いぼ治療とは(概要・基礎知識)
いぼは大きく分けてヒトパピローマウイルスというウイルスが原因のもの(尋常性疣贅、じんじょうせいゆうぜい)と、老化が原因でできるもの(脂漏性角化症、しろうせいかっかしょう)の2種類があります。イボの治療は液体窒素で凍結させて取り除く「凍結療法」、電気でイボを凝固、焼灼させる「電気凝固法」のほか、レーザーで治療する方法などがあります。ウイルスが原因のいぼは、保険適用で治療できる凍結療法で治療を行うこともあります。ただし、施術時に痛みがあり1回の治療では完治しづらい、イボが再発しやすいというデメリットがあります。また、電気でイボを焼き切きるようなイメージの電気凝固法は術後、傷跡が残りやすく慎重に行わなければならない治療です。
一方、レーザーによる治療はダウンタイムが短く、再発する可能性も低い方法です。施術時の痛みは麻酔を使うことでかなり軽減できるでしょう。使用するレーザーは水分に反応して患部を蒸散させる炭酸ガスレーザーが用いられることが多くなっています。
いぼが大きい場合や薬やレーザーを使ってもなかなか改善しない場合は切除術をおこなうこともあります。他にも漢方のヨクイニンを使った内服薬治療などもありますが、単独で治癒することはなく、あくまでも補助的に使わる治療方法です。
いぼ治療が向いている人(こんなお悩みに)
・いぼを取り除きたい・イボを小さくしたい方
ダウンタイム/経過
炭酸ガスレーザーは術後2週間程度、テープで保護し、その後かさぶたになって自然にはがれおちます。電気凝固法は2週間程度で赤みが続きます。凍結療法は術後1~2週間くらいでかさぶたがとれますが、1回で取れないこともあります。
費用
電気焼灼と液体窒素による凍結療法は保険適用。 炭酸ガスレーザーは1mm大のいぼで5,000円〜10,000円前後 内服薬は1カ月分で1,000~2,000円程度です。リスク・副作用
炭酸ガスレーザーの治療後は赤く腫れることがあります。また術後、色素沈着が濃く残ることがありますが、外用薬などの併用で徐々に改善していきます。*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。
監修:
稲葉岳也医師
いなばクリニック
東京慈恵会医科大医学部卒業。大学病院にて経験を積み、横浜市でいなばクリニックを開院する。一般皮膚科をメインにしつつも、美容皮膚科治療も積極的に行っています。
特に、多くの機器を導入しているレーザー治療、光治療においては地域の美容かかりつけクリニックとしてリピーターが多い。HIFUテクノロジーのウルトラセルQプラスなど話題の機器も抑えています。
東京慈恵会医科大医学部卒
慈恵医大附属病院
聖路加国際病院
いなばクリニック院長
美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)の他の治療
美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)に関連する記事
-
フラクショナルレーザーの効果や副作用とは
美肌効果のあるレーザー治療のなかでも人気が高いのがフラクショナルレーザーです。美容皮膚科、美容外科で行われるレーザーの治療はいくつか種類がありますが、フラクショナルレーザーにはどのような特徴があるのでしょうか。ここではフラクショナルレーザーの基本的な知識から最新の施術情報まで詳しくお伝えしていきます。 【監修医師からのワンポイント】フラクショナルレーザーはレーザー治療の中では、ほかの治療に比べて少しダウンタイムがありますが、その分効果も実感しやすいです。ダウンタイムが気になる方は、まずはノンアブレイティブのレーザーからはじめるのがいいです。ニキビ跡や毛穴でお悩みのかたには是非おすすめです。 目次 1.フラクショナルレーザーの基礎知識 1-1.フラクショナルレーザーとは 1-2.フラクショナルレーザーの効果 1-3.フラクショナルレーザーの種類 1-4.1回
この記事は、
ヴェルトラクリニックの
岩﨑理恵医師が監修しています。 -
保険診療と美容皮膚科でのニキビ治療を施術ごとに詳細解説
筆者は現役の美容ナースとして、日々ニキビに悩む患者様と接しています。お肌の悩みは年代や肌質によって多種多様に存在しており、そのお肌悩みで精神的に辛くなったり落ち込んだりする方も少なくありません。 その中でも、「ニキビ(尋常性ざ瘡)」は思春期の方から30〜50代まで日本人の90%以上が経験し、男女共に幅広く悩まれている方の多い疾患です。私自身、中学生の頃からニキビに悩み皮膚科へ毎月通ったり美容皮膚科で施術したりと社会人になってもニキビには悩まされました。 その治療法も今のように確立されておらず、ネットの不確かな情報から間違ったケアをしてしまい、ニキビが慢性的に治らず悪化してしまったこともありました。ここからは、ナースとして、美容クリニックでのニキビ治療の経験もまじえ、ニキビの治療について細かく解説していきます。 【監修医師からのワンポイント】 ニキビは保険診療で治療が可能
この記事は、
ウェンデルクリニックの
下里柚季医師が監修しています。 -
これってもしかして肝斑……? 多くの女性を悩ませる肝斑の特徴とその治療法とは
【監修医師からのワンポイント】 肝斑は完治が難しい、やっかいなシミの一種です。内服治療や外用治療、レーザーなどを組み合わせて複合的な治療が必要になります。ご自身でも普段から紫外線ケアや、洗顔やメイクのときにこすらないように注意するなど、肝斑を悪化させない工夫をしっかりと行ってくださいね。 そもそも肝斑って何? 肝斑(かんぱん)という言葉を一度は耳にしたことがある人は多いと思いますが、肝斑はいわゆるシミの一つです。 ほほ骨から鼻にかけての部分や額、口の周りにみられることが多い薄茶色の色素斑で、左右対称に出現するのが特徴です。また輪郭はあいまいではっきりしないものが多く、広い範囲にもやっと広がって見えます。 一般的にシミと呼ばれているものは老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)といい、こちらは左右対称にできるものではなく輪郭もはっきりとしているものが多いため、
この記事は、
PRIMA CLINIC (プリマクリニック)の
佐藤亜美子医師が監修しています。 -
ピーリングジェルでの自宅ケアとケミカルピーリングを徹底比較
博多人形のような陶器肌になりたい……。そのようなとき、あなたならどうしますか?毛穴の目立たないつるすべ素肌は、大人女子の憧れですよね。ところが、毛穴レスを目指すあまり、間違ったケアを行い続けて肌トラブルに見舞われてしまったという女性があとを絶ちません。毛穴レスを目指す女性の心強い味方、それはピーリングケアですが、これもまた、間違った方法で行ってしまうと肌トラブルの原因になりかねません。ピーリングケアには、美容皮膚科などで行うことのできるケミカルピーリングやピーリングジェルによる自宅でのセルフケア、エステのゴマージュなどの方法があります。 もくじ 1.ケミカルピーリングとは 1-1どんな症状に適しているの? 1-2ところで、副作用は心配ない? 1-3ケミカルピーリングを行う間隔について 2.ケミカルピーリングとピーリングジェル 2-1ピーリングを自宅で行
この記事は、
しのぶ皮膚科の
蘇原しのぶ医師が監修しています。 -
“飲む日焼け止め”の効果、口コミ、副作用などがわかる!
紫外線の強さが気になり始める季節。日焼け止めを使って、紫外線防止ケアをしても塗ってから時間がたってしまったり、SPF値の低いものを使っていたりすると「本当に大丈夫かな?」と不安になることはありませんか?うっかり日傘や手袋、サングラスなどを忘れて慌ててしまうこともありますよね。このような日焼け防止ケアに関する不安を払拭してくれるのが、飲む日焼け止めです。ここでは最新の飲む日焼け止めについて詳しく紹介していきます。 目次 1.敏感肌の方、必見!近年人気の飲む日焼け止めとは? 1-1.飲む日焼け止めとは 1-2.飲む日焼け止めの効果とメリット 1-3.飲む日焼け止めの成分①フェーンブロック 1-4.飲む日焼け止めの成分②ニュートロックスサン 1-5.飲む日焼け止めの成分③カロチノイド 1-6.新しいタイプの日本製飲む
この記事は、
六本木スキンクリニックの
鈴木稚子医師が監修しています。 -
花粉症ボトックスとは? 鼻水が辛すぎる方へ
花粉症とは、スギやヒノキといった植物の花粉が原因で引き起こされるアレルギー症状のことです。 目の痒みやくしゃみ、鼻水などの症状が起こるのが特徴で、日常生活に様々な影響を及ぼします。 今回は花粉症に効くボトックスを中心にさまざまな治療法を紹介します。 花粉症の治療法について 花粉症の治療は内服薬を用いて行うのが一般的です。 また、内服治療は効果が高く、金銭的な負担が少ないというメリットもあります。 その他の治療法としましては、 減感作療法 アレルギー症状を引き起こす原因物質を、少量ずつ繰り返し注射していく治療法です。 体が原因物質に慣れることで、アレルギー反応を抑えることができます。 ヒスタグロビン注射 ヒスタミンというアレルギー誘発物質の抗体をつくるため、ヒスタグロビン
この記事は、
いなばクリニックの
稲葉岳也医師が監修しています。
他の治療カテゴリ
スポンサーリンク
