サイトリッチACRSとは(概要・基礎知識)
サイトリッチ(ACRS)とは「自己血サイトカインリッチ血清治療」のことです。PRP治療と同じく、自分の血液から成長因子と炎症誘発性サイトカインを抑える物質を高濃度で増やし、抽出した血清を衰えた毛包や皮膚に注入することで再生を働きかける治療になります。日本ではまだ導入されて間もない治療ですが、開発国のドイツでは以前から広く利用されているため実績がある治療です。エイジングケアの他にもニキビ治療やアトピー治療などにも効果を発揮します。
人の老化(しわ・たるみ)は蓄積された老化細胞が慢性炎症をしているため引き起こされます。炎症を抑えるサイトカインをいれることで肌トラブルが改善し、肌質の向上へと導きます。
血液を10㏄ほど採取し専用キットに入れます。専用キット内のポリマーに血小板が吸着してサイトカインを放出させます。より多くのサイトカインを放出させるために37度の温度で約3時間待ちます。サイトカインは37度に保つことで増殖します。
その後、遠心分離機を使用して血球と血清に分離させ、血清成分のみを取り出し、血清をろ過して抗炎症性サイトカインを取り出します。そして注射、ダーマペン、水光注射、メソガンなどで顔全体や頭皮へ注入をします。
サイトリッチACRSが向いている人(こんなお悩みに)
・目の小じわ、たるみ、ほうれい線が気になる方・肌のハリが気になる方、毛穴、ニキビ跡が気になる方
・くすみやクマが気になる方
・薄毛が気になる方
ダウンタイム/経過
顔全体の注入は腫れ、赤みがでますが徐々に落ち着きます。部分注入の場合は内出血がでることがありますが1~2週間で改善します。
費用
10~30万円 ※施術部位、回数により変動ありリスク・副作用
内出血、赤み、腫れ【監修医師からのワンポイント】
ACRSは再生医療の中でも比較的早期から効果が期待でき、また炎症を抑える効果が高くにきび・湿疹などの肌トラブルや肝斑にも効果があります。とくに皮膚が弱っているときにも積極的にお勧めしやすい治療です。
*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。
監修:
脇田尚子医師
フォーシーズンズ美容皮膚科クリニック神戸院
神戸大学医学部卒業。兵庫県内大学病院等皮膚科勤務で研磨を積み、2020年フォーシーズンズ美容皮膚科勤務。肌の再生医療でオーダーメイドの注入治療を中心に、メスを使わないエイジング治療を行なっています。デザイン力には自信あり。現在は2号院(神戸院)院長を務める。
2011年 神戸大学医学部 卒業
2011年 神戸掖済会病院 研修
2013年 神戸大学病院皮膚科、神戸西市民病院皮膚科
2014年 兵庫県立加古川医療センター皮膚科
2015年 東神戸病院皮膚科
2020年 フォーシーズンズ美容皮膚科 勤務
エイジングケアの他の治療
エイジングケアに関連する記事
-
肌を育てるヒアルロン酸ジャルプロを詳細解説。併用すると効果的な治療も紹介
Contents ヒアルロン酸とは ヒアルロン酸の種類 ジャルプロの特徴 老化と真皮細胞外マトリックス(ECM)、皮下組織のリガメントのお話 ジャルプロに似ている施術、組み合わせたい施術 【監修医師からのワンポイント】ジャルプロをはじめとしたECM製剤で真皮を日頃からケアしておくことは、見た目にハリが出たり、小じわが改善したりという効果はもちろん、レーザーの反応を高めたり、炎症に耐えうる肌につながったりという効果もあります。また、針による注入の刺激自体が細胞がコラーゲンやエラスチンの生成、血流の促進、炎症をおさえる、などの生理的な応答を引き起こすため、多方面から皮膚のレジュビネーションを図ることが可能です。ジャルプロはご自身の持つポテンシャルをほんの少し後押しする、そんな治療です。 ヒアルロン酸とは ヒアルロン酸の注入といえば頬の
この記事は、
ART LOUNGE CLINICの
中野陽子医師が監修しています。 -
水の森式ヒアルロン酸リフトを竹江総院長が詳細解説
従来のヒアルロン酸注入とは異なり、“埋める”ではなく、“引き上げ”(リフトアップ)の概念で施術を行うヒアルロン酸リフト。現在テレビや雑誌でも取り上げられ、注目されています。水の森美容外科総院長の竹江先生にヒアルロン酸リフトについて、他のエイジング治療との比較もまじえながら、わかりやすく解説していただきました。 今までのヒアルロン酸治療とは何が違うの?糸のリフトの方が効果的なのでは?そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。治療の根本的な考えから丁寧に説明されているので、初めてエイジングケア治療を検討されている方は必見。40代後半男性のモニターさんによるビフォーアフターの写真付きで、女性だけではなく男性の中高年層にも興味深い内容になっています! 顔全体のリフトアップは手術というケースが多かったのが、ヒアルロン酸注入で対応できるように進化しました ー今回はエイ
