二重埋没法とは(概要・基礎知識)
メスを使用しない手術でまぶたの内側を髪の毛より細い糸で数カ所留めることによって、糸でまぶたの表面にひだをつけ二重のラインを作ります。手術時間も10分ほどで終わりメスを使わない手技のため術後の腫れや痛みが少なく済むのが特徴です。手術当日から目元以外のメイク洗顔が可能です。術前の状態に戻したくなったとき早期であれば元にも戻せる可能性があるのが特徴です。
糸の止め方は医師によって異なります。またクリニックによっては希望のラインや固定力によって留める点数や治療費が異なることがあります。まぶたが厚い方、まぶたの脂肪が多い方は留める点数が多くなることや、全切開法の適応になることもあります。
糸を留める場所の違いにより、瞼板法、挙筋法があります。全切開法より簡易的ですが固定力は劣るため、3〜5年程度で二重がとれる場合があります。その際にはまぶたの状態にもよりますが再手術や瞼の脂肪を取ったのちに埋没法をおこなうか、全切開法を行うことになります。しかし埋没法で繰り返し手術を行うことはできません。
二重埋没法が向いている人(こんなお悩みに)
・アイプチを辞めたい方・切らずに二重にしたい方
・ダウンタイムが取れない方
・費用を抑えて二重にしたい方
ダウンタイム/経過
個人差はありますが、2~3日は赤みや腫れが出ますが1~2週間前後で落ち着きます。また内出血が出た際には1~2週間ほどで落ち着き、メイクでカバー可能です。約1カ月でラインが完成します。術後は痛みや腫れが気になることがありますが、点眼薬や内服薬で軽減します。
ごく稀に糸の露出や感染の可能性があります。
費用
5〜30万円リスク・副作用
腫れ、痛み、内出血、左右差、ラインの消失、糸の露出、感染など*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。
監修:
依田拓之医師
よだ形成外科クリニック
東邦大学医学部卒業。形成外科医として経験を積み、美容外科院長を歴任。宮城県仙台市に2010年よだ形成外科クリニックを開業。2020年で開院10周年。
日本形成外科学会認定専門医の資格を持ち、現在では少なくなった総合的な美容医療を地域に提供しています。目元、鼻などの美容外科治療はもちろん、エイジングケア、美肌、男性・女性のAGA、男性診療まで幅広いメニューは安心してかかりつけ医にできそうです。
東邦大学医学部卒
東京警察病院形成外科入局
美容外科クリニック院長
よだ形成外科クリニック院長

目もとの他の治療
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CLINIC Wの
高橋渉医師が監修しています。
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