査で自分と友人の顔で、気になるポイントを考えた結果では1位はどちらもたるみなのですが、自分で気になる2位はシミで、友人の顔で気になるポイント2位はシワだったのです。※1 著者の勤務するクリニックではシミを気にして来院さ

    この記事は、
    上野美容外科•美容皮膚科
    伊藤裕子医師が監修しています。

  • そばかすは消えないって思ってない? そばかすをきれいにするための3つの方法

    「そばかすは可愛らしい」という印象を持つ方は多くいますが、実際にそばかすがあることで悩んでいる方が多いのも事実。「小さい頃はそばかすって言えたけど、大人になったらただのシミって思われる」、そんな友達の発言を聞くこともしばしばあります。でも現代の美容医療ならそばかすだってきれいに治療することが可能なのです。 今回はそばかすの治療方法について詳しく解説していきます。 【監修医師からのワンポイント】 そばかすは遺伝的な要因もあるため、一度改善しても再発しやすいタイプのシミです。光やレーザー治療、内服治療、外用治療などを併用することで、再発しにくくなりますので、医療機関でよく治療方針を相談して治療を行うことが大切です。 そもそもそばかすって何?シミと何が違うの? そばかすは別名「雀卵斑(じゃくらんはん)」と呼ばれます。そばかすの見た目がすずめの卵の表面に似ている

    この記事は、
    PRIMA CLINIC (プリマクリニック)
    佐藤亜美子医師が監修しています。

  • トレチノインの効果、副作用は? “お肌の漂白剤”と呼ばれる理由

    美容皮膚科でハイドロキノンと並んでよく処方されている成分、トレチノイン。この2つの成分はシミや肝斑、ニキビ跡などの治療で処方されることが多い組み合わせです。ハイドロキノンは「肌の漂白剤」とも呼ばれるほど美白効果が高い成分として有名ですが、トレチノインがどのようなはたらきをするか詳しくご存知でしょうか。ここではトレチノインがどんな成分か、どのような効果があるか、また副作用などについても詳しくお話していきます。 【監修医師からのワンポイント】トレチノインはその効果の高さから、いま注目を浴びている外用薬です。上手に使えばシミだけでなくニキビや毛穴、皮膚のたるみなどさまざまな肌悩みを解決してくれます。効果が高いだけに、使用方法を誤ると皮膚トラブルの原因にもなりかねません。まずは皮膚科での診療をオススメ致します。 目次 1.今更聞けない!美容皮膚科で処方されるトレチノイン

    この記事は、
    みやびスキンクリニック
    川北梨乃医師が監修しています。

  • 肌管理の本命、LDM(水玉)リフティングとは。マシュマロのような弾力のある肌に。初心者にぜひ

    美容大国である韓国ではコロナ禍が落ち着きを見せている現在、肌管理と称して美容外科のみならず美容皮膚科治療が20代女性を中心にとても人気になっています。韓国は美容クリニックに最新の機械が数多くあるというだけでなく、価格が日本と比べてかなり手頃であり、旅行も兼ねて美容クリニックを訪れる方が増加しているそうです。 美容皮膚科といっても日本ではまだまだ敷居が高いと言われる方も多く、韓国ではテープやガーゼを顔に貼ったまま街を出歩いている方が普通にいることもあり、日本と比べてもとても敷居が低くなっています。美容クリニックに抵抗のある日本人でも、観光ついでに気軽に美容医療へチャレンジしやすいことも要因の一つかと思います。 最近では、InstagramやTikTokなどのSNSで美容管理Vlogや美容DayVlogなど美容クリニックで施術を受けている様子を動画で投稿している観光客も多く、SNS

    この記事は、
    ウィクリニック 銀座院
    常岡有希子医師が監修しています。

美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)のコラムを見る

の治療カテゴリ