この記事は、
水の森美容クリニック 東京銀座院の
竹江渉医師が監修しています。 -
ママが溶ける糸(ショッピングリフトなど)の施術初体験! ビフォア・アフター症例写真つき/有楽町高野美容クリニック
子育ては楽しいけど大変!元気盛り4歳男児と格闘の日々 現在、4歳の男児を子育て中の山本(33歳)と申します。息子は今年4月から幼稚園に通う活発な男の子です。息子が幼稚園に通っている間、広告関係のパートタイマーとして勤務しています。 今まで息子と外出する時は家を出るまでが戦いの毎日でした。食事にお着替え、歯磨きをするのに鬼ごっこのように追っかけ回す状態(笑)。私自身支度をする時間はありません。日焼け止めを塗って終わり。さあ出かけようと外にでると外に出ても追っかけ回す……というのが日常でした。 大変でイライラすることも多々ありますが(苦笑)、子供と触れ合う時間はとても貴重で今しかできない特別な時間でもありました。そんな息子も幼稚園に通うようになり自立心が芽生え、身の回りのことを自分で率先してやるようになりました。母親の出番もほんの少しですが少なくなっていき、頼もしくなった息
この記事は、
有楽町高野美容クリニックの
高野邦雄医師が監修しています。 -
シワや血管、“老い”が出る手の甲(手背)の美容医療とは。大切な普段の自宅ケアも解説
Contents なぜ手の甲(手背)で特に老いを感じるのか 手の甲(手背)への美容医療施術 自宅でできる手の甲(手背)のケア まとめ よく、芸能人で顔はとても若々しく綺麗なのに、体のパーツで老いを感じるなんてことありませんか?よく言われるパーツとしては首と手の甲が挙げられます。また、美容医療に初めてくる方の中にお悩みとして顔と一緒に相談されるケースもとても多いです。 「普段は気にしていなかったけれど、気づいたらしわしわでおばあさんのような手になってしまって、どうして良いのかわからない。なんとかなりませんか」と患者様からよく聞かれます。確かに、手の甲や首はパーツとしてよく目に入る部分ですし、顔はUVケアや保湿をしっかりしていても、体はUVケアや保湿ができていないという方がとても多いです。 ロート製薬の調査では、半数が顔と髪の次に、手に老化を感じていることが
この記事は、
ATSUKO CLINIC 美容・形成外科の
高原厚子医師が監修しています。 -
品川美容外科 新宿院 板井徹也医師【イケメン医師に会いたい! 第十一回】
人気企画「イケメン医師に会いたい!」第十一回は美容医療を全国に提供し続けて31年、品川美容外科新宿院院長の板井徹也(いたいてつや)先生です。 俳優の玉木宏さんを彷彿とさせる爽やかな笑顔と落ち着いた優しい語り口調が印象的です。もともとは救急医としての経歴をもち、同期の医師からの誘いで美容医療に転身された板井先生。リピーターの患者様を大切にするクリニックの院長として、患者様と真摯に向き合い、クリニックグループ全体のことまで考えて日々の診療をされている姿勢が見えました。 板井先生に美容医療に対して感じていることや、話題の治療や流行しそうな美容医療について詳しく語っていただきました。 父親は頭が良く、真面目で生徒会長を務めるような人でした。医学部を目指していましたが、当時は医学部に行かせる資金がなく、進学を断念した父の願いを叶えたいと思いました ー医師を志した理由を教えて
この記事は、
品川美容外科 新宿院の
板井徹也医師が監修しています。 -
失敗しないクリニック・医師選びのコツは女医の顔にあり!?〜対談・原かや院長(八重洲形成外科・美容皮膚科)✕北条かや
30歳。アンチエイジングを始めるにはまだ早い気がするけれど、どんなケアをすればいいの?美容皮膚科・外科って怖くない?そんな疑問を解決すべく、八重洲形成外科、美容皮膚科院長の原かや先生にお話を伺うシリーズ、後編です。かや先生の「美の秘訣」や、信頼できる美容外科の選び方など、内容盛りだくさんの後編、スタート! ▼原かや先生、北条かやさん対談記事の前編や他の記事はこちら [ctb column] 早い段階から施術して、40~50代になったときに綺麗でいられるのが理想 北条かや(以下H):タカナシクリニックの高梨先生いわく、実年齢マイナス3割は若見せできるらしいんです。エイジングの治療でどれくらい若返るか、知りたいのですが。 原先生(以下K):難しいですね。たとえば45歳で初めて美容外科に行って、若返る施術を考えるよりは、早い段階(ちょっと老けたかな?というような段階)から美容外
この記事は、
八重洲形成外科・美容皮膚科の
原かや医師が監修しています。
他の治療カテゴリ
スポンサーリンク
