ヒアルロン酸注入(ヒアルロン酸豊胸、プチ豊胸術)とは(概要・基礎知識)

メスを使わずに手軽に0.5~2カップ程度、胸のサイズアップを行うことができます。注入方法、注入層はクリニックにより様々ですが乳腺組織と胸筋の間に注入します。施術時間は30分ほどで痛みに弱い方は静脈麻酔、笑気麻酔で痛みを緩和することが可能です。

ダウンタイムがないため、翌日には学校や会社に行くことが可能です。持続期間は約1年半~2年で、一度で希望量を注入するよりも6カ月程間隔をあけて注入することが多いです。ヒアルロン酸は体内に吸収されるため、希望のサイズにならないということがあります。
使用するヒアルロン酸はクリニックにより異なりますが、SUB-QやマクロレインVRF30より粒子が丸くソフトで感触が柔らかいマンマリーヒアルや親水性ゲルで、98%は自然物質の水分で作られているアクアフィリング等使用するクリニックもあります。

ただし、ヒアルロン酸注入後しこりになる可能性や胸のエコー、マンモグラフィーが受けられない場合があります。

ヒアルロン酸注入(ヒアルロン酸豊胸、プチ豊胸術)が向いている人(こんなお悩みに)

・切らずに手軽に豊胸したい方
・短いダウンタイムで胸を大きくしたい方
・左右差を整えたい方
・シリコン程のサイズアップを望まない方

ダウンタイム/経過

痛み、腫れはあまり強く出ません。注入箇所は約1週間赤く腫れる可能性があります。
内出血は術後1~2週間で消失します。術後ブラジャー装着が可能で胸部の固定は必要ありません。

費用

10cc2.5~13万円 片側10cc~100cc前後の注入が推奨されます※クリニックにより注入手技料金が発生します

リスク・副作用

アレルギー反応、皮膚の壊死、一時的な痺れ、注入部位の凸凹、左右差、感染、乳がん検診が受けられない場合がある

*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

監修:

南寿美医師

BIANCAクリニック銀座

埼玉医科大学医学部卒業。皮膚科医として勤務を経て、2019年にBIANCAクリニックへ。
様々な美容外科施術をおこなっていますが、特に皮膚科医としての知識を活かして美容皮膚科施術にあたり、ドクターズコスメの知識も豊富。 またヒアルロン酸注入の症例がSNSに多く掲載されており、特に涙袋形成には患者様の魅力を最大限に引き出せるように工夫をしています。

埼玉医科大学医学部 卒業
東邦大学医療センター大橋病院 勤務
2018年 東京慈恵会医科大学皮膚科 勤務
2019年 BIANCAクリニック入職



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