TCAクロスとは(概要・基礎知識)

TCAクロスとは高濃度のトリクロロ酢酸(TCA)を用いたニキビ跡によるくぼみ、クレーターに対してピンポイントで行う治療法です。

TCAを用いた治療法には他にもTCAピーリングがありますが、ピーリングで使用されるTCAの濃度は10〜15%と低く、古い角質を取り除いて、肌のターンオーバーを促進させることが目的となります。もちろん広範囲に塗布することが可能です。

一方でTCAクロスで使用されるTCAの濃度は50〜100%と高濃度です。高濃度の酸の作用が加わることで、皮膚の表皮だけでなく、真皮の組織まで強制的に破壊されます。破壊された組織を再生する際にコラーゲン等の生成が促されることでニキビ跡によるくぼみ、クレーターを目立たなくしていきます。

しかし、浅くて小さなクレーターについては治療適応外となり、開口部が狭く(2mm以下)、レーザーやダーマペンが届かない真皮層まで深く点状にくぼむ「アイスピック型」というニキビ跡に特に効果的となります。

TCAクロスが向いている人(こんなお悩みに)

・ニキビによる肌のくぼみ、クレーターが気になる方
・レーザーやダーマペンで肌のくぼみが改善しなかった方
・水疱瘡の跡が気になる方"

ダウンタイム/経過

翌日からメイク、洗顔が可能となります。肌には大きなダメージが加わっており、色素沈着もしやすい状態なので、紫外線対策とメイクや洗顔時に強く擦らないように過ごしてください。

費用

1箇所1,000〜6,000円(税込)

リスク・副作用

・ひりつき
・赤み
・かさぶた(5〜10日程度)
・色素沈着(稀だが、なった場合は2〜3カ月程度)

【すぐに探せます![地域✕施術]全国おすすめクリニック一覧はこちら】

*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)の他の治療

美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)に関連する記事

  • 高濃度ビタミンC点滴の効果、副作用や費用など

    高濃度ビタミンC点滴療法とは、美容効果やアンチエイチング効果、健康促進効果のあるビタミンCを点滴により補う美容方法です。ビタミンCは体内で作り出すことができない栄養素なので、高い濃度の状態で補うと効果があるといわれています。今回は、気になる高濃度ビタミンC点滴療法の効果や費用、治療方法を詳しく紹介します。 目次 1.高濃度ビタミンC点滴療法とは 2.ビタミンCとはどんな栄養素? 3.高濃度ビタミンC点滴療法の効果 3-1.体を活性酸素から守る 3-2.コラーゲンの生成を助ける 3-3.メラニンの生成を抑える 3-4.アレルギーやアトピーの改善 3-5.ストレス解消効果 3-6.がんの予防や治療にも効果が 4.高濃度ビタミンC点滴療法の方法 4-1.G6PD検査を受ける 4-2.高濃度ビタミンC点滴療法を

    この記事は、
    しのぶ皮膚科
    蘇原しのぶ医師が監修しています。

  • 鼻の黒ずみを今日から改善する方法

    鼻の頭から小鼻にかけてできた黒いポツポツ、まるでイチゴの種のようなので、この状態をイチゴ鼻と呼ぶことがあります。鼻の黒ずみの原因は皮脂の詰まりであると思われがちですが、実は鼻の毛穴を詰まらせている成分の約70%はタンパク質でできています。 つまり、皮脂を洗い流すための洗顔をいくら行ったとしても、それは鼻の黒ずみの解決策にはならないということです。 【監修医師からのワンポイント】イチゴ鼻は美容皮膚領域でよくご相談を頂く分野ですが、一回の処置で簡単に治るものではありません。生活習慣や化粧品の見直しをしつつ、レーザーなどを併用することが改善への近道です。 目次 1.鼻の黒ずみの原因って? 1-1.鼻パックはしないほうがいい? 2.セルフケアで鼻の黒ずみを改善する方法 2-1.オリーブオイルで毛穴の汚れを取り除く方法 2-2.ニベアで毛穴の汚れを落とす方

    この記事は、
    芦屋デコルテクリニック
    和田亜美医師が監修しています。

  • 現場を熟知する美容ナースによるピコレーザーのおさらい。実際結果が出た相乗効果がある治療も解説

    Contents そもそもレーザーとは? ピコレーザーの基本 ピコレーザーでできる治療 ピコレーザーの機械の種類と特徴 ピコレーザーと相乗効果のある治療 ピコレーザーのその他の治療法 まとめ シミ治療や毛穴治療を検討されたことがある方はピコレーザーというワードを聞いたことがあるのではないでしょうか? 似たような機械でQスイッチレーザーというものがあり、以前シミ取りをQスイッチレーザーで受けたという方もいると思います。 今回はよく耳にする「ピコレーザーってつまり何?」「ピコレーザーの中にも色々な種類があるけど違いはあるの?」「Qスイッチレーザーなどの他のレーザーとの違いは?」など基本的な疑問から少し難しいところまで、現役美容ナースの日々の治療経験をベースにお伝えしていきます! 【監修医師からのワンポイント】従来のQスイッチレーザーと比較して、機種

    この記事は、
    TANAKA SKIN CLINIC
    田中陽奈医師が監修しています。

  • ダーマペンと相乗効果をもたらすエクソソーム等のコンビネーション治療解説

    今やすっかり美容医療における定番メニューとなった感のあるダーマペン。 ニキビ跡や毛穴の開きの改善だけでなくシミ・くすみ、小じわの改善など美肌治療として汎用性があることから様々なスキントラブルの改善治療として多くの方が受けられています。 本記事ではダーマペンのをお伝えした上で、近年選択肢が広がってきたダーマペンのコンビネーション治療の特徴や料金相場などを解説します。 どの施術を組み合わせれば自分に最も適しているかを迷われている方の一助になれば幸いです。 【監修医師からのワンポイント】 毛穴、肌質改善、ニキビ跡に対して薬剤を併用することで肌に合ったものや相乗効果が期待されます。どの薬剤が適しているか医師と相談しましょう。また、施術後の炎症後色素沈着を抑えるための保湿や日焼け止めなどの遮光は必須です。 ダーマペンとは https:/

    この記事は、
    美容皮膚科医
    永岡紘子医師が監修しています。

  • 赤ら顔(毛細血管拡張症)の原因とレーザー等での治療方法

    寒いときやお酒を飲んだときのように顔が赤くなる赤ら顔(毛細血管拡張症)。痛みやかゆみなどが伴わない症状ですが、女性にとっては深刻な悩みとなるトラブルです。これまで、赤ら顔の治療は難しいとされてきましたが、近年美容外科、美容皮膚科ではさまざまな治療によって赤ら顔が改善できるようになっています。ここでは、赤ら顔の原因や最新の治療方法などについて詳しくお話していきます。 目次 1.メイクで隠せない赤ら顔(毛細血管拡張症)を治す方法とは? 1-1.赤ら顔とは 1-2.赤ら顔の原因 1-2-1.毛細血管が拡張することで起こるもの 1-2-2.皮膚が薄くなることが原因となっているもの 1-2-3.ニキビや脂漏性皮膚炎などの炎症が原因となるもの 1-2-4.ステロイド外用薬の副作用として起こるもの 1-2-5.酒さ(しゅさ) 2.赤ら顔の治療方法 2-1.通常の皮膚科で

    この記事は、
    いなばクリニック
    稲葉岳也医師が監修しています。

  • レーザートーニングの効果とは。肝斑の改善等に

    美容外科・美容皮膚科で行うシミ取りと言えば、レーザー。でも、頬にもやもやとシミのように見える肝斑や炎症後の色素沈着は通常のシミ取りレーザーを使用すると、むしろ悪化してしまう可能性があります。しかし、これらの通常のレーザーがNGな色の悩みを改善してくれると言われているのが、レーザートーニングです。レーザートーニングとは、通常のレーザーよりも弱めの出力で反復照射します。そのためダウンタイムが少なく、内服薬などと並行して治療することで、なかなか改善しなかった肝斑やシミが気にならなくなるという魅力的な施術です。ここではレーザートーニングについて詳しく説明していきます。 【監修医師からのワンポイント】レーザートーニングは、肝斑や色素沈着など肌の様々な色の悩みを徐々に改善させることができる施術です。痛みもダウンタイムもないですが、1回の施術で劇的な変化には乏しいので、何回か繰り返しの治療は必要です。

    この記事は、
    中切パークサイドクリニック
    山東優医師が監修しています。

美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)のコラムを見る

の治療カテゴリ