目尻切開とは(概要・基礎知識)
目尻を切開して目を外側に向かって伸ばし、まぶたに隠れていた外側の白目が見えるようになることで目が大きくなります。細くキツイ印象を与えていた目を優しく柔らかい印象に変え、切れ長で大きな目を作り出して顔全体のバランスも整えます。目尻切開術は単独で行われる場合もありますが、二重術、目頭切開、下眼瞼下制術(たれ目形成)などと組み合わせて行われることもあります。
目尻切開は様々な施術法がある中で、単純切開法・W法を用いられることが多いです。目頭切開と比べ目尻切開は、適応の段階で目尻の部分が相当程度覆われている必要があるため、単独での効果が見えにくい場合があります。眼球と目尻付近の下眼瞼の形によっては手術後結膜が浮いて見えて不自然に見えることがあります。
下眼瞼拡大術(グラマラスライン形成)を併用すると、目が外側、下方に拡大し相乗効果で目が大きくなります。下眼瞼拡大術を併用することで、目尻切開の効果の後戻りもより少なくなります。
目尻切開が向いている人(こんなお悩みに)
・目を大きくしたい方・目の横幅を広げたい方
・切れ長の目にしたい方
ダウンタイム/経過
個人差はありますが、抜糸するまでの5~7日間は強い痛みや腫れをともないますが、抜糸後からメイクでカバー可能です。腫れが完全に引くまで約6カ月かかります。また白目が一時的にゼリー状に膨れますが消失します。費用
19~25万円リスク・副作用
腫れ、痛み、内出血、左右差、切りすぎ、アートメークの消失、不自然さ*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。
監修:
依田拓之医師
よだ形成外科クリニック
東邦大学医学部卒業。形成外科医として経験を積み、美容外科院長を歴任。宮城県仙台市に2010年よだ形成外科クリニックを開業。2020年で開院10周年。
日本形成外科学会認定専門医の資格を持ち、現在では少なくなった総合的な美容医療を地域に提供しています。目元、鼻などの美容外科治療はもちろん、エイジングケア、美肌、男性・女性のAGA、男性診療まで幅広いメニューは安心してかかりつけ医にできそうです。
東邦大学医学部卒
東京警察病院形成外科入局
美容外科クリニック院長
よだ形成外科クリニック院長

目もとの他の治療
目もとの治療が受けられるクリニック
- 住所: 東京都新宿区新宿3-19-4 MLJビル9階
- 最寄駅: 東京メトロ丸の内線新宿駅B10サブナード17番出口徒歩30秒、新宿駅東口改札徒歩3分
- 院長: 冨田 壮一
- 診療時間: 10:00~19:00
- 休診日: 年中無休(年末年始を除く)
- 住所: 東京都港区港南2-5-3オリックス品川ビル9F
- 最寄駅: JR品川駅港南口徒歩約3分、京急品川駅高輪口徒歩約5分
- 院長: 秦 真治
- 診療時間: 10:00~20:00
- 休診日: 年中無休
- 住所: 東京都豊島区池袋2-6-1 KDX池袋ビル3F
- 最寄駅: JR池袋駅西口C6出口徒歩1分、東京メトロ丸の内線、副都心線、有楽町線徒歩1分
- 院長: 多田 彩子
- 診療時間: 9:00~18:00
- 休診日: 年中無休
目もとに関連する記事
-
眼瞼下垂が3分で理解できる!「なんか眠そう」と言われたことがある人必見!
目の開きが悪く、周りの人から眠たそうに見られてしまうという人は、眼瞼下垂(がんけんかすい)かもしれません。 今回は、眼瞼下垂の原因や治療法、注意点について詳しく解説していきたいと思います。 眼瞼下垂とは 眼瞼下垂とは、まぶたが瞳孔の上まで上げられない状態をいい、主に先天性眼瞼下垂と後天性眼瞼下垂に分けられます。両目に症状が出ることもあれば片側だけの場合もあります。 <先天性眼瞼下垂> まぶたを動かす筋肉(眼瞼挙筋)の発達が生まれつき悪かったり、この筋肉を動かす神経に異常がある場合を先天性眼瞼下垂といいます。 <後天性眼瞼下垂> もともとまぶたが開いていた人が、少しずつまぶたが下がってくるケースを後天性眼瞼下垂といいます。加齢、コンタクトレンズ装着歴のある人、アレルギーで目をこすることが多い人が起こりや
この記事は、
牧野美容クリニックの
牧野太郎医師が監修しています。 -
目の下のくま治療法。+5歳に見られる一番の原因!
疲れた印象や不健康な印象を与えてしまいがちな目の下のくま。くまが出来る原因も治療法も、くまのタイプによって異なります。きちんと治療すれば、毎朝コンシーラーで隠す必要もありません。 色で分かる3つの目の下のくまとその原因 目の下のくまは大きく黒、茶、青の3種類に分けられます。 黒 黒のくまは、構造的なふくらみが原因でできた影です。下のイラストをご覧ください。 眼窩脂肪とは、眼球のまわりにある脂肪のことです。若い時は硬い膜でおさえられていて目の下の眼窩脂肪が突出することはありません。加齢などが原因で脂肪を支える皮膚や筋肉や膜がゆるんでしまい、脂肪が突出してしまうのです。 イラストのように脂肪が突出すると、皮膚がふくらんでたるみ、皮膚のたるみにより影が出来てくまのように見えてしまうのです。 茶 茶
この記事は、
牧野美容クリニックの
牧野太郎医師が監修しています。 -
人気のたれ目形成のリスク、ダウンタイム、痛みとは。意外と知らない目尻切開との違いも解説
Contents 意外と知られていないたれ目形成と目尻切開の違いとは たれ目形成のリスク、デメリット、ダウンタイム 目尻切開のリスク、デメリット、ダウンタイム たれ目形成と併用すると良い施術 まとめ 【監修医師からのワンポイント】たれ目形成は当院でもよく行っている手術ですが、誰にでも似合うわけではありませんし、リスクも伴います。方法としても糸で縫合するだけの方法、皮膚切開をする方法、目の裏の粘膜側から切開する方法など様々です。どのような目が似合うのか医師とよくシミュレーションして決めましょう。また、目尻切開も人気の高い手術です。目の周りの骨格などを加味して幅を決めていきます。大きく目の横幅を変えたい場合は目尻靭帯移動術を一緒にやると良い効果がでます。いずれにせよ、よく医師と相談し、最適な方法を見つけてください。 日本人はその他の
この記事は、
BIOTOPE CLINICの
苅部淳医師が監修しています。 -
目頭切開での印象の変化は。厳選した経過・症例ブログから読み解く
パッチリとした二重まぶた、大きな目は、それだけで顔全体を明るく印象付けてくれるもの。特に、私たち日本人のまぶたは脂肪が厚く、腫れぼったく見えてしまいがちですね。二重まぶた、大きな目になる方法はいくつかありますが、今回は美容クリニックなどの医療機関で受けることのできる目頭切開法にスポットを当ててお話を進めて行くことにしましょう。医師、実際受けられた方の経過・症例ブログも多数紹介します。 【監修医師からのワンポイント】目元の施術の中で、目頭切開は傷が外側に残る可能性のある施術です。どの術式を選ぶか、どの程度の変化を目指すか、また傷の大きさや目立ち具合についてもしっかり考慮する必要があります。さらに、施術後のダウンタイムや仕上がりを見据えた準備が重要です。 もくじ 1.目頭切開法とは 2.埋没法との違いとは 3.気になる術後の症状について 4.目頭切開法の
この記事は、
KARIS beauty clinicの
滝内ヒロフミ医師が監修しています。 -
逆さまつげの症状、原因から治療法を探る
まつ毛が内向きに生え、時には眼球に当たり痛みを伴う逆さまつげ。重度の場合、角膜炎や視力低下などの症状を引き起こすこともあります。改善するためには手術が有効ですが、目の形が変わってしまうことから、不安で手術に踏み切れない方という方も少なくありません。 逆さまつげの手術とはどのようなものなのか、どのような変化があるのか、そして費用やリスクなど、逆さまつげの気になる疑問を解説していきます。 目次 1.逆さまつげの基礎知識 1-1.逆さまつげの種類 1-2.逆さまつげの症状と原因 1-3.逆さまつげの治療法とは 2.逆さまつげの手術について 2-1.逆さまつげの手術の種類 2-2.ダウンタイムや痛みについて 2-3.逆さまつげ手術のメリットとデメリット 2-4.どれくらいの費用が必要?保険は使える? 2-5.眼科・形成外科と美容クリニックの違い 2-6.手術
この記事は、
しのぶ皮膚科の
蘇原しのぶ医師が監修しています。 -
まぶたのむくみの原因と解消する方法
朝、起きるとなんだかいつも目が腫れぼったい……。そんな風に感じることはありませんか?まぶたがむくんでいるとそれだけで目が小さく見えてしまい、顔全体が地味な印象になってしまいます。逆に言えば、まぶたのむくみを解消するだけで、目がすっきりとひとまわり大きく見えることもあるのです。ここでまぶたのむくみが起こる原因やむくみを予防&解消するいろいろな方法について解説していきます。むくみが解消すれば「私ってこんなに目が大きかったの?」と思うかもしれませんよ! 目次 1.まぶたのむくみについて知っておこう! 1-1.まぶたがむくむとはどんな状態? 1-2.まぶたのむくみの原因 2.まぶたのむくみを予防・解消する方法 2-1.日常的に気をつけたいまぶたのむくみ防止ケア 2-2.まぶたのむくみを今すぐ解消したいときは? 2-3.まぶたのむくみ、メイクでごまかせる? 3.エステやクリニ
この記事は、
六本木スキンクリニックの
鈴木稚子医師が監修しています。
他の治療カテゴリ
スポンサーリンク