鼻孔縁下降術とは
最終更新日:2020年4月28日
鼻孔縁下降術とは(概要・基礎知識)
鼻孔縁下降術では、鼻の穴の上縁部分を下げて、正面や横から見た場合に鼻の穴が小さく見えるようにします。自然で美しいと感じるのは、鼻の穴が正面や横から見た場合にほんの少しだけ見えている状態(楕円形)です。このような状態にするために、鼻の穴の上縁部分に軟骨を移植し、縁の位置を下げるのがこの施術です。
軟骨は耳介から採取し、鼻の穴の中を切開して移植します。そのため、傷口は外から見えません。鼻の穴の縁が下がりすぎていて、鼻の穴が大きく見える見える場合は、鼻孔縁挙上術という手術を行います。
鼻孔縁下降術はいわゆるぶた鼻の人には向きません。ぶた鼻は、前からみたときに、鼻の穴だけでなく鼻柱(左右の鼻の中心部分)まで見えてしまっている状態です。このような状態を改善するには、鼻孔縁下降術よりも鼻柱下降術が適しています。鼻の状態によっては、鼻柱下降術と鼻孔縁下降術の両方を行う必要があるでしょう。なお、クリニックによっては、鼻孔縁延長や鼻孔縁形成術という名称で呼ばれることもあります。
鼻孔縁下降術が向いている人(こんなお悩みに)
・正面や横から見たときの鼻の見映えを改善したい方
・鼻の穴を小さく見せたい方
施術の流れ
腫れ、痛みは1週間~10日ほど。約1週間はギブスなどで固定します。
費用相場
30万円前後
リスクと副作用
腫れ、痛み。鼻の穴の見栄えに左右差ができる可能性があります。やや後戻りの可能性や下降する量に限界があります。軟骨を採取した耳介部分にわずかに傷が残ります。

監修: 依田拓之医師
よだ形成外科クリニック
東邦大学医学部卒業。形成外科医として経験を積み、美容外科院長を歴任。宮城県仙台市に2010年よだ形成外科クリニックを開業。2020年で開院10周年。
日本形成外科学会認定専門医の資格を持ち、現在では少なくなった総合的な美容医療を地域に提供しています。目元、鼻などの美容外科治療はもちろん、エイジングケア、美肌、男性・女性のAGA、男性診療まで幅広いメニューは安心してかかりつけ医にできそうです。
東邦大学医学部卒
東京警察病院形成外科入局
美容外科クリニック院長
よだ形成外科クリニック院長
鼻の治療
鼻の治療が受けられるクリニック
鼻孔縁下降術に関連する記事
- 関連する記事はこれから登録されます。