涙袋形成(涙堂形成)とは(概要・基礎知識)
下まぶたのまつ毛下の涙袋に主にヒアルロン酸を注入し、ふっくらさせ若々しく優しい印象を与え、目を大きく見せる効果があります。涙袋の形成にはヒアルロン酸注入以外にも自家組織移植法・プロテーゼ挿入法・脂肪注入法がありますが、ほとんどのクリニックではヒアルロン酸注入での処置が主流です。ヒアルロン酸はもともと人間の体内に存在し、コラーゲン組織の保持、肌組織の水分・潤滑性・柔軟性を保つ役割をしています。アレルギー反応、副作用が少なく、安全に体内に入れることができる物質です。涙袋形成の場合ヒアルロン酸は長期間効果持続し、少しずつ吸収されていきますが、ほとんど吸収されないこともあります。
下まつげの際に沿って皮下・眼輪筋へ非常に細い針を使用して注入します。テープ麻酔、氷冷をおこなうことで痛みが緩和されますが、痛みに弱い方は静脈麻酔・ガス麻酔などで施術することも可能です。術後、内出血や涙袋の左右差が起こる可能性があります。左右差については追加注入をすることで緩和します。
元に戻したい場合はヒアルロニダーゼで溶かすことが可能です。
涙袋形成(涙堂形成)が向いている人(こんなお悩みに)
・可愛らしい、優しい表情にしたい方・目元に立体感が欲しい方
ダウンタイム/経過
2、3日はまれに内出血が出る場合がありますが、メイクでカバーできる程度で1週間前後で落ち着きます。注入直後は腫れる場合がありますが1~2日で落ち着きます。
費用
0.3ccで2~3万円 1cc4~10万円 片側0.1cc~0.5cc注入が目安リスク・副作用
腫れ、痛み、内出血、アレルギー反応、しこり*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。
監修:
依田拓之医師
よだ形成外科クリニック
東邦大学医学部卒業。形成外科医として経験を積み、美容外科院長を歴任。宮城県仙台市に2010年よだ形成外科クリニックを開業。2020年で開院10周年。
日本形成外科学会認定専門医の資格を持ち、現在では少なくなった総合的な美容医療を地域に提供しています。目元、鼻などの美容外科治療はもちろん、エイジングケア、美肌、男性・女性のAGA、男性診療まで幅広いメニューは安心してかかりつけ医にできそうです。
東邦大学医学部卒
東京警察病院形成外科入局
美容外科クリニック院長
よだ形成外科クリニック院長

目もとの他の治療
目もとの治療が受けられるクリニック
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