ニュートンコグリフトとは(概要・基礎知識)
ニュートンコグ(Newton Cog=N-COG)という医療用の溶ける糸を使ったリフトアップ術です。万有引力の法則で有名なニュートンにちなんで重力によるたるみを支える意味でニュートンコグいう名称が付けられました。ニュートンコグリフトで使う糸は従来の医療用の糸と異なり、糸自体にコグ(とげ)がジグザグに入っています。肌を引き上げる力が強く、均一に持ち上げることができるため施術直後からリフトアップ効果を実感できます。
ニュートンコグの糸は半年から1年ほどで体内に吸収されていきますが、糸の周辺にコラーゲンが生成され、吸収された後もたるみ改善効果が継続します。半年から1年後に2回目の施術を受けるとさらに効果的です。
また、糸はカニューレと呼ばれる細長い管を使用して挿入するため痛みや腫れが少なく、ダウンタイムも短くなっています。肌に異物を残したくない方や切開せずにリフトアップしたい方に適した施術と言えるでしょう。
ニュートンコグリフトが向いている人(こんなお悩みに)
・フェイスラインのたるみが気になる方・切らずにリフトアップしたい方
・頬の位置が下がってきた方
・顔全体にハリを取り戻したい方
ダウンタイム/経過
術後、まれに腫れ、痛み、内出血が出ることがありますが、2~6日程度でおさまります。クリニックによっては施術後1〜2時間経過観察の後、帰宅となる。
費用
糸1本あたり、2~3万円 顔の両側で12~20万円が相場*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。
監修:
大久保由有医師
BIANCAクリニック表参道
北里大学医学部卒業。大学病院にて形成外科・皮膚科・麻酔科を経験。その後大手美容外科、皮膚科にて院長を歴任後、2018年からBIANCAクリニック勤務。
得意施術はエイジングケアと輪郭形成。インスタグラムで多くの美容発信を行い人気です。休日は筋トレやヨガの資格を活かしてトレーニング中。
日本美容皮膚科学会
日本抗加齢学会
北里大学医学部卒業
順天堂大学附属順天堂医院にて形成外科・皮膚科・麻酔科を研鑽
2017年 国際医療福祉大学三田病院勤務、美容外科・美容皮膚科クリニックにて院長を歴任
2018年 BIANCAクリニック入職
エイジングケアの他の治療
エイジングケアに関連する記事
-
失敗しないクリニック・医師選びのコツは女医の顔にあり!?〜対談・原かや院長(八重洲形成外科・美容皮膚科)✕北条かや
30歳。アンチエイジングを始めるにはまだ早い気がするけれど、どんなケアをすればいいの?美容皮膚科・外科って怖くない?そんな疑問を解決すべく、八重洲形成外科、美容皮膚科院長の原かや先生にお話を伺うシリーズ、後編です。かや先生の「美の秘訣」や、信頼できる美容外科の選び方など、内容盛りだくさんの後編、スタート! ▼原かや先生、北条かやさん対談記事の前編や他の記事はこちら [ctb column] 早い段階から施術して、40~50代になったときに綺麗でいられるのが理想 北条かや(以下H):タカナシクリニックの高梨先生いわく、実年齢マイナス3割は若見せできるらしいんです。エイジングの治療でどれくらい若返るか、知りたいのですが。 原先生(以下K):難しいですね。たとえば45歳で初めて美容外科に行って、若返る施術を考えるよりは、早い段階(ちょっと老けたかな?というような段階)から美容外
この記事は、
八重洲形成外科・美容皮膚科の
原かや医師が監修しています。 -
広く浸透しているスレッドリフト(糸リフト)の種類を詳細解説! 多くて迷っているかたへ
Contents スレッドリフトとは スレッドリフトの種類 まとめ コロナ渦も過ぎ、マスクを外す方がより一層多くなっている印象があります。そうなると気になるのはシミよりもたるみという方が増えており、シミの治療中でもたるみの相談を受けることがとても多いです。 たるみ治療といえば皆さんが思い浮かぶものとしてハイフやスレッドリフト(糸リフト)が多いのではないでしょうか。数年前まではスレッドリフトはまだまだハードルが高く、芸能人はしている人が多いのかなと言われる患者さんが多かったのですが、ここ最近はご友人がしていて効果がよかったから自分も気になっていてと話される方が増加しています。 それほどスレッドリフトが身近になってきたのではないかと思います。ただ、まだまだ痛みや価格から一歩踏み出せないそんな方も少なくはありません。身近になってきたスレッドリフトですが
この記事は、
自由が丘ウェルエイジングビューティークリニックの
福田知佐子医師が監修しています。 -
日本生まれのRFたるみ治療機器サーマジェンとは。HIFUとの比較、相乗効果も解説
Contents サーマジェンとは サーマジェンの痛みやダウンタイムについて やはり継続治療が必要? サーマジェンと併用すると良い施術 まとめ 美容クリニックに勤務する筆者は、様々な美容施術や美容外科のオペを受けたり、クリニック専売のスキンケアを使用しています。患者さんの痛みや不安を理解するためということはもちろんなのですが、肌や顔にコンプレックスがあるため少しでも自分の理想とする自分になるべく、数えきれないくらいの施術を行っています。 様々な施術を行ってきて特に気に入っているのは、20代後半に入って顔のたるみが気になるようになってきたため受けたサーマジェンです。たるみ治療といえば、ハイフも人気ですし私自身もとても好きで、特にリニアを定期的に継続して行っていたのですが、ダイエットで8キロほど痩せたことによって皮膚の表面がたるんでしまったのです。 リニ
-
ダブロの効果、副作用など。切らずに顔の引き上げを
年齢とともにゆるんでいくフェイスライン、頬のたるみ。こうしたエイジングサインは肌の深い部分にある筋肉の衰えによって起こるため、化粧品で解消することは、まず不可能と言われています。とはいえ、たるみは放置しておくとどんどん進行してしまうもの。でも、切開するフェイスリフトの手術は怖いという方がほとんどですよね。そこで、検討してみたいのが切らずに顔の筋膜層にアプローチできるとして人気が高い「ダブロ」という施術です。ここではダブロがどんな施術なのかについて、詳しく説明していきます。 目次 1. 切らずに顔の筋膜層にアプローチ!ダブロってどんな施術? 1-1.ダブロとは 1-2.ダブロの効果と照射可能範囲 1-3.ダブロはどんな人に向いている? 1-4.ダブロとウルセラ、サーマクールの違い 1-5.ダブロのダウンタイム・副作用 1-6.ダブロの失敗例 1-7.ダブロの口
この記事は、
THE ROPPONGI CLINIC 恵比寿院の
長尾沙也加医師が監修しています。 -
ヒアルロン酸製剤の種類と新しいヒアルロン酸製剤の解説、最近の施術傾向とは
Contents ヒアルロン酸とは ヒアルロン酸を入れる場所 ヒアルロン酸の種類 最近のヒアルロン酸注入の傾向 まとめ ボトックスやヒアルロン酸製剤を用いた治療は美容皮膚科でも美容外科でも毎日たくさんの方が受けられている施術です。数年前まではボトックスやヒアルロン酸といってもまだまだ敷居が高かったり、存在すら知らない方がほとんどでした。 しかし、レーザー治療などで美容医療が広く一般的になってきたことによりボトックスやヒアルロン酸などの注入治療も身近な存在と感じるようになった患者さんが増えています。美容クリニックで勤務する看護師として肌の施術をしながらお話していると、「気になっているけれど私に合っているのかしら?」というお声をよくいただきます。また、ボトックスは定期的に受けているものの、ヒアルロン酸は価格がやや高いため悩んでいるという方も多くいらっし
この記事は、
Bellefeel Clinic新宿の
中務秀一医師が監修しています。 -
目の下のクマを取りたい! ハムラ法、裏ハムラ法、現場ナースからのホントのメリット・デメリット解説
最近では、切らない目の下のたるみ(クマ)取りという施術をSNSでもよく目にするようになりました。目の下に黄色い脂肪が乗っている動画を目にした方も多くいると思います。そういった動画や投稿では、目の下にある眼下脂肪というものを除去しています。SNSで目にするだけでなく、目元のクマ治療は実際にとても人気の高い治療になっています。 日本人を含めたアジア人では、骨格的に頬の骨よりも眼球が前に出ている方がおり、そのような方では10代から目の下の膨らみによるクマが気になってしまいます。そのため、筆者がカウンセリング相談を受ける方は40代以上の方が多いのですが、10代や20代の若い方も少なくありません。 もちろん、骨格的な要因ではなく色素沈着や血流が悪いことが原因である色クマで悩んでいる方もいます。そのような場合はオペではなくスキンケアや外用薬を提案させていただき改善することも多くありますので
この記事は、
金沢ふたえのクリニックf-clinicの
新田有加里医師が監修しています。
他の治療カテゴリ
スポンサーリンク
