ハイドロキノンとは(概要・基礎知識)

「お肌の漂白剤」とも呼ばれており、アルブチンやコウジ酸の約100倍の美白作用がある成分です。医療機関では外来受診の上、軟膏として処方されます。

ハイドロキノンは、シミの原因となるメラニンを合成するチロシナーゼという酵素の作用を弱めることでメラノサイトの働きを抑え、メラニンの数を減らします。すでに肌にあるシミを薄くし、これからできるシミも予防することができます。また、摩擦による色素沈着やケガや手術跡部分の色素沈着の治療にも使用されます。

医療機関では、5%〜10%と低濃度から高濃度まで取り扱いがあるため、シミの濃さに応じて濃度を使い分けられるメリットがあります。これに対して市販のハイドロキノン配合の化粧品は濃度が低く価格も1万円以上と高額で、できてしまったシミを薄くする効果はありません。

クリニックによってはトレチノインと併用して治療をおこなう場合もあります。肌のターンオーバーを促進させるトレチノインとメラニンを薄くするハイドロキノンを併用することで患部だけ代謝を早め、より効果的にシミを薄くすることが可能です。

ハイドロキノンが向いている人(こんなお悩みに)

・シミ、肝斑、にきび跡が気になる方
・炎症後色素沈着を改善したい方

ダウンタイム/経過

塗布後、ピリピリとした刺激や赤みが出ることがあります。
2~3日でおさまるとされているが続く場合は一旦使用を中止し受診しましょう。
軟膏は冷蔵庫保管、約1カ月で使い切り、使用中は日焼けしないよう紫外線対策をする必要があります。

費用

10g(約1カ月分)で4,000円〜8,000円

リスク・副作用

ピリピリとした刺激、赤みが出ることがあります。部分的に肌の色が白く抜ける白斑が現れたときは使用を中止し、医師の診察を受けるようにしましょう。

【すぐに探せます![地域✕施術]全国おすすめクリニック一覧はこちら】

*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

監修:

蘇原しのぶ医師

しのぶ皮膚科

東海大学医学部卒業。皮膚科医として大学病院で経験を積み、都内の皮膚科にて副院長を歴任。2016年しのぶ皮膚科開院し院長に就任。
しのぶ皮膚科では、一般皮膚科治療はもちろん、美容治療はヒアルロン酸注入を中心に、先生目当てに患者様が来ている。安心してリピートできるクリニックとして人気に。さまざまなSNSで積極的に発信、テレビ出演も多数。

日本アンチエイジング外科・美容再生研究会認定医
日本皮膚科学会会員など

東海大学医学部卒
北里大学皮膚科
獨協大学皮膚科
新宿皮フ科副院長
しのぶ皮膚科院長

美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)の他の治療

美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)に関連する記事

  • 夏にオススメの医療機関専売コスメ。初めてのかた選び方教えます!

    Contents 本当に怖い!?紫外線ダメージ 肌トラブルと美容成分 このトラブルにこのコスメ おわりに 夏といえば紫外線。6〜8月は一年で一番紫外線が降り注ぐ時期です。紫外線によってさまざまな肌トラブルが起こってしまう可能性があります。 ・日焼けによる肌のヒリヒリ ・日焼けからシミになってしまう恐怖 ・肌のくすみ感 他にも夏特有のトラブルでは ・エアコンによる肌の乾燥 ・皮脂やテカリ これらのお悩みを少しでも自宅ケアで抑えていきたい!そんな時できるだけしっかりと効果を出すために、医療機関で販売されているコスメを使用してみようかなと考える方が最近では増えています。 でも、数多くある医療専売コスメの中から、どのコスメが自分に合っているのかわからないという声も多く聞きます。 今回は夏の肌トラブルについてとトラブル別に効果的なコスメをいくつかチ

    この記事は、
    宮崎台スキンクリニック
    藤井真未医師が監修しています。

  • 美容皮膚科でのケミカルピーリングのバリエーションとは。お肌悩みに合ったピーリングの選択とダーマペンとの親和性

    美容皮膚科で施術を受けるお肌の生まれ変わりを助けるケミカルピーリングですがマッサージピール(コラーゲンピール)、ミラノリピール(バイオリピール)、リバースピール、ウーバーピールなど沢山の種類があります。 それぞれどのような効果があり、どのような肌悩みの改善が期待できるのかご存じですか?美容皮膚科で勤めている経験を活かし、レーザーやダーマペンなど他の施術との相乗効果が高い組み合わせについてもお話ししていきます。 【監修医師からのワンポイント】 ピーリングには様々な種類があり、さらに他の施術と組み合わせることもできるので、お肌のお悩みに合わせた施術が可能です。1回でもピーリング効果を感じられますが、 肌質改善を実感するためには、定期的に複数回の施術をおすすめします。 市販品と美容皮膚科で受けられるピーリングの違いとは そもそも薬局やデパートで売っている市販のピ

    この記事は、
    ウェンデルクリニック
    下里柚季医師が監修しています。

  • ルミキシルの口コミ、使用法など。低刺激の美白クリーム

    市販の美白化粧品に使用されている成分にはビタミンC誘導体やアルブチン、コウジ酸などがあります。高価なものも多いようですが、あまり変化が感じられないという方も多いのではないでしょうか。また、クリニックで処方されるハイドロキノンは一定の効果があるものの、刺激を感じたり肌が白ぬけしたりする恐れがあるため万人向けとは言えません。そこで注目したいのが、次世代美白成分と呼ばれるルミキシルです。ルミキシルはほとんど刺激がなく、肌トラブルの心配をせずに透明感のある肌に導いてくれる成分として人気があります。ここでは美白成分ルミキシルについて詳しく解説していきます。 【監修医師からのワンポイント】ルミキシルは朝晩の使用が可能なこと、かぶれにくく敏感肌の方でも使用できることから、リピーターさんが多いアイテムです。私もずっと愛用しています。正しいスキンケアや、美容内服との併用でより美白効果が高まっていきます

    この記事は、
    みやびスキンクリニック
    川北梨乃医師が監修しています。

  • これってもしかして肝斑……? 多くの女性を悩ませる肝斑の特徴とその治療法とは

    【監修医師からのワンポイント】 肝斑は完治が難しい、やっかいなシミの一種です。内服治療や外用治療、レーザーなどを組み合わせて複合的な治療が必要になります。ご自身でも普段から紫外線ケアや、洗顔やメイクのときにこすらないように注意するなど、肝斑を悪化させない工夫をしっかりと行ってくださいね。 そもそも肝斑って何? 肝斑(かんぱん)という言葉を一度は耳にしたことがある人は多いと思いますが、肝斑はいわゆるシミの一つです。 ほほ骨から鼻にかけての部分や額、口の周りにみられることが多い薄茶色の色素斑で、左右対称に出現するのが特徴です。また輪郭はあいまいではっきりしないものが多く、広い範囲にもやっと広がって見えます。 一般的にシミと呼ばれているものは老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)といい、こちらは左右対称にできるものではなく輪郭もはっきりとしているものが多いため、

    この記事は、
    PRIMA CLINIC (プリマクリニック)
    佐藤亜美子医師が監修しています。

  • 自己血液のPRP使用するヴァンパイアフェイシャルとニキビ跡治療の今

    思春期ニキビや大人ニキビができやすい方、できやすかった方も多いのではないでしょうか?私もそのひとりです。高校生の頃から20歳頃まで本当にニキビで憂鬱でした。その、思春期ニキビが落ち着いた今の悩みはニキビ跡の色素沈着やクレーターです。 クレーターはニキビが炎症を過度に起こすと肌の奥の真皮層まで炎症が広がり肌の表面が凸凹することによっておこります。クレーターといっても、小さい穴が深く開いたアイスピック型や凹みは滑らかですが広く窪んだローリング型、頻度として最も多い、表面が90度程度ボコっと窪んだボックスカー型といった種類があります。ニキビ跡の色素沈着やクレーターの治療もさまざまありますが、なかなか効果をはっきりと感じるものは少なく、地道な長い治療が必要です。 ニキビ跡治療にはダーマペンというくらい肌治療の中でもダーマペンは人気があります。 そのダーマペンの中でも、ニキビ跡治療の

  • ダーマローラーの効果や費用は。ニキビ跡、毛穴改善に

    肌がもつ本来の機能にはたらきかけて肌質を根本的に変えていく画期的な方法、ダーマローラー。でこぼこになっているニキビ跡や開いた毛穴といった化粧品を使ったケアでは解消できないトラブルを改善してくれるとして人気の高い施術です。最近は自宅でできるダーマローラーも販売されているので興味を持っている方も多いのではないでしょうか。ここではダーマローラーについて詳しくお話していきます。 目次 1.肌質を根本改善!ニキビ跡や妊娠線にも効くダーマローラーとは 1-1.ダーマローラーとは 1-2.ダーマローラーの効果 1-3.ダーマローラーのメリット 1-4.ダーマローラーのデメリット・副作用とダウンタイム 2.ダーマローラーを受ける方法 2-1.ダーマローラーはセルフでできる? 2-2.美容クリニックでのダーマロ

美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)のコラムを見る

の治療カテゴリ