二重切開(小切開・部分切開・全切開)とは(概要・基礎知識)

まぶたを切開して二重のラインを作る手術です。埋没法と異なり、固定力が強いため二重の持続力が強い方法です。

まぶたが厚い方、埋没法では難しい方、幅広のラインを希望する方、瞼のたるみが多い方には二重全切開の適応になります。術前にデザインを行い、皮膚を切開し皮下の眼輪筋や瞼板前組織、眼窩隔膜、隔膜前脂肪などの組織を取り除き縫合することで二重を形成します。術者によって手術の方法や固定の仕方は異なります。
医師により仕上がりがかなり異なる方法で、例えば傷跡が目立ちにくくなるように縫合の方法や縫合糸に工夫を凝らしている術者もいます。固定力が強い分埋没法と異なりラインの修正は難しくなります。

また無理に幅の広い二重にすると不自然な目元になることがあります。希望のラインによっては目頭切開等の同時施術が必要なことがあります。手術の侵襲度が大きいため、術後腫れを伴いやすいです。抜糸は約7日、お化粧の目安は約10日のダウンタイムが必要です。手術の方法や希望のラインによっても異なりますが、傷跡、自然なラインが完成するまでに約6カ月かかります。

二重切開(小切開・部分切開・全切開)が向いている人(こんなお悩みに)

・まぶたに厚みのある方    
・固定力強い二重を希望の方
・埋没法をしたけどとれてしまった方
・埋没法では実現できない幅広の二重を希望の方

ダウンタイム/経過

瞼を切開しているため強い腫れが2~3日生じます。また目の周りに内出血が生じることがありますが1~2週間で消失します。抜糸は5~7日後となり、その間アイメイクは厳禁です。
術後痛みが出ることがありますが内服薬でカバーできます。
希望のラインが完成するまでに約6カ月かかります。

費用

19~63万円前後

リスク・副作用

腫れ、痛み、内出血、左右差、傷跡の凹凸など

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*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

監修:

依田拓之医師

よだ形成外科クリニック

東邦大学医学部卒業。形成外科医として経験を積み、美容外科院長を歴任。宮城県仙台市に2010年よだ形成外科クリニックを開業。2020年で開院10周年。
日本形成外科学会認定専門医の資格を持ち、現在では少なくなった総合的な美容医療を地域に提供しています。目元、鼻などの美容外科治療はもちろん、エイジングケア、美肌、男性・女性のAGA、男性診療まで幅広いメニューは安心してかかりつけ医にできそうです。

東邦大学医学部卒
東京警察病院形成外科入局
美容外科クリニック院長
よだ形成外科クリニック院長

